記事公開日:2018年2月7日
最終更新日:2024年10月16日
「1分短縮すれば、年間で約440分も自由に使える。と、積もり積もった移動時間は大きなウェイトを占める要素。会社員で働くと必ず発生する、通勤時間は短いほうが断然いい。
改めて思い返すと、若干の増減が大きく影響するコレ。今まで無頓着だったけど、かなり無駄にしていたなぁとしみじみ思う。
深く考えなかった自分が愚かだった。
これが節約できたら、仕事後の自由時間がどれほど確保できたか、涙を流すばかり。
通勤時間は驚くほど無駄である
社会人になって働き始めると、通勤そのものが色々悩みを帯び始める。時間・ルート・方法で快適度が、まるで違うからね。この中で、誰でも平等に分け与えられるものといえば時間だ。どんな人でも、1時間は1時間として内容に関わらず使う権利がある。

働き始めると、日中の活動時間はほとんど仕事に費やす。残りの少ない時間でようやく、趣味などに充ててるのが普通だ。学生時代はもっと自由が多かったけど、労働者だとそういうわけには行かない。
しかも仕事は仕事そのものだけじゃなく、移動の必要も出てくるので余計時間を食う。
結局1日に使える時間は24時間と、総量が決まっているため、自由を増やしたければほかを削る。が、勤務時間を削るのは人によるかもだが基本的には無理。とすると、自分で手を加えられる可能性があるのは移動時間だ。
計算すると、恐ろしい事実を知ることに。
なんて無駄なことをしてたんだろう。
片道1時間とか無駄極まりない
吾輩、会社員だった頃は2か所の職場で働いた経験がある。両方とも一般的な中小企業で、色々ルールが古い部分も多かったな。例えばフレックスとかコアタイムなんて概念は存在しなかったし、辞めるまでにリモートワークなんかもほとんどやらずに終わったよ。
そう、コロナ禍の時も基本は普通に出勤。
どちらも自宅から職場までの所要時間は、だいたい片道1時間程度。都会通勤組では、まぁ至って普通ではある所要時間だけど。つまり往復で2時間ほど、ただの移動のために時間を消費してたわけ。1日に換算すると1/12がこれに取られてたのは、今考えると頭おかしい。
もちろん通退勤も、完全なプライベートでなく公の場所なので、人の目がある。足を投げ出して寝るとか、当然だけどできないわけよ。それどころか、満員電車過ぎて仕事とは、別の意味で嫌なものを長時間味わってたからね。頭おかしなるわ。
みなさんご存じのとおり、満員電車ではほぼ何もできない。スマホすら開けないので、やることがなくひたすら到着まで我慢するだけ。仮にできたとしても、雑音が大きすぎて集中なんか無理無理。結局意味のない時間になることは、火を見るより明らか。
本当だったら、その時間を読書やブログ更新に充てたりしたかったんだけどね。断然そっちのほうが有意義に時間を使えるから。なのにわかっていながらも、考えたくない事実だったから今まで無視してたよ。
計算したら見たくない現実
実際に、通勤時間を年計算すると嫌な事実が浮かび上がる。我々はかつてあるいは今、仕事をするための移動時間にここまで取られているという知りたくなかった現実。
例として、過去の我輩の通勤時間VS両親が働いていた頃の通勤時間を比べてみよう。
・往復で2時間×20日=1ヶ(月40時間)
・40時間×12ヶ月分=480時間
(20日分に相当)
・往復で30分×20日=600分(1ヶ月6時間)
・6時間×12ヶ月分=72時間
(3日分に相当)
両親は自宅から車で15分の会社に務めていたため、かなり所要時間が短い。対して吾輩は、電車と徒歩の合計で1時間もかかっていたのだ。時間の差は年間402時間、日数に直せば17日もの開きが出てくる結果に。
え?、こんなに差があったの?
もちろん仕事のためとはいえど、移動時間なので賃金は発生しない。仮に時給1,000円だったら、40万円も稼ぎに差が出ることになるよね。いや、これって相当な大金だよなぁ…。

まぁ条件がそもそも違うので、完全な比較にはならないんだけど。時間差で見たら、かなりエゲつないことだけはよく分かる。それだけの時間、せめて睡眠に充てられたらもっと性格がねじ曲がることもなかったかもしれない。穏やかに働けたかもしれない。
今はもう会社員じゃないので、ブログ更新を仕事として捉えてやってるよ。作業は自宅でできるので、通勤時間は0。思い立った時にすぐ始められるので、非常に快適そのもの。2分ほど準備の時間もあるけど、こんなものは考慮するほどのものじゃない。
通勤時間は自分を捨てる行為
通勤は大変だ。まず会社に向かうことが憂鬱になりやすいし、電車を使えば満員電車に巻き込まれる可能性もかなり高い。車だったとしても、渋滞に巻き込まれれば遅刻の危険性が跳ね上がるし焦りやすい。と、心理面においても大きな負担だよね。
まぁ最も酷なのは、やはり移動という無駄な時間が大きく発生しちゃうのが困りもの。
自分はここまで時間を捨ててたのか。
そう思い知らされたのであった。果たしてあなたも、移動時間を甘くしていないだろうか。考えてみるもの良いかもしれない。
今回はここまで。旅行とかなら移動も楽しいかもしれない。ただ日常生活の場合、ただの時間浪費にしかならない。短ければ短いほうが有利なのは当然である。