「ネットに挙げる物撮りの写真、クオリティをもっと上げたい!」
SNSでもブログでも、きれいな商品の写真を見るとじっくり見たくなるもの。
写真の見栄えは魅力を伝えるのにとっても大事な要素だ。
吾輩もここ最近、できるだけモノの写真を綺麗に撮れないか最近よく考える。
そこでやっぱり必須なのは、撮影専用のセットを作ること。
そのままの状態で撮影するより、ある程度条件がそろった状態のほうが良い。
というわけで、自作した簡易的な撮影セットを使い質が上がるか検証するよ。
これ上手くいったらレビュー記事がはかどりそうだわ。
撮影セットは簡単なものだと自作できるよ
当ブログの記事を作るにあたり、趣味のモノの写真を載せることが結構多い。
タペストリーでもエアガンでもそれ以外でもなんでもいいのだが。
今までは適当に撮影して、ブログに挙げるだけで満足してたのよ。
吾輩はブログ作成者であると同時に、よそのブログでは閲覧者になる。
訪れた記事の文章や画像のクオリティはやっぱり気になるし、出来るだけ自分も高くしたい。
特によそのレビュー記事を見ると、幾つかものすごく撮影が綺麗に出来てるのを見かける。
その後自分が撮った写真を見たらやっぱりこう思っちゃう。
「なんだろう、凄く写真の質が悪いどころの話じゃない…。」
勝手に負けた気分になっておりました。
もちろん別に勝ち負けとか関係ないんだけどさ。
そこでここ最近、写真の質を自分でUP出来ないか調べまくっていたのね。
先日投稿した“レフ版の作り方”もそれに影響されている。
次に手掛けたいのが、物撮り専用のスタジオを作ることだ。
後述になるけど自分でスタジオを自作したので、その効果を検証したいと思う。
もちろん作り方の解説もいれるので、気になる方は読み進めてほしい。
写真の質が上がると何でも説明がしやすい
当ブログで一応メインコンテンツとなっているのは、やはり趣味に関連した記事だ。
最初はエアガン紹介から始まり、痛部屋内部やグッズの紹介。
途中からフィギュアに手を出したりと、見事なまでにオタク街道まっしぐらなブログだ。
特に一つの商品をレビューする系に関しては、ユーザーからの受けも全体的に良い。
だからなおさらよそのブログのレビュー写真と比較すると、自分のがより酷く見えるのね、
レビュー記事はちょっとアレな話、物販アフィリエイトにも大きく貢献する。
根底にあるのは見やすいレビューなんだけど、あわよくば収益もやっぱり欲しい。
多少は下心がそりゃあありますよ。
人の役に立つブログ記事を書くためには、テキストももちろんだが写真もいいのを使いたい。
実際レビューってしっかり書き込まれている方が凄く参考になるしね。
Amazonなどのレビューはサクラも多いし、個人ブログのほうが信頼できるって声も聞く。
俺も参考にしつつ、逆にされつつとなるようにこれから記事を作りたいので…。
やっぱり写真のクオリティは上げるべきだよね。
出来るだけ嘘偽りのない信憑性の高いレビュー記事を作りたい。
あるいはSNSにアップするとき、他人の目を引くようなきれいな写真が欲しい。
それだったらそのまま撮るのではなく、一手間加えたほうが全然違うのも当然!
