記事公開日:2023.9.10
「やっぱサプレッサーあるとかっこいいよなぁ…。」
東京マルイのモデルを眺めてたら、目に映るあの黒いパーツ。
が付いたハンドガンたちは、存在感もひときわ大きい。
今回は初めて標準仕様となった、新たな試みと言えるモデルをご紹介。
HK45タクティカル タンカラーをレビューしていくよ。
サプレッサー付きの銃を試してみたい、っていう人におススメだ!
HK45タクティカル セットでサプがくっつくモデル
今からさかのぼって2017年。
これまで東京マルイは、手にしやすい値段でたくさんのハンドガンを作ってきた。
その多くは本体だけだったけど、たまにグリップの付属品がつくモデルもあったね。
そんな中、2017年当時の新製品としてHK45タクティカルを売り出した。
もともとHK45というモデルは、もっと前からすでに製品化されてたんだけどさ。
拡張セット&色違い的な感じで、別バージョンが出たといった具合。
変わったところは本体の一部が、タンカラーになったこと。
そして最大の特徴として、サプレッサーが標準で付くようになった。
いわゆる減音器、消音器と呼ばれるアレ。
黒いちくわなんて言い方も耳にする。
ガスブロでサプレッサーって、あんまり意味ないってよく言われるけど…。
吾輩的にはかっこよさをプラスしてくれる、大事な要素だと思ってる。
さてサプレッサー付きの銃って、いったいどういう感じ?
そういうのを初めて触ってみたいってなら、適任なモデルの一つ。
レビュー開始 ツートンカラーが映えるしデカい
外箱からと思ったんだけど、普通に写真を撮り忘れてた…。
簡単に説明すると、黒い箱にHK45が載せられたパッケージ。
ただしほかのモデルの箱より、一回り大きめに作られてるよ。
サプレッサーを格納するスペースが必要になるからね。
箱から取り出した本体とサプレッサー。
サプとスライド・マガジン底部などの一部パーツは黒。
それ以外の本体部分はタンカラーという構成。
黒一色じゃないので、のっぺり無骨といった印象じゃないな。
ちなみにすべてが黒となった、HK45タクティカル ブラックVer.も発売中。
色の好みはそれぞれ嗜好が違うと思うので、気になったほうを触ってみて。
吾輩はこっちのほうが好き。
プレーンな状態でのホールドオープン。
HK45そのものは、特段大きくなく中堅サイズの拳銃だ。
大きさとしては有名どころだと、M9やM1911A1とさほど変わらない。
一番よくあるサイズ感じゃないかな。
刻印はスライド、ボディ共に小さめの字で打たれたものたちだ。
スライド側にはモデルのロゴや、実銃で使われる弾薬の種類が書かれてるね。
ボディ側は目立たない位置に、マルイ製の表記が入る。
控えめなメーカー表記は良い感じ♪
おつぎは少し後ろに下がり、ハンマー部分だ。
多くの場合、思いっきり露出してるか完全にスライド内へ隠れてるか。
この2パターンなんだけど、こいつはその中間という具合だね。
指を引っかけて起こす(レバーを下げる)と、ちゃんと引ける。
けど引き切った状態でもさほど飛び出てるわけじゃない。
完全露出なハンマーよりは、服にひっかける事故は起きにくいかも?
銃の状態もわかりやすく、器用でもあり中途半端でもある。
個人的にこのくらいの露出はアリ。
また近くにセーフティレバーも搭載。
S=セーフティ、F=ファイア(射撃)でぱっと見の判断が付くよ。
銃を握った状態でも、親指だけで操作しやすくらくちん。
狙いを定めたときの見えかた。
イマドキの銃らしく、リアサイトにホワイトドットが2つ。
奥のフロントサイトにもボケてるけど、ドットが1つ入っているよ。
無難に狙いやすい仕様だね。
ただし後述するけど、サプレッサー装備時だとちょっと変わる。
裏側によく出やすいパーティングライン。
写真だと無いように見えるが、実際は濃くないけど線が出てる。
とはいえ、近年のマルイ製らしく目立つわけじゃないよ。
完全には消せないけど、コストバランスを考えて処理してるのは間違いない。
あとは20mmのアンダーレイルが溝4つぶんあるね。
ここにはフラッシュライトを装備でき、カスタマイズの幅が広がる。
更にアクセントとして、銀のプレートも鈍く光ってくれるぜ。
トリガー周辺。
ガードはタンカラーの四角形。
トリガー形状は三日月形のよくあるツメ状だ。
可動範囲はそこそこあり、クリック感もあって操作感は良好。
そして近くにある黒いパーツは、マグキャッチボタン…レバーか?
