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グルーヴコースターfor SteamはAC版と同じクオリティ さすがの完成度

「グルコスを自宅でも遊べるようにしたい!」

本ゲームはゲームセンターで遊べるタイプのリズムゲーム。

TAITOより提供されており、吾輩も数年単位でプレイ中だ。

いままではゲーセンに行かないとできないものだったが…。

 

稼働から数年の時を経て、PCとNintendo Switch版もリリースされたよ。

この2つのどちらかを使えば、自宅でもグルコスを楽しめるというね!

今回はSteamでプレイできるバージョンをやったので、その感触を紹介しよう。

ゲーセンの好きなゲーム、手軽に自宅でできるのは大きな魅力ですわ。

 

グルーヴコースターfor Steam 変わらない楽しさが嬉しい

TAITOと言えば、スペースインベーダーゲームを開発したことで有名だ。

古き良きドットとシューティングを組み合わせた、昔のゲームの金字塔。

その流れ(ジーン)を汲み、リズムゲームに転用したらどうなるのか。

そんな試みで作られたのが本ゲームである。

 

一番最初は携帯アプリ版で、2011年7月に配信スタート。

後にアーケードへ移植され、こちらは2013年1月に稼働開始。

そしてかなり後にPC版(Steam)より、2018年6月に配信が始まった。

一番最後のNintendo Switich版は、2019年11月にDL専売でスタート。

我輩、初代アーケード版から地道にこのゲームをプレイし続けている。

現在の実力は何とかDIFFICULTY15(最高難易度)が解禁できた程度。

多分全体で見れば中級者レベルだと思う。

 

そんな中、気づけばPC(Steam)版が配信されたという情報を知り…。

先日、Steamアカウントを取得しすべてを一括購入。

本記事はちょっと遊んでみたレビューのお話だよ。

なんといっても、画面の演出はほぼAC版と同じでとても感動しました!

あのハイクオリティな映像は、ほかの音ゲーと一線を画しているからね。

まぁ操作感は全くの別物だが、使っている機械が別物だからしょうがないかな。

 

アーケード版とSteam版の比較

全てここの情報は非公式Wikiに載っているんだけどね。

一度にまとめるとこんな感じ。

AC版は常にシリーズの最前線を行く
・1プレイ100円で3曲遊べる(途中で強制終了は無しで、曲数は店の設定による)
・最も収録曲数が多い(600曲以上)
・プレイヤーデータ保存にはNESICAカードが必要(無いと各種解禁要素が全て出来ない)
・操作は専用コントローラー(ブースターと呼ばれるもの
・55インチの縦向き大画面筐体でプレイ可能
・時期によってオンラインのイベントが開催される
・一部高難易度曲に制限アリ(後述)
・各種アバターやアイテムの種類が一番多い
Steam版はAC版に近寄った作り
・ゲーム本体と追加楽曲の買いきり式(本体1,980円、追加楽曲は曲ごとの金額)
・全部そろえると割引なしで大体18,000円くらい
・全体の収録曲数は3つの中で最も少ない(それでも160曲ほどはある)
・譜面難易度はごく一部を除き、AC版と全く同じ
・操作はキーボード、あるいは市販ゲームコントローラーなど
・画面はお使いのPCモニターサイズに準拠(横・縦画面に映せる リズムゲーム中は縦画面固定)
・高難易度解放にはAC版と違う制限アリ(後述)
・アイテム等も一番少ないが、AC版と効果は同じ

 

ざっくり比較するとこんなもんか。

ちなみにSteam版のメニュー画面は、ACのバージョン3時代風味。

2020年6月現在のAC版はバージョン4.5だからなんか懐かしい。

ジェラトーニ
あれ?、君その頃まだ熱心にプレイしてなかったよね?(ニヤニヤ)

 

ほぼ毎日プレイする用になったのがバージョン4からだからね。

それまでは見かけたら長年、ちょこちょこやる程度だったんだよ。

 

コントローラー・キーボードどちらでもプレイ可能

とりあえずPC版の実機プレイに行ってみよう。

初めに使うデバイスで、忘れちゃいけないのがコントローラー。

キーボードでもプレイできるが、ひとまずはこちらで試してみたい。

 

上がHORI製のPS4でFPSをやるためのコントローラー。

我輩はFPSやらないけど、連射機能が欲しかったので持っている。

(後々Apex Legendsをプレイし始めたが、とある記事でブチ切れしたのは内緒)

 

下はPS4の純正コントローラーである、DUAL SHOCK4だね。

どちらでもプレイ可能だが、今回は本体が軽いHORI製のモノでやってくよ。

PCのUSBに接続すれば大体勝手に認識してくれる。

念のため、Steamアプリでコントローラーを有効にするのを忘れないように。

なんせSteam自体はじめてなもんで、ちょっと設定に苦労したわ…。

 

横画面ウィンドウ表示はデフォルトの設定

インストールが済んだら、早速起動開始。

このPC、吾輩が使い始めた個人的な初代ノートPCでやってるのよ。

第4世代Intelに加え、グラフィックはオンボードなのでかなりスペックが低いです。

ただ本ゲームは3Dではないし、オンラインで直接対決モードもない。

純粋にリズムゲームなので、特段高いスペックは必要じゃないのよね。

ありがたい限りです。

 

これ、ノートPCにケーブルをつないでASUSのモニターに映してるよ。

こっちのほうが大画面でできるからな!

