「ただ遅いだけでここまで難しくなるとは…。」
多分この曲をプレイしたら、誰もがそう思うことだろう。
ゆっくり見えるので余裕があるかと思いきや、全くそんなことはない。
今回はArcaea収録曲の”memoryfactory.lzh”を攻略するよ。
FTR8の曲で、唯一というほどすべてがゆっくりうごく。
それが逆に大きく難しくしてるんだよな…。
memoryfactory 曲も譜面も非常に独特
音ゲーにはプレイヤーが任意で変えられるオプションがある。
判定のズレや、打音の有り無しなど。
中でもノーツスピードの変化は、目で見る分かなり影響がでかい。
慣れないうちはゆっくりがいいが、慣れてくると段々速くする。
ある程度のスピードがあると、そっちのほうがやりやすいんだよね。
なので、曲に合わせてノーツスピードを合わせておくのがとても重要。
音ゲーマーの皆さんなら、どれだけでかいかよくお分かりかと思う。
ただ曲によっては、そもそもが極端に速かったり遅かったりもあるんだよね。
今回攻略するmemoryfactory.lzhも、そういう部類の曲に入る。
ということは、いつも通りの環境でプレイと言うのが通用しづらい。
誰がどう見てもこの曲は、レーンスピードがとてもゆっくりなのね。
遅い分反射神経は必要ないが、リズム掴み・視認性の確保が難しい。
だからどうしてもスコアが伸びにくくなりやすい傾向にあるのよ。
初見だとクリアは何とかなるが、全然スコアが伸びないはず。
徐々に詰めていきたいところだ。
ジャケットチェック どう見てもファミコンのドット絵
コンポーザーはFrums氏。
この方、本ゲーム内ではもう一曲別に提供中だが…。
プレイヤーなら知らない人はいないであろう、あの問題児を生み出した。
というかこの方が作る曲って、完成度高いけどクセがあるんだよな~。
ちなみにアートワークも同氏が作成。
すげえな…。
譜面製作者はNitroさん。
ジャケットの画像がコレ。
文字やそれ以外がすべてドット絵で表されたもの。
カラーリングも、ファミコンやゲームボーイによくあった画面のような。
我輩ファミコンはともかく、ゲームボーイは子供のころ散々やってたから。
この色使い、すごく懐かしいとともに既視感があるよ。
ただもう今の10代には、この色でゲームしてたってのが通用しないんだろうな…。
あと非常にしょうもないことだけど、ジャケットの上のほう。
窓枠に何かが立ってるように見えるものがあるでしょ?
これ虫だったり瓶だったり、見る人によって印象が違うよね。
我輩はぱっと見、人類の天敵であるあの虫にしか見えなかった…。
と思ったら、非公式Wikiのコメント欄に同じ書き込みが(笑)
譜面攻略 低速とはかくも判定が厳しい…気がする
さてさて、細かい攻略に移る前にこの曲の雑感を。
曲自体が常に不思議な静けさに満ちており、非常にフラットな印象。
BPMがたった100とだいぶ遅く、余計そう聞こえるんだよね。
それに合わせてなのか、レーンスピードが非常に遅い。
普段の設定のままこの曲を突然プレイすると、違和感が半端じゃない。
ゆっくりにすればするほど難しいが、逆に速くするといくばくか楽になる。
明らかに遅すぎと思ったら、ハイスピード設定をガンガン上げてプレイしよう。
譜面傾向としては、アークはぶっちゃけ大したことは無い。
密度が濃く、突然8分や16分に切り替わりまくるフロアが超絶厄介なのだ。
見たまま押せば、LOSTは少ないと思うが笑えないくらいFAR判定になりやすい。
つまりクリアは難しくないけど、ハイスコアはめちゃくちゃ出しにくいパターン。
我輩もEX+に乗るまで、かなり苦労した記憶があるよ。
おかげでFTR8の中では、比較的難しい曲に入る。
ただ低速譜面の練習曲と言えば、ぶっちゃけ全然ないので余計大変。
というかそれに該当するのが本曲とかいう、なんというかね…。
曲初めからすでに密度が少し濃いめ
曲が始まると、しばらくはフロアが多めにやってくる。
若干密度が濃いのだが、まだ大したことは無い。
