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デザートウォーリア4.3 意外と市街戦サバゲーに似合う銃になるか?

記事公開日:2018.3.5
最終更新日:2022.11.17

「砂漠には古来よりステキなロマンに満ち溢れる…。」

吾輩はある日のエアガンショップで、ふとこんなことを考えた。

男の子は古代のオーパーツとか神秘的な要素に、とっても弱い生き物。

それらを想像するだけでも、実に楽しいひと時を過ごせるのだ!

 

とそんな妙な妄想を掻き立ててくれる、おもしろいエアガンを見つけてきたよ。

今回は東京マルイ製のデザートウォーリア4.3を紹介しよう。

過去の現実には、まさに砂漠地帯で行われた戦争があった。

そんなとき、砂に紛れるカラーを施したハンドガンは心強い相棒になる…かも?

サバゲー目的なら、砂利が多い市街地こそこの銃は光るよね。

 

デザートウォーリア ガバメントを独自改修したよ

人類は長い歴史の中で、幾度となく戦争を行ってきた。

使われる武器や場所は、当時の世界情勢で大きく変わる。

もちろんその中には、近代で舞台を砂漠としたバトルもあったわけ。

 

まぁ細かい歴史の話は、興味があったら調べてみてくれ。

ここで言いたいのは、砂漠という場所なら武器の色は何が適切か?

ということ。

クタちゃん
地面の砂に紛れる色クテャな。

 

今回紹介するマルイのエアガンは、カラーコンセプトがはっきりするモデル。

デザートウォーリア4.3だ。

後の写真で見てわかる通り、デザートカラーが最大の特徴を持っている。

 

まずエアガンでも実銃でも、こういった色の銃って割と少ないんだよね。

特に屋外でのサバゲーかつ、砂利が多い市街戦だとかなりマッチしそうだ。

逆に砂地だらけのサバゲーフィールドって、日本にあるのか記憶にない。

そんな場所によく行く人だったら、意外と迷彩効果を発揮するかも?

 

レビュー開始 落ち着いた黄土色が目を引く

まずは外箱。

本体のイラストが左半分、右側は商品名。

真っ二つに分かれたような形の箱って、ちょっとめずらしいか?

箱を凝るマルイのなかでも、あまり見ないパターンな気がする。

 

箱を開けたら、このように本体が収納されてるよ。

真っ黒な発泡スチロールで、それぞれをしっかり保護。

ちなみに本体収納箇所に隙間があるが、これにはワケがある。

簡単に言えば、似たようなフルサイズモデルの型を使いまわしてるな。

まぁその分、製造コストを下げる企業努力をしてくれる証拠でもある。

ありがてぇな。

 

 

本体のみの外観。

細かいパーツは黒で、グリップは白寄りのクリーム色。

あと見づらいけど、バレルは銀色になってる。

ボディカラーは砂色…というより、黄土色の粘土っぽい感じかな。

カラフルってわけじゃないが、色の数自体は多め。

 

この系統の色で似たものとしては、タンカラーが外せない。

あっちは黄土色に黒と緑を足したような色合い。

もし実物を並べてみた場合、けっこう色の差はデカいかも。

というか吾輩はそう思った。

 

 

残弾を撃ち尽くすと、スライドがこの位置で止まるようになるよ。

銀色にかがやくバレルは、本体の雰囲気をいっそう引き締めるね!

 

 

スライドに打たれた刻印たち。

この銃、実はマルイオリジナルのカスタムモデルなんだよね。

モチーフとなった実銃はあるけど、いわゆる架空銃扱いになるかな。

なので刻印にリアルもへったくれもないが…。

 

左側面には、OPS-Tactical.45の文字。

マルイのハイキャパ・ウォーリアシリーズには共通で入るやつだ。

こいつはウォーリアシリーズの第一弾。

 

右側面はちっちゃい刻印が2つ。

マルイ製を表す英文が小さめなので、特に悪目立ちとかは無い。

刻印にこだわる人にとっては、プラスに感じるかもね。

 

 

お次はハンマー周り。

ウォーリアシリーズのベースとなったのは、かの有名なM1911A1。

なのでこの辺りの形状もそれにならい、ハンマー下がかなり出っ張るよ。

ハンマーの形状は、肉抜きされたリングタイプ。

 

ハンマーを起こす(下げる)と、黒いリングがお目見え。

あとスライドには、滑り止めとなる溝が入るのもM1911A1譲りだ。

 

狙いを付けようとすると、こんな感じの光景が広がる。

前後のサイトともに真っ黒で、特にドットが入ったりはしない。

今の基準から考えると、ちょっと狙いづらい部類にはいるか?

