「サーマルテイクからミクさん仕様のチェアが出るだと!?」
去年の7月、TSUKUMOを通して発売されたでっかい椅子。
いわゆるゲーミングチェアの一種なんだけどね。
当時、あの店から出てたミクさん仕様の自作PCパーツにお熱だった。
いろんなコラボパーツを用いて、初の自作PCに挑戦したんだったな。
実は同時に、このコラボモデルであるミクさんチェアも購入してたんだよ。
開封のタイミングを逃しまくってて、一年越しの出会いになるのね(笑)
本記事はこのチェアをレビューしていこうと思う。
恒常的に売られることのない、限定チェアの使い心地をたっぷり試すぜ。
まさにミクさんの意匠が凝られた、こだわりの作りにファンなら悶絶ものだ!
初音ミクさんが座ってるチェアをイメージした製品
TSUKUMOが初音ミクコラボ製品を出したのは、今から3年ほど前くらい。
公式サイトのヒストリーページを見ると、最初はMOD PCからだったんだね。
大きくラインナップが増えたのは、冒頭で触れた通り去年の7月ごろ。
吾輩丁度自作PCに興味を持ち始めて、その話題を知ったんだった。
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
大枚はたいて、一度に出たコラボ製品を一気買いしてさ。
パーツはこの後、すぐに組み立てて新たなPCに変身。
ただ一つ、大きすぎて使う機会を見失ってるものがあったのよ。
それが今回出てくる、サーマルテイク製のミクさんチェア。
部屋が狭すぎるので、椅子を置くスペースが全くなかったのです。
届いたはいいが、物置スペースに未開封のまま置いて1年が過ぎ去る…。
しかーし、この前の6月に机回りを一新する決意を固め動き出したのね。
ここでようやく椅子を置けるようになったため、もうここしかないと思って。
一気に開封・組み立てを行い巨大な椅子がわが部屋に鎮座しました。
優しく体全体を覆う、ミクさんの母性を感じるチェアになっております。
「…何言ってんだこいつ」とか言わない!
部屋の模様替えでようやく使えるようになった椅子
机回り更新関連の記事では、毎回言ってるけど気にしないでね。
今年の5月ごろまで、色々変遷はあったが机回りはこんな感じだった。
手前にちょっと映る一人用の小さいコタツ机に、モニター・スピーカーなどなどを。
自作PCは写真奥にある、デカいスチールラックの中に鎮座中。
座布団が敷いてあるスペースに座ってたが、御覧の通りの狭さ。
とてもじゃないけど、椅子を置く場所なんかまったく存在しない。
だからチェアを買っても全然開封に進めなかったのね。
そこで意を決した模様替え。
机を電動デスクに大きく変え、ついでに家具の位置も大幅に変更。
それまで吾輩が座るところと壁が近かったが、少し距離が空いたのだ。
なんとか椅子を稼働させる空間が出来上がり、一年越しの登場というね。
それまでもゲーミングチェアには興味があって、結構調べてたんだよ。
デザインは賛美両論だが、廉価帯の椅子としては高機能なのが多いってのもよく聞く。
実店舗で別機種を何度か座ったけど、やっぱり羨ましくてさ(笑)
自分しか基本的に座らんし、コラボ製品なら手を出さないわけがない!
ミクさん好きだし!
開封と組み立て 1人で不器用だと結構難しい
そんじゃあ、開封して組み立て作業に入っていくよ。
まず重量自体が20kg以上あるので、めちゃくちゃ重い。
運び込むのが大変なので誰かに手伝ってもらいましょう。
作業の際にチェアマットは、事前に敷いておくことを強く推奨したい。
段ボールから中身を取り出すと、大小パーツが数点ほど。
組み立て式とはいえ、必要な工具が入ってるので心配ご無用。
六角レンチしか使わないよ。
やり方は説明書通り見ればおk。
そこは割愛するよ。
ただ大きく重いので、可能なら2人で組み立てたほうがいいかも。
吾輩はお父様にお願いして、協力してもらったがてこずったしなぁ…。
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
もっとも困ったポイントとしては、背面と座面を連結するとき。
座面の後ろ側面から、金属製の細い板?があるんだけど…。
これを背面パーツの側面にある空洞と、しっかりドッキングさせないといけない。
連結後に上からねじ止めをするんだけど、これが全然穴に合わなくて!
どうしても背面を支えながら穴を探す関係上、2人がかりじゃないとしんどいよ。
当然のごとく左右にあり、ここだけで30分以上かかった気がするかも?
