記事公開日:2018年1月24日
最終更新日:2025年1月24日
「自分が最強のキックボクサーになる、闘いのエクササイズ」。ラディカルフィットネスジャパンが贈る、かっこいいプログラム。
FIGHT DO。
インストラクターのように強く、かっこよく動くためには色んなコツを学ばないといけない。メインの腕と足は特に。
今回は、かつて5年以上このプログラムに参加した我輩から、動き方のミソを解説していくよ。
まずはパンチの基礎固めから。
ファイドウのコツは一歩ずつ掴む
スポーツジムは、スタジオで毎日色んなプログラムが組まれている。ダンスや筋トレ、ヨガなど非常に多彩だ。原則、どんな人でも参加できる。
本記事で取り扱うFIGHT DOは、キックボクシングの動きを取り入れた激しめのレッスン。パンチ、キックを中心に、ひたすらワザを繰り出すもの’。
体力を消費するので、自身がなければ緩めに動けばOK。スタミナがある人なら、ダイナミックに動けると人一倍楽しいだろう。
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さて今回の本題は、完全初心者というよりプログラム経験者に向けたお話をしたい。ずばり、どう動けばかっこよく見えるかだ。
これについて細かく解説するので、良かったら参考にしてほしい。吾輩はお客さんとしての目線で、説明させてもらうよ。
腕の動き、細かく観察してる?
腕をただ出せば良いわけじゃない
なるべく細かく解説すると、相当長くなるので2回に分けてお送りするよ。初回は上半身を中心に見ていきたい。
FIGHT DOにおいて、腰から上の部位でよく使う場所といえばもちろん腕。パンチやアッパー、エルボーの主軸になるよね。
カッコ悪い動きでよくありがちなのは、動かしているのが腕だけになること。これだとキレと勢いが全く出ずに、弱々しく見えちゃう。

腕と同時に、体全体(肩や腰のひねりなど)の体重移動とかが必要になってくる。これにはある程度の筋力、スタミナが無いと難しいかも。
プログラムは途中休憩があるとは言え、45〜60分間を戦い抜くので。本気でやるなら、事前の体作りは多少なりともしておくのがベスト。
全ての大きな意識は2つだけ
とはいえ、そもそものフリがわかっていないとコツも何もあったもんじゃない。なので、その時やるトラックの動きをざっくり覚えよう。
フリの組み合わせがわかってきたら、細かいところを少しずつ意識しよう。あと、体力が途中で減ってきても足だけは止めないように。
全ての動きで覚えておくと良いこと↓
・動きを流さない
体の連動はさっき話した通り、腕だけとか足だけの動きにしない。勢いをつけようと思えば、他の体の部位も自然と動くので。
もう一つの動きを流さないというのは、言い換えると勢いに体が振り回されないよう、止めるコントロールを行うことだ。

要は動きかたを”静”と”動”に、はっきり分けるとメリハリがつくよ。動くところは素早い動作、止まるところをは一瞬でピタッと固まる。
これ、ダンスとかでも全く同じ使える意識になるので、是非試してみてね。
基本の待機スタンス2種
さっきの2つを前提において、ここから具体的な話に移る。まずは待機姿勢から。
プログラム中ではファイトスタンスと呼ばれるかもだが、殴り合いの臨戦態勢のことだ。
両腕は胸と顔の下あたりに構え、顔を前に向けて少し前傾姿勢になろう。加えて膝を曲げて、腰を少し低めに落とす。
素早い動きがやりやすくなるよ。
もう一つは正面を向き、足を左右に広げるフロントスタンス。これも下半身はさっきと同じく、膝を曲げて少し腰を落としておいてね。
そのほうがパンチもエルボーも、ボディブローとかだいたい全ての動きがやりやすい。
パンチは肩も一緒に突き出す
最も動作の回数が多い、シンプルなパンチ。これは腕と同時に、肩もぐいっと前に出してあげよう。腕のリーチ、突き出しのスピードが上がる。
特に一発ずつゆっくり打つ場合は、強くここを意識しよう。速い連続パンチも、だんだん強く殴れるようになるよ。
ファイトスタンスを取っているなら、後ろ足のかかとを少し上げるとよりGOOD。攻撃後の腕を素早く引っ込めると、もっとかっこいい。
正拳突きは引き手をはっきり
パンチの亜種として、空手でよく見る正拳突きのパターンもある。こっちのケースは、また違うコツがあるんだよ。
攻撃というより威嚇なので、殴らない方の腕をしっかり引き、拳を腰辺りにピタッと添える。
更にさっき話した、”静”と”動”のコントロールがやりやすいので、動作が終わった瞬間に動きを完全に止める。また素早く動き出す、の繰り返し。

