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OJTが意味ないと思う人は受け身でいる トレーニングは積極的に行動しよう

  • 2019年1月12日
  • 2021年10月14日
  • 体験談

 

「会社説明会に参加したとき、よくOJTって聞くけど何なの?」

「教育制度の一つらしいけど本当に効果あるの?」

特に不安がいっぱいであろう新卒の人はすごく気になるよね。

 

むろん俺も就活当時は説明会でこのOJTを何度も聞いた。

ただ実際に仕事を始めた後に思ったけど、結構ええ?と感じたんだよね。

ぶっちゃけOJTって名ばかりで使われており、ちゃんと機能しているように感じない。

意味の無い制度だと思ってしまった話をしよう。

 

 

 

そもそもOJTってなんのこっちゃ?

 

OJT。

これは単なる略称で、正式な名前は“On the Job Training”だ。

単語の頭3つを取って略称で使われることが多い。

英単語の名が示す通り、仕事を通して練習するといった具合。

実際の実務を通して徐々にいろんなことを覚えていこうといった制度かな。

 

特に新卒の学生に対して行われることが多い。

今まで学生だったから、急に仕事をしろって言われても何が何やらになる。

右も左もわからない新入社員はやっぱり色々教えてもらいたい。

こんな悩みに対して、企業側から制度の一環としてOJTを取り入れてるのだ。

もちろん企業によって細かなやり方の違いがある。

 

俺も今働いている場所からはOJTについて色々言われてたよ。

説明会の時も、新人研修の時にも人事の人からその話をよくされた。

ただねえ、実際の現場に入ってみると早々簡単にOJTって活用できてない。

残念ながらOJTが名ばかりで正直何の意味も無いと感じた次第だ。

学ぶならば自ら動くのが一番手っ取り早い。

新入社員の人は何でもかんでも手取り足とり教えてもらえる期待はしないほうがいい。

俺はあの時過度に期待しすぎていたのかもしれない。

 

 

 

教える側がどうすればいいのか具体化できてなけりゃ意味がない

 

どうしてもね、人によって教え方の上手い下手はあるよ。

それはある程度しょうがない。

ただ専門的なことはとにかく、基本的なことを中々修得しづらいのが辛いところ。

一般的な電話対応や仕事の進め方みたいなすべてに通じることね。

 

どういう順番で処理していくのか、何か対応に追われたときはどうするのか。

そういうどの会社にいても必要な仕事に対する心構え・下地を手に入れたい。

何事も基本を学んでからじゃないと応用は出来ないからさ。

OJTではそういう部分を教えてもらいたいが、決まった人が教えてくれるわけじゃない。

やり方が人によって変わるから、何も知らない人からすると何を信じればいいのか?

そこで大きな混乱を招いてしまい、結局動き方が分からないのがザラだ。

一定のわかりやすい基準が無いと何も知らない人ってかなり行動しづらいからね。

教える側の人同士でその基準を共有しておかないとどうしても合わなくなるし。

聞いた新人はどっちが正しいのかも判断がつかない。

結局そこから何も学べないんだよね。

ヴィーゼ
結局誰を信じたらいいのさ?

 

加えて教える側だって何を教えていいのかわからないのはかなり問題だ。

部署のリーダーが教えるならともかく、大抵はリーダーの部下が教えることになる。

つーことは多くの場合部署の仕事を全て把握しているわけではないはず。

その状態でまっさらな新人に教えるとなると、下手すりゃ教える内容が思いつかないことも。

そうなったら最終的に放置となってしまい、その新人はやっぱり何も学べないよな。

ほら意味の無い制度に早変わりとなってしまうわけだ。

 

 

 

 

はじめの頃はめちゃくちゃ放置されてた トレーニングはどこいった?

 

トレーニングって聞いてたから、色々最初から教えてもらえると思ってたのね。

俺が会社に入った初めの頃は。

もちろん相手に聞けば答えてくれるのは間違っていなかった。

ただ相手も俺にどんな仕事を振っていいのかわからず放置されることが多かった。

 

要は何もできないから社内ニートみたいになってしまったのね。

まだちゃんと働き始めてないから、周りからの評価も未知数だった時にな。

新入社員の厄介な悩みとして

「自分が何をわかっていないのかがそもそもわからない」

のが非常に強い。

だからわからないことを解消しようと質問をしたい。

しかし何を知りたいのかも把握できてないから結局質問が出来ない。

そして中々仕事上で学べることが無く、ただただ時間だけが過ぎていくという悪循環…。

これはかなりもどかしい気持ちになり大変苦しいよ。

何のために仕事死に来ているのかわからないからな。

 

