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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察⑦ Vicious Labyrinthその2

  • 2025年3月31日
  • 2025年7月22日
  • ARCAEA

記事公開日:2021年5月9日
最終更新日:2025年3月31日

 

「破壊と滅亡を司る深窓の令嬢」。という言葉がぴったりだと思いたくなるくらい、黒の主人公である対立ちゃんは世界を憎く感じる。

今回はArcaeaの楽曲パック、”Vicious Laybrinth”のストーリー後半部だ。徹底的に破壊を始めた対立ちゃんは、この後なにする?

ちょっと落ち着いてくださいよ。

 

Arcaeaストーリー Vicious Laybrinth②

前回は前半部に何があったかをざっと見たけど、悪に支配されてしまった対立ちゃんは、悲しみが集まる迷宮に入り内から破壊しまくる。ああ、と言っても誰かに操られたとかそういうわけじゃなく、自分の意志だけで破壊活動をしているので、色々ご乱心中。

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さて、内部に潜入して迷宮を破壊し尽くすことに成功した彼女は、その後どんな顛末を迎えるのか。なかなか穏やかじゃないな。同じ時間軸で進んでいる光ちゃんは、記憶の硝片を集めすぎて大惨事になるところだったが、対立ちゃんは逆に根絶するために動く。

ねだやしのとびらを開いた先へ進め。

 

Axium対立から続く

https://arcaea.lowiro.com/ja

 

マップを見れば分かる通り、後半部なのでそのまま横へ地続きで見れる。2-Dはストーリー分岐のように見えるが、そうじゃない。

ここを読んでからが、物語の本流なので先に読み終えておこう。2-7は隠し楽曲”Grievous Lady”の解禁が必須。

もちろんただ読むだけであれば、下の記事の解放条件で全てPASTの難易度で行えばいいだけなので、別に難しくはない。

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2-7

自分の力を確信した対立に、突如心臓への痛みが襲いだした。困惑しているところに迷宮の瓦礫や硝片と共に、更に下へ落ちていく彼女。するとどこかの海へ投げ出され、一緒に落ちた硝片同士がぶつかり合い、嵐を形成する。その中心で、対立はうずくまっていた。

今彼女は全身を包む激しい痛みに苦しみつつ、頭を混乱させていた。正気が保てなくなる中、あの時見た世界の終わりが彼女の視界を覆いはじめてしまう。

ダッフィー
おいおい、なんかヤバそうだな。

 

全てを破壊できるほどの力があると自信に満ちた対立ちゃんは、突然として苦しみだした。無意識に感じていた、喜びが急に意識の表面へ出てきた結果の混乱が原因だと思う。どうやら完全に割り切れていなかった模様。

彼女も欲望に支配されつつ、実は目に見えるもの全てが自分の思ったものとは違ったんだと思う。それを記憶の力でイレギュラー化したか。いや、暴走する彼女のためを思うのであれば、むしろ起きるべく必然なのかも。止まるきっかけが欲しかった?

 

2-8

この世界を歩いてきた対立は、様々な感情を見てきた。多くは怒りだったけど、裏を返せば希望に変わる可能性も持ち合わせていた。

実は彼女、希望を信じつつたくさんの悲哀と向き合うことで、いつか打ち砕けるものだと思いながら行動を起こしていたのだ。

残酷な運命というのは、希望を掴む直前で消されること。悲しみを感じた直後に絶望への変化こそ、彼女が感情的に行動した原因。

そんなこの場所は、死んだ世界の集積場としての役割を持つ。見えた記憶は、過去の世界が終わることを指し、彼女はそれを目視する。良い感情も悪い感情もすべて無くなり、もはや何も感じることはない。

スティッチ
抜け殻化したか!?

