「手ごろにパソコンの音を良くしたい!」
「テレビ・モニターのスピーカーがしょぼいから変えたいなぁ」
オーディオに詳しくない吾輩でも、最近こう思うことが増えてきた。
いろんなネットやゲームのコンテンツ、なるべくなら音を良い状態で楽しみたいよね。
先日ノートPCにつなげて大画面にできる、PCモニターを手に入れたのよ。
それ、一応モニター内部にもスピーカーが搭載されているやつなんだけどさ。
まぁしょうがないんだが、正直なところ音が非常にしょぼいのが気になっちゃって。
ちょっとだけこだわってみようと、専用のスピーカーを導入したい気持ちが抑えきれなく…。
そこで色々考えて見繕った、EDIFIER製のS880DBを手に入れたので使用感をご紹介するよ。
見た目がナチュラルな色合いで優しい雰囲気を持つが、大出力が期待できるスピーカー。
明らかにモニター内蔵のモノより、圧倒的に音質が良くなりました!
EDIFEIRのスピーカー S880DBで音のクオリティを上げる
まず最初に、数か月の間これに音を出して使ってたのよ。
ASUSの“VG278AQ”というゲーミング用モニターなんだけど。
これ、画面の裏側にスピーカーが入ってるのね。
公式サイトのスペックによると、出力が2W×2Wの合計4Wのパワーを持つ。
映像を映すHDMIを使えば、音も一緒に出力されるのでケーブル一本で済むんだよ。
単に音と映像を出すだけなら、専用のスピーカーは用意する必要が無い。
ただし、モニターは映像を映すために特化したデバイス。
これを使い始めて数日経ったある日、ちょっと妹様とゲームをする機会があってさ。
2人でNintendo Switch用ソフト“大乱闘スマッシュブラザーズSP”の対戦をしてたの。
テレビよりも発色が良く、近い距離で画面を見れるので2人とも大興奮。
しかしプレイを始めるや否や、妹様がこんなことを我輩に言った。
「なんかさぁ、これゲームの音こもってるように聞こえんだけど」
言われてから意識して聞いてみれば、確かにそう聞こえる…。
その後ネットで調べてみると、やっぱり音としてはイマイチと言う話をよく見かけたよ。
残念ながら、モニターの内臓スピーカーは音を聞くのにあんまり適していないんだよね。
折角美しい映像でゲームができたのに、音がしょぼいと臨場感がかなり減ってしまう。
そしたら別途、きちんとしたスピーカーをそろえる必要が出てきた。
オーディオ関連はキリがない趣味の一つ。
スピーカー一つにとって見ても、機能や音質によってサイズや値段がばらばら。
なるべくなら簡単に接続できて、パワーもしっかりあるPC用のモノが良いかな。
と思い立ち、探しに探した結果行きついたのがEDIFIERのS880DBと言う機種。
早速購入して設置した後、音を出してみたらそりゃあもうびっくり。
モニター内蔵とは比較にならんくらい、しっかり聞こえて大音量もカバーできるという。
我輩みたいなオーディオド初心者でも、聴けば一発で明らかに違うのがよーくわかる。
やっぱそれぞれ役割が違うなら、専用のブツを用意したほうが一番いいのだ!
モニター内蔵のスピーカー 本当におまけ程度の存在
最近のディスプレイ製品って、薄型化される傾向がかなり強いよね。
テレビ然り、PCモニター然りどこまで薄くできるがが大正義。
もちろんそれ自体は使うユーザー側としても嬉しい限りだ。
野暮ったさがなくなり、スタイリッシュかつ場所を取りにくくなるのはウェルカム。
ただその分、スペースを削ることにより多機能を両立させるのが難しい。
スピーカーはまさにその代表で、薄いところに無理やり仕込んでいるわけで。
ハイパワーで質の良い大きなスピーカーなんて入る場所があるわけない。
だからモニター内臓のスピーカーは、正直間に合わせレベルのモノばかり。
確かに手軽に音を出せるがその分性能が非常にしょぼい。
あまりにも音の迫力が無さすぎるんだよね。
だからどれだけ面白い動画やゲームを映しても、音の要素がめっちゃおざなりになる。
これはしょうがないけど、非常にもったいないかな。
ちなみに、さっき上で出したモニターのスピーカーは2W×2Wの力を持つと書いたけど…。
これ、一言で言うとどこまで大きい音を出せるかのパワーを表す数字なんだよ。
極端に大きな数字が出せる必要はないけど、低すぎるのは本当に論外。
スペック上だと結構大事。
例えば1ルームでスピーカーを使う場合、調べたら合計15Wほどあれば十分らしい。
そこに当てはめるとなると、合計4Wの出力しかできないスピーカーはカス同然。
特に重低音が全然響かないし、細かい音もひろってくれないっぽい。
どうしてもそうなると音を楽しむことは難しいよね~…。
S880DB 見た目が柔らかい質感なのに凄いパワーを秘める