それ以外はぶっちゃけ特に難しいところは無いかな。
苦戦しつつも、何とか組みあがった完成形がこちら。
ランバーサポートとヘッドレストのパーツも装備済みのフルキット状態。
初音ミクコラボモデルとだけあり、随所に片鱗を感じ取れる出来合いだ。
カラーは大部分でブラックがベースだ。
とはいえ、割と広い範囲にミクさんヘアーの象徴であるエメラルド色。
そしてヘッドホンの色で使われる、マゼンタが目を引く配色が使われている。
吾輩が使用中のミクさんPCケースと同じ感じ。
背中外側には、ミクさんの番号である「01」の文字。
初代ボーカロイドという意味合いは譲れない。
背中内側には「初音ミク」文字の刺繍が入る。
他のゲーミングチェアだと、ここはメーカーのロゴがよく入るよね。
ランバーサポートには、ミクさんのネクタイを模した柄入り。
横の黒い線はタイピンを表してるよ。
ヘッドレストはチェア頭頂部に、ゴムバンドを通して固定だ。
思ったより高反発で、ちょっぴり硬い感じがする。
リクライニングは大体160°くらいまで倒れる。
というか背もたれをここまで倒したことなんかないよ!
高さ調整はガスシリンダー式で、簡単に調整が可能だ。
肘置きは、前後にのみ可動。
ここの高さ調整はないけど、無くても正直困らないのでおk。
あんまり肘置きは調整しないかなぁ…。
デザインもさることながら大事なのは座り心地
コラボ製品故、見た目への熱の入れ方はすさまじいもの。
しかしこれは椅子なので、一番大事なのは当然座り心地が良いかどうかだ。
まぁ言うまでもなく、何も心配することないくらいずっと座りたくなるんだけどね。
材質はPUレザー。
一言でいえば、高級感がありつつも樹脂を使った偽物の革といった感じ。
吾輩本革とか触ったことないのでわからんが、かなり似せているらしいな。
なので、見た目や触り心地は革っぽさがかなりあって気持ちいいよ。
弱点は加水分解による劣化と、通気性があまり良くないところだけど。
若干椅子の幅が広いのかな?
普通にあぐらをかいて座ることも十分できるところが好き。
狭さは感じないかな。
リクライニングはかなり可動範囲が広いよね。
さっき約160°程倒れると言ったが、自然と天井へ視線が行くレベル。
もちろんこれで仮眠を取ろうと思えば、快適なので可能かな。
吾輩もあまりに眠い時は、結構倒して寝ちゃうことがあるわ(笑)
ゲームをするときは背中側に寄りかかる。
これがふかふかしているので、だいぶリラックスしてプレイできるね。
RPGとかマイペースに出来るやつとは、かなり相性が良く落ち着くぜ。
それ以外のブログを書くときや、お絵描き練習をするときは前傾でいることが多い。
すると背もたれとランバーサポートが無用の長物にはなるが…。
座面のホールド感が強いので、体にはなかなかやさしめな設計。
長時間の作業でも、苦になるまでのタイムラグはだいぶ長いかな。
それでも4時間とか座ってると、さすがにちょっとアレだけどね…。
頭部のヘッドレストは、個人的にはあまり好みじゃない。
ちょっと硬すぎる感じがイマイチである。
ただ中の綿が抜けそうなので、それで調整はできそうだが。
あんまりこいつの出番はなさそうかな~。
キャスターの稼働音は、重量急な椅子なのでそこそこある。
ただそのへんは、音を吸収するチェアマットを敷けば軽減されるので問題ない。
実際我が部屋より下の階にある、リビングで過ごす親からは何も言われないし。
座面の高さ変更は、ガスシリンダーなので上げ下げはラクチン。
オフィスチェアとおんなじ感じでとってもスムーズ。
総じて扱いやすさは十分担保されてるね。
やっぱり唯一無二のコラボデザインこそ価値がある
座った感じは、肉厚のウレタンフォームとPUレザーで気持ちよさげ。
体重がかかりやすいところへの力を分散させ、負荷を軽減してくれる仕様。
それでいて、身長170cmの吾輩でもゆったり座れる広さ。
もちろん過度に大きすぎず、若干余裕なくらいがちょうどいい。
座った感触はほぼ不満なく、しっかりゲーミングチェアの役割を果たしてくれるよ。
そして何よりすごいのは、コラボ製品ゆえのこれしか存在しないデザインだね。
ミクさんが現実にいたとき。、使っている椅子をイメージしたという。
黒ニーソのブラック、紙色のエメラルド、ヘッドホンのマゼンタなどなど…。
彼女を象徴するカラーリングの椅子は、このモデルしかないでしょう。
加えて刺繍の文字入りも、特別感の演出に一役買って見た目が映えるよ。
コラボ製品だけあって、他のゲーミングチェアより値段は高め。
しかしこの見た目に価値を感じて、お金を出したのですごい満足してるよ。
座った感触もさすがサーマルテイク製で、不足するところが特に見当たらない。
もし吾輩のほかに購入した389名は、大事に大事に使ってあげよう!
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
今回はここまで。
椅子は体全体への影響がとてもでっかいもの。
長い間座るなら、ここにこだわれって言う気持ちはよくわかる。
座るって楽だけど、尻に負担がかなりかかってるからな~。
全てがミクさんの色に染め上げられてしまう!