記事公開日:2021年3月16日
最終更新日:2025年11月14日
「自作PCのケーブルがあまりにも多すぎてぐちゃぐちゃ!、汚いから何とかしたい…」。デスクトップパソコンは内外問わず、黒や白の線で盛りだくさん。
これはまず組み立てていると、誰しもが必ず直面する問題の一つ。いろんなパーツをつなげる大量のケーブル類をどうまとめるかだ。
いざ吾輩も実際に組むと、想像以上にこのケーブルの処理が面倒で結構苦戦したので、そんなときにぜひ使いたいものがある。そう、よくある結束バンド。
繰り返し使えるダイソー製をチョイスして、少しでも配線管理問題をどうにかするために線をまとめてみよう!。こういう時、かなり心強い味方になるぜ。
数本まとめるだけで全然違う。
自作PCの配線ぐちゃぐちゃ問題
大量のケーブルといえば、電化製品・デバイス類には必須なもの。充電用だったり、別の機械とつなげる用だったり機械をいっぱい手元に置けば置くほど、こいつもどんどん増えてくる。クリボーかよ。

このケーブルたちってスマホとかだけでもいっぱいあると、なかなか面倒な問題が起きるよね。線同士の絡まりで汚いことになるのはもちろん、気づかぬうちにたこ足配線になっちゃったりしてマジで危ないなんてことも。
部屋の隅っこにある充電タップとかを見てみると、人にもよるけど対策なしではえらい見た目になっちゃうのは確か。

こんなよくある自宅の光景の一つ。これは過去の自室の一角なのだが、パソコンから伸びるケーブルを筆頭に、わんさか一か所に集まった悲惨な構図。
特にパソコン回りって、周辺機器が集まるだけでも簡単にこんな光景が作れてしまうほどえらいことになる。埃も吸い寄せやすく、掃除がしづらい面倒ごとに早変わり。
記事公開日:2020年4月13日最終更新日:2024年11月11日 「みんなが永遠に困るPCの配線管理は、便利な道具に頼れ」。周辺機器が増えると、一緒にケーブルの本数も増えるのが困りもの。吾輩もパソコンを買[…]
パソコン外でも大変なのに、自作PCになると更に狭い限られたスペースで、これまた大量のケーブルと格闘するハメになる。組んだ人は誰しもが通る道だ。
そこで後のメンテナンスにも対応しやすくなるうえに、魅せる要素を持つ自作PCには必ず配線管理をどうにかしないとダメだ。その時の強い味方と言えば…コイツである。
今回はダイソーで買ってきた結束バンドを用意して、実際に使ってみたよ。その時の様子をお届けするが、やっぱりあるだけでもマジで違うからあなたも試してほしい。
何にでも使えるぞ。
繰り返し使えるタイプが最高
ケーブルをまとめる=ケーブルの配線はいわゆる”ケーブルマネジメント”と呼ばれる。この大量に使われる電源ケーブル類を、どう上手くまとめるかがカギと言える。
基本はPCケースの裏に無理やり押し込むため、そちらは見えないが逆に見える表側から見ても、ある程度魅せるように括るなどはどうしても必要になっちゃうもの。
やり方に正解があるわけじゃなく、満足できるところで妥協して終わりでもOK。最悪、パソコンのパネルを全部閉めきれば配線整理はしなくてもいいと言えば身も蓋もない。


とはいえ、気にする人は気にしちゃう。吾輩はたとえ見えない裏側でも汚すぎるのはさすがに嫌。ケースを開ける回数が少なくとも、なんとなく気になっちゃうもの。
こんな時に真価を発揮するのはやっぱり結束バンド。多くの製品は一度締めたらそのままの使い切りタイプ。外すときはニッパー等で切らないと、ケーブルをほどけない仕様。
そのため一回こっきりでしか使えないのだが、吾輩が用意したダイソーのやつは、繰り返し使えるもの。何度も閉めなおすわけじゃなければ、年単位で使えるシロモノ。
この後登場するのは、上のページにある製品とは若干違うカラータイプのもの。今はもう売ってないのかもしれないけど、似たような製品で全然代用できるので問題なし。
安いし大量に入ってるから、めっちゃありがたい。まずこれで強いのは使い切りタイプよりも多少保持力が弱い代わりに、柔らかく扱いやすいのがポイント。
保持力が弱めと言っても、しっかりギュッと絞ればちゃんと固定できるので、絶対こういうほうが良い。メンテするときに一回外さないといけないからなおさらだ。


