「物撮りしてるんだけどなんか写真が暗くて見れたもんじゃない」
おそらく素人の範囲の中で、クオリティアップの壁がこの明るさの部分かな。
こだわりのアングルとかより先にこれをどうにかしないと…。
いやぁ~吾輩もここ最近、写真についてはかなり試行錯誤しててさ。
自作の撮影セットも作ったんだけど、この暗さが完全に解消されないのよ。
もう単純な話で「だったら物理的な明るさを足せばよくね?」と思い始めた。
そこでメインライトとは反対にサブのライトを加えて撮影してみた。
その効果を検証するよ。
2灯体制になると当然明るさが増して見栄えが良くなりやすい!
室内写真って明るさを稼ぐのが難しく大体暗い
ここ最近かなり物撮りに力を入れている。
当ブログ内で使っていた写真の出来が酷すぎて見るに堪えないからさ。
これではせっかく気に入ったブツたちなのに、その魅力が全く伝えられない…。
そんなわけでそもそも撮影とはなんなのか?
あれこれ調べて自分なりに環境を構築してきたのね。
ひとまずこんなところまでは完成できた。
左斜め上からメインのLEDライトで照らし、反対側に自作のレフ版。
確かにこれだけでも以前に比べれば十分質は上がった。
がしかし、それでも自分の満足いく写真が撮れていない。
この前気づいた事実が、人工の光と太陽光を混ぜないようにすること。
それ自体は発見できてよかったんだけど、まだなんか違うんだよな。
そして今回気づいたのが、人工の光をもう一つ足して明るさを増やすこと。
そこでメインライトと反対側にサブのLEDライトを設置してみるとどうなる?
もう1灯足したらどこまで変化が起きるのか気になったので、じっくり検証してみるよ。
確かに明るさを増やせば撮れる写真も、よりはっきり見えるよね~。
レフ版だけだと全体がカバーしきれなかった
上から注ぐ光は、被写体を照らしてくれる。
しかし光が降る方向の反対側は強い影となってしまう。
陰になるとかなり黒くなってしまい物の細部が見えないんだよね。
そんなときに影があるところに光を反射させるのがレフ版。
これを使うだけで被写体の全体が明るく映るのは明白。
ただしそれでもカバーしきれない部分が必ず出てくるのは気のせい?
これライト一つ+白のレフ版+スマホで映したフィギュアなんだが…。
右側は陰になっているがレフ版で軽減してある。
ただ個人的にはフィギュア右側面がぶっちゃけまだ暗い。
というかまだ写真全体がいまいち暗いんだよな。
出来ればこの状態からさらに影を少なくしたい。
全く影が無いと、それはそれで写真写りが歪になってしまうけどね。
多少は影があって当然だが、不自然になる直前くらいまで消したいのが本音。
そこで写真の明るさもさらに上げる目的も兼ねて、もっと影を減らすにはどうすりゃいい?
考えた結果サブのLEDライトを設置して対策したよ。
一つサブのLEDライトを導入してみよう
つーわけで自作スタジオに使える新しいLEDライトを入れる。
メインではなくサブのライトなので、過度なスペックは要らない。
あくまでも添えモノなのでね!
色々探した結果、机の天板を挟んで固定するライトを選択。
山田照明(株)のZ-lightシリーズより。
型番がZ-108Wというもの。
ずっと部屋にある学習机に試しに使ってみた写真だ。
机の上が超汚いのはとても見苦しい。
大変申し訳ない。
こんな感じでクランプを天板に挟み、白色LEDで照らすタイプ。
光量の調節はできない。
因みに電球は備え付けのモノがあるが、俺はTOSHIBA製のモノに換装してるよ。
仕様はクランプの土台にライトを足を差し込む。
この関係で、クランプを持たずにライトを持ち上げると引っこ抜けるので注意。
代わりにそこが固定されていないので、360°ぐるぐるライトが回ってくれる。
あとアームの折れ曲がり部分と、ライトの傘の部分は具合を調整可能。
10円玉を用いてネジを緩めることが出来る。
お好みの曲がり具合や角度に調節した後、またネジを締めて固定するよ。
こういう地味に細かい調整が出来るのは便利ね。
これを自作スタジオに追加するとこんな感じ。
左においてるのがメインライトの中華製LED。
左側にさっきの山田照明のライトで、机に直置きするのが自作レフ版。
こう見ると大分本格的な小ぢんまりサイズのスタジオに見えない?
