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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察⑧ Adverse Preludeその1

  • 2025年3月31日
  • 2025年7月22日
  • ARCAEA

記事公開日:2021年5月12日
最終更新日:2025年3月31日

 

「2人による不都合な前奏曲とは、どんな音色を?」。喜びに祝福されすぎた少女と、破壊に身を委ねすぎた少女という組み合わせ。

今回はArcaeaの有料楽曲パック”Adverse Prelude”で解禁される、物語第一部第一章の最終盤(特に前半部)を見届けていきたい。

2人の運命が複雑に絡み始める。

 

Arcaeaストーリー Adverse Prelude①

前回はあの”Grievous Lady”を収める有料パックである、「Vicious Laybrinth」の後半部で、対立ちゃんが何をしていたのか見てきた。

迷宮を壊した彼女に突如襲いかかる苦しみは、更に心を歪めてしまい空虚になった。それはそのまま、より強い破壊衝動へ。

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こんな闇を抱えた彼女は、静かに誰かを傷つけたいという黒い欲望を持ってしまった。何かの必然か、とある廃墟を歩いていた光ちゃんと対立ちゃんは始めて出会う。お互い、この世界には自分意外存在しない、とずっと孤独に思っていたのに。

対立ちゃんは格好のターゲットを見つけたと言わんばかりに、ものすごく悪い笑みを浮かべながら相対する光ちゃんを見つめる…。

さぁ、君たち何を始めるつもりだい。

 

様子見のターン

https://arcaea.lowiro.com/ja

マップ上ではV-0からスタートに見えるが、実際このパックはV-1から始まる。

今回の物語は、特段分岐等も無く隠し楽曲もなし。それぞれ指定されたパートナー&曲を、順番にクリアしていけばすぐ解放される。

まずメインストーリーの一章目第一部はここで幕を下ろし、第二部へ移行することになる。節自体は4つしか無いけど。1つ1つが長めなので2個に分割して解説するね。ここではVS-1とVS-2のみをまず見ていこう。

 

V-1

対立は遭遇した光を見つめる。長い間混乱していた彼女は、目の前に本物の人間がいることを認識しているが、ただ微笑みを浮かべるだけ。相手に名前を尋ねたがわからないようで、逆にこちらも名前を聞かれた。対立は一切答えない。

光は違和感が拭えず、この世界で出会ったことが間違いなのかと思い始める。周囲に漂う硝片はその場に留まり、今までと違う怪しげな動きを見せ始める。

ジェラトーニ
無視しないでよ〜(ニヤニヤ)

 

光は更に言葉を紡ぎ、一緒にいて助けあおうと提案する。しかし、対立を見ると無表情のまま空を見上げていたが、話はちゃんと聞いていた様子なのが分かる。

対立は己が抱える苛立ちを、光が出した提案によって貫かれたように感じる。自分の心中では、何かのチャンスを欲していたようだ。

この2人の間には、警戒や慎重さが残っている。それはこの世界が、想像以上に危険な場所だというのが光にはわかっていたから。

ダッフィー
心に一瞬響いたみたいだな。

 

Arcaeaの世界で出会った2人は、色々な感情を混ぜながら会話を始めたシーン。

光ちゃんは質問に答えるけど、対立ちゃんは答えない。冷てえなオイ。とまぁ、なんとも言えないぎこちなさが漂う状態なのが…。

それでも何とか光ちゃんはこの世界で生き抜くべく、お互いの助け合いを希望するのはやっぱり優しい雰囲気を身にまとう証拠。

まぁ光ちゃんだけ、明確に自分が死にかけたとわかっているから、そうしたいのも当然。対立ちゃんはあまりそう感じてない模様。

 

ただ光ちゃんが出した言葉は、対立ちゃんにも届いたらしく、深く暗い闇の心に、何かが突き刺さったのを感じたみたいだ。対立ちゃんが欲しがっている答えを、目の前にいる光ちゃんが実は持っているかのような。キミは希望を必要としていたはずだからね。

ならばその手を取り合って、協力するのが対立ちゃんにも有益だと思うんだけど、本当にそうするのかは定かじゃないのが難しい。

 

V-2

2人はポツポツと会話を続けるが、これだけたくさんの記憶の硝片があるにも関わらず、お互い自分に関わる記憶は全く持っていない。

そこで次に対立は光に、硝片についての話を始めた。それぞれの視点では、見えている記憶の内容が真逆になることがわかった。

幸せな記憶を見続けた光の話を聞いて対立は、彼女が沿う感じていないことに気づく。光は肯定し、途中で死にかけた話を教える。

それを聞いた対立も、陰惨な記憶による破壊衝動の苦難を伝え、お互い悟った。どうやら、2人ともこの世界を理解したいという欲望があるという事実を。

アナゴン
腹を割り始めたね。

 

この会話を経て光は友好関係を築きたいと思うが、対立が抱える暴力的衝動は簡単に抑えられない。目の前には格好のターゲット。

それに抗う彼女は、”誰かに会いたかっただけ”と独白する。そして”あなたを傷つけたくてしょうがない”とも付け加えた。しかし光は心が壊れているわけじゃないと答え、あなたは自分自身を救ったのだと伝える。

タート
優しいなぁ…。

 

でも対立はそう思わない。あの衝動のまま迷宮を壊した自分は、とっくの昔に死んだ。本当に彼女が求めるのは、光こそ一縷の希望。

目の前の少女の思考こそ、自分の心を痛めつける。その事実に気づいた光はどうすることもできなかったが、対立は立ち上がる。

するとある硝片は、今までと異なる輝きを放ち、ある光景を映し出す。そこにあったのは、誰も知らない未来だった。

クロミちゃん
気難しいワネ。

 

それぞれが歩んだ旅の体験談を語り合った2人は、それぞれの本音を伝え始めたところ。

ここで光ちゃんは自分が傷つけられるかもしれないのに、そっと包み込む。それほどまでに、対立ちゃんを助けてたくてしょうがない。その対立ちゃんも、光ちゃんを見上げて自分が望んだものを持っている人物かもしれない。と思えたのは、一種の僥倖かも。

中々ツンツンしているが、マイナス感情を抱えた対立ちゃんも、ぜひ一度凍えて固まる黒い心を融解してほしいかな。差し伸べられた手を取って、自分がきっちり救われるような結果になってもらえないのか…。

 

素直になれない対立ちゃん

それぞれ目覚めてから、種類が違う苦難の道を歩み続けた2人は相当に大変な思いをしてここまでやってきた。そして出会った。

対立ちゃんは自分の行いを卑下し、己も含めてこの世界に相当な嫌気が差している。そのため、他人の言葉にも耳を貸しにくい。

彼女の優しい言葉を、どう自分の中で飲み込んで許せば良いのかの折り合いがつかないんだろう。こうなると、自己解決は難しい。

光ちゃんは対立ちゃんを救えるか。

 

今回はここまで。次回は”Adverse Prelude”の後半部分で、引き続き出会った2人のシーンを追っていく。対立ちゃんの動向が心配だ…。

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