「これ以上ここにいる意味が見いだせない」
やりたくない仕事を通して、最終的に吾輩が思ったこと。
目の前にある何もかもが、意味のないこととして見えなくなってしまった。
先日新卒から5年半近く勤めた会社を、去る決意を固めた我輩。
営業をやってたんだけど、性格的に合わなすぎるので辞めちゃいます。
不得意な人間が無理にやっても、何の得にもならないかな…。
営業の仕事が全く性に合わないからもう辞める
会社員という生き物は、様々な社内部署に配属されて仕事をする。
特に新卒で入社した場合、ジョブローテが前提で採用されることが多い。
いわゆる部署異動ってやつだね。
多くは3~4年くらいの期間を経て、次の部署に行くという具合だろうか。
まぁ会社の内部事情によって、それが当てはまるとも限らんけどさ。
社内で働くと部署ごとに抱くイメージは、会社ごとに全然違うよね。
まったり、激務、花形、窓際とか扱いが多岐にわたる。
色々あれど、最終的に自分が働きやすい部署なら大当たりだ。
吾輩は現在の会社で、5年間の間に2回部署異動を言い渡されたよ。
経理4年⇒営業事務1年⇒営業という流れなのだが、最後がどうしようもなかったのね。
今年の3月に、突然2度目の望んでいない異動を言い渡されたんだよ。
やってみたけど性格的にこの仕事への相性が非常に悪く、次第に人間関係も崩れてしまった。
そして精神的に追い詰められてしまい、ちょっと発狂しかけちゃったのよ。
まぁ異動前からなんとなく想像してたけど…。
コミュ障に営業は地獄そのもののだよ。
もし無理なら早急に、別の仕事に身を預ける行動を起こそう。
性格から来る苦手意識は非常に変わりにくい
人はそれぞれいろんな性格を持っている。
サポート好きや目立ちたがり、騒ぐのが好きな人もいれば静かなほうがいい人もいる。
当然その性格は、人生の中で沢山の影響を及ぼすことだろう。
自分が苦手だなと思っていることだと、中々手が進まないってのはよくある話。
学生時代の勉強とかイメージしてもらえれば、大半の人はそうじゃないかな。
これ、当然普段の仕事にも当てはまるよ。
苦手だしやりたくない=仕事したくないし、そもそもこんなことできない。
みたいな感じに陥りやすくなりがち。
というかここ半年の吾輩が実際そうだった。
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少し苦手くらいなら、まだ頑張ろうと思える余地も無くはない。
しかし業務のほぼすべてにまで範囲が広がると、もうそんな気力も起きなるくなる。
さらにそう意識させるのは、自分の根源である性格に基づくので嘘もつけない。
いくら本音を表面上隠そうとしても、心の中ではその思いがどんどん膨れ上がるよ。
最終的にはいつか爆発して、本当に何もできなくなってからじゃ遅い。
そうなったとき、人は”壊れた“状態になるのだ。
それこそ一週間まるまるずっと気分が落ちたまま。
寝付けない、ぼーっとする、何も頭に入らないなどなど…。
今までできてたことが一気にできなくなるので、自信もどんどん減る。
これで無気力人間の出来上がり。
知らない現地で知らない人とたくさん話すのはしんどい
さてさて営業というお仕事に話を移そうか。
この職種、おそらく抵抗感を感じる人はかなり多いと思う。
ってか吾輩だってやる前はそうだったし、やってる最中は予想通りだった。
だから合う合わないは、中々顕著に出やすい職種じゃないかな。
会社ごとに色んなスタイルがあるけど、基本は取引先と商談をするのがメイン。
自社製品の購入依頼、製品の使い方をレクチャー、新しい使い道を提案したりかな。
一言でいえば、会社の窓口となって売上を出す仕事をするのが営業。
必然的に社内外問わず、多くの人と関わりを持つことになるね。
色んな人と関係性を持つ以上、コミュニケーション能力は高いほど有利。
どんな人でも気兼ねなく接することができる人には、天職だと思う。
ただし逆だと、他の職種以上に苦痛まみれの毎日になりやすい。
まさに吾輩は後者のタイプで、知らない人と商談しなきゃいけないとか地獄だった。
電話も相手の表情が見えないし、対面だと露骨に嫌がられるのがわかって辛いし。
かといって何もアプローチしないと、売上が伸びずに上司・先輩から叩かれる。
