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マルイ M&P9 グリップの大きさで悩むくらいならコイツに任せろ

記事公開日:2018.4.7
最終更新日:2022.11.27

 

「グリップの太さを変えられるって便利だよなぁ」

友達の友達からマルイのM&P9を譲ってもらい、握ったときに思ったこと。

こまかい変化っちゃあ変化だけど、感触にかかわるところはかなり重要だ。

 

というわけで、今回はそのマルイ製M&P9をご紹介しよう。

現在3種類発売されてるが、一番ノーマルなブラックモデルだよ。

誰の手にも合わせやすいグリップサイズは、人を選ばない器用さがウリ!

 

マルイさんのM&P9 自分に”銃が合わせてくれる”

リボルバー拳銃で一昔前は大人気だった、アメリカのS&W社。

ただ時代の流れで、オートマチック拳銃が主流になると苦しい立場に。

そこでどうするか感考えて苦心した末、生まれたのがこのM&P9だ。

ミリタリー&ポリスの略称で、法的機関でも採用例が多い模様ね。

アナゴン
がいこくのおまわりさん。

 

そんなモデルを東京マルイがエアガンとしてモデルアップ。

通常版のブラック、Vカスタムと銘打った別カラーのもの。

そしてベースのブラックモデルに、様々な改良を加えたPCポーテッド。

いまは3機種とも、通常販売されてるよ。

 

吾輩が手に入れたのは、基本となるブラックのM&P9。

めちゃくちゃサバゲー向けの銃であり、使い手を選びにくいのが嬉しいところ。

その秘密は後で見ていくが、グリップが最大の特徴をもってるのよね。

 

レビュー開始 黒と灰色のダークカラー

まずは外から見ていこうか。

パッケージは白を基調とした背景に、本体写真とロゴがのっかる。

左上にはなんというか、コーラっぽい色と模様がくっついてくるよ。

写真ではスライドが灰色で、ボディが黒っぽく見えると思う。

実際はグリップの一部以外が黒なのよ。

 

箱を開けると収納された本体や付属品たちだ。

マガジンが左下にしまわれているが、銃本体にも別に一本刺さっております。

これは最初に言った通り、友達の友達から新古品的な感じで譲ってもらったから。

予備マガジンを買い足してたみたいなんだよね。

 

それと小さい箱には少量のBB弾。

さらに箱右側には、グリップの厚みを調整できるパーツが2つ。

これこそ、このモデルにしかない最大のウリポイントなのである。

 

 

外観の全体はこのとおり。

見るからにして、ほとんどの部分は真っ黒。

表面がプラスチックなので、漆黒というほど黒いわけじゃないけどね。

 

あとで解説する、グリップの後ろ部分だけが灰色に近い配色。

印象としては、THEハンドガンというように無骨な感じかなぁ。

まぁ警察に配備するような銃だし、派手なカラーリングはいらないよね。

 

 

弾を撃ちきると、スライドがこの位置で止まってくる。

そうすると銃先端にあるバレルが外に飛び出るね。

ここね、他の銃とすこーし違いがあってさ。

若干ではあるが、斜め上に向いているように見えない?

これは不具合とかじゃなく、もともとそういう仕様なんだよね。

 

なんか名前があったはずなんだけど、なんだか思い出せない…。

実銃には意味のある仕様だと思うんだけど、エアガンじゃ関係ないかな。

 

 

銃には彫られた刻印類がちらほら見受けられる。

左側面にはM&P9のロゴと、STAINLESSの文字入り。

どこにもステンレス要素が無いと思うんだけど。

 

右側面には実銃の開発元であるS&W社の文字。

後はエアガンを作った証として、東京マルイ製の文字も入る。

マルイの刻印は小さく目立たないので、雰囲気を損ねにくいな。

 

 

銃後方部にあるハンマー。

だがこのモデルは、ハンマーが全く露出しないタイプを採用している。

吾輩の手元にあるエアガンで、同じような仕様になっているのはグロック34。

不意に服や指を引っかけることが無くなるが、射撃の状態がわかりにくくなる。

どっちがいいかは完全に好みだなぁ。

 

スライド後ろには滑り止めのセレーションと呼ばれる模様。

それとS&W社のトレードマークも入るね。

 

加えてそばにあるパーツは、セーフティの装置だ。

写真の状態だとスライドが引けて、射撃が可能なモード。

上にカチッと押し上げると、スライドが引けなくなり安全装置が作動するね。

ちなみに左右両側面からの操作が可能で、利き手を選ばないのも地味にうれしい。

 

狙いをつけるとこんな風に見える。

奥のサイトはボケているが、ホワイトドットが入ってる。

手前のサイトも同じようになってるよ。

 

何か集光性があるわけじゃないけど、気持ちドットが大きく感じるのね。

なのでちょっとだけ狙いやすさは他の銃より上、かもしれない…。

 

 

トリガー部分。

三日月のツメ型トリガーであり、形はいたって普通だ。

ただここには、もう一つの安全装置的役割があるんだよ。

途中から色の違うパーツになってるのがわかるかな?

トリガーの下半分を指で引かないと、最後まで引き切れなくなってるのだ。

逆に上半分で引こうとすると、途中で突っかかる感じになるぜ。

 

しかし吾輩、個人的にこれはあまり好きになれない。

トリガーを引いた感触がモヤっとする要因になっちゃってるから。

ガスブロなのに、ぐにゃっとした感じがイマイチなのよね…。

硬いわけじゃないんだけど、なんか引きづらいように思っちゃうの。

だったらここのセーフティは必要なかったな。

 

また、ランダム模様のボタンが右下にあるのが見える?

