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リトモス基本ステップマスター講座 初心者から脱却への道すじ

記事公開日:2018年1月23日
最終更新日;2025年5月22日

 

「リトモスってそもそも、何から覚えたらいいのよ…?」、とダンス未経験はまずこれにハマる。

体のパーツごとに分けると、足・上半身・頭・腕・手が全部違う動きを要求されるからね。

 

吾輩も慣れないうちは同じことを考えてたし、インストラクターの動きが速すぎて、気づいたら完全に置いてけぼり状態。

まぁあるあるなんだけど、レッスン外でもイメージできるように、ここでは”足の基本ステップ”に集中してお伝えしよう。

そう、まずは足だけ行くよ。

 

リトモスの”基本ステップ”は足

ダンスというのは、大別して上半身と下半身が全く違う動きを組み合わせて、各種たくさんの振り付けで構成されるもの。

いわゆるマルチタスクを矢継ぎ早に要求される、スポーツや運動って感じなんだよね。

ガチ勢・フィットネスのゆるゆる勢問わず、踊りというのはそういうこと。

クロミちゃん
だからあんなに複雑に見えるのネ。

 

話をリトモスに戻すけど、まず初心者は足の基本ステップに集中するのが大事。一度に手などもいっぺんに覚えようとしない。

多くの人が犯してしまう間違いは、最初から手と足を同時に動かそうとするのがそんなに難しく捉えていないことなんだよ。

でも実際やってみると、頭の理解が追いつかなくて「??????」というのは、よくあること。すぐにはできない。

落ち着いて、とにかく足の基本から。

 

足のステップから覚えるべきなの?

リトモスの基本ステップを足から覚えるべき理由は、ダンスそのものの構造にある。

1つ目は体の安定性を担保させること。足の動きが不安定だと、上半身でバランスを取ろうとして、かえって動きがおかしくなる。

2つ目は、頭の中での同時処理軽減を図ること。さっきもちょっと言ったけど、すぐにマルチタスクは簡単にできない。

 

3つ目は、周りと最低限ぶつからないようにするため。どの方向に動くかは足で決まるので、そこは先に抑えたいところ。

4つ目は音楽との同調性も大事かな。足のステップは音楽のリズムと直結しているため、集中してればノリやすくなるはず。

 

手は足よりも細かい動きが多くなりやすいが、足はよく考えると結構シンプル。そこに気づければ、結構デカい有利ポイント。

このへんの要素から足の動きを先に覚えたほうが、色々効率的なんだよね。リズム感を掴むためにも、まずは足から行くべし。

 

主要なものをピックアップ

じゃあここから、リトモスでよく出るメインのステップを軽くなぞっていこう。

やってるうちに、ここ以外で出るものもあるはあるけど、頻出じゃないので大丈夫。

スティッチ
一個ずつだぞぉ!

 

①マーチ

最も基本的であり、一番簡単なやつ。単純にその場で足踏みするだけ。位置を固定して歩く。

普段外を歩く感じで全く問題ないし、原則は右足から踏み始める。

ただたまに左足からということもあるので、イントラの指示をよく聞いてね。

 

②タップ

これもその場でできる簡単なもの。

片足のつま先で床を軽く触るが、軸足は動かさず、もう片方の足のつま先だけを前・横・後ろのいずれかに出して床をタッチ。

タップする瞬間に、若干上半身をひねるとちょっとかっこよくなる。

ダッフィー
斜めの要素でよりダンスっぽく。

 

ちなみに前限定ではあるが、かかとでタップを行うケースもあるよ。

 

③ステップタッチ

横に移動するステップで、右足を右に一歩出し、左足を右足に揃えた後に、左足を使って同様の動きでもとに戻る。

移動後はぴったり足をくっつけること。

慣れてきたら、足を出すだけじゃなく体の重心移動も一緒に加えてみるとよりグッド。

 

④グレープバイン

さっきの発展形で、足を交差させながら横に移動するステップ。

右に移動する場合、「右足を右に出す→左足を右足の後ろでクロス→右足を右に出す→左足を右足に揃える」、という4拍子の流れ。

2拍目が混乱しやすいので、後に動かす足は必ず最初に出した足の後ろに置く、ということをお忘れなく。左右共通で使える。

アナゴン
聞き取りづらい名前のやつ。

 

⑤シャッセ

これは”踏む、近づく、踏む”の3拍子。右移動なら、「右足を右に出す→左足を右足に近づける(着地なし)→右足を右に出す」という感じ。

足を近づける瞬間に、ちょっぴりジャンプを加えて軽く滑らかな動きが良い。リズムを言葉にすると、タンッタタンかな。

ちなみに4拍目はだいたい、後述するマンボウのセットになることが多い。

 

⑥マンボウ(マンボー)

3拍子を使って、片足を前方に出した後元に戻す動き。振り付けによっては、左右に派生するパターンもあり。魚類とは関係ない。

タップとは使う拍子が違い、こちらはすこしゆったりした動作になるね。

吾輩はラテンのクセで、マンボウをする時に腰や上半身に少しうねりを加えてしまう。

コール
ぐにゃあ〜。

 

⑦チャチャチャ

これはラテンダンスの代名詞的ステップの一つである、2拍子のもの。この間に、3回その場で足踏みをしてみよう。

つまり約0・6拍子に1歩という、ちょっと速めの足の動きって感じかな。

もちろんリトモスのラテンでよく出る。とりあえずは、普通に3歩足踏みすれば大丈夫だよ。深く考えなくていい。

 

一応、リトモス内の他ジャンルでもまぁまぁ使われるものでもある。ダンストラックとかね。

ラテンのチャチャチャはつま先だけで、他なら足裏全体を使いつつ、小ジャンプなど。

慣れてきたら、色々使い分けるのも楽しい。

 

足から覚えて確実にレベルアップ

ひとまずはこのあたりを覚えてもらえれば、+αされた応用が来ても混乱しにくくなるとは思う。

基本ステップ習得の秘訣は、「足の動きから段階的に覚える」ことに尽きるのだ。手は後回しでも全く問題ないから大丈夫。

着実に足回りを固めよう。

今回はここまで。足の動きこそ、ダンスの基礎中の基礎と言えるもの。これがままならないと、すべての動きが狂う。

逆に把握さえしておけば、慣れるのも早くなるし、踊りながら考える余裕も次第に出てくるので、ここから攻めるべし。