写真だと少ないように見えるけど、本来もっと詰まって見えるよ。
というか曲後半のほうが酷いので、ここでつまづくともう無理。
一部の16分フロアに気を付ければまぁ大丈夫でしょう。
とにかくずっと低速なので、判定が厳しいのが厄介ね。
始まりから終わりまでそうだから、非常に始末に負えない。
イントロの終了間際、非常にゆったり動くアーク+フロアの組み合わせ。
ここ徐々に指の交差角度がきつくなるので、フロアの漏れが起きやすい。
レーンの横移動はやっぱり大げさに行うこと。
Aパート さっきより緩くなってきた
ここからフロアにロングやアークの組み合わせ。
ぶっちゃけ最初のイントロより簡単でございます。
曲自体がちょっとリズムをつかみづらいが、音合わせの配置。
できればここはほぼPURE判定で通りたいところ。
スカイが混じると少々見づらい
次は先ほどの組み合わせに、アークが無くなる代わりにスカイが登場。
これが混じると、ちょっと見づらく感じやすいかも。
ほぼ8分のタイミングで処理できるとはいえ、画面上を見ないといけないから。
ピンと来なくなったら、スカイの下段にある影を参照にするのも策か。
こんな感じで、スカイとフロアが近いレーンにやってきたりね。
あ~見にくい…。
機械的に指を一定のスピードで動かし続けよう。
16分以外はそれでなんとかなる。
4レーンにまたがって、フロアとスカイの乱れうち。
左右交互に取れる配置じゃないが、2レーンずつ片手で十分間に合う。
ここは慣れるとむしろ得点源。
わずかな休憩地帯 トレースノートの遊び心
さっきの地帯を抜けると、少し休憩に入る。
トレースノートで英単語をずらっと並べられ、職人芸を見れるね。
ちなみに「NEED SAME ONE TO HELP YOU NOW NOW」と書いてある。
意味はよくわからん。
片手アークのみの単純なところ。
複雑でもないし、片指だけなので問題なかろう。
むしろこの後からが鬼門。
徐々にフロアの物量が増す
左手アーク+フロアのセットから、難しいところに入っていく。
この辺りから、フロアタップの量がどんどん増加。
さらにリズムもガンガン複雑化してくるので、FAR判定が増えがち。
いかにPUREを守り切れるかで、大きくスコアに影響してくるよ。
とにかく8分やら16分が頻繁に変わるので、想像以上に忙しい。
レーンがゆっくりなせいか、かなり詰まって見えちゃうからね。
ここは正直なところ、何度も繰り返して慣れろというほかない。
少しでもギュッと濃いフロアが見えたら、高速叩きをするイメージで。
ロングとフロアが4レーンにまたがる16分。
ロングは短いので、長く押さえる必要が無く始点だけ叩けばおk。
つまり実質ただのフロアタップなのです。
ラッシュに入ると最高にリズムがつかめない。
密度が濃すぎて、もはや何分で叩けばいいのかよくわからないし。
一件16分4連に見えるのも、実は3連で最後の一つは若干違ったり…。
ここある程度理解できるまでは、適当にたたいて乗り切るが良し。
最後の大量フロア、これは全部16分で処理できる。
ひたすらリズムを考えず、指を高速でレーンの位置に叩き込めばおk。
入りさえうまく取れれば、あとは全部均一の感覚で大丈夫。
後は両手アークでフィニッシュ。
ただ吾輩、ちょこちょこあと1打足りなくてLOSTにさせちゃうんだけどね…。
Arcaeaにおける低速譜面とはこういうこと
遅すぎると却って難しい。
この譜面をプレイすれば、それが嫌ほどわかると思うよ。
ていうか実際、吾輩は何度か発狂しそうなったわ…。
EX+に乗せるまで、何度プレイしたか記憶にない!
ノーツ数が少ないなら超楽なんだけど、そういうわけにもいかぬ。
そもそも低速譜面自体少ないので、あまり上位曲の参考にならない…。
というジレンマを抱えてはいるものの、せっかくだし挑戦してほしい。
高スコア目指して頑張っていきまっしょい。
今回はここまで。
低速のせいで、目押ししようとしても判定がとにかく辛い。
まぁこれはしょうがないことなので、できる範囲を少しずつ広げていきたい。
うっわあ、おっそい…。