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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察⑦ Vicious Labyrinthその2

  • 2025年3月31日
  • 2025年4月1日
  • ARCAEA

記事公開日:2021年5月9日
最終更新日:2025年3月31日

 

「破壊と滅亡を司る深窓の令嬢」。という言葉がぴったりだと思いたくなるくらい、黒の主人公である対立ちゃんは世界を憎く感じる。

 

今回はArcaeaの楽曲パック、”Vicious Laybrinth”のストーリー後半部だ。徹底的に破壊を始めた対立ちゃんは、この後なにする?

ちょっと落ち着いてくださいよ。

 

Arcaeaストーリー Vicious Laybrinth②

前回は前半部に何があったかをざっと見たけど、悪に支配されてしまった対立ちゃんは、悲しみが集まる迷宮に入り内から破壊しまくる。

ああ、と言っても誰かに操られたとかそういうわけじゃなく、自分の意志だけで破壊活動をしているので、色々ご乱心中。

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さて、内部に潜入して迷宮を破壊し尽くすことに成功した彼女は、その後どんな顛末を迎えるのか。なかなか穏やかじゃないな。

同じ時間軸で進んでいる光ちゃんは、記憶の硝片を集めすぎて大惨事になるところだったが、対立ちゃんは逆に根絶するために動いた。

ねだやしのとびらを開いた先へ進め。

 

Axium対立から続く

https://arcaea.lowiro.com/ja

 

マップを見れば分かる通り、後半部なのでそのまま横へ地続きで見れる。2-Dはストーリー分岐のように見えるが、そうじゃない。

ここを読んでからが、物語の本流なので先に読み終えておこう。2-7は隠し楽曲”Grievous Lady”の解禁が必須。

もちろんただ読むだけであれば、下の記事の解放条件で全てPASTの難易度で行えばいいだけなので、別に難しくはない。

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2-7

憂慮ゆうりょくらいはすべきだったかもしれない。突如、心臓が痛みだしたのだ。

後ずさり、口をおおった少女のその目は、困惑こんわくに大きく見開かれていた。
連なって塔となった巨大きょだい辛苦しんく、その迷宮だったモノの床に立っている。

けれど少女は、今にも崩折くずおれそうだった。
地面にその膝を着く前に、先に塔が折れ、崩れていく。

マントのように彼女を覆う、ここまで集めてきた悲壮ひそうな日々の記憶。
まばらな雨のように崩れはじめた塔だった記憶片は、豪雨ごううのように堕ちていく。

土砂崩どしゃくずれのように落ちて行く、迷宮だったモノと黒の少女。
ちるにはおそろしいほどの高さと速さ。だが少女は、ただ混乱だけを感じていた。

海へ、どこかの世界の記憶片で満ちた空っぽの海へと着水する。
少女と、崩れ落ちた迷宮がおこした波は際限なく、莫大ばくだいだ。
硝片が硝片へとぶつかり合っている。みにくくも美しく、果てもなく。
そのあらし、その中心にて、少女はひざまずいていた。

彼女は混乱していた。それは痛みゆえに。
そう、全てが痛むのだ。心臓など、破裂はれつしそうなほどに拍動はくどうしている。
集めてきた記憶のマントがグロテスクな球状になって、苦しむ少女を包む。
白くれた世界が視界から消え、残っているのは陰惨なものだけだ。

あらい呼吸に、にじあせ……その体はふるえている。
深く深く、硝片を、アーケアを覗き込む。

そうして、その心が、正気がつぶれていくなかで、
あの世界の終わりの記憶が、ゆるやかに視界を覆っていった。

https://wikiwiki.jp/arcaea/ストーリー/Main Story/Vicious Labyrinth

 

自分の力を確信した対立に、突如心臓への痛みが襲いだした。困惑しているところに迷宮の瓦礫や硝片と共に、更に下へ落ちていく彼女。

するとどこかの海へ投げ出され、一緒に落ちた硝片同士がぶつかり合い、嵐のような状態を形成する。その中心で、対立はうずくまっていた。

今彼女は全身を包む激しい痛みに苦しみつつ、頭を混乱させていた。正気が保てなくなる中、あの時見た世界の終わりが彼女の視界を覆う。

ダッフィー
おいおい、なんかヤバそうだな。

 

全てを破壊できるほどの力があると自信に満ちた対立ちゃんは、突然として苦しみだした。

おそらく無意識に感じていた、喜びが急に意識の表面へ出てきた結果の混乱が原因だと思う。どうやら完全に割り切れていなかった模様。

彼女も欲望に支配されつつ、実は目に見えるもの全てが自分の思ったものとは違ったんだと思う。それを記憶の力でイレギュラー化したか。

いや、暴走する彼女のためを思うのであれば、むしろ起きるべくして起きた必然なのかもしれないね。止まるきっかけが欲しかった?