一部だけでも凄まじいケーブル量
さてさてPCケースって見た目はそれなりに大きくても、中は凹凸がいっぱいあるよね。おかげで外見よりは手を差し込める範囲がそう広くない。というか、場所によっては指を差し込むのが辛いことも。
そしてPCパーツには、各種いろんなケーブルが必要かつその種類だけでも結構あるのに、使う数もこれまたいっぱい。PCの中身は昨今のワイヤレス時代とは、真逆の進み方…。


マザボ・電源・GPU・ストレージ・ケースファンなど。体感9割方のパーツは、何らかのケーブルがくっつくよ。多分全く配線を介さないのはm.2SSDくらいじゃないか?
それは除いたとして全部くっつけてもそのままだと、ご覧のように四方八方に飛び出るのがケーブルの面倒なところ。大変見栄えは全くよろしくないことは明らかだ。
さらに組む際に気を付けてほしいのが、どこかの可動部分にケーブルが引っかかること。ケースファンとかが特にそうなりやすい。当然そこにケーブルが絡まれば、動作不良の大惨事にる恐れも。
折角高いお金を出して買ったパーツも、そんなミスでおじゃんになったら悲しくてしょうがない。ちなみに数年後にバラして戻したときに、実際ファンにケーブルを引っかけたまま起動してえらいことに…。


そういう時にも、結束バンドでちゃんと余裕をもって数本をまとめて固定させるのが大事。バンド自体が小さいということは、狭い場所でも難なく入り込みやすい。


干渉しない程度にまとめる
まずこれが、まだ何も入れてないPCケースの状態。吾輩の場合、特にARGBケースファンから伸びるいくつものケーブルがかなり厄介。
裏側に回すつもりなんだけど、裏配線スペースが思ったよりも少ないケースだったので余裕が全然ない。でもできるだけ隠したい。


こっちは全てのパーツを内部に収めた後。さっきの裏配線スペース側から撮影したのだが、見ての通り大量のケーブルが穴から飛び出ているのが分かると思う。
ここで白と水色の結束バンドが、まさしくダイソーで買ってきたものだ。下の写真ではとりあえず4か所ほど止めているが、後々もっと数を増やす追加対応をとった。
まとめて上げないと、一本一本の遊びが大きい上にケーブルが硬めなので、緩やかに外側へ膨らみやすいんだよね。これが本当にクセモノで、思った通りに動いてくれない。
ただ多少なりとも複数本をケースの穴と一緒に縛ってあげれば、だいぶそのふくらみもマシになる。後でパネルを閉める時も、力ワザ感が減ってくれるのはありがたい限り。


前側も可動部分に当たらないよう、ケーブルをまとめる&行かせたい方向に無理やり導くみたいな感じで止めまくり。よくよくぶつからないかチェックしよう。
水色の結束バンドが、意外と同色のケースファンや白いパーツとの親和性が高めに見える。おしゃれではないけど、内部の魅せ度をなるべく邪魔していない。


自作PCの配線に結束バンド
配線管理は本当に面倒。自作PC内部においてもが使うものの数が多くなれば、どうしても雪だるま式に増えやすい。それがケーブルというものの宿命なのだ。
だからと言って無視するわけにもいかないので、そういう時にこのダイソー製結束バンドが非常に活きる。安いし代替品もいっぱいあるから、ぜひ試してみてほしいところ。
楽になるよ。


今回はここまで。ここでは自作PCに限った話だったけど、もちろん充電ケーブル等にもしっかり使えるので、持っておくと地味に便利な常備用アイテムの一つ。
スマホ・タブレット・その他電化製品のケーブルも無駄に長ければ、まとめて短くスッキリさせると見た目の汚さが解消されやすい。