「自作するPCに内蔵の光学ドライブ、入れたほうがいいの?」
ディスク形式のソフトを使う時に必須となる、あの薄いトレイのこと。
あれを光学ドライブと呼ぶ。
DVDやCDのデータを取り込んだり、インストール時に使うんだよ。
ただ現在において、このドライブの需要はどんどん減る一方。
ノートPC・デスクトップ問わず未搭載のモデルが増えてきたよね。
これ、自分で組み立てるPCにも全く同じことがいえる。
もし入れるかどうか迷った場合、基本的に必要ないので無しで大丈夫だよ。
USBケーブルでつなぐ、外付けの光学ドライブもあるからそれで問題なし。
自作PCに限らず光学ドライブ自体いらない
DVD・CDなどの円盤型メディア。
中に映像や音楽をぶち込み、プレイヤーで再生すると中身が見える。
このプレイヤーの役割を果たすのが、PCに搭載された光学ドライブだ。
ボタンを押すと本体から、ウィーンとトレイが飛び出すあれな。
我輩が小学生だったころ、学校や自宅にあったデスクトップには必ず入ってた。
トレイの中にディスクを入れ、よくクイズゲームとかやってたかなぁ…。
当時100均のダイソーも、簡素なPCゲームを発売しており中毒になってたことも。
ディスクの裏を絶対に触るなと、家族からよく注意を受けてた記憶がある。
それから10数年の時が流れ、大学生になった我輩は初めてノートPCを手に入れた。
光学ドライブ搭載の、DELL製17.3インチの(無駄に)デカい奴を使ってたよ。
なんだかんだ先日組んだ自作PCまで、8年くらい使ってこれた。
いくらかブルースクリーンになって困ったことはあれど、何とか持ってくれたかな。
下のモデルは、右側面に光学ドライブを積んでるぞ。
思い返してみると、この光学ドライブは確かに使う機会があったはあった。
ただ使用中の8年間のうち、多分20回も行かないくらいの使用頻度だったかな…?
特に現在に近づくにつれ、どんどん使わなくなった記憶のほうがよく覚えてる。
なので、次に使う自作PCも元からドライブ無しで組むことを考えてたよ。
基本的に今では、内蔵する意味がほぼ無いのが光学ドライブと言うもの。
もし自作するにあたり、入れるかどうか迷ったらとりあえず無しで大丈夫だよ。
ほとんど同じ機能を持つ、外付けのドライブが簡単に手に入るからそっちでおk。
今は円盤型メディアを使う機会が少なすぎる
シンプルな事実なんだけど、今の時代は円盤メディアの需要自体がかなり減った。
曲・映像はほぼダウンロード、あるいはストリーミングで楽しめるし。
ゲームもパッケージ版と同時に、ダウンロード版も発売される。
特にDVD・CD・BDと言う形式をとる必要が無いんだよ。
妙なこだわりさえなければ。
特にダウンロードタイプは、ネットさえつながってればいつでも購入可能。
読み取り用の光学ドライブは一切要らない。
インストールの時間も、別に両者どっちが速いとかあんまりないしね。
お店に行ったり、わざわざ取り寄せたりなんて手間もないし。
後はモノが手元に残るか残らないかの違いだけ。
色々冷静に考えてみると、搭載するだけで起こるデメリットが結構多いんだよ。
とりあえずパッと思いつくだけでも、普通に複数出てくる始末だ。
・デスクトップPCに搭載するとケース中のスペースをけっこう取る
・稼働パーツなのでその分故障率が上がる
・長期間動かさないと物理的にトレイが固まって出てこなくなる
・ディスクを入れて読み込んでいる時の音が割りとうるさい
1年に一度使うかどうかに備え、上のデメリットetcを無視できるか?
