「趣味にお金を費やすのってすごく無駄なことじゃない?」
どんな趣味にせよ、大小様々な金額がかかるもんだよね。
確かに趣味自体は、生きていくだけなら全く必要ない。
生きることだけに重点を置くなら、却って邪魔なものになる。
しかし人が人らしく過ごすためにはやっぱり欠かせない。
趣味は”元々がお金や時間を必要ないところに注ぎ込む”ものだよ。
だからそれに興じる人は、そんなことわかっていながらやるんだぜ。
趣味はお金の無駄になるわけじゃない
世の中には色んな趣味がある。
世間一般に認められるものから、理解されづらいものまで。
それこそ星の数にも上るよね。
そしてお金や時間、労力のかかり方も趣味によって開きがある。
全てがローコストで出来るものもあれば、めっちゃかかるものも。
やる人の立場が変わるとその辺の傾向とかも大分違う。
そんな趣味だが、冷静に考えるとこう思うことがある。
「これってそもそもお金や時間の無駄遣いをしてるんじゃないか?」
いつでも楽しい一辺倒とは限らないよね。

あるいは自分のだけじゃなく、他人の趣味までみてそう思う人もいるかもしれん。
決して間違っている意見ではないが、何かそう捉えるのはちょっと悲しいよな。
“趣味ってそもそも無駄を楽しむため”のものなんだから。
人生常に効率を求めすぎると、それはそれで楽しくないからね~。
バランスよく無駄と効率を味わうほうが、色々楽しいよ。
だから決して無駄だとバッサリ切り捨てる必要はない。
趣味が多い人ほど色んな事に興味が湧く
これって、人によって多い少ないって結構はっきり分かれるじゃない。
経験談なんだけど、色んな趣味を持っている人ってネタが豊富だよね。
逆に無趣味の人って、しゃべってても何を知ってるかわかりづらい。
趣味=無駄を楽しんでいる人ほど、興味や知識の幅が広いんだよ。
一つの趣味って、突き詰め続けると段々別へ派生していくもの。
次はこれを試してみたいからこっちの知識を仕入れよう。
そのために何をすればいいんだろう?
新しく発見したことを実践して、それがまた新しい趣味へつながる。
もちろんこの間、ただ生きるだけなら正直殆ど必要ない作業だ。
でもその人の感性と言うか、感情の厚みを持たせるのに一役買う。

そこを育てるという目的なら、趣味は全く無駄じゃない。
むしろあったほうが色んな成長につながるし、単純にたのしい。
無趣味の人はどうしてもそこが希薄になりがち。
余計な知識でもあるのとないのじゃやっぱり違うし。
知識や興味はあればあるだけ得するしな~。
多趣味の人は話を聞いていても面白い。
文字で読むのも悪くないが、そこは人から聞いたほうが信憑性もあるし。
その人のしゃべり方のテイストなども加わった加工品になる。
単なる知識だけじゃなく、その人がやる工夫とかも色々ね。
ここを関係性にもよるが、無料で手に入るってのは大きいよ。
この情報から自分の新たな興味も向くかもしれない。
それから今まで思いつかなった趣味にたどり着くと、あなたの人生も潤う。
こんな感じで考えると。趣味って無駄なように見えて無駄にはならなくないか?
一つの趣味から枝分かれして別の趣味が出来上がることはよくある
実際俺自身も、元の趣味から枝分かれして得たものがいっぱいある。
まず小さいころはゲームが大好きだったから、そればっかりだった。
この時点では楽しいけど、確かに無駄なものになりやすい。
特にいろんなことを深く考えてプレイとかしてなかったからな。
ただそこからアニメ好きにも広がった。
この過程で得た友達もいるし、ゲーム以外にもやることが増えた。
そうすることで類似したものに漫画とかにハマっていく。
お金と時間は学生レベルでかけていたが、話も沢山弾んだ。
しかしこれでもまだ無駄な趣味の領域から抜け切れていない。
頑張ってつけた運動習慣が新たな運動の領域へ踏み込むことに
自分の趣味の幅が別分野で大きく広がったのはここか。
まず一つが大学生になって始めた、スポーツジムで運動すること。
今までインドア趣味しかなかったのが、ちょっとアウトよりになった瞬間。