当初は受け身でも相手から教えてくれるものだと思ってた。

それからちょっとずつ仕事のやり方を覚えて学んでいけるものだと思ってた。

残念ながらそんな受け身の姿勢では、誰も何も教えてくれないのだ。

始めたての頃はこんな単純なことにも気づかないものだよ…。

まわりも忙しそうだし本当にどうすればいいのか分からなかった。

OJTという言葉に余計な期待を抱きすぎていた証拠である。

 

 

待っていてもしょうがないので己をトレーニングするしかない

 

勤め始めて3ヶ月くらい経った頃かな。

段々さっき述べた会社の事実に気づき始めたのがそれくらいの時。

OJTなんてものはなかった。

でもこのままだと何の戦力にもなれないし、会社に働きに来ている意味がない。

俺が欲しいのは給料と常識的な仕事の進め方だ。

 

周りがトレーニングできない・してくれないから自分で何とかするしかない。

結局目で見て判断しろという、昭和の考え方でしか通用しないようだ。

全くそんなつもりはなかったのだがもうこの際しょうがないと腹をくくったよ。

自分で周りがどうしているかを観察・マネしつつ質問しまくる。

もうこうしないと一年経っても最初と同じくらい仕事が出来ないと感じた。

もはや自分の中ではOJTなんて言葉は完全に消え失せたね。

 

この後上司から割り振られた仕事を使って、前任者と確認しながら覚えたよ。

とにかくちょっと進めたら確認をしてもらう。

よくわからないうちはこうしたほうがいい。

必ずマニュアルはすぐわかるところに置きつつ、やっては確認の繰り返し。

2~3度やれば、ちょっとずつわからない箇所が明確になってくる。

そうすれば何が分からないかわからない状態からは脱却できるよ。

俺は他人を頼るのが苦手なタイプだけど、どうせ自分では解決できないし。

恥も外聞も投げ捨てる勢いでとにかく質問しまくった。

専門的な話の場合はこれで対応しよう。

ダッフィー
たまに相手から聞いてくれるときもあるが、基本自分から行かないとどうにもならん。

 

 

もう一方の仕事の一般常識的な部分については、とにかくまねをする一択だ。

周りの先輩を見て例えば電話での対応ならなんていつも言っているのか?

始めの言葉だけでも全て同じようにできるとすごい楽だ。

先輩が言っている言葉遣いでよっぽど変に思わなければ使って問題ないし。

 

もちろん電話以外だってそうだ。

来客対応の時はまず失敗しないように先輩のやり方をしっかり観察したり…。

気になったら質問すればいいし、気にならなければそのまま自分にコピーだ。

これも繰り返しやることで自然と体と頭に沁みついていく。

OJTに無駄に期待するより、自分でさっさと修得しに行ったほうが断然早いよ。

特にこっちは知っておけばどこで働いていても使えるから優先的にやろう!

アナゴン
いつまで待っても来ないなら、こっちから迎えに行くしかないじゃない?

 

 

OJTは意味がないことも多いから過度に期待しない

 

OJTは相手の行動からの依存性がかなり強い。

教えるのが上手いかつ、教えることが明確になっていて相手がめっちゃ忙しくない。

こういう条件が整っているならOJTは余裕を持って活用できるとは思う。

しかし働くとわかるけど、先輩たちはみんな忙しそうによく見える。

教える側にも余裕やノウハウがないことが多いから、結局OJTは成立しにくい。

だからたいていの場合はOJTが意味ないって言われちゃうんだよね。

受ける側の俺だって嫌というほど意味の無さを感じたもん。

 

待っていても永遠に覚えることもできないので、OJTに過度に期待しない。

受け身でいられるトレーニングになるわけがないので、自分から動いたほうが早い。

あるいは目で見て盗むほうが早い。

だからOJTがあるよって言われても、基本は頼れないと思ったほうがいい。

頼れることに期待して何もなかったときの悲しさは地味に来るからね。

 

 

今回はここまで。

すぐ実践に放り出されるなら練習の意味が全く無いじゃん!

新卒に即戦力を求めるなよな~…。

 

…何もしないと教えてもらえなさそうだから自分で動くしかなさそうだな。