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マルゼン製ワルサーP99 寒い日に使いやすいガスガンの決定版

記事公開日:2018.2.6
最終更新日:2022.10.31

 

「寒い冬でも使いやすいガスガンがあるってホントですか?」

ガスガン=寒い冬に使えないという法則があるが、全てそうとは限らない。

厳密に言えば、スライドが動かないガスガンはそこそこ寒さに強いのだ。

気温が低い季節のサバゲー民にとっては、この存在はかなり重宝するんだよね。

 

今回は、意地でも冬の外でガスガンを使いたい人向けのモデルをご紹介。

マルゼンのワルサーP99FSだ。

これね、力がそんなにいらない扱いやすさが最高の魅力を放つよ!

固定ガス=トリガーが重いという固定概念をぶっ壊してくれます。

 

マルゼンのワルサーP99FS ハイレベルな実用性をもつ

ガスガンはとにかく冬に弱い。

近年増えてきたCO2のモノはこの欠点を克服できるが、色々と難儀な存在。

まだ当分の間は、普通にノンフロンガスを使うエアガンが主流だ。

基本的に寒いとガスが気化しないので、射撃のパワーが出ないんだよね。

アナゴン
特にスライドが動く(ブローバック)タイプはまともに撃てないのよな。

 

そこで役立つのは、スライドが動かない仕様のガスガン。

本記事で触れるマルゼンのワルサーP99FSは、まさにこのタイプのモデル。

一発の射撃に使うガスの量が少なく、燃費も良く寒さにもそれなりに強い。

さらにトリガーが割と軽めなので、指が疲れにくいのはかなり嬉しいポイント。

数少ない固定スライドガスガンの中から選ぶなら、こいつは外せないな!

 

ワルサーP99FSの対抗馬となるのは、東京マルイのSOCOM.Mk23だろう。

アクセサリーこそ付属しないものの、射撃性能は引けをとらない。

サイズも日本人の手にあうちょうどいい感じなので、扱いやすさは群を抜く。

 

レビュー開始 優等生を地で行く

まずはパッケージから。

ワインレッドの箱に、ワルサーの社名ロゴと銃の名前が中央に印字。

シンプルではあるが、色も相まって非常に上品な見た目は良いもの。

 

ふたを開けると、こんな感じで中身が入ってるよ。

段ボールの仕切り+ビニール袋で本体が保護されてる。

ただ箱に固定されてるわけじゃないので、一応取り扱いはていねいに。

あとはBB弾が少しと、クリーニングロッドが付属。

 

 

銃本体をとりだしてみよう。

スライドが真っ黒で、それ以外の部分は黒寄りの灰色。

色合い的に目立つ外見ではない。

 

 

銃本体の左側面に彫られた刻印類。

ワルサー社のロゴやモデルの名前が入る。

マルゼン製のワルサーは、全て実銃にもとづいた刻印なので非常にリアルだ。

マニアにとっては非常にたまらん仕様!

まぁそもそも実銃を見たことが無いんだが…。

 

反対の右側面には、一つの英文が入っているよ。

意味はドイツのワルサー社とマルゼンは、正式ライセンスを結んでいますという感じ。

エアガンメーカーの名前が大きく入らないので、こだわる人への配慮がなされている。

限りなく本物に近づけつつ、入れないといけない文字は最小限に。

 

他にざっと刻印を見ると、シリアルナンバーなり注意書きなりがあるよ。

ナンバーが見えると、より自分だけに作られた銃って感じがするよな。

 

 

狙いを付けようとすると、こんなふうに見える。

手前に2つ、ぼやけているけど奥に1つのホワイトドットがあるよ。

何もないより断然狙いはつけやすいし、点が白いからはっきり映るか。

 

それと普通ならここにあるはずのハンマーだが、このモデルは隠れているタイプ。

服にひっかからないようにした結果、銃の内部におさまってるんだよね。

ただそのままだと、射撃したかどうかがパッと見でわかりにくい。

 

そこでの対策として、引き金を途中まで引くと赤丸が付いたパーツが外に出てくる。

引き切って射撃した後は、そのまま内部へ戻るという仕組み。

ここを見れば、自分がどこまで引き金を引いているかがわかるって寸法ね。

おそらく使っている最中は、あまり見る余裕も無いと思うが。

 

 

次は引き金=トリガー周辺を見ようか。

色が黒いのでわかりにくいが、根本が太くトリガーは細い。

指をかける部分は三日月形で、よくある見た目だね。

トリガーガードは少し角ばった長方形で、思ったよりもスペースが広い。

大きめの指の人でも、しっかり入り込めるだけの場所は確保済みだ。

 

写真左側のトリガーガード根元にあるのが、いわゆるマグキャッチボタン。

ただ一般的なボタン式じゃなく、レバーと言ったほうが正しいか?