どの方向に進んだとしても、吾輩にとってはただの拷問なのです…。
商談つったって何話せばいいかわからん
営業のメインである商談だけど、ぶっちゃけ話すことが思いつかないのよ。
世間話と本題をバランスよく混ぜられれば理想だが、そんなんコミュ障にできるわけがない。
取り繕おうとすればボロが出るし、本題だけだとすぐに話が終わってしまう。
すると向こうからは、だいたいこう思われることに。
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吾輩は人が何を思ってるかをかなり気にするタイプでさ。
特に相手がマイナスの感情を抱いていると、他の人より余計に気にする性質なのだ。
良く言えば細かいことに気づきやすく、悪く言えば気にしすぎて撃たれ弱い。
こういう時は、相手の感情に鈍感な人のほうが有利だろうな。
さらに知らない人に対しては、警戒心がバリバリ働くのも不利だ。
そんな状態で相対してみろ。
気まずさ∞やぞ。
今すぐにでもその場から逃げ出したい。
度重なる出張は疲労度MAX
吾輩が勤める会社、まぁとにかく体質が古いのよ。
主力商品の売上が落ち続けているにもかかわらず、従来のやり方を変えようとしない。
うちの営業のやり方だけど、高い交通費をかけて現地訪問しまくるスタイルなのね。
ここ2~3年は世間情勢もあって、頻度はかなり減ったものの…。
結局落ち着いたころには元に戻るので、月の半分は出張なんてのもザラにある。
吾輩そもそも遠出が嫌いで、旅行とかも進んでいこうとしないのよ。
普段自分が行き慣れている範囲で十分だから。
しかし遊びですらなく、仕事で遠出となると嫌の感度が数千倍に膨れ上がるよね。
ホテルで気が休まるわけでもないし、知らない土地だから心細いし…。
さらに地方ばっかりだから、とにかくお店が開いてなかったり遠かったりが超不便。
ご当地料理とかも正直あんまり興味ないので、出張での楽しみが皆無なのだ。
何とか終わって帰ってきても、翌日は普通に仕事だから疲れが取れない。
それどころかまた次の出張がすぐ控えているので、ゆっくりする暇もない。
下手すりゃ休日に取引先から呼び出されて、休みが取れないこともある。
社畜っぷりが一層加速したね。
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売上売上と本当にうるさい
まぁ営業だし、ここにこだわるってのは当然なのは百も承知だけど…。
やっぱりノルマがある仕事は、ろくな気持ちにならないことが多い。
今月はここまでに数字を作れと言われても、新参者の吾輩には手に余るのだ。
商談が苦手だから相手との関係性も構築しづらく、売上なんか伸びるわけないよな。
それでも少しでもマシになるよう、色々話をしてみたり電話したりしてたんだが…。
取引先によって相手の性格も変わるので、ダメなところは口撃されて泣きたくなった。
仮に売れたとしても、上司の反応は当然のように扱われる。
もちろんダメな場合は詰められる。
なにこれ超納得いかない。
それが例え仕事に慣れている先輩と、新参者の吾輩も同じ土俵で比較されるんだよな。
条件が一緒じゃないのに、明らかに吾輩不利で草生える。
こんな状態が毎月毎月続きます。
酷い話だと言いたくなるが、多分世の中の営業的にはぬるい雰囲気だったと思うよ。
社外のことは知らんけど、ダメなときでも全社員の前でつるし上げられる…。
ということはさすがに無かったので。
どっちにしろだけど。
商材自体に魅力が無いので売りにくいことこの上ない
どんな会社にでも、良い面と悪い面がある。
ネットだと悪い面のほうがよく情報としてはヒットするが…。
吾輩の今の勤め先も、検索をかけるとその手の話は必ず出てくるよ。
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ただ痛いほどよくわかったのは、自社商品の魅力がかなり薄いため需要が無いこと。
ぶっちゃけ業界としても、メインターゲット層にしても縮小してる市場が相手なの。
このダブルパンチを長年食らっているので、そりゃあ時が経てば経つほど売れにくいのは必然。
上司たちもその辺は痛いほどわかっているらしく、半ばあきらめ気味なんだよね。
さてそんな状況で、新人の営業担当がモチベーションを高く保てるだろうか?