正直なところ、あんまり入れる価値が見出しにくいんだよな。
使用頻度は人によって変わるだろうが、たいていはほとんど使わないと思うよ。
自作PCケースも今は5.25インチベイ自体が少ない
さて自作PCに話を戻すけど、もし光学ドライブを入れる場合に何が必要か。
使う予定のPCケースに、5.25インチベイと言うものが無いとそもそも入らない。
これは光学ドライブ・各種ストレージ類を固定するための場所なのね。
他にもストレージ専用で、3.5インチベイと言うものもあるよ。
ただちょっと調べてみればすぐにわかるが、この5.25インチベイの存在がどんどん減ってる。
一昔前は必須レベルであったけど、今は逆に無いほうが主流なのだ。
その分、ケース内のスペースに余裕が生まれる。
配線管理をしやすくなったり、エアフローの改善につながってるぞ。
PCケースメーカーも、ドライブの需要が薄いことをよく知っている。
だから5.25インチベイ未搭載のケースばっかりなのよ。
不要なものを入れたままにしてもしょうがないしね。
この後我輩がPCを組み立ててる途中の写真で、あれこれ実物を解説しよう。
今回使ってるPCケース、実は5.25インチベイがあるタイプなんだよ。
ただ邪魔なので、最終的に取っ払っちゃった。
5.25インチベイは結構場所をとる
とりあえず下の写真を見てくれ。
PCケースのみを映した写真だ。
ケース左上の角にあるのが、5.25インチベイ。
ちなみにケース右側面が、PCとしておいたときの前面になるよ。
このケース、サイズ的には2番目に大きいカテゴリのミドルタワー。
それでもベイ自体の幅が結構あり、全体の1/6近く場所を取ってる。
使う予定のないベイに、これだけの場所をあげる必要が全くない。
単にケース外枠へねじ止めしてあるだけなので、外すだけなら簡単。
まぁその箇所が黒いので、ライトが無いと非常に見づらいのだが…。
取り外した後のケース内部は下の通り。
すでにマザボや電源ユニットが入ってるけど気にしないでくれ。
それよりさっき5.25インチベイがあったところを見てほしい。
まるまる引き払ったことにより、上と奥と右の面が見えるようになった。
これでケースファンが2基増設可能で、裏配線用ゴム穴が1つプラスで使えるように。
ベイを残したままだと、これまた色々組み立て作業がしづらくなるままだったからね。
光学ドライブは外付けで事足りる
ベイを取り払ったので、もう内蔵の光学ドライブは入らない。
当然このままだと、ディスク系のメディアは一切使えない。
ただ何度も言ってきたが、そのために外付けの光学ドライブがあるのだ。
これもこれで使用頻度自体はほとんどないが、用意しておくに越したことは無いな。
今のところ、自作PCで使う機会は2回だけあったよ。
一つ目はすっごく古い、2007のOfficeソフト。
これは確か、DELL製PCの前に家族用で使ってた東芝のDynabookだったかな。
Windows Vista時代についてきたやつだったはず。
WordとExcelだけ、ちょっと使うことが地味にあるのであると役立つ。
ただ御覧の通り、DVDなのでドライブが無いとダメ。
ええしっかり外付けに頑張ってもらいましたよ。
もうひとつは、PCでデジタルイラストを描くためのソフト。
CLIP STUDIO PAINTなんだけど、これはパッケ版が欲しかったんだよね。
箱の中にはソフトのDVDや、公式のガイドブックが入ったセット。
もちろんインストールするために、外付けのドライブが頑張ってくれた。
ただそれ以降はやっぱり特に出番が無い。
本当にディスク形式のメディアって廃れたよなぁ…。
自作PCにも光学ドライブは全くと言っていいほどいらない
内蔵しててもしてなくてもどっちでもいい。
というより、内蔵していると却って邪魔なレベル。
それが現在のPCにおける光学ドライブの立ち位置なのだ。
なので基本的に、光学ドライブは内蔵しなくていいしそもそもいらないよ。
どうしても必要なら、その時は外付けのドライブを用意すればいいだけ。
それも安価で売ってるから、気軽に買えるからね。
わざわざ内蔵する意味は、今の時代全くございません。
今回はここまで。
いまだにノートPC等を買う日本人は、ドライブ有を選択する人が多いらしい。
まぁもしもに備えるのは大事だけど、これについては非合理な気がするよ。
DVDって今どきそんな見なくね?