もうなんかね、起動時のこの画面が出るだけで感涙もんですよ。

ナビゲーターのリンカちゃんの掛け声がゲーセンの雰囲気を盛り上げる。

コインを入れるたびにナビの「ようこそ、グルーヴコースターへ!」の声。

やっぱりこれ聞くとテンション上がりますわ!

ただしロードが結構長い…。

 

トップのMENU画面はまさにバージョン3時代のUIだね。

リンカちゃんも右側にでかでかと鎮座するこの姿。

アーケードだと右下にいて、腰のあたりまでしか映らないんだけどね。

我輩、あっちのアカウントだと「アカネチャン」をナビゲーターにしてたな。

2017年ごろに爆発的な流行りを見せた、GYARI氏のあの曲ね。

ちなみにゲーム内楽曲については、すべて購入済みでございます。

 

左側にアーケードにはない機能。

前回プレイした曲とお勧め曲、一番下のNonstop Remixモードと分かれている。

Nonstopモードは10曲のプレイリストを作成後、ぶっ通しプレイをするやつ。

真ん中右には世界の累計スコアランキングが一部乗っかっている。

1位~3位と自分の順位、それに自分より一つ下の人が出てるね。

一番上とか頭おかしいやろ(棒)

ラガン
多分ゲーセンのランカーで、傍から見ると意味不明な動きをする人たちだな

 

ショップを覗くとゲーム内通貨でお買い物が可能。

アイテムはアーケードと同じものを一部だけ使える。

楽曲は4つだけ通貨で解放かな?

アバターもアーケードと同じく使えるようなものが並ぶ。

 

設定はグラフィックだけ説明しよう。

残りは見ればわかるから。

今は横画面でウィンドウ表示。

フルスクリーンにすれば当然画面いっぱいゲームに切り替わる。

MENU画面内では横置きでもウィンドウギリギリまで表示されるよ。

まぁ元々グルコスは縦置きディスプレイ用のゲームなんだけどね。

 

だから縦置きにしたい場合は、真ん中の縦置きを選択しよう。

※のとおり、次回起動時から縦画面形式でゲームが出来る。

それと同時に、スクリーン自体の設定も縦にしないとだめだぞ。

ゲーム・ディスプレイ両方とも設定を揃えないと変な表示になるで。

 

楽曲選択はやっぱりアーケードと同じ感じ。

ただデフォルトでカテゴリ順のソートになっている模様。

後は難易度順、あるいはスコア順での並び替えが可能。

 

難易度についてだ。

Steam版では御覧のように、最初は低難易度しか解放されていない。

スコアに関係なく単にクリアすれば、上の難易度に挑める。

 

アーケード版だと難易度10までは誰でも挑戦が可能。

11以上は決められた条件をクリアすることで開放されるよ。

解放には一つ下の難易度で、どの曲でもいいからSランクをとること。

こんな違いがあるので注意。

 

一部の曲にはやっぱりEXTRAの難易度もある。

これもSteam版なら、一つ下のHARDをクリアすればOK。

アーケードだと同じ楽曲内で全ての難易度をSランク以上の取得が必須。

 

横画面表示でプレイしても、リズムゲーム中は縦画面。

ただ見てわかるように、横に黒帯が出てしまうのはしょうがない。

もとが縦画面のゲームだから、こうなるのも必然なのだが。

もちろんフルスクリーンにしても変わりません。

 

プレイ終了時におなじみのリザルト画面。

スコア算出・ランクに関してはやっぱりAC版と同様。

クリアすれば上の難易度がこんな感じで解放される。

 

縦画面表示にするとアーケード版により近づく

ついでに縦画面表示でもやってみたよ。

やっぱりグルコスと言ったら縦じゃないとな。

 

ディスプレイ・ゲーム共に縦画面表示に設定。

ウィンドウ状態で起動すると、ちゃんと縦画面に出てくるね。

壁紙には突っ込まないでください。

個人的に珈琲貴族せんせーのイラストが大好きなんです。

 

おお、リンカちゃんがまんまアーケード版の位置にいるじゃないか。

やはりこの表示がアーケード版のメニュー画面だよな!

 

更にフルスクリーンにすると、画面一杯にグルコス一色。

これぞまさに求めていた家庭用グルコスじゃないか!

 

縦画面+フルスクリーンにすると当然横の黒帯は無し。

画面を見ればゲーセンでプレイする感覚がそのまま自宅で堪能できるよ!

 

リザルトもしっかり縦表示されるね。

よいよい!