このスピーカーの製作元、EDIFIERは中国の音響メーカー。
それを日本国内では代理店の(株)プリンストンが販売。
我輩はヨドバシカメラ秋葉原で買ってきたよ。
本体はいわゆるブックシェルフ型と呼ばれるスピーカーにあたる。
前後面共にホワイトのボディで、音を出すユニットは真っ黒。
左右の面は明るい色合いの木目になってるよ、
角は全て丸みのあるデザインで柔らかい印象を与える。
スペックはこんな感じ。
・重さは両方合わせて7.5kgと結構重い。
・パワーは32W×32Wの合計64Wと本体の大きさにとは釣り合わない大出力。
・RCA端子×2・光学端子・Coaxial端子・USB端子の有線端子を装備
・Blue toothでのワイヤレス接続も可能
・ハイレゾ対応
何と言っても目玉はその出力の大きさ。
このサイズのスピーカーにしては、相当デカい音まで出せる。
多分ここまで出力が大きいのは、似た本体サイズではほとんどないらしい。
つか日本の住宅事情を考えるとこんなに必要ねえわ(笑)
因みにこれ、内部の音響ユニットから見るとアクティブスピーカーとして扱われる。
本体に必要なものが全て詰まっているので、接続さえすればすぐに使えるシロモノだ。
余談だが、アンプと呼ばれるパーツが内部に入ってないスピーカーもある。
そっちはパッシブスピーカーと呼ばれ、手間がかかる分さらに音質が良い傾向にあるよ。
ただPCやモニターに直接つなげるなら、アクティブのほうが圧倒的に楽かな。
EDIFIERのスピーカーはまだほかにも種類がある。
これはその中でもミドル~ミドルハイクラスに相当すると思う。
ぶっちゃけ機能はもとより、白いデザインのが欲しくてこれにしたのよ。
スピーカーって基本黒ばっかりで、次点で濃い木目が多いからさ。
付属品は沢山のケーブル類 豊富な接続方式に応える
接続可能端子が多めだからか、付属のケーブルも種類がいっぱい。
まずは電源ケーブル。
御覧の通り、あの出力を支えるためにACアダプターがデカい。
左右のスピーカーをつなげるためのケーブル。
長い上に太くてがっちり。
ビニール被膜だが少し透明でちょっとだけ高級感があるような。
左はUSBケーブル。
右は光学端子のケーブル。
USBはPCとつなぎ、ハイレゾ音源にしたいときに使うよ。
光学端子はデジタル入出力で音をいじる時に使う。
吾輩のノートPCは古いので、光学端子なんか存在しておりません(泣)
(ただし、だいぶ後にPCを自作したので光学端子でつなげるようになったよ)
アナログ接続に使う端子が2種類。
左はRCAからRCAへのケーブル。
右はRCAからイヤホンジャックへのケーブル。
昔のゲーム機を使っていた人にはわかるであろう、3色ケーブルってあったろ?
あれの黄色(映像用)が無くなったものだと思ってもらえればわかりやすいかな。
因みにモニターからの音をこのスピーカーに出す場合。
右のイヤホンジャックつきRCAケーブルを使えばおk。
これは遠隔操作用のリモコン。(若干写真がブレた)
無線接続で、細かく音量やスピーカーのモードを変更可能。
ただこのリモコン、これ自体はそんなに使い勝手が良くない。
背面に端子がたくさんあるほうのスピーカーに向けないと、全然反応しないから。
当然その間に障害物があったりしたら意味ないので注意。
机がごちゃごちゃしていると、余計使いづらさに拍車がかかる…。
裏側は電池の蓋部分。
ボタン電池一個で動作する。
元々試運転用の電池がついてるので、すぐにリモコンは使えるぞ。
本体 背面に端子がたくさんあるほうのスピーカー
裏側に端子がいっぱいついているメインのほう。
左右どちらにおいても構わないが、吾輩は右側に設置しております。
写真では電源が入っていないためわからないが…。
下の細く黒いスペースには、スピーカーのモードが表示される。
例えばPCの音を再生するなら「PC」と出る。
Blue Toothならあのマークが出るといった具合。
だから現在、どのモードで使っているのかがわかりやすいよ。
側面は明るい色の木目の板。
これも表面がツルツルで、わずかにふくらみを描く曲線。
ボディがホワイトなのも相まって、かなり柔らかい印象を植え付けてくれる。
裏側は端子類がびっしり。
どのケーブルで音を出すか、じっくり選びたい放題。
また音量や低音・高音の調整ダイアル付き。
上から順に見ていこう。
左側は高音の調整用ダイアル。
基本的にいじることなく、デフォルトのまま使っている。
右側は赤白のAUX端子と、その下にスピーカー側のUSB端子。
その隣にはハイレゾ対応のシール。
AUX端子の右側にPCと書いてあるが
が、音を出すだけならPCとつなぐ必要はない。
何でかよくわからないんだけどね。