 

2-8

白く荒れたこの世界を歩みながら、沢山たくさんの感情を少女は感じてきた。
いかりがほとんどだったが、それでも怒りは風変わりな希望に変えることができた。

確かに計画なんて、彼女にはなかった。
実際、ただ前へと歩みを止めずに来ただけに過ぎない。
その終点には、きっと何か良いものがあると信じていたから。

――そう、希望があった。この混沌の先にも、光があると信じていた。
向き合ってきた苦痛も、一人でかかえてきた恐怖も、
いつかきっと、くだけるのだと。

……そう、つまり少女は感情的になっていたのだ。
「目的など、一つもなかった」という、そんな事実を直視した時、
がたい苦痛が彼女をさいなみ始めるほどに。

最も残酷ざんこく運命さだめとは、ようやく希望を見出しながら、眼前でそれを潰されることだ。
いびつな形の死のの中でひざまずく少女はいま、終わる世界を見ていた。
それは初めて、悲しみという感情を覚えた瞬間しゅんかんで……すぐに、それは絶望へと変わった。

無意味だったのだ、Arcaeaの世界は――この場所こそ、死んだ世界の集積場。

中身あるものはなく、ただ残光のような記憶があるだけ。
時々見かけた光り輝く喜びの記憶さえ、ただの過去、ただの記憶に過ぎなかったのだ。
夜のおとずれが不可避ふかひであるように、そんな記憶たちが導くのはどうせ終焉しゅうえんに違いない。
眼前に浮かび、ゆっくりと回る記憶片。見つめる少女のそのひとみは、涙にれていた。

目が覚めてから、多くを感じてきた。

喜びはもうせた。
恐れだってせた。
怒りなんてすでれた。
希望だって、とっくに潰れて、
悲しみや絶望でさえも、もうないのだ。

かげる瞳、硝片と心が共鳴するのを少女は感じていた。
その身を囲む記憶のから亀裂きれつが走り、割れ始めている。
彼女は抜け出し、いまはくらむほどの光の中に立っている。

もう、何一つ感じることはない。

https://wikiwiki.jp/arcaea/ストーリー/Main Story/Vicious Labyrinth

 

この世界を歩いてきた対立は、様々な感情を見てきた。多くは怒りだったけど、裏を返せば希望に変わる可能性も持ち合わせていた。

実は彼女、希望を信じつつたくさんの悲哀と向き合うことで、いつか打ち砕けるものだと思いながら行動を起こしていたのだ。

残酷な運命というのは、希望を掴む直前で消されることを言う。悲しみを感じた直後に絶望に変わる時こそ、彼女が感情的に行動した原因。

そんなこの場所こそ、死んだ世界の集積場としての役割を持つ。見えた記憶は、過去の世界が終わることを指し、彼女はそれを目視する。

良い感情も悪い感情もすべて無くなり、もはや何も感じることはない。

スティッチ
抜け殻化したか!?

 

ここで対立ちゃんは思い出す。やっぱりどこかに希望という存在を、必ず見つけられると信じた部分があって行動を起こしていたのだと。

しかし眼前に映るものは相変わらず、嫌な記憶=誰かが頭に残した過去世界の終焉ばかりだったから、ずっと絶望しか感じられなかった。

まぁそりゃ、出口のないトンネル状態で彷徨っていれば、そうなるのも無理はない話。これはこれで、対立ちゃんも不運かな…。

そうして矛盾を抱えたままおかしくなってしまい、逆に何も感情が起きなくなっちゃったのはもうやるせないね。

 

2-9

かの迷宮ののろわれた記憶と、少女が連れてきた記憶は、
油によごれた海のようにい、穏やかなガラス片となって、今は周囲に散っていた。
ほとんどは灰色のかたまりとなって、針のように地面から突き出たものさえある。
静かに、ゆっくりとその欠片達を見渡みわたしながら、彼女はただ、数えていた。
たとえ記憶片Arcaeaがその眼前をするどく突きあがってきても、数えることはやめない。