 

モノはマジでアーケード 操作感は別物

ゲーム画面は本当にアーケードそっくり。

なので元々の印象とほとんど変わりはないが…。

やっぱり自宅で出来るってのは感動するよね。

そこが一番の売りだもん。

 

あれだけ気に入っているゲーム。

しかし吾輩には、ゲーセンでしかプレイできる環境が無かった。

(いやアプリ版もやろうと思えばできたけど)

それが家に帰ればいつでも好きなタイミングで出来る。

わざわざお金を手元に用意する必要も無く。

素晴らしいぜ…。

相変わらず豪華な演出はあっちと同じだから凄いまんまだし。

音ゲーとしてはいつも通りのクオリティで安心した!

コール
そのままの移植でプレイできるのが嬉しいよ~・

 

本ゲームのアーケード版は、使うデバイスをブースターと呼ぶ。

左右に丸く浅い柱?があって、柱の中央に一つのボタンが配置されてる。

このボタンは、ほかの音ゲーでいう“叩く”部分に相当するね。

それで本作の特徴と言えば、この柱を8方向に傾けて取る“スライド”がある。

 

コントローラーで言えば、△〇×◇が右で十字キーが左のボタン扱いで”叩く”。

“スライド”はアナログスティックか、対応する方向のボタンを押せば反応してくれる。

こっちでやってみたけど、当然ながら操作感は全くの別物。

スティックでスライドを取ろうとすれば、ある程度ACに寄せることはできるが…。

ボタンを親指で操作しているから、連打が全く間に合わない!

ヴィーゼ
親指は音ゲーすべてにおいて不利だよ。

 

その後、キーボードでもプレイしてみたよ。

吾輩のはRazerさんのBlack Widow Eliteというやつで、まさしくゲーム向けのもの。

同じキーを連打することが多いPCゲームにとっては、やはりこういうものじゃないと。

キーは右手が矢印キーで、左手はWASDで”叩く”が反応する。

“スライド”も上記のキー方向で反応するが、斜め矢印が来る場合は2点同時押ししないとダメ。

連打はこちらのほうが楽だが、スライドは逆にキーボードのほうが困惑するという。

なのでやっぱりアーケードとは操作感が別物に変わりはないかな。

 

Steam版のみの仕様で不満点もある

ただどうしても気になる点はやっぱあるな。

一つは難易度解放について。

ここが最も不満だな。

正直低難易度からしか遊べないのはかな~り面倒。

特にシリーズ経験者なら、最初からHARDを選ばせてほしかった。

全ての曲で低難易度をやらないいけないのを考えると、無駄に労力がかかる…。

なぜこういう仕様にしたのか理解できない。

 

欲を言えばナビゲーターも複数用意してほしかった。

Steam版はさんざん出ていたリンカちゃんしか使えない。

アーケード、Switch版はいろんなキャラがナビしてくれるのだが。

 

楽曲だとVOCALOID曲が一切収録・配信されてないこと。

他のグルコスならそこもきっちり入っているのだが…。

何故かSteam版には全く無い。

なのでボカロ好きプレイヤーからは敬遠される原因だな。

権利の関係なのだろうか…?

でも東方のアレンジは普通に収録されているあたり、意味が分からないぜ。

 

ただでさえ厄介な要素になるスライドが、Steam版だと余計対処しづらい。

操作についてはちょっと上で触れたとおりだが、非常に拾いにくいのよね。

特にコントローラーは、スライドをスティックで取ろうとすると指が追いつきにくい。

 

AC版だとその方向にブースターを傾ける。

同じようにコントローラーだと、スティックを傾けるようにした。

そして連打を担うボタンは左の十字キーか、右の4ボタンでとしたのね。

グルコスは連打の直後にスライドが来ることが多い。

とすると、全然別の入力箇所に親指だけで移動しなきゃならない。

いくらなんでもそれを素早い動作でやるのは不可能。

おまけに連打も親指だけVS手首から先全体ではやりやすさも違うし。

どうしても操作感は別物になってしまうのだ。

キーボードであんまり大差ないし。

こればっかりはしょうがないんだけど。

 

ゲームにおける入力デバイスの慣れってかなり大きいからね。

さすがにAC版と同じようなプレイをSteamでやるのはほぼ不可能だ。

ブースターを自作しない限り無理だと思う。

ゲームの面白さと言うより、外部の仕様による不満だな(笑)

ダッフィー
そこまで求めるのはさすがに酷じゃねえか?

 

操作感は変わるがアーケードのグルコスを家で楽しめるのは○

アーケード版をほぼそのまま。

それを自宅PCで出来るというのは何度も言うが大きいこと。

感動の渦に一人巻き込まれておりました。

ところどころ不親切な部分もあるけど…。

自宅でPCを使ってリッチな音ゲーをするなら、まさにグルコスが適任なのは間違いない。

相変わらず初心者から上級者までガッツリ楽しめる。

 

ぜひとも家でTAITOが作った芸術作品を愛でてみない?

ご参加お待ちしておりますよ。

 

今回はここまで。

余談だが、この件をきっかけにSteamを使い始めた。

前々から凄いと周りから聞いていたが、これはゲーム廃人がはかどりそう。

あまりハマりすぎないように注意しないとな…。

 

間近で大画面音ゲーは楽しすぎる!