中央に置いたフィギュアが、2つのスポットライトに当てられて注目度抜群!
メインライトの考慮が強ければ強いほど、当たらないところは影が強く出る。
もちろんレフ版で反射すると緩和できるが、さらにサブのライトで柔らかくさせる。
するとどうなるかな?
いろんな条件の下写真同士を比較
様々なパターンで撮影してみる。
今回の撮影条件をまとめるとこう。
・レフ版の有無・メインとサブライトの有無のみ変更する
さっき映ってたキリカさんのフィギュアをもとに比較してみるよ。
メインライトのみで撮影。
御覧の通り、ライトに当たらない右側の影がものすごく強い。
おかげで顔面や水着のパレオ背中側が真っ黒でわからない。
最もダメな写真になってしまう。
ここに白のレフ版を追加すると、これだけでも大分改善された。
確かに影がマイルドになり、その美しいお顔がこれで確認できる。
ただそれでも右側がちょっと暗いかな~…。
得にやる意味がなかったのだが、次は右側のサブライトのみにした場合。
傘の範囲が広いのでメインライトより拡散するような光り方。
だからこれだけで撮影となると、メインのみの時よりさらに暗い。
当然レフ版も無いので、今度は左側面が暗すぎてわけわからん…。
サブライト+レフ版。
やっぱりレフ版を足せば反対側は視認できるようになるね。
それでも当然ダメなものはダメだが。
これがメイン+サブライト+レフ版で試した写真。
ちょっとサブライトの当て方がイマイチだったかな?
それでもメインライトと反対側を直で照らせるようになったため…。
フィギュアから右に伸びる影が一番薄くなった実感が!
まだ自分なりに適切なライトの当て方を知らないため、ちょっと暗く見えちゃうが。
恐らく適切な方向からメインを当てて、サブとレフ版でカバー出来れば完璧だろう。
そうじゃなくても、右側はサブライトで補っているので明るさは確実に増している。
メイン・サブ共に白い光を当てているので、色の混ざりが起きないのもポイントだ。
もう一つ別のフィギュアで試し撮り
せっかくなので、全く同じ検証方法だけど別のフィギュアで試してみるよ。
被写体はタマ姉の妖艶な微笑みを見れるフィギュアだ。
メインライトのみ。
相変わらず右側が暗すぎる。
メインライト+レフ版。
やっぱりレフ版ありなしの差がデカいな…。
顔つきもまだちょっと暗いけど、大分はっきり見える。
右側のサブライトのみ。
さっきとライトの位置を変えたからかな?
めっちゃくちゃ逆光に見えるぜ(笑)
もちろん反射が無いので、光の当たらない部分は暗すぎる。
右側のサブライト+レフ版。
ぼわ~っとした感じだが、タマ姉の全体像が確認できる。
メインライト+サブライト。
まぁ光が反射しないフィギュア前面はやっぱり暗い。
ただ後姿は写真に映ってないけど、確認したらかなり明るく照らされてたよ。
メイン+サブライト+レフ版。
やっぱりこの3つをそろえると、全体的な影が最もマイルドになるね!
一番この中では映りがイイかも!
レフ版でカバーしきれないなら ライト2灯体制をお試しあれ
レフ版は確かに撮影に必須なアイテム。
しかし被写体を360°光らせるのに、これだけでは正直厳しい部分も…。
そう感じた時にぜひとも試してほしい、サブライトの導入だ。
これを使って適切なライティングをすれば、更にレベルの高い写真に出来るぞ!
因みに今回使ったサブライト、そもそもの使用用途がデスクライトなんだ。
だから机とかで勉強や読み物をしたい人にとっても使いやすい設計。
俺も資格勉強の時にデスクライトとして使ったが、程よい使い勝手で気に入ってるぞ!
今回はここまで。
ちょっとずつ写真のクオリティを上げられるようになって凄く楽しい!
しかし正直に言うと、まだこれでも満足できるところまで行ってない。
環境と撮影用の機材は大事だな…。
スポットライトが2つも当たるなんてすごい豪華!