ハイレゾ音源にするときは、USBも合わせてPCにさして使う。
中段に移る。
左斜め上には低音を調整するダイアル。
その下にはスピーカー本体のボリュームダイアル。
右側にはUSBの下に光学端子。
なぜかこれだけ黒の保護キャップがついてる。
更にその下にはCoaxial端子だね。
最下段左側は電源アダプターの端子。
その右側には、もう一方のスピーカーとつなぐケーブル端子。
こう見ると本当に端子の数が多い…。
それだけ選択肢も増えるけど、初心者にはわけわからんわ(笑)
スピーカー裏側の脚部分。
ホワイトの透明がかったゴム足で本体を支える。
滑り止めの役割も同時に果たしてくれるぞ、
なんかシール貼ってあるけど、多分製造No.だと思う。
別に見えないし、とりあえず貼りっぱなしでいいや。
本体 端子が一つしかないシンプルなサブのほう
もう片方の本体。
こっちはさっきのにくらべ、裏側に端子が一つしかない。
下の部分も黒いスペースではなく、メーカーのロゴに変更されている。
左側に設置して使っております。
殆ど言うことも無いので、写真だけ載せておくよ。
劇的に迫力増加 映像+音の効果がさらにアップ
これを使い始めてから、基本的に有線でモニターにつなげて使ってるよ。
普段はYou Tubeの動画を再生しっぱなしでブログを書いてるけど…。
うん、さすがは専用スピーカー。
明らかに音の出方が全然違うね。
音響の知識が全く無い我輩でも、音の迫力が違いすぎてすぐにわかるレベル。
左右どちらかからしか出ない音とかまさにそう。
はっきり出ている方と出ていないほうが分かるので、臨場感は強い。
前後の位置関係で大小変わる音も、明らかに違ってくる。
映像を見なくとも、どれだけその音が今の場所から遠いのか。
あるいは近いのかが耳だけで伝わってくるのは素直にすごい!
これはヘッドホンのほうがよりわかりやすいが、スピーカーでも十分。
最大の違いは重低音の響き。
ゲームをプレイすると、重めの効果音とかが鳴る時あるんだけど…。
その効果音のどすっ!とした感じがかなり伝わってくる。
非常に手痛い一撃を相手に喰らわせたという感触がよくわかるように。
これはゲーマーとしてはとっても気持ちがイイ!
明らかに動画やゲームの臨場感が増大した。
音の感じ方が変わるだけでここまで楽しみが増えるとはな…。
今までPCやモニターの内臓スピーカーでやってたのが馬鹿らしい。
素晴らしいねぇ…。
それとせっかくだから、自前のiPodをBlue Toothで再生もしてみたり。
今まで安物イヤホンでは聞けなかった低音が、スピーカー越しにしっかり聞こえる。
おかげで音ゲーの曲なんかもかなり迫力が出てきた。
特にあの手の曲は重低音が激しめのモノが多いからさ。
これすげえわ…。
急に重低音の響きが強くなったので、隣の妹様の部屋にも聞こえちゃう。
この前妹様から
「ゲームの音がなんか響くんだけど…。まぁ気にしてないからいいけど」
と言われてしまったくらい。
いやスピーカーのボリューム、結構下げてるんだけどさ。
これが専用スピーカーの力と思い知った瞬間でもある。
現在は有線でつなぐのもだるいので、PC用のBlue toothアダプタを使ってつないでるよ。
USB端子が一つ埋まるが、長いケーブルを確実に一本減らせるので重宝しております。
普通に動画・ゲームをするくらいなら無線接続でもなんら問題なし。
途切れることも無いし、音質も優先に比べて下がったようには感じないかな。
何も不満が無いぜ。
デザイン◎ パワー◎とPCスピーカーではハイスペック
EDIFIERと言うメーカー。
ぶっちゃけ日本ではそこまで知名度が高くない。
PCスピーカーのおすすめサイトを見ても、あまり出てくることが無いからね。
大体FOSTEXとか、Creativeとか、Boseとかが多いし。
あんまりレビューとかも無いから、吾輩も買う前に結構迷ったんだけど…。
アメリカのAmazonではかなり有名らしく、信頼がおけるメーカーだとか。
だから買ってみたけど満足度はかなり高いよ!
デザインも木目とホワイト+丸っこいブックシェルフスピーカー。
優しいデザインで白基調が好きな方には、見た目も好きになれるはず。
多分これから国内ではさらに有名になるかもしれないメーカー。
なんかちょっとしたお宝を掘り当てた気分だなぁ(笑)
機能も豊富で音質もかなりいい。
音響熟練者が聞くとまた違うかもしれないけど…。
初心者の吾輩みたいなのが聞く分には、誰にとっても十分すぎるスピーカーだ。
ぜひともEDIFIER製品、試して見てほしい!
今回はここまで。
これが来たおかげでアニメやゲームがさらに楽しい。
音が違うとテンションの上がり方が全く違うな!
ホワイト、角が丸いスピーカーちゃん。
おひとつどーぞ。