記事公開日:2020年5月15日
最終更新日:2024年11月15日
「角度を変えるだけで、画面の見やすさが全然違う」
PCモニターには、いろんな機能が備わっている。
画面を支える足=スタンドをとっても、実に様々。
今回はスタンドの機能としてある、角度調整について。
いわゆる“チルト“について、解説していこう。
モニターを買う前に、この機能があるか必ずチェックだ。
地味だけど無いと困るもので、割と見やすさが変わってくるよ。
モニターのチルト機能は原則必要
デスクトップPCなら絶対に使うモニター。
ノートPCユーザーでも、別に一枚あると便利な周辺機器。
作業効率に大きな影響を与えるよね。
基本的には画面の枠と、足になるスタンドで1セット。
スペックはそれぞれ重視すべきところがある。
今回はスタンドの方に重点を置くよ。
この足になる部分、いろんな機能を備えている。
高さ調整や左右の首振りなどなど。
その中に、縦軸で画面の角度を変える”チルト”がある。
この機能、画面の見やすさに大きく関わってくるのね。
なので、必ず備えてあるか確認してから使うのがおすすめだ。
最初の設置時に微調整したくなるから
モニターは、一番初めに設置した時に色々いじる。
机上の配置や高さをどれくらいにするかみたいなね。
座った時に最も見やすい状態にしたいし。
この時、使う人の状態によって好みが分かれやすい。
たとえば天井の照明から、モニターへの反射角度はどうか。
自分がどういう姿勢でいるのが一番楽なのか。
まぁあれこれあるんだけど、どこが最適かは人それぞれ。
そういう時に、細かく微調整できるとありがたい。
特にモニターアーム未使用なら、スタンドで調整せざるを得ない。
あれはあれで便利だけど、追加の出費やスペースが必要だから…。
じゃあスタンドだけでいいやって人は、なおさら気にすべし。
ちょっと上向きが一番ちょうどいい
具体的に何°っていうのは、人によって変わる。
まず背筋を伸ばした状態で座る、という前提の上で…。
モニターは若干斜め上に向くくらいがベスト。
ここからはいろんな角度の感触を話そう。
机の天板と画面が垂直になった時を、0とする。
そこからマイナス方向に少し傾けるとこう。
製品によっては、ちょっと下向きに固定できる。
とはいえ、まずこの角度で使う人はいないと思うけど。
もちろん吾輩も、試したのは本当にこのときだけ。
画面が下向きなので、モニター下部がとにかく見づらい。
そしてなんか変に距離があるように見えるね。
違和感バリバリ。
若干上を向くようになった状態。
これが多くの人にとって一番見やすい。
吾輩も普段は、このくらいの角度にして使ってるよ。
座って作業をしていると、若干前傾姿勢になる。
自分の体と画面を平行にすると、この角度になりやすい。
そのため、仕事をする場合においては最強の角度なのだ。
逆にゆったり座ると、少し見づらくなるデメリットも。
背もたれに体を預けると、顔の向きがちょい上になるから。
まぁさほど気にするレベルでもないとは思うけど。
最初とは逆にやりすぎた結果。
最大まで上を向くようにすると、こんなイメージ。
言うまでもなく、やっぱりめちゃくちゃ見づらい。
と言うように、上過ぎor下過ぎどちらもダメ。
ちょうどいい角度は、結局ちょい上なんだよね。
これは家でも過去の職場でも変わらなかった。
そりゃそうだろ。
ちょうどいい角度も千差万別
こんな感じで、チルトはいろんな角度を出せる機能。
個人的には高さ調整とこれは、スタンドにはあってほしい。
この2つさえあれば、大体の問題は対処できるから。
新しいモニターを検討するなら、ここは押さえておきたい。
絶対機能として初めからあったほうが、後々楽だよ。
それで角度はちょい上がベストって言ったのは…。
机や使う人の体格、椅子の高さによって条件が違う。
そのため、具体的に何°って言うのが難しい。
だから感触的な話にしちゃったんだよ。
あまり深く気にしないでほしい。
あともう一つ、チルト機能があるモニターにすべき。
って言うところなんだけど、こちらも心配しなくて大丈夫。
多くの製品だと、こいつは標準装備だからね。
高さ調整とチルトは、かなり安いモニターでも大体ある。
選ぶ時には確認して欲しいけど、神経質になる必要はない。
今回はここまで。
ぶっちゃけ、ここまではスタンドとして欲しいところ。
ただそれ以外の、スイベルとピポットはいらなかった。
あまり使い所がなく、今でもそうかな。
結構モニターそのものの値段に反映されるからね。
明確な目的があれば話は変わるけど…。