おもむろに指を持ち上げ、いくつかの硝片を招き寄せる。
ただの意思一つで、融合ゆうごうし、もろちょうの形へと変わる硝片達。
少女が命じたのは空へと向かい、この白く荒れた世界を映すこと。

やがて戻り、見てきた全てをその蝶が伝えたあと、少女はゆっくりと意思で捻った●●●
つまり、羽をむしり取ると、そのまま無造作にその造形ちょうを放り捨てたのだ。

――やがて、融けた記憶の海から歩き出す。
失われた過去の柱が行き先をはばもうものなら、その全てを砕き、ちりへと帰すだけだ。



時は流れた。少女も変わった。

少女は殆どうつろに、世界を歩いていた。もう記憶片Arcaeaを集めることもない。
あれから物事や自分についても分かったことはあった。しかしもう、意欲など枯れている。

古く、崩れかけの建物のそばを歩きながら、廃墟はいきょでいつか見つけたかさ手慰てなぐさみにもてあそぶ。
そのとき静かに、苦しみの記憶を宿した硝片の造形いきものが空からすべちてくる。

それはきらめく、歪なからすのよう――だが少女にとっては、単なる道具に過ぎない。
あの日、崩れる塔での一件以来、この混沌のアーケアとうまく親和できるようになり、
こうしたものもべるようになっていた。

なんらかの方法で、硝子の鴉はこのまばゆく白い世界、少女の手の届かぬ場所についてささやく。
少女がしたのは、ただの一にらみ……そのまま、鴉はぜて散った。
気にもとめず、進んでいく。

鴉の知らせにはうんざりしていた。だってこの世界はあまりに空虚くうきょだ。

全ての報告が一様にそうだった。彼女自身もそうわかっていた。
他のだれかなんて、ここで見つけられることもなかった。

見つけたかった。見つけるべきだった。
とはいえなにも、運命共同体じみた誰かが必要なわけではない。
ただ、この苛立いらだちを、生きた何かにす必要があった。

傷つけられる誰か――そう、少女に必要だったのは、それだけだった。

https://wikiwiki.jp/arcaea/ストーリー/Main Story/Vicious Labyrinth

 

あの迷宮を含めて、対立が集めた記憶は硝片となって周囲に散った。そしてそれを見た彼女は、静かにゆっくりと数を数え始めた。

引き寄せた硝片は蝶となり、彼女の命令の下この世界を映し出す。そして戻ってきた蝶の羽をもぎ取り、捨てた。全てを砕き、塵へ返すために。

時が流れ改めて世界を歩き出した対立は、もう硝片を集めていない。廃墟で見つけた傘をいじると、カラスのような硝片を呼べるから。

しかしカラスが伝えてくる事実は空虚なものだったので、苛立ちが募る。そうすると彼女は、自分が傷つけられる”誰か”を欲するようになった。

タート
あれ?、なんかおかしい?

 

目に光が映ってなさそうな対立ちゃんは、何も感じない状態のまま再び歩き出す。どうやら新しい力に目覚めたようで、使い魔?を使役するように。

しかし情報収集用の道具にしか使わない彼女は、用が済んだらゴミにする冷徹さが残っていた模様。なんというか、冷徹な魔女だね。

まぁ結局苦しんだところで絶望には変わりないのだから、しょうがないのかもしれない。

とはいえ、募ったストレスを解消するために、他人へ危害を加えようとするその真意は、とてもじゃないけど計り知れない闇を感じる…。

 

V-0

この世界でありふれたその廃墟はいきょを、光の少女は注意深く観察していた。

ずっとずっと、考えていた。この廃墟群はいったい何なのか――この世界の過去に関係するのか。
それとも、廃墟を含めたこの荒廃した風景はすべて、偶然の産物なのか。

考えなければならないと、そう感じていた。無知による喜びにおぼれてなるものかと。
理性を欲するならば、この世界を知ることもまた、何か役に立つかもしれないから。

もしかしたら、ここは他の世界の追憶のようなものなのだろうか?似ている景色を、
Arcaeaの中で少女は見た。ならば、この世界にも健在なままのビルや塔があるのだろうか。
自分がただ、ものを知らないだけ、見たことがないだけなのかもしれなかった。

眼前の廃墟もどうやら、豪奢ごうしゃ荘厳そうごんだったらしい。
きっとさぞ美しく、多くの人々が詰めかける場所であったのだろう。
そんなかつての栄華を見逃したなら、あまりにしいと少女は思った。