これはマグキャッチボタンで、押すとマガジンのロックが外れる。

押した感触は若干硬く感じるが、しっかり保持している感を持つよ。

位置も悪くなく、親指だけでも十分アクセスできる距離だ。

 

 

銃の裏側に出やすいパーティングライン。

残念なことに、このM&P9は割とがっつり残ってしまっている。

しかもグリップから銃口付近まで、線が走っちゃってるんだよな。

う~ん、普段見えないところではあるが美しいとはいえないなこれ。

 

 

次はグリップ部分。

前と後ろには、ランダム模様の滑り止め。

中央は曲がりくねった道が走り、S&W社のマークもしっかり入る。

色はともかく、模様だけ見ればあまりない見た目をしているね。

 

そしてこの銃のセールスポイントと言えば、グリップの厚みを調整できること。

パッケージの中に、普段入ってないようなパーツがあったのを覚えてる?

あれこそ、自分の手のサイズに合わせて厚みを変更できるシロモノだよ。

ちなみにあのパーツの名称は、パームスウェルと呼ばれるぞ。

もちろん覚えなくてよいです。

 

 

パーツの脱着に工具は一切必要なく、手軽に交換できるよ。

まずは必ずマガジンを外した状態にしておこう。

すると端っこに、飛び出たパーツがあるのがわかるはず。

これは固定用のピンで、くるくる回すと外せるようになってる。

 

ピンを反時計回りに90°くらい回してみよう。

すると引っこ抜けるようになる。

 

ピンが抜けたら、パームスウェル部分を軽く剥がすようにしてみて。

簡単に取れるから。

後は別のパームスウェルを取り付けて、またピンを刺しなおせばOK。

たったこれだけ。

 

全てのパームスウェルを単品で並べると、大きさと厚みがこれだけ違う。

左からS・M・Lで、Lだけ上部のパーツが延長されているね。

 

装着した状態で、上からS・M・Lで並べてみたよ。

写真で見ただけだと、そこまで大きな違いがあるようには見えないと思う。

握った感触を説明すると、↓のような感じかなぁ。

・S=厚みもサイズも最も小さい。平面なグリップを握った感触に近い。
・M=すべての中間。少しグリップが膨らんだ感触を併せ持つ。
・L=最大のサイズではあるが、ものすごく厚くなる感じは無い。

 

女性ならM以下。

男性ならM以上が適任だと思う。

とはいえ、Lでもさほどデカくなるわけじゃないので安心してくれ。

手が小さめな日本人にとっては、少しでもサイズ調整ができるとありがたい。

 

 

最後はマガジン。

黒一色で、弾数を表すインジケーターの刻印入り。

もちろんマルイ製M&P9の全シリーズと互換性あり。

 

ちょっとだけダイヤモンドカットのような、斜め線がいくつか入ってる。

それにともなってか、斜めを向いた面もある少し珍しいタイプかも?

 

総評 順当にサバゲー向けのモデルとして君臨する

それじゃあまとめに入るよ。

とりあえずメリットとデメリットを整理しなおそう。

まずは良くない部分から。

・質感は実銃譲りのおもちゃっぽさが残る
・パーティングラインの残り方が結構すごい
・スライドの嚙み合わせがイマイチ(個体差?)
・トリガーを引いた感触が好きになれない

 

次は良いなぁと思ったところ。

・20mmレイル標準装備で拡張性が多少ある
・銃本体はかなり軽いので使ってて疲れにくい
・ホワイトドットが大きめなので狙いやすいほうである
・微調整レベルではあるがグリップの厚みを変更できる

見た目の質感は発売時期を考えても、あまり良いほうではないかな。

極度に安っぽいわけじゃないが、プラスチックの感じは否めないし。

パーティングラインがめっちゃ残っているので、なんともという…。

スライドが滑らかに動きにくいのは、多分個体差だと思うので気にしないで。

ラガン
一応、完全な新品状態で手に入れたわけじゃないからな~。

 

そしてトリガーの引いた感じが、どうもスッキリしないのが気になるところ。

カチッとした感触が好みなので、この銃はその辺が正直微妙かな。

おそらくトリガーセーフティが原因だと思うから、その機能はいらない…。

まぁ射撃性能に大きな影響があるわけじゃないが。

 

 

ただ上記以外の部分については、サバゲーという場面においてはメリットが多い。

20mmレイル、ドットの大きさや本体の軽さは使いやすさに貢献するだろう。

そして何より、ちょっとした変化だけどグリップの厚さをいじれるのは素晴らしい。

 

感覚の問題なので、ささいな違いがわりと響いたりするんだよ。

あとちょっと厚みが足らないor増やしたい、というニーズにちゃんと応える。

M&P9は、そういうかゆいところに手が届く仕様なのはかなり親切だと思うよ。

クタちゃん
実際の使い勝手にかかわってくる来るクテャ。

 

最終的には観賞用じゃなく、サバゲーでの運用に適したモデルと言えよう。

しかもわずかな手のサイズ感違いを、3パターンで対応できるのはコイツだけ。

使い手を選びにくい、そんな臨機応変さを備えるのは大きなアドバンテージだ。

 

初めてガスブロを手にする人でも、このモデルなら安心して任せられる。

初心者には心強い、そんな一丁なのでぜひ触ってみてくれな!

(エアガンレビューまとめページはこちら)