ボタンだと押しやすい反面、気づかぬうちにロックが外れがち。

逆にレバー式はロックが少し外れにくいが、マガジン脱着の誤爆が少ない。

このへんはその人の好みによりそうだ。

ちなみにワルサーP99の場合、このレバーが両利きに対応してるぞ。

 

 

そばにあるグリップに着目。

指で握るところは横の模様、てのひらの部分はつぶつぶの滑り止め。

樹脂製ではあるが、滑りにくい構造のグリップじゃないかな。

さらに指のところには、波打つフィンガーチャネルが設けられてる。

これがあると、指へのフィット感がいつも以上に良く感じるんだよね♪

グリップ全体は太くも細くも無くちょうど良い具合。

日本人の手になじみやすいよ!

 

あとはさりげなくワルサー社のロゴも、ちゃんとあしらわれてる細かさ。

抜け目ないなぁ。

 

 

最後はマガジン。

こちらも見た目は真っ黒かつ、よくある形状のものだね。

やっぱりワルサー社のロゴはここにもあった!

 

と思いきや、ガス注入口にもワルサー社のロゴ刻印。

本当に手抜かりが無いぜ。

 

 

総評 使いやすい固定スライドガスガンの粋を集める

ざっとこのワルサーP99の良いところ・悪いところを挙げていくよ。

まずは吾輩が感じた悪いところから。

・スライドが動かないので射撃のリアルさに欠ける
・各種アクセサリはそのままだと装着不可
・マグキャッチボタンがちょっと独特なので戸惑いやすい
・入手性に難アリ

 

次に良いところ。

・刻印が実銃メーカーへのリスペクトを最大限にしている
・ガスブローバックのモデルに比べると圧倒的に寒さに強い
・ガスの消費量が少ない
・想像以上にトリガーが軽い
・重さや握りやすさがちょうど良く万人受けしやすい
・3つのホワイトドット入りで比較的狙いやすい
・価格が国産のガスガンと思えないほど安い

 

正直書いてて思ったが、悪い点がそんなに思いつかなかったのよ。

しかもその点って、実銃由来の難点とか固定ガスガンの難点ばかり。

このモデルのここが特別悪い!、ってパターンじゃないんだよね。

 

それよりも実用面においてのメリットが圧倒的だと思う。

特に固定ガスガンにありがちなトリガーの硬さがミソ。

ワルサーP99は断然軽く、指への疲れにくさのが最大のポイントだ。

(ガスブロに比べると当然重いけど、他の固定ガスに比べれば全然違う)

 

単純にサバゲーでのハンドガンとして持つには、かなり最適な一丁じゃないかな!

ガスの燃費も良く手になじみやすい。

何をとっても優等生みたいな立ち位置なので、使い手を選ばない器用さが良いよね。

しかも値段が国産メーカー製を加味しても、だいぶ良心的なのがもっと嬉しい。

確か吾輩は新品を5,000円くらいで買った記憶があるよ。

ダッフィー
唯一マルイのSOCOM.Mk23にも引けを取らないんじゃないか?

 

余談 現在はワルサーP99FSの単品版が絶版のもよう

最後に余談なんだけど、残念ながら現在は今回紹介したものが売ってない。

念のため公式サイトを確認したが、掲載が無いので生産終了したっぽいね。

そう、マルゼン製エアガンの困ったところはなかなか手に入れにくいんよ。

 

代わりに値段こそ高くなるが、アクセサリーもついたパッケージ品。

ワルサーP99FS スペシャルフォースが流通しているようだ。

内容は上で紹介した同じ本体に加え、サプレッサーとフラッシュライトも付いてくる。

もし買うなら、このセットが現実的になるね。

 

幸いにも2022年3月末に再版済みで、通販にも定価近い値段で出品されてる。

なので普通に買える状況ではあるが、いつダメになるかわからない。

欲しいなら在庫が切れる前に、このスペシャルフォース版を確認してみてね。

(ページ下のリンクはスペシャルフォース版を掲載)

ラガン
Amazonでも楽天でもまだ在庫はあるな!

 

にしても見た目も丁寧だから、飾るだけでも十分かっこいいなコレ。

吾輩もスペシャルフォース版を別に買い足そうかな…。

(エアガンレビューまとめページはこちら)