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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察⑱ Ambivalent Visionその②

  • 2025年9月25日
  • 2025年9月26日
  • ARCAEA

記事公開日:2021年6月20日
最終更新日:2025年9月25日

 

「何が彼女にとって一番大切だったのか?」。大きな波乱こそ無いものの、レーテーは物思いにふけることが多い模様。

今回はArcaeaのサイドストーリーである、“Amvivalent Vison”の後半部を読んでいこう。あまり感情が無さそうなキャラなので、何を考えているかが分かりにくいが…。

 

Arcaeaストーリー Ambivalent Vison②

前回は初めて”レーテー”ちゃんが登場したお話の前半部を追ってきた。霊魂を携え、大鎌と二対の角を持つ亜人タイプの死神っぽいような見た目の娘だ。

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ゲーム的な性能だと、覚醒システムに対応しハードゲージ持ちで無いにもかかわらず、優秀なSTEP値を持つ。若干スキルにクセはあるが、使いやすい。

さてそんな彼女だが、本作の物語上には一人で過ごすタイプとして展開される。今のところは明るいわけじゃないが、比較的平和なお話にまとまってるよ。

その目に映るものは一体?

 

目に映る記憶の硝片

https://arcaea.lowiro.com/ja

 

マップタイル状では前半の地続きになっており、6節目でいったん終了という道のり。

 

5-4

その記憶は彼女にとって「大切」だった。特別な思い出――初めてのペット、忘れがたい会話、苦労の末の達成――といった個人的な記憶群は、彼女の周囲に自然と寄り添い、やがて硝片(記憶の断片)としてこの世界に留まる。

Arcaeaはあらゆる経験の記録庫であり、美味しかった食事や痛んだ歯の記憶まで、記憶されたものはすべてここに保存される。彼女はそれらひとつひとつを、人が確かに存在した証拠であり、その人となりを形作る要素だと考える。

記念碑や墓標のように、記憶は存在の名残であり、ときに記憶の喪失は死より辛く耐えがたいものになることも彼女は目の当たりにしてきた。

ある日、かつて街の中心だった広場(“庭園”のような場所)に降り、無数の硝片を手入れする。ここにある硝片は元からあったのではなく漂流して集まったものだ。彼女はそれらを平等に扱い、吟味し続けるが、時折硝片がふらふらと離れていくのを見て不安を覚える。

硝子のように脆い形であることに、この世界は意味があるのだろうか——ただし、生前に多くを問いただすべきでないと身に染みていたため、深く詮索することは控える。彼女はそれでも記憶たちを守り続ける日常へと戻る、という流れが描かれている。

 

彼女に近づいた記憶の硝片を見ると、とても大切なものに思えたようだ。様々な人の記憶が集まり、それが硝片と具現化するこの世界。中を見ると、確かに”誰か”が人生を歩んだ証拠となるんだね。

そんな中、ある日訪れた場所に転がってた硝片を見ると、思いがけない挙動をするから一瞬不安になる、か。まぁ他のキャラでは散々、これのせいで碌な目に合ってないからこちらとしてもそうなるわ。

ヴィーゼ
絶命しかけたり殺し合いとか…。

 

5-5

彼女は上空で揺れる硝片群を眺めていると、突如として――紳士めいた所作をした見知らぬ小さな記憶片が現れ、視線を乱す。繰り返し思い返すうちにそれが昔の出来事だと確信する。霊魂が流れる夕暮れ、古い木の下で同輩と語り合っていた情景だ。

彼は「いつか君は矛盾に立たされる」と言い、すべての命が貴重である一方で、日々の退屈な仕事の中で命が数字に思えてしまう危うさを指摘する。だが「それでもいい、しっかり覚えておくんだよ」といった穏やかな言葉で彼は宥める──それが答えのはずだった。

しかし現在の彼女は、その言葉が何を指すのか思い出せない。「思い出せない」と柔らかく呟くが、言葉は喉に詰まり、記憶は大きく欠落していることの苦痛が胸を締めつける。硝片の雲の下で彼女は俯き、額を掌に預けて唇を噛みしめる。

泣こうにも泣けない、自分が現実に呑まれるのを拒みながら必死に呼吸を整える。やがて浮かんだ考えは冷たい結論へと傾く――もしこれが死であるなら、忘却の方がまだましではないか、ということだった。

 

一つの硝片が生前?、転生前?のレーテーちゃんを映す記憶を見せたようだ。かつての仲間と喋っているシーンだが、その仲間からの言葉が何かぐっさりと胸に突き刺さる模様。ただどういう意味か思い出せない。

何か悲しい事実のようなのだが、全然わからないこの苦しみ。これは彼女が考えたことのない”死”につながるかもしれず、だったら忘れたほうがまだいいじゃんという結論に至ったみたい。そりゃそうだわ。

クタちゃん
怖いクテャね。

 

5-6

心の決壊がもたらした静けさの中で、彼女は「多くを尋ねるべきでない」という教訓と同時に、自分が関わるすべてに巻き込もうとしていたことに気づく。だがそれは空回りで、古い記憶の陶酔は強く、逆に多くを忘れてしまっていた。自分の人となりが半分壊れていると自覚し、深入りはやめようと決める。

日課として、浮遊する硝片(記憶の断片)を広場へ導くことを繰り返し、退屈な作業こそが自分を救うかもしれないと考える。

あるとき一つの硝片が光り、道端で傷ついたマメコガネを庇う少女のささやかな記憶が映る。行為は取るに足らないように見えるが、それでも心を惹く。彼女はその「無駄な」記憶に皮肉交じりに微笑む。

Arcaeaは生者・死者を問わず記憶を集め続ける場所であり、忘れられた物語や記念もここに積み上がる。彼女は孤独で、同輩も不在だが、それでも無為には過ごさない。失った理由は思い出せなくとも、かつて「魂の担い手」として抱いた責務を今は「記憶の担い手」として果たせるはずだと自分に言い聞かせる。

ここなら永く記憶を保てる──「私がいる限り」と、静かな決意で締めくくられる。

 

分からない苦痛に苛まれつつ、要は色々なもの関わらないという教訓を得た。ただよく考えると、逆にすべてを巻き込もうとした事実に気づいた彼女。なので、記憶について深く考えるのは止めよう。

このArcaea世界には、生死を問わず人間の記憶を集め続ける場所。かつての魂の処理仕事をしていた自分とは別に、今は記憶の処理をすることにしたみたい。ここにいる限り、ずっと覚えてられるから。

 

うん、レーテーちゃんも自分でこの世界に目覚めた後の生きる道を見つけたようだ。それは見える記憶と共に歩み、何かに語り継いでいくという静かな決心を抱いたという。

アザラシちゃん
ぴ~…。(でもちょっと心配…。)

 

かつての記憶から価値を見出す

これで今回のサイドストーリー、”Amvivalent Vision”はひとまず終了。レーテーちゃんも、転生前の記憶を失っており、そのころの情景を見てもあまり思い出せることは無い。

とはいえ、聡明な表情を浮かべる彼女はちゃんと、硝片の重要性や意味を見出し、どう扱えば自分にとって有用なのか。これをきちんと理解しているのはさすがと言うとところ。

これを見る限りはね。

 

今回はここまで。実はこの”Amvivalent Vison”なのだが、ストーリー第二部で続きの話があるんだよね。それはまた記事を作成したら、そのうち公開するよ。

その代わりの次のサイドストーリーは、またまた別キャラに焦点をあてた”Ephemeral Page”に行こう。まさかの少女と紳士のコンビでのお話だな。

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