外に出かけたときに、街中の外国人に目をやるとそれは現れる。
元来の肌色より、明らかに何か絵がかいてあるようなもの。
そう、“タトゥー”だ。
日本人で身体に施す人は、外国人ほどでもないけどいるはいるよね。
Omochiは自分の体を傷つける行為の一種である、タトゥーに関しては全く理解が出来ないのだが…。
「タトゥーを入れて、後悔しないほうが圧倒的に少ない」事実について考えていってみるよ。
ん?、何だあれ?
自分を表現する方法の一つではあるが…
タトゥー。
これは日本語でいう“刺青”と同義。
簡単にいうと、皮膚に傷をつけてそこに着色料を流し込んで絵や文字を書く手法。
元をたどると、これは今日で行われているファッション的な意味ではない。
古代の中国によって行われていた、刑罰の一種が起源とされている。
あたり前だけど、皮膚の内側を着色する以上まず消えない性質のために使われたんだよね。
時間経過では消えない。
時代がさかのぼるにつれて、ファッションとしての使い方がどんどん主流になって華やかなものが多くなったね。
実際に現代のタトゥーを見ると、例え小さくても色合いが派手だったりすごい装飾のマークが多いよ。
もちろん、冒頭でもお話ししたようにOmochiはタトゥーに理解が全くない。
体に入っているわけもないし、今後入れようなんて微塵も思っていない。
でも、ふと日常生活でタトゥーを入れている人を見ると思うんだ。
「なんで入れてるんだろう…。あれだけデメリットが指摘されているモノなのに…。」
各所でタトゥーに関しては、後悔するもののうちの一つだと言われている。
将来的なリスクを考えると、やはり入れておかないほうが圧倒的にプラスなんだけどなぁ…。
この世は不可逆が主だということ
現実世界では、ゲームの世界と違ってセーブ&ロードはない。
よって、世の中の起きる出来事は殆ど後戻りできない不可逆性が強い。
タトゥーにも同じことが言える。
入れた後に、本気で消したいと願う人が圧倒的に多い事実。
(キャリアコネクション調べで)
入れるのは簡単でも、入らないと思って除去するにはとんでもない労力がかかる。
皮膚の内部に着色している以上、入れるとき以上の傷をつけて取り除かなければならない。
つーことは、更なる痛みと治療費を伴うことが考えられる。
痛みに関していえば、どうも入れる場所や手法によって異なる。
大して痛くない場所もあれば、地獄の激痛を伴う場所もある。
しかしどうあがいても、入れるに伴っての痛みから逃れる術は存在しない。
なぜ自分の体を傷つけてまで、オシャレにしたいと思うのか…。
お金に関してもそうだ。
入れるほうでも、例えば500円玉サイズくらいで安くて5,000¥とか。
これも施術者の熟練度合によって、かなり値段が変動するらしいが…。
ぶっちゃけすさまじく高い。
体を傷つけてもらうのに、なぜお金を払う必要があるのか。
これ、やっぱ拷問にしか自分には見えない。
要らなくなって、除去するほうはもっと大変。
いろいろ見てみると、1㎠の範囲でも平気で10,000円弱がかかる。
それに加えて部位ごと、入れ方ごとによって値段は膨れ上がる。
一方痛みのほうは、どうやら入れるときよりも数百倍痛いようだ。
WithNewsに出演した医師によると
「機関銃で撃たれ続けるような痛み」
とも。
それって、無痛ガンとして名高い“ミニガン”で撃たれるってことか?