室内に収まる程度の自作スタジオセットを作る
さっそくスタジオ製作の中身に入っていく。
まず自作スタジオに外したくない条件を先にはっきりさせておこう。
サイズ感やスタジオのレイアウトは、自分好みの条件を決めといたほうがいいよ。
今回の場合はここを絶対条件に。
・背景紙は白のシンプルなもの
・机に置いて撮る被写体は、フィギュアやエアソフトのハンドガン程度の大きさを想定
・ぶら下げた状態でタペストリーや抱き枕カバーも撮影したい
・ライト以外は100均じゃないけど、出来るだけ安っぽくないものを。でも価格は抑えたい。
・動かす時になるべく軽い素材のモノを
赤字のところは特にレビュー記事を書く上で大事になるところ。
大きすぎると持て余すうえに、部屋の狭さ的に設置が出来ない。
小さすぎると被写体+レフ版を置く場所が確保できない。
この中間くらいのサイズでまとまるように何とかしていきたいところ。
そして実際に用意したのがこちら。
・背景紙とラックをぶら下げるためのゴツイクリップ
・Amazonで買ったPVC製の背景紙(白と黒の1セット)
・メイン照明になる中華製LEDライト
・自作のレフ版
・後日買い足したサブ照明のLEDデスク用ライト
・さらにもっと後で買い足したデジタルカメラ(今回は出番なし)
・元々作業用に使っている一人用こたつ机
最後の机以外は新たに購入したり作ったものだね。
先に完成形を斜め上から撮影したのがこんな感じ。
この写真の時点ではまだサブのLEDライトとデジカメは未導入。
とは言っても大体こんな感じのスタジオを作ったってのが分かると思うよ。
一つずつ簡単に説明していこう。
背景の骨組みはニトリのハンガーラックで支える
背景の骨組みとなるのがこのハンガーラック。
これに背景紙をクリップではさんで留める予定。
押し入れに入れたまま使うサイズなので、一人用のこたつ机に乗せるには良い感じ。
確か1,000円くらいの値段なので、安っぽすぎる質感も無い。
組み立てもすぐ終わったし。
何よりニトリ製品だし信頼性は高いだろう。
あんまり店頭に在庫が置いてないのが玉にキズだが…。
組み立てた後がこう。
横幅もフィギュアやハンドガンを乗せるくらいなら十分な広さ。
高さも90cmあるので、B2サイズくらいのタペストリーなら余裕でぶら下げられる。
さすがに縦が160cmもある抱き枕カバーは無理だが、半分に折れば大丈夫。
ラック自体の本体も軽く、扱いやすさは上々だね!
一緒に映る黒いクリップはこの後の説明するぞ。
ごついクリップで背景紙をしっかり留める
直前に見せた写真の下に、黒い塊が2つあるのが分かると思う。
これはラック上部の柱と背景紙を挟み込むための大型クリップだ。
確かヨドバシカメラで5個入り2,500円くらいだったかな。
ちょっと高いんだけど、挟むところがラバーになっているので少し優しい仕様。
写真が暗くて申し訳ない。
上部のクロスバーと紙を近づけたら、そのままバーごとクリップで挟むだけ。
両端2か所を挟めば背景紙を固定できる。
因みにさらにクリップが余計に2個あるけど…。
こっちはタペストリーなどの布ものを挟んでぶら下げるために使う。
と、被写体によって対応を変えられるようにしてるよ。
背景紙は汚れに強いPVC製のものを
お次は背景紙だ。
大体綺麗なレビュー写真の背景って、シンプルなものが多いよね?
そうしたほうが余計なものの映り込みがなくなるからなんだよ。
だから写真初心者に使いやすく単純な、白一色の無地を背景にしたい。
さっきから何枚かの写真に写っているが、PVC製の紙を使っているよ。
これは表面がポリ塩化ビニルで覆われていて、つるサラッとした質感がある。
耐久性が高く汚れても拭いて綺麗にできる上に、多少硬いので皺になりにくい。
色んな人が背景紙としてよく使っているのでそれに倣った。
白は一番モノの色味を邪魔しない上に明るい色なので、初心者でも簡単に扱いやすい。
もう一つ黒がついてきたが、そっちはちょっと難易度が上がるので使ってないけどね。
慣れてきたら黒背景にも挑戦していいかもしれぬ。
メイン照明のLEDライト
次は主に使うLEDライト。
背景紙の色と同じく白く発光できるタイプを用意。
若干怪しさが漂う品だったが、使ってみて特に不足が無かった、
何より白色とオレンジ色の切り替え+光量の調整が出来るので頼りになる!
