記事公開日:2018年2月24日
最終更新日:2024年10月17日
「女性専用車両は平和のために必要、そう思いませんか?」。朝の通勤ラッシュ時に限り、一部の車両のみ変化する。
それが女性専用車両。
これ、我輩以前までは正直不要な存在だと感じてた。けど改めて考えてみたら、あることが合理的だと思う。
今回はコレについて、深堀りしていこう。
男女間の住み分けに必要だ。
女性専用車両はいらない?
都心へ向かう電車では、多くの路線が採用している。通勤ラッシュの時間帯に限り、一両だけ女性のために設けられた。
女性・子供・お年寄りが利用可能だ。
女性専用車両が導入された目的は、ズバリ痴漢の防止。電車で起きる犯罪の一つであり、非常に厄介。
1980年代頃が最も酷く、発生件数が多かったので本格的に対策が取られ始めた。
現在だと、必要か不要か騒がれる要素に変わる。お互い正しいから、泥沼化しているよね。
必要だと考える人は、女性を守るためだと言う。不要だと思う人は、明らかな男女差別だと言う。
なんにも間違ってないんだよ。
我輩は男だから、女性専用車は使わない。けれど、5年以上の電車通勤を経てコレはこう思う。
必ずあるべき存在であることを。
結局男女は、揉めるなら分けたほうがいい。
男女は物理的に関わるべきでない
最初に話した、女性専用車両が必要とされた背景。これは、痴漢が横行していたからである。
過去も現在も、目的そのものは変わらない。卑劣な行為だし、犯罪だから発生はしてほしくない。
がしかし、裏を探ると真の目的が違うと思うんだよ。知らない男女同士での揉め事を減らす。
これじゃないかな。
電車が遅延する理由の中に、お客さん同士の喧嘩がある。本人たちは過熱して気付いていないが、多くの人に影響が出るよね?
だったらこの揉め事を防ぐために、対策したい。ってのが鉄道会社の思惑にある気がする。
さらに言えば、乗客としても巻き込まれるのごめん。当事者になると、ものすごい大変だし。
できる限り、精神力の消耗は抑えたい。
そして男から見て最も怖いのが、痴漢冤罪のリスクだ。世の中の98%くらいの男性は、痴漢なんか微塵も考えない。
その真逆で、とにかく冤罪をかけられないように必死なんだよ。たとえ事実が白だったとしても、当事者の時点で詰みだから。
女性駅員に問い詰められたあの日
我輩は過去に、女性専用車両絡みでとある体験をした。当時は大学4年生で、就活を頑張っている最中だったかな。
その日は朝から会社説明会に参加すべく、電車に乗り込んだ。8時台で、混み方がエゲつない。
実はあの時全く気づかず、女性専用車両に乗り込んじゃったのよ。途中駅で一旦車両から出ると、女性の駅員に話しかけられた。
「あの、ここ女性専用車両なんですが💢」と、かなり威圧的な口調。
完全に犯罪者扱いだった。
わざとじゃないにしろ、あれは我輩もイラッとしちゃった。だからそれ以降、朝は一番後ろの車両に乗らないと誓ったよ。
女性専用車両は、絶対に男の乗車が禁止。というルールはなく、あくまで協力を求めるもの。
とはいえ誰でもああなる可能性はある。

あれから、毎日満員電車に乗って気づいた。「周りに女性がいないと、安心感がすごい」
一番恐れている痴漢冤罪は、女性がいないと成立しない。つまり満員電車時の困りごとを、一つ取り除けるんだよね。
これで、あの時の女性駅員に感謝したよ。
女性から見たって、似たようなことが言える。男がいなけりゃ、痴漢は発生のしようがない。
だから一つ確実な安心材料ができてるね。よって、男女ともにある意味Win-Winだ。
区別そのものはあって当然
男女平等は確かに大事だ。性別に関わらず、優れた人が他人を引っ張っていける。
そういう社会は理想だと思う。
とはいえ、どう頑張っても覆せない差そのものはある。そこはお互いに不得手なところを認めて、臨機応変に。
だからこそ、余計な火種を防ぐための区別を。電車に限れば、女性専用車両や優先席だよ。
その人たちに適した場所が、きちんと作られる。目的の通りに利用される。
みんなにとって、一番快適よね。
差別と区別は違う。前者は一部の人が被害を受けるやり方。後者は棲み分けを目的としたやり方。
分けることは、時と場合に合わせて必要。
女性専用車両はいるべきもの
そんなわけで色々思うことを書き連ねてきたが、絶対に女性専用車両は必要だと思う。
お互いに利点がある合理的な区別だ。
閉鎖空間で安全を保つには、あって当然なの。
特に通勤ラッシュは、ピリつきやすい。不安の芽は、どんなことであれ摘み取られるべき。
今回はここまで。全て男女平等ってのは無理。だったら要所要所で、どっちを立てるか決める。
最終的には、いろんなことの総量からバランスが取れてりゃいいんじゃね?