 

ここで対立ちゃんは思い出す。やっぱりどこかに希望という存在を、必ず見つけられると信じた部分があって行動していたと。しかし眼前に映るものは相変わらず、嫌な記憶=誰かが頭に残した過去世界の終焉ばかりだったから、ずっと絶望しかなかった。

まぁそりゃ、出口のないトンネル状態で彷徨っていれば、そうなるのも無理はない話。これはこれで、対立ちゃんも不運かな…。そうして矛盾を抱えたままおかしくなってしまい、逆に何も感情が起きなくなっちゃったのはもうやるせないね。

 

2-9

あの迷宮を含めて、対立が集めた記憶は硝片となって周囲に散った。そしてそれを見た彼女は、静かにゆっくりと数を数え始めた。

引き寄せた硝片は蝶となり、彼女の命令でこの世界を映し出す。戻ってきた蝶の羽をもいで捨てた。全てを砕き、塵へ返すために。

時が流れ改めて世界を歩き出した対立は、もう硝片を集めない。廃墟で見つけた傘をいじると、カラスのような硝片を呼べるから。

しかしそれが伝えてくる事実は空虚なものだったので、苛立ちが募る。段々彼女は、自分が傷つけられる”誰か”を欲するようになった。

タート
あれ?、なんかおかしい?

 

目にハイライトが映ってなさそうな対立ちゃんは、何も感じない状態のまま再び歩き出す。どうやら新しい力に目覚めたようで、使い魔?を使役するように。

しかし情報収集用の道具にしか使わない彼女は、用が済んだらゴミにする冷徹さが残っていた模様。なんというか、冷徹な魔女だね。

まぁ結局苦しんだところで絶望には変わりないのだから、しょうがないのかもしれない。

とはいえ、募ったストレスを解消するために、他人へ危害を加えようとするその真意は、計り知れない闇を感じる…。

 

V-0

光はあることを考えていた。この世界の廃墟群を見る度に、無知の喜びに溺れてはならず、これらのことをよく知って、何かの役に立てたい。硝片の記憶を通して見た景色と似ている部分が多く、もしかしたらこの世界にも、同じようなものがあるのかも。

ある巨大な廃墟に入った彼女は、そこにいたであろう多くの人々が作り出す栄華のシーンを見逃したと思い、惜しいと感じた。

コール
あ、光ちゃんだね〜。

 

その中にある燭台と会議席の間を歩いているのは光しかいないはずだが、彼女の目に映ったのは他でもない誰かがそこにいた。

以前の光であれば、不用意に近づいていたが今は困惑しつつ対象を見つめる。この世界に自分以外の人間が存在するのか?

ただしその対象はこちらに気づいておらず寝ているが、こちらが話しかけようとした瞬間に意識を取り戻す。黒の少女=対立は感じる。眼前の光よりも強く、歪んだ喜びを。そのままうっとりとした笑みを浮かべている。

クロミちゃん
とうとう対面したワネ…。

 

あの時、欲望のままに喜びを欲した行動に、間違っていたと気づいた光ちゃん。同じ轍を踏まぬよう、自らの意思でこの世界を知る。

目の前に良い記憶が思い出されそうな場所があっても、もう自分を見失わない彼女は強くなった。と思えたのもつかの間、事態は急展開を迎えることに。

何の因果か、光ちゃんの前に対立ちゃんが現れたのだ。しかしここまでの物語を読んだプレイヤーはよく分かる通り、今の対立ちゃんは危険な存在と化した女の子である。

彼女のドス黒く、歪みまくった心は誰かを傷つけられるターゲットを見つけられた喜びにほかならない。光ちゃんの運命やいかに。

 

出会ってしまった2人

悲しみの記憶を紡ぐ迷宮を破壊した対立ちゃんは、本来抱えている希望という矛盾に苦しみ、果てには何も感じなくなった。

どころか改めて世界を歩み始めると、彼女をイラつかせる事実しか判明しないので、更に悪堕ちしているような状態になっている…。

そんな中、主人公2人はとある場所で邂逅を果たす。人を傷つけたくてしょうがない対立ちゃんと、相手を警戒する光ちゃん。

とんでもないバトルの予感がする。

 

今回はここまで。運命の出会いをした2人の行く末は、別の楽曲パック”Adverse Prelude”へ展開するストーリーになる。気になるな…。

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