ただライトは高所から降り注ぐように当てるのが基本。
このままだと、高い位置でライトが固定できないのが難点。
これで高いところから光を照射できるようになるぜ。
100均の素材で作った自作のレフ版
ライトを当てても反対側は陰になって非常に暗い。
そこで使いたいのがレフ版だが、これは100均のアイテムで自作した。
後日買い足したサブのLEDライト
メイン照明+レフ版だとまだちょっと満足いくライティングにならなかった。
そこでスタジオを一式そろえた後だけど、サブで使うLEDライトを購入。
学習机に取り付けるとこんな感じ。
机の上がカオスな絵面になっているのはスルーしてくれ。
スタジオにプラスしてみると…。
メインの照明と反対側に設置して、もちろん斜め上から照射。
照明の注目っぷりが何だかすさまじいな…。
因みに中央のモデルは、シャイニングレゾナンスのキリカさんだ。
ミドル帯のデジタルカメラ
最後のアイテムは、直接自作スタジオには関係ないんだけど…。
ラストにそろえたアイテムとして軽く触れておこう。
当ブログの大半の写真は自前のスマホで撮影していた。
でもやっぱり撮影専用の機械が欲しくなったので、自分用のデジカメを購入。
デジカメで撮影すると、小回りがめちゃくちゃ効くので一気に明るさが増したよ。
ただここで説明すると長くなるので割愛。
今までの撮り方と自作スタジオセットの違い
とりあえずセットについてはこんな感じ。
あとは今までやってたやり方と、セットを使ったやり方。
どっちがどれだけ変わるのかを比較してみるね。
ちなみに本記事投稿時点ではまだデジカメを持っておらず…。
全部もともと持ってたスマホで撮影したので、そこはご了承を。
やっぱりスマホだとあんまりうまく撮れない(泣)
フィギュアは影の映りこみがかなり減った
モデルは濡れ透けバージョンの青山さん。
一枚目は部屋にあった電気スタンドの下で撮影。
二枚目は自作スタジオで撮影。
写真の明るさ自体は両者ともさほど大きな差はない。
スマホで撮っているからかライティングが下手なのか…。
どうも全体的にまだまだ暗いな。
一枚目はともかく二枚目もあんまり変化なし?
しかし顔や胴体の陰影は明らかにスタジオのほうが明るく映ってるね。
レフ版による光の反射がちゃんと活きており、濃い影は明らかに減った!
エアガンも同様で濃い影の映りこみが減る
申し訳ない。
電気スタンド下の写真を撮り忘れてしまった。
とりあえずスタジオで撮影したデリンジャーのシルバーバージョンを。
こちらもスマホで撮影したからか、思ったよりも明るくはならない。
しかし前に撮ったやつは、更にこれより暗く背景もいろんな色が混じっていた。
輝度さえいじればだいぶ良くはなってるんですよ。
ちょっと余談だが、スマホではなくデジカメで撮影するとここまで違う。
当然撮影に特化した機械なので明らかに映り込みが変わる。
ちなみに後で写真の加工はしてない状態でここまで明るくできるね。、
これはすさまじい変化だ…。
写真の質を手早く上げるなら専用セットを自作すべき
この記事を作った時点では、スタジオの必要性は無いよりあったほうがイイかな程度。
その認識でいたのだが、光の当て方を学びデジカメを使ったときから世界が変わった。
綺麗な物撮り写真を撮る環境はきちんと整えたほうが絶対に得する。
後で今まで作った商品レビュー記事を見た時にまるで違った。
考えうる良い条件をそろえた環境で撮った物撮り写真。
それに対して、適当に光を当てて撮った写真ではレベルが違うよ。
機材と環境を両方整えてこそ、きれいな写真に出来るというもの。
カメラを買うよりリーズナブルにそろえられるから、一度やってみては?
俺もこのスタジオみたいに環境作りから整えたからね!
今回はここまで。
職場の同僚にカメラマンがいるのだが、色々聞いたらやっぱり同じことを言ってた。
「綺麗な写真を撮りたいならライトなどの周りもきちんと準備しろ」
自分でやってみてひしひしと実感しているぞ…。
少しずつ写真を撮る環境が整ってきて、ワクワクしてきた!
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