記事公開日:2019年6月16日
最終更新日:2025年1月24日
「キレイな蹴りをマスターして、キックボクシングの王者になってみよう!」。ご存じ、FIGHT DOはボクシングエクササイズの一種だ。パンチやアッパーなど腕をメインとしてるけど、足の要素も中々大きい。
今回はそのFIGHT DOにおける、キックのコツを独自に色々見つけたので共有していこう。しなやかに伸びる足は、美しさの象徴。
そこに高い威力のキックを添える。
ファイドウはキックも盛り沢山
FIGHT DOはその名の通り、自分の腕や足で相手を倒す格闘技のエッセンスを取り入れたフィットネスプログラム。ラディカルフィットネスジャパンと関わりがあるジムだと、色んなところで導入されてるよ。
慣れれば派手に動きつつ、体力や体幹の増強などもできるので非常に楽しいね!
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それはともかく、本記事では普段参加している人に向けた話をしていきたい。なんかイメージ通りに動けない、とお悩みならばぜひ参考に。コツはたくさんあるので、2回分に分けて説明してるよ。ちなみに前回は、パンチやアッパーなどの腕を中心に解説済み。
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今回はもう一つの要素である、美しく強いキックのやり方を各種紹介するぞ。今まで以上に体重移動、平衡感覚や足の筋肉が重要。
一撃KOできる蹴りを身に着けよう。
片足立ちを要求される
キックは足で行う動作。そして相手を蹴るということは、自分の身体を一本の足で支える必要あり。蹴ってる足は空中にあるからね。
どの方向にキックを繰り出すにしろ、片足立ちになのは変わらない。最初はバランスを保つのに、結構苦労する。また、ある程度平衡感覚が養えても足がキレイに伸びなければ意味ない。筋肉や関節の柔軟さも必要なのだ。
なので、日頃から足を鍛える筋トレとか事前に鍛えてあれば、それだけで有利に。後は股関節のストレッチもおすすめ。
キックの注意事項
とはいえ、無理して足を高く上げると腕以上に怪我をしやすいのが困りもの。更に、他の参加者を蹴っ飛ばす可能性もあるので、注意してくれ。先に2つだけ言わせて。
1つ目は足の高さだけど、最初は低めで大丈夫。段々どこまで上がるか、少しずつ目標を高くしよう。ただしやりすぎると股関節、お尻、太ももなどの肉離れを起こす危険性があるので絶対に無理しちゃダメ。
2つ目は、蹴る方向を必ず目視すること。キックは前後左右どこでも出せるので、周りの人に当たらないか目で絶対に確認だ。特に後ろ蹴りは、背中側なのでよく見ずに蹴ると他の参加者を蹴っ飛ばして大惨事に。
ここはインストラクターから、度々注意事項として言われると思うのでちゃんと聞こう。


フロントキックは足裏で押す
一言にキックと言っても、いろんな種類があるので一つずつ細分化しよう。まずは基本となる、フロントキックから。その名の通り、正面に向かって足を繰り出すワザだ。狙う位置は、相手の胸から上あたり。
何も考えずに前を蹴ると、サッカーのシュートっぽくなるがそうじゃない。


蹴る足は足裏を相手に押し付けつつ、反対の足で膝を少し曲げてバランスを取ろう。上半身は少しだけ後ろ寄りでOK。直立より若干膝が曲がるとふらつきにくく、足の高さも上げやすくなるので一石二鳥だ。
腕は自分の上半身をガードするように。
サイドキックは腕をうまく使え
基本的なキックの一種である、横向きの蹴り。サイドキックとよく呼ばれる。まず足の動きは、構える段階で両足を揃える。そこから膝をへその前に通過させてから、横に足を真っ直ぐ伸ばそう。かかとは外側へ。
蹴る瞬間に、上半身を斜め反対へ少し傾けておこう。また、へそで一瞬溜めを作ると、威力が増してメリハリがつきやすい。


そのままだとふらつきやすいので、腕の動きも同時に行って平衡感覚を高めよう。構え動作で足を合わせると同じタイミングに、蹴る側の手でグーパンチ。反対は脇を締めつつ引き手にしよう。そのまま蹴っ飛ばせ!
バックキックは腰の高さまで
高さは一番出にくいので、相手の腰辺りを狙う感じで十分だよ。それ以上いくと、自分が前につんのめっちゃうから。


上半身は床と並行になるように下げて、手は顔の前辺りに持ってきてバランスを取ろう。T字に近いようなシルエットになれば正解。
回し蹴りは足の甲で蹴る
お次はラウンドハウスと呼ばれる、回し蹴りについて。腕の置き方は、サイドキックと全く同じなのでそのとおりにしてみよう。足は蹴る直前にピッタリくっつけるのだが、体を支える側はかかとを真横〜少し斜め前に向けてみよう。こうしないと蹴れない。
キックする側は同時に、膝を思いっきり曲げた状態でへその高さまで上げよう。この時、上半身は斜めを向いてれば正しいよ。


後はそのまま、膝から先だけを相手の顔面に向かって蹴ればOK。顔が足の甲で攻撃できるようにすれば、美しい回し蹴りだ。軌道は外側から半円を描くように上げていく。イメージは、ハリセンの平面でスパーンと側頭部にツッコミを入れる感じだろうか。
タイキックはつま先で刺す
さてお次はタイキックだ。テレビ番組で見かけるタイキックは、おしりを狙う場面が印象的だけど、FIGHT DOだと違う。攻撃箇所は、相手のスネ全体を目掛けよう。


腕の動きが他のキックと違う部分が多く、特段こうしなきゃいけないってのがない。威力を高めるために、腕を一瞬振るくらいかな。足も他と比べると変更点が少々あって、構え動作を一切挟まない。とにかくつま先を相手の足に刺せば、ひとまずは大丈夫。
多少足で振りかぶると、より攻撃性が高まるので余裕が出たらやってみてね。
飛び蹴りは踏み切りが重要
最後はそんなに多くないけど、ちょいちょい見かける飛び蹴り。通称ジャンプキックだ。一瞬飛びながら、最初に説明したフロントキックをかますワザ。これで蹴られたら、相手の顎はひとたまりも無いだろう。
腕はタイキックと同じく、特定の動作がない。ジャンプの勢いをつけるために、前後へ振るくらいなので特に意識しなくていいよ。問題の足なんだけど、踏み切りのタイミングを掴めないと永遠にできない。流れで見るとこんな感じなので、ゆっくりやってみて。
②蹴る側の足で地面から飛ぶ
③空中の一瞬で前後を入れ替える
④蹴る側の足で前を蹴る
⑤着地


手順を間違えるとそもそも飛べなかったり、飛べてもキックのタイミングが合わずに膝がビヨーンと伸びたてダサくなっちゃう。頑張って練習しよう。吾輩も油断すると、今でも普通に間違えるよ(笑)
あなたも強いキックボクサー
これで頻出する、キックのパターンは大体網羅してきた。パンチだけよりも、少し複雑な要素が多いと思うので、一個ずつ着実に積み重ねよう。スラリと空中に伸びる足は、非常にまっすぐかつかっこよさとキレイさの証。
美しい蹴りをマスターしよう!
今回はここまで。これでFIGHT DOにおける動きのコツは、十分知識が入ったはず。後は日々のレッスンで、細かい意識をどんどんしてみて。インストラクターさんから一目置かれる、そんな凄腕の参加者になれるかも?