最初はダイエット目的だったけど、それも終わった後は如何に体を鍛え上げるか?
例えばどうやったら体力が伸びるかとか、動きにキレが出るようになるかなど。
この辺をじっくり考えるいいきっかけになったよね。
さらに全く手を出してなかった、初心者ながらにダンスもちょっとやってみたり。
上手く踊れるようになるため、地道にレッスンに向き合う日々。
ジムに通ってなかったら、その手の知識も一切増えることは無かっただろう。
街中を歩いているときも、その辺りを走っている人とか見ると…。
「あの人はどのくらいのスピードを維持できるか、すげえ気になる」
なんて思ったりね。
そういう面では他人に興味を抱くいいきっかけになるのかもな。
レッスンで使うシューズとかも、軽さやかっこよさを意識したり。
Tシャツとかも速乾性やデザインを追求したものを調べまくったりね。
ジムで運動を始めただけで、似た分野の色んな方向に興味が向く。
ここで自分のためになる趣味を初めて見つけたかな~。
ブログは少しでも良くするために色んな事へ手を出した
もう一つは個人的にこれが絶対外せない。
現在運営しているこのブログである。
これは元々の趣味であった、二次元コンテンツの延長みたいなものだが。
最初はそうであっても、ブログでは色んな事を書いてみたい欲にとらわれる。
そして運営するにあたり、知っておいたほうがイイことも数えきれない。
逐一実践してあれこれ試行錯誤しながら運営してくると…。
ハード面・ソフト面ともに今の環境じゃ満足できなくなるんだよね。
例えば写真。
かな~りまえに、物を撮る写真の撮り方を調べまくった時がある。
このブログでお見せする前に、少しでも映りの良い写真が欲しい。
そう思ったとき。あれこれ道具を揃えて綺麗に写せるようにしたのよ。
ぶっちゃけただ写真を撮るだけなら、スマホでサクッと済ませりゃいいのだが。
それだと自分の納得がいかず、写真の知識も浅いながら仕入れてきた。
他にもここ最近のことだが、PCのことも今まで以上に知りたいことがある。
今まで意識しなかったが、自分の知らない便利機能がいっぱいあるPC。
更にPCでゲームとか遊んでみたいので、その辺のことも沢山調べた。
もっと快適にブログやその他のことをパソコンでできるようになりたい。
その思いで時間とお金を割く。
ある人は「そんなのやる必要があるのか? 無駄じゃない?」
と思われるかもしれん。
興味の無い人から見れば、俺がやったことはまぁ無駄に見えるよね。
でも自分自身、無駄だとは思わずむしろ有益なことだと感じてる。
自己満足の部分も多い世界だけど、本人が満足してりゃそれでいいんだよ。
そもそもきっかけがなければ、さっき上に挙げたことなんか今でも知らんし。
生きる上では要らない知識も大体どこかで役に立つ瞬間が来るから。
その時に使えるようになる準備をしているだけだ。
100%無駄ではない!

一見無駄に見えるものもそこから広がることがある
趣味に興じる人は、自分のパワーを他人から見れば無駄に見えるものへ。
この“無駄”という過程を楽しんでいるので、本人は無駄とは感じにくい。
むしろ進んで無駄に突っ込んだほうが、得るものはいろいろあるんだよ。
というか何か価値を感じている時点で無駄ではなくなってるんだよね。
趣味とは本来そういうものだ。
俺から言わせれば、趣味を無駄だと切り捨てるほうが悲しい。
せっかく人間として生きているんだし、それはそれでもったいない。
価値あるものにはちょっと遠回りしてみるのも悪くないよ。
いや、むしろ良いことにつながる可能性のほうが高いし。
急がば回れの精神だ。
持っている趣味は全力で楽しめ!
今回はここまで。
もちろん必要ないものは労力を費やす必要はない。
自分自身でどの趣味に力を入れるか、じっくり考えてみよう。
全部はさすがにできないからな。
いっぱい趣味がある人、羨ましい。