 

 

トリガー部分。

板状のパーツに、3つの丸い穴で肉抜きされたタイプ。

これもM1911A1と同じようなものだね。

現代のハンドガンはツメの形状が多いから、ちょっと古さを感じる?

可動範囲は狭く、引くとカチッとした感触が指に伝わるよ。

 

んでトリガーの横にある黒いボタンが、マグキャッチを担うパーツ。

押せば簡単にマガジンが外れるのだが…。

実はマルイ製のこれと似たモデルで、ある共通の悩みを抱えているんだ。

ボタン削れが速い、押したボタンが戻らない、マガジンがロックされないなど…。

 

新品だろうが関係なく、ここだけやたらと不具合が多いのは大きなマイナス。

過去に友達が所持していたマルイの1911A1を触ったときも、全く同じだったしね。

ボタンの位置は問題ないが、それ以上に厄介な点を抱えまくるのはしんどい。

一応ボタンそのものを変えたりと、対処法があるにはあるらしいが…。

 

 

仕上げの丁寧さにかかわる、銃本体の裏側をチェック。

写真手前の銃本体には、意外とパーティングラインが残らない。

発売時期を考えると、マルイ製の中ではめずらしいほうだな~。

ただし写真上のほうは、がっつり線が残っているがこれにもワケがある。

 

フラッシュライトなどを装備できる、20mmのアンダーレイル。

ただ見た目からもわかる通り、取ってつけたような感じになってるのよな。

ここだけ別でパーツを作り、後で本体にねじ止めしたっぽい。

たぶん分割式で作られたものって気がする。

 

拡張性が広がる反面、見た目の不格好さが気になる人はいるかも。

銃本体にレイルが付けられたモデルなんて、他にいくらでもあるからなぁ…。

 

 

グリップ部分を見よう。

明るめのクリーム色をしており、だえん形の溝がほどこされたもの。

これはガナーグリップと呼ばれており、見た目の雰囲気がやわらかいよね。

 

グリップ自体は割とうすめで、手が小さめな日本人にもなじみやすい。

女性でもしっかり握りこむこと自体は十分できるよ。

 

それとこれまたM1911A1の影響を強く受けているのが、グリップセーフティだ。

グリップ外側に黒いパーツがあるんだけど、握ると自然と手で押し込まれる。

この状態でトリガーを引くと、射撃ができる仕組みというわけ。

逆にパーツが押し込まれないと、きちんとロックがかかって誤射を防げる。

こういう仕様を取っているのは、まさにM1911A1の系統のみといえよう。

 

 

最後にマガジンだけど、薄めのゴールドカラーで高級感あり。

一部のみ黒いけど、本体の色と親和性が抜群だね!

ただしマガジンにあまり厚みが無いため、冷えにはかなり弱い。

ただでさえ冬が苦手がガスガンだが、輪をかけて使いづらくなるので注意。

 

総評 ちょっと違う色を求めたい人には良いモデル

まとめとして、ざっと良い点と悪い点を挙げていこう。

まずはイマイチだなぁと思うところから。

・アンダーレイルの不格好な感じが気になる
・マグキャッチボタン周りの不具合
・マガジンが薄く低温にかなり弱い
・架空銃に抵抗を感じるかどうか
次はお!、と思ったのがこのへん。
・数少ないデザートカラーが主体なのは珍しい
・グリップの柄がデフォルトで個性的
・適正なサイズと重量感で構えやすい
・アンダーレイル付きで拡張性が高い
・セーフティが合理的
マルイ製なのでサバゲーには十分使える性能。
ただ個人的には、マガジン関係の部分に難を抱えると思うね。

そこだけ切り取っても、まるでダメというわけでは全然ないけど。

ダッフィー
どうしてもトレードオフになる部分はあるよな。

 

やはりこの銃の持ち味と言えば、珍しい本体カラーに尽きる。

銃全体が同系統で、様々な色を加えて完成したのがコレ。

更にコンセプトが砂漠での戦闘を想定、というハッキリさも素晴らしい。

完成品としてこうなっているっていうのは、なかなか希少性が高い!

限定モデルでもないのに(笑)

いやぁ、この手の色合いのモデルがもっと増えてほしいなぁ…。

 

もしサバゲーで使うとなった場合、さすがに砂漠フィールドってのは無いと思う。

その一方で、土や砂利が多めの市街地フィールドが一番適性じゃないかな。

黄土色のボディが、灰色や茶色の風景と意外となじむんだよね。

そんな場所では、ブラックやシルバーの銃に比べれば迷彩効果があるだろう。

あなたが市街地系のサバゲーフィールドによく行くなら、これ選ぶ価値は十分だ。

 

 

(エアガンレビューまとめページはこちら)