売ろうとすれば取引先に嫌な顔をされ、売らなければ上司たちから嫌な顔をされ…。
ここもどっちに転んでも、やる気の出ない現実が待っているわけだ。
一部情熱に燃える(ように見える)先輩もいるが、どこからその気力は湧いてくるのか。
会社の事業に対しての興味が完全になくなった
自社商品の魅力を見いだせない=興味が無い。
これは営業にとっては致命的な欠陥だろう。
売るためのセールスポイントや、提案方法を自ら生み出しにくくなるから。
というかそれ以外の従業員にとっても、全く興味0は良くない話だよね。
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新卒の就活時では、人の役に立ちそうな製品を作ってるんだと思ってたけど…。
実際はむしろ煙たがれる曰く付きの製品だったよ。
特に自分が売りに行く立場になったら。余計そう思えるようになってしまった。
マジでうちが取り扱ってるものって、世の中でなんの役に立つんだろうな?
と思い始めるほど、メリットが全然見当たらない製品なんだよね。
世の中にはそういうものがあふれているが、多分うちの製品もそういう扱いなんだろう。
実際お願い営業しかないというパターンが、上司を見ててもめちゃくちゃ多かったから。
そうでもしないと売れないってか、それをやってもどんどん売れなくなる。
仕事がうまく回せずに人間関係にも影響が出てきた
今までいた内勤系部署と、外出メインの営業だと文化が全然違う。
いや、まぁ部署が変わればガラッと変わること自体は普通なんだけどね。
ただ営業という職種柄、やはりガツガツした雰囲気はある程度あったかな。
吾輩自身が平和にゆったり行こう気質だから、真逆なのは明白だろう。
こんな部署の雰囲気+新人ゆえ仕事がうまく回せないのでしんどかった。
我輩が下手を打つたびに、先輩や上司から嫌な目線をよく受けてたよ。
最初は仕事内容がきつかったのだが、段々人間関係が苦痛を上回るほどに。
そこは細かく話すと長くなるので、また別の機会に話すよ。
とにかく、周りの人たちとも相性が合いにくい部署だったかな。
おかげでやりがいも無く、仕事がうまく行かない上に出勤するのもしんどい。
そんな状況が異動して早々に続き、吾輩は疲弊してしまったよ。
部署の仕事で嫌な部分がたくさん多かったのは、大体上記が全てだろうか。
我輩は営業が合わないので辞めさせていただきます
営業はコミュ障にとって、案の定しんどいと思われやすい仕事の一つ。
たくさんの知らない人と仕事上で仲良くなるのは、とても苦痛に感じやすいかも。
そのほかにも仕事内容的に、様々な副次的要因も合わさって余計だよね。
我輩みたいに引っ込み思案な人は、営業は避けるように動くべき。
一度やってみないと、本当に合うか合わないかはわかるけどね。
そういうわけで、営業は辞めることにしたよ。
ある程度わかっちゃいたが、あれは自分が戦えそうなフィールドではなかった。
それがはっきり判明しただけでも、ある意味収穫ではあったか…。
しかしマジで合わない仕事をしてしまうと、人間はおかしくなりやすい。
もし今営業をしている人で、吾輩と同じような悩みを抱えていたら…。
とにかく退職できるように、脱出する手段を探すほうが賢明だ。
今回はここまで。
仕事は我慢の連続というけど、人には許容できる範囲がある。
それを超えるのであれば、それは居るべき場所ではない。
別の仕事やコミュニティを探すことに注力しよう。
自分がおかしくなる前に。