実銃がドイツ製なので、お国柄状としてボタン形式じゃない。
レバーの先端に指をかけて、グリップの下に向かって引くようにする。
するとマガジンが外れるってタイプのものだ。
同じやり方だと、ワルサーP38が該当するかな。
ここは昔ながらのやり方が変わらないポイントの一つ。
ボタン式に慣れてるとちょっと違和感あるかもね?
グリップはこんな見た目。
前面に指を入れるくぼみがあるフィンガーチャネル。
滑り止めとして、ランダム状+蜘蛛の巣みたいな線があるチェッカリング。
細くも太くもなく、日本人の手になじみやすいちょうどいい大きさだ。
おまけにバックストラップの交換機能もついてる。
M&P9と同じ機能だけど、2つのサイズで変えられる。
デフォルトではMサイズだけど、箱の中にLサイズもあるよ。
好みに合わせて微調整できる、そんな配慮が嬉しいね。
マガジンはごく普通な見た目。
もちろん、マルイ製HK45シリーズと互換性あり。
このモデル最大の特徴であるサプレッサー。
完全に黒いちくわである。
多くのエアガンで使われる、14ミリ逆ネジ仕様。
銃口にあわせてくるくる回してはめこむ。
ある程度回らなくなったら、それで十分固定される。
回しすぎるとネジ山がつぶれちゃうから気を付けてね。
そうして出来上がった姿がコレ。
一つパーツを付けたすだけで、ここまでながーい。
一気にかっこよさがマシマシである。
まぁ残念なことに、エアガンだとサプレッサーの意味はあんまりない。
射撃音を軽減してくれるもので、全く効果が無いわけじゃない。
一応音自体はちょっと抑えてくれるんだよね。
本当は、銃のスライドが動く音のほうが圧倒的にデカいのが原因。
この音はサプレッサーで軽減できないから、ぶっちゃけお飾りに過ぎない。
おまけにサイズが大きくなった分、取り回しも少し悪くなってしまう。
でもそんな事情を抱えても、サプレッサーが付くだけでテンション上がるぜ。
セット販売ってありがたいよね
最後のまとめにはいろう。
まずこのモデルの欠点はこんなところ。
・タンカラーの好みが分かれる
次は逆に優れているところがこのへん。
・ちょうどいい大きさで重くも軽くも無い重量
・最初からサプレッサー付きで少しカスタムができる
正直なところ、自分で追加パーツを買い足す…。
ってのが面倒な人向けのモデルじゃないかな。
元からサプレッサーを装備できる銃口だし、着脱はラクチン。
もちろん外した状態で使うのも可能。
実際にこれを付けたエアガンの感触を一発で体験できる。
セット販売の強みってコレだよな(笑)
実はサプレッサーって、いっぱい種類があるのね。
形や材質、見た目とかはもうモノによって全然違う。
当然価格にもそれは跳ね返ってくる。
ただこのHK45ならば、最初からついてくるので迷う必要なし。
とりあえずサプレッサー付きの銃がその場で欲しい。
そんな願いをサクッとかなえてくれる、ある意味貴重なモデルだよ。
元からオプションが豊富な分、マルイ製のガスブロではちょい価格が高い。
と言っても、他モデルに比べて5,000円以上変わるわけじゃない。
吾輩みたいにこだわりを持つ前段階の人なら、全然ありな選択肢だ。
今回はここまで。
エアガンは突き詰めれば自分でいろんなところを変えられる。
いわゆるカスタムだが、まずは本モデルみたいなものから少しずつ触れる。
いかにして理想の形に変えてあげるか?
そういうのを考えるきっかけになるかもしれないね。
(エアガンレビューまとめはこちら)