今となってはもう、壊れた燭台しょくだいと会衆席の間を歩くのは彼女だけしかいない。
……そう、そのはずだった。だが、まばたきをしてもそこには、誰かの姿があった。

誰かが彼女から左側にあるちた壁際かべぎわに立っているのだ。

昔の彼女であったなら、不用心にも、にこっと無邪気に笑いかけたかもしれない。
しかし今は、当惑とうわくした様子でかげを帯びた少女を見つめている。
もちろん、おさえきれない喜色に、落ち着きのなさも明らかだったけれど。

記憶の外、この世界の中で、目の前に人がいる。
ずっと孤独に、ここまで歩いてきて、ようやくやっと、ほかの誰かがいる。
生きて、息をする、もう一人のひとが。

もう一人の少女は彼女には気付いていないようだった。パラソルをかかえながらその場に立ち、ねむっている。
その少女の影を帯びた輪郭りんかくは世界から一際ひときわ目立っていた。はなれていても輝いているように見えたので、
自分が白昼夢か明晰夢めいせきむでも見ているのではないかと思ったほどに。

そうして話しかけようと口を開いたとき、もう一方の少女が意識を取り戻した。

忘れ去られた、悲しくも悪しきものたちの代弁者である黒の少女は、
目覚めてすぐに、眼の前の白い装いの少女を見た。

黒き少女はすぐに、光の担い手である少女を安心させていた呼吸をひそめて、
その唇を開きかける――だが、出てくる問いかけはなかった。
言葉の代わりに息を呑むと、いぶかしげにまゆを持ち上げ、ただ、パラソルをより強く握り込む。

彼女自身の心からき立っていたのは、白の少女よりも苛烈かれつで、歪なよろこび。
顔に広がる想いをそのままに、混沌の少女は飾らない、うっとりとした笑みを浮かべていた――。

https://wikiwiki.jp/arcaea/ストーリー/Main Story/Vicious Labyrinth

 

光はあることを考えていた。この世界の廃墟群を見る度に、無知の喜びに溺れてはならず、これらのことをよく知って、何かの役に立てたい。

これまでにも硝片の記憶を通して見た景色と似ている部分が多いため、もしかしたらこの世界にも、同じようなものがあるのかもしれない。

ある巨大な廃墟に入った彼女は、そこにいたであろう多くの人々が作り出す栄華のシーンを見逃したかもしれないと思い、惜しいと感じた。

コール
あ、光ちゃんだね〜。

 

その中にある燭台と会議席の間を歩いているのは光しかいないはずだが、彼女の目に映ったのは他でもない誰かがそこにいた。

以前の光であれば、不用意に近づいていたが今は困惑しつつ対象を見つめる。この世界に自分以外の人間が存在するのか?

ただしその対象はこちらに気づいておらず寝ているが、こちらが話しかけようとした瞬間に意識を取り戻す。

黒の少女=対立は感じる。眼前の光よりも強く、歪んだ喜びを。そのままうっとりとした笑みを浮かべている。

クロミちゃん
とうとう対面したワネ…。

 

あの時、欲望のままに喜びを欲した行動に、間違っていたと気づいた光ちゃん。同じ轍を踏まぬよう、自らの意思でこの世界を知る。

目の前に良い記憶が思い出されそうな場所があっても、もう自分を見失わない彼女は強くなった。と思えたのもつかの間、事態は急展開。

何の因果か、光ちゃんの前に対立ちゃんが現れたのだ。しかしここまでの物語を読んだプレイヤーはよく分かる通り、危険な存在と化した彼女。

対立ちゃんのドス黒く、歪みまくった心は誰かを傷つけられるターゲットを見つけられた喜びにほかならない。光ちゃんの運命やいかに。

 

出会ってしまった2人

悲しみの記憶を紡ぐ迷宮を破壊した対立ちゃんは、本来抱えている希望という矛盾に苦しみ、果てには何も感じなくなった。

どころか改めて世界を歩み始めると、彼女をイラつかせる事実しか判明しないので、更に悪堕ちしているような状態になっている…。

そんな中、とうとう主人公2人はとある場所で邂逅を果たす。人を傷つけたくてしょうがない対立ちゃんと、相手をひたすら警戒する光ちゃん。

とんでもないバトルの予感がする。

 

今回はここまで。運命の出会いをした2人の行く末は、別の楽曲パック”Adverse Prelude”へ展開するストーリーになる。気になるな…。

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