だとしたら、痛みを感じる間もなく死んでるレベルなんだけど…。
治すのはある程度のラインまでならできなくないものの、完全に元に戻すのは不可能。
これが不可逆性が強いといった理由のゆえんだね。
普通の生活が送れない不都合さ
いってもさっきまでの話は、あくまでも自分の身体とお金にだけ関する話。
本当に恐ろしいのは、日常生活に大きな支障をきたすポイントだ。
今日の日本では、とにかく反社会的なイメージが強すぎるためかなり厳しい立場に追い込まれる。
労働の場、プライベート問わずなんでも壁となってのしかかる可能性が非常に高い…。
これが同じ傷でも、誰かをかばってできた傷とかだったらまた違うんだろうけどね。
ゲーム中のキャラ然り、現実世界でも事情さえ知れば見方は変わる。
人前で脱げない
いや、これは別に露出狂とかそういう話ではなく。
プール・公衆浴場・スポーツジムなど人前で服を脱ぐ可能性のある場所はもれなく使用禁止。
(実は全てそうでもないという話も一部あるが)
威圧感を与えるという、至極全うすぎる理由でどうしようもない。
確かに見る側としては、なんだか怖い人のイメージが付きまとうので当然だ。
特にOmochi的には、スポーツジムを封印されるとなると今の生活を維持できなくなる。
それくらいある意味では依存しているので、それはぜひとも避けたいところ。
肝炎のリスクが高まる
数年前に、かなり大事になった「C型肝炎の訴訟事件」
人間の血液を主とした薬剤に、肝炎の元になるウイルスが混入していたので、使われた患者に大規模な肝炎が広がった事件。
タトゥーも肌に傷をつけて、彫るのでやはり血が出てしまうのよね。
そこに空気中の肝炎ウイルスが要ると思うと、いつ体内に入ってきてもおかしくない。
もちろん、衛生環境は言うまでもなく大事だがどれだけ気を付けていても、その可能性は0にできない。
本来体に穴なんかあける必要のないことに、そんなリスクが付きまとうとなると恐ろしいと思わないか?
意中の相手と離れた時、どうするの?
よくタトゥーをする理由として、「意中の相手の愛を刻むため」みたいなことを聞く。
うん、愛情表現を出すこと自体は、すごく良いことだと思う。
しかしやり方は他にもあるだろう…。
もしその相手と、何らかの原因で別れることになった時、その愛情のタトゥーはどうすんの?
ほぼ100%邪魔な存在になるよね?
人間の愛情は、残念ながら同じ相手に一生涯続く保証はない。
ラブラブな時に、そんなことまで考えるのは無粋と言えば無粋だが、自分の体を使う以上きちんと考えるべきだ。
医療的にも、マイナスがある
生きていくうえで、体は常に健康でいられるわけではない。
風邪を引いたり、骨折をしてしまうなんてことはある。
そんなときにお世話になるのが、病院(医療)だよね。
しかしその医療も、タトゥーを入れているから受けられないなんてこともしばしばあるようだ。
よく聞くのが、MRI検査を受けられない。
施術個所の着色料の中には、磁性体と呼ばれるものが入っていることが多い。
この磁性体って、要は磁力を帯びる物体のこと。(磁石とか)
MRI検査を受けるときに、その磁性体が反応して皮膚表面にやけどを引き起こすとか。
そうならないように、断られることがあるんだって。
若いうちならMRIのお世話になることも少ないと思うが、年老いてくると絶対に使うよね。
体の内部が、調べられずに他の疾病が発見できないとかもうどうしようもないよぉ…。
マジで何のメリットもないな…。
自分の将来を棒に振ることなく!
もちろん入れる入れないは、あくまで個人の自由。
これを知ったうえで、覚悟があるのならば入れてもいいんじゃないかな。
しかし、Omochiから言わせれば絶対に入れることはお勧めできない。
いくらなんでも、オシャレや愛情表現に命をかけすぎだと思うんだ。
そうじゃなくて、他に方法はいくらでもあるのになぜこれを選んでしまうか分からない。
もし入れたくなっても、今後の人生にどれだけ影響が出るかよーく考えること。
それを知ったうえで、どうするかは何回も振り返りながら決断するしかない。
今回はここまで。
まぁ決断するしないに関わらず、そもそもこれに関しては興味を持つこと自体が間違いなきがする。
煙草並みに、体に有害にしか見えないんだよね。
本当に刺青に価値があるか?
いや、無いなぁ…。