今の世の中でも、働く上に置いてオフィスを構える企業は多い。
従来通りの一か所に集まって仕事をして、自宅に帰るというスタイル。
まぁ普通の通勤ですね。
それに対して、最近台頭を見せ始めてきた「リモートワーク」。
働き手の救世主の一つになるかもしれない制度だが、実際はまだまだ普及に至っていないのが現状だよね。
Omochiも理想としたいリモートワークだが、ぶっちゃけ既存企業がそのままやるにはあまりにも無謀な制度だと思っている。
ほら、人間の性質を考えればね…!
うらやましがる人がとても多い、甘美なる働き方
社会人が多く経験している、現在の働き方と言えば…。
・決まった時間に職場へ向かう。
・定められた時間内は、仕事をそこで行う。
・終わったら、職場から出て帰宅する。
基本はこの繰り返しだよね。
もちろん、外勤や出張が多い人だったり一部の業界ではこれに当てはまらないと思うけど。
ということは、特に企業が集まりやすい場所だと当然人も集まる。
簡単に朝の交通網である電車は、満員状態になって非常に苦しい思いを強いる。
そんな無駄な消耗をして、ひたすら辛い時間を過ごさなければならない人は都市圏に非常に多い。
Omochiもそれに翻弄されております。
ああ、哀しい。
今までの日本ならば、男女の役割の壁が非常に強かったので女性が社会で活躍することは少なかった。
それが風を変えて、どんどん女性が社会進出を果たすようになっているので境目もちょっとずつ薄くなっているよね。
それでも子育て等においては、何だかんだ女性がやるものだという色が強めだ。
女性たちにも働きやすいように、今までの労働システムでは限界があるということが浮き彫りになりつつある。
そこでだんだん注目を集め始めているのが在宅勤務。
所謂“リモートワーク”だよね。
もちろん話だけを聞くだけならば、非常にうらやましい働き方の一つ。
ぜひとも様々な企業で導入してもらい、世間一般にもっと認知されてほしいとは思っている。
のだが、どうもこの働き方は今の自分では既存の日本企業がそのまま導入しても上手くいく気がしない。
制度の運用の仕方とかではなく、こうもっと根本的なところが引っかかる。
人間というのは、そもそも怠惰な生き物
根本的なところが引っかかる。
その原因は、人間の性質にあるんだよね。
さて、人間というものについてずっと前に「性善説に基づくのか、それとも性悪説な行きもなのか」という内容を投稿したのだが…。
ここで最後に言っているのが、理想でいえば性善説な性質であってほしいが、やっぱり人間は悪の気持ちが抑えられない生き物だってこと。
これを件のリモートワークに当てはめて考えてみる。
人間ってある程度他人の目が無いと、何をしでかすか分からない生き物。
言い方が悪いかもしれないけど、相互監視の社会って互いが見られている意識を持たせるために絶対に不要とは言えないのよ。
この相互監視って、どこでもそう。
例えば学校に限ってみても、男子高or女子高は異性の目が無いからかなりカオスな空間になりやすいという話を聞く。
同性しかいないということは、異性に絶対見せられない部分をさらけ出しても大して問題が居ない。
そのおかげでどんどん節操が無くなりやすいのかもしれない。
同じように会社のリモートワークに置き換えて考えてみるとこうだ。
これもよろしくはないが、ある程度上司や周りの人間がお互いを見ることによって、サボる抑止につながる。
会社の風土にもよるから、一概に言えた話ではないけどやはりサボり=悪ととらえらえて差し支えない。
これをさ、職場という一か所集中でなくそれぞれの社員が自宅ですべてを行えるとしたらどうなる?
何らかの把握手段を用意しない限り、社員が自宅で行っていることは時間内に仕事に集中しているかどうかってわからなくない?
言ってしまえばまじめに仕事をするのも、そのふりしてやりたい放題やっているのもその人次第になる。
そして人間って、気が付くと楽な方へと気持ちが流れてしまう生き物。
果たしてリモートワークを自宅で行えるようになって、上司や仲間の目が行き届かなくなるとどれだけの人間がきちんと仕事をこなせる?
間違いなく100%は無理だよな?
やる気があろうがなかろうが、職場に行ってしまえばとりあえずやるしかなくなる。
しかしその抑止力が働かない人間相手には、間違いなく逆効果にしかならないよなぁ…。
自分の怠惰さが物語っている
大人になっても、怠惰な人間っていっぱいいる。
ベテランだろうが、若手だろうが本質的なところは中々変わりにくい。
Omochiもね、学生時代のときほど酷くは無くなったが今でも結構怠惰な人間だと自覚している。
そりゃあ油断すれば、楽しいほうへ行きたくなるよ、今でも。
しかし世の中には、自分のはるか上を行く頭のおかしい人間っているモノ。
いい年こいても、平気でサボろうとしたり他人に面倒事を擦り付けようとしたり、言っていることが通じない人が居たり…。
かなり自己中心的なことをいう人だって、大人でも普通にいる。
自分が勤めているところでも、やっぱり厄介な扱いをされている人って概ねこういうタイプ。
・催促しないと、必要なものをいつまでたってもまわそうとしない。
・そのくせこちらから下手に出つつ催促すると、めちゃくちゃキレてくる。
・場合によってはそもそもやってくれないときもある。
因みに大学時代の友達からも、面倒なタイプの上司の愚痴を聞くことがある。
上記に加えて…。
・こちらが予めほしい情報すら、事前にくれないことのほうが多い。
・そもそも部下のことをちゃんと見ていない。
・どんな事態においても、あまりにも楽観視しすぎ
などなど、こんなのごく一部だけどね。
赤字にした部分は、まさしく面倒くささが極まってそうなっている状態に他ならない。
さて思い起こしてほしい。
職場ですらこのような状態なのに、他の人間の監視の目が行き届きにくくなるリモートワークをやらせたらどうなると思う?
間違いなく、何もやらずに「ほら、業務時間内は仕事をしたぞ」という報告をする未来しか見えないよ。
残念ながら、こういう人はやるべきことはやらないが体裁を整えるのだけは非常に上手。
間違いなく、いたところで何の役にもならないどころかマイナスに化ける可能性のほうが高い。
上手く自分を律することがデキる人なら、より労働のパフォーマンスを向上させる期待はできる。
しかしだらけ癖が非常に強い人間には、悪魔の誘惑となって本人を襲うためダメになる可能性が非常に高い。
このリモートワークって、個人の資質によってとんでもなく左右される働き方だと思わないか?
Omochiはめちゃくちゃそう思う。
“見られる”意識を持たせる手段が欲しいところ
こんな感じで考えてみると、確かに働き手にとってリモートワークは良いものかもしれない。
しかし人間の内面から考えてみると、果たしてうまくいくのはそこまで多くないのが元所だよね。
だから現在の社会でも、リモートワークの普及率はかなり低いわけだし。
最大の敵は制度の内容ではなく、それを使う人間の内側にあるよなぁ…。
やっぱり人間って、そう簡単に全員が聖人になることなどあり得ない。
リモートワークは、人間にある意味でそうなれるかどうかを問いかけているのかもしれないな。
理想は理想だが、現実に運用が困難な原因はここにあると考えると根深いとかいうレベルではないだろう!
とりあえず、インターネット通話でも使って距離が離れていてもお互いが見られるようにすればあるいは…。
今回はここまで。
リモートワークはうらやましいけど、本当に実現が可能なのかかなり懐疑的になる。
ぜひとも体験して、上手くいった人の話を聞いてみたいと思うところ。
無駄な移動時間も、楽々解消だぜ!