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Stable Diffuisonでキャラの顔をアップで表示する魔法の呪文とコツ

記事公開日:2025年11月20日

 

「生み出したかわいい女の子イラストの顔をアップで映したい!」。じっくり美しく麗しい美少女の顔を見るのは、至高のひと時。

リアルと同じく、顔パーツは第一印象を大きく決めるかなり重要な要素。またアップにできれば、一つ表現の幅が広がる…かも?

 

今回はStable Diffusionにおける、顔のアップをする方法やコツをご紹介したい。プロンプトはもちろん、他のことにも少し気を配る。

必要な言葉さえ入っていれば、高い確率で全面顔だけ!っていうイラストを作れるようになるよ。吾輩もこの際、色々検証してみた。

顔の強調が必須。

 

Stable Diffusionの顔アップ

顔のみのイラストは、そのキャラクターの性格や個性を彩る部分の一つ。普段よくする表情などを読み解くと、どういうキャラかなんとなく想像がつくよ。

笑顔が多ければ快活なキャラ、泣き顔が似合うなら泣き虫系、ニヤニヤするのが多けりゃ、ちょっと意地悪な感じの性格なんだなと思うことが多いかな。

全然受ける印象が違う。

 

さてさて、そんなキャラの顔だがもちろん生成AIイラストソフトのStable Diffusionでも、ドアップで映すことは十分可能だった。言葉で指示すれば基本OK。

特段難しくなく、とにかく顔周辺を思いっきり強調するような言葉を使い、それに関連する追加情報や狭い範囲のみの描画にする解像度を指定する。これでイケた。

うちの子たちを可愛がろう。

 

部位の強調が効く

何か体のパーツを一部ドアップにしたいなら、つまるところ“狙った箇所の強調言葉”を使えばいい。それらを全部英語に変換すれば、大概はソフト側が理解してくれる。

腰ならhip、手ならhand、腋ならarmpit、おっぱいならbreastなど、部位の単語に加えて焦点を表すfocusの組み合わせ。こいつは腋フェチとかおっぱいフェチも大喜び。

スティッチ
やめろや!

 

そしてもう一つ重要だと思われるのは、画像の解像度。人体パーツの狭い範囲での描画になるので、解像度自体は高くなくていい。というよりむしろある程度低いほうが良い。

なぜかというと今までの経験上、少ない描画範囲を無理やり高解像度で指示を出しちゃうと、よくStable Diffusionが混乱するような感じになりやすかったからだね。

例えば上半身しか出したくないのに、縦幅が3000px分あったとすると指示を無視して全身を出すなんて感じ。逆も然りで、とにかくなんか不自然にイラストが崩れやすいんだよ。

 

残念ながらAI生成という関係上、柔軟さや融通の効き具合はまだまだ人間の手書きには追い付かない。そのため、自然になるような解像度比の指定は必須なんだ。

一応後付けでAI補正による高解像度化を図る方法があるので、こういうケースの場合はそっちを利用したほうがおすすめ。そのままアップスケールするだけだから崩れにくい。

 

必要な呪文と要素

まず、普通に生成したいキャラクターのプロンプトを一式入れよう。その後、追加で必要な呪文を付け足し、余計な言葉を削除して整えるが良いかも。

その追加の呪文はこれを入れてほしい。

face focus顔に焦点を当てる
upper body上半身を映す
(close-up)(接写)

 

試したところ、最後のモノは入れなくても大丈夫だったけど一応関連する言葉なので、ここに入れておいた。絶対に必須なのは一番目のface focus。これが無いと、どこをメインに映すのか理解してもらえない。

二番目のupper bodyは、試したところ入れといたほうが気持ち安定化する気がする。

 

で、余計な言葉というのは顔以外の服飾要素や人体の要素。これらは描画範囲外にしたいので、そういうものは全て消そう。あと背景も無しのほうが良いかもね。

すると普段いろいろ入れているプロンプトの文章がある程度スッキリした。↓の画像はその一部のみを切り取ったが、長さは全体の半分くらい程度しかない。

 

解像度も低めで

あともう一つはさっきもお伝えした通り、生成時の解像度をある程度下げた状態で行うこと。理由も上記で散々話した通りだ。

基本的にはデフォルトの512×512で問題ないように思う。特にデフォルメが強いちびキャラを作る場合は、これが一番いい。そもそもちびキャラって高解像度である必要があんまりないし…。

通常頭身のキャラであればもうちょっと数値を上げるか、高解像度補助のボックスにチェックマークを入れてもいいかもね。

 

そこでサンプルとしてうちの子の”ヴィーゼ”を生成してみたところ、こんな風になった。一発でというわけじゃなく、何回か生成ガチャを回してみたんだけど…。

まず通常頭身。結局こっちはデフォルト解像度で作っちゃった。

ヴィーゼ
やっぱ泣いてる…。

 

 

もう片方はちびキャラ化。これもデフォルト解像度だが、なんというか某ゆっくりの饅頭っぽさがすごいね。顔のみだと、個人的にはこういう方が見慣れてる感がすごい。

ヴィーゼ
嬉しいけど泣く!

 

プロンプト自体は一番最初に”chibi”を入れたか、入れてないかの違いだけ。他は全く一緒の条件にしているので、ちゃんと顔アップでのイラストを生成してくれた結果になった。良かった良かった。

ただし一発で出るわけじゃなく、何度か片目周辺だけみたいなこともあったのでやっぱり多少のガチャ要素は含んじゃう。ここだけ頭に入れておこう。

 

顔アップはこれで決まり

こんな感じでStable Diffusionでも十分、狙い通りの顔だけアップイラストを作ることができたね。特に表情の変化差分を作るときに、結構重宝するんじゃなかろうか。

喜怒哀楽だけでも、地味に色々種類はあるしそこに眉毛や目などの要素を掛け合わせると、更にレパートリーがガンガン増える。効くモノを使えばそれこそ無限大かも。

まずは顔だけにしたいなら最低限、focus faceは必ず入れておけば安心。他はこの呪文の効き具合によって、追加情報を付け足して理解をしやすくさせよう。

顔に焦点を当てるんだぞ!

 

今回はここまで。コロコロ表情を変えて見ると、これはこれで楽しいお遊びになる。ここで紹介したもの、キャラの個性を彩るために使ってみてほしい。

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