記事公開日:2020年5月21日
最終更新日:2024年11月15日
「モニターのスイベルって対応してた方がいいよね?」
いや、正直いらない。
その差額でもっと高級なモニターにした方がいい。
と言いたくなる、PCモニターの機能であるスイベル。
今回はこれがどんなもので、どう役立つのか解説しよう。
ぶっちゃけ別に役立たないよ。
モニターのスイベルとは首振りのこと
パソコンを使ってると、こんなシーンに出会うことがある。
誰かと1枚のモニターを一緒に見る。
それは説明だったり質問だったり、内容に違いはあれど。
吾輩が会社員だった頃、何度も出くわした場面だ。
そう言う時に、相手が画面を見やすいようにしてあげる。
なんて配慮をしたくなる。
こう言う時、モニターのスイベルはあると便利だ。
画面の首振りをして、相手に向ければいいから。
しかし、別にこの機能を使わなくても問題ない。
スイベルが無くとも、別に見づらくなるわけじゃないのだ。
てか今まで一回もあってよかった、なんて場面がなかったのね。
むしろデメリットの方が多いと思うよ。
自分がちょっと避ければ事足りる
モニターの正面には、常に自分がいる。
そして相手に見せているときは、横にその人がいる。
見やすくしてあげるには、自分が少し脇に行けばOK。
ぶっちゃけこれで十分なんだよ。
わざわざ画面を触って、横方向に向きを変える必要がない。
さらにいえば、この機能は2人以上いることで活きる。
自宅だと一人で使うことが多いので、なおさら意味無し。
ダメ押しに、スイベル可能だと価格が上がる。
画面を支えるスタンドは、縦に長い。
そのため縦軸の高さや、チルト(角度)調整は作りやすい。
そこに首振りである横の動きを加えると、構造が変わる。
この分のコストが余計にかかってるんだよね。
だから恩恵がほぼないのよ。
スイベル機能を無駄なく使えなかった
吾輩が使うモニターは、スタンドの機能をフル装備。
スイベル機能も備えているので、実物をお見せしよう。
首振りっていうのはこういうこと。
扇風機のイメージがわかりやすいかな。
スタンドの底面で、一部丸い箇所がある。
ここが回転式の台座になってるので、くるくる回るわけ。
360°は回らないけど、270°くらいまでならいける。
こういう機能なんだよこれは。
このモニターを使い始めて、3年以上経つけどね。
一回もスイベルを使った記憶がまるでない。
どう考えても役立つシーンが思い浮かばないから。
特に誰かに見せるわけでもないし…。
しかも裏に刺さるケーブル類のことも考えると…。
とても気軽に首振りとか、絶対できるわけがない。
なるべく長さが余らないよう、短く縛ってたりね。
何も考えずにやっちゃうと、変に突っ張って画面が倒れる!
なんてことも十分あるしなぁ…。
モニターのスイベル機能とは無くても困らないもの
そんなわけで、全く価値を見出せないスイベル。
基本必要ないので、モニター選びの時は無視してOK。
特に上の写真を見て、使うイメージが湧かないならね。
あっても使わないものは、無くても困らん。
これに関しては、だったらモニターアームを使う。
こっちでええやんと、マジで思うよ。
余談:製品数と価格のハードルが上がる
モニターのスタンドは、主に4つの調整機能がある。
今回触れてきたスイベルはそのうちの一つ。
そしてこいつは、値段が上がりやすい原因にもなる。
その上、製品数のバリエーションは少なめなんだよ。
参考までに、2024年11月時点での価格.comを調べた。
なるべくスタンド以外は同条件にするため、これで絞る。
→高さ調整(うち436件)
→チルト調整(うち688件)
→スイベル調整(386件)
→ピボット調整(375件)
下2つは、全体の5割強ほど。
だいぶ品数自体が減るよね。
そして値段だ。
いくつか前提条件を追加するよ。
細かい用語は気にしないで。
→高さ調整(¥16,800)
→チルト調整(¥12,980)
→スイベル調整(¥17,800)
→ピポット調整(¥17,800)
値段を見ると、若干上がるものの差は小さい。
と思いがちだが、これは本体スペックが低めで絞ってるから。
もっとスペックが高い画面で比較すると、差は広まるよ。
どちらにせよ、今まで言った通りおすすめはしかねるね。
今回はここまで。
まぁ機能としては、あって損はしないけどさ。
値段やバリエーションに見合うかと言われれば、微妙だし。
無理にスイベル搭載を選ぶ必要性は薄いな…。
次にモニターを買い替えるから、吾輩はこの機能無しでいい。