アッパーは斜め前上あたりを狙え
次は相手の顎を下から突き上げる、アッパーだ。これもパンチに次いで、よく出る動きの一つ。
ゆっくりならば、身体全体を縮めてからの上に伸びるよう勢いをつけてやってみよう。狙うのは正面の相手なので、前方斜め前あたりで。
想像より下から潜り込む感じかな。
連続での素早いアッパー連発だと、相手の懐に入り込む猶予がない。その時は、肩を前後に動かすようにしながら腰を捻りつつ殴ってね。
腕だけになると、大変かっこ悪い。

エルボーは最後に振り抜かない
お次はコイツ。拳じゃなく、相手の顔面に腕全体を当てるエルボー。真横・下から反対の斜め上・上から反対のななめ下など、ルートが多い。
一番多いのは真横かな。
この場合は、肘を90度に曲げつつ、腕の内側を思い切り相手にぶつけよう。その時、同じ側にある足の踵を少し浮かせるとなお良い。
ただし、勢いがつきやすいのでそのまま腕が振り抜けやすい。きちんと途中で止めること。そのままよろけちゃうよ。
下から斜め上ならアッパーと似ているので、これまた相手の懐に潜り込んでからを意識。かかとも一緒に少し浮かせてね。
上から斜め下だったらば、足の踏み込みもセットになるはず。腕は一瞬上で溜めを作ってから、思い切り斜めに叩きつけよう。

サーキュラーは肘殴り
エルボーと似た動きで、サーキュラーがある。こっちは肘を尖らせた状態で、色んな方向から相手に打ち付けるワザ。
ただし肘打ちのように突き刺すのではなく、あくまで肘で殴るのでちょっと違う。
全パターン共通で、手は手刀状態に。
真横サーキュラーは、エルボーと同様にかかとを少し浮かせながら。決して振り抜かないこと。
下から真上だったら、足で踏み込むと同時に思い切り脇を見せつけるようにしてみて。

もう一つ、両手で行うダブルサーキュラーは正面にいる相手への攻撃。片足を踏み出すのは変わらずで、相手の首あたりを狙ってみて。
イメージより少し上あたりだ。
肘打ちと裏拳は体重を乗せる
肘打ちと裏拳は、両者共通で打つ方向に思いっきり体重を乗せよう。打った直後は、重心を体の真ん中に戻すのを忘れずに。
あと裏拳についてはもう一つあって、腕は肘より先だけを伸ばして打つように。肘の位置がブレるとダサくなっちゃう。
ボディブローは腕と床を平行に
ボディブローは、相手の腹を殴りつけるワザ。腕より下にある部位を狙うので、腰を落として体高を下げないといけない。
最初からある程度腰を低くしておけば、楽に高度を下げられるはずだ。この状態で、拳を床と並行になる感じで相手の腹にぶつけてやろう。
遅いパターン、速いパターンともにこれで十分だけど、上半身は少しだけ前傾にしてね。やりすぎると顔が下を向いちゃうから。

型はやはり”静”と”動”
ここまではよくある腕の動きをメインで見たけど、最後のこの部分だけは少し特殊。曲ごとに使われる動きの”型”、についてのお話。
ボクサーというより、空手家の動きを要求されるところだ。最初の方で説明した、正拳突きとも関与が深い部分。
これは各曲で動きが異なるので、まずはフリを暗記するのが必須。そのうえで、一瞬の素早い動き+止めるところは完全に固まるを意識だ。

最強のボクサーを目指せ
ひとまず、オーソドックスな腕関連の動きはこんなもんかな。格闘技なので、やはり小回りが効く腕はかなり多用するよね。
余裕が出てきたら、毎回一つずつ意識してみると少しずつ動きにキレが出始めるはずだ。
チャンピオンに相応しい動きを。
今回はここまで。当記事で話した内容は、もしかしたらインストラクターさんからも聞いたことがあるかもしれない。
他のお客さんより、強くかっこよくスマートなパンチを繰り出せるように頑張って!
キックのコツ解説である後半はこちら。
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