「頑張って免許を取りに講習所通うぞ!」
車やバイクを運転するなら、ほぼすべての人が通う施設。
全国各地にある自動車教習所だ。
さて絶対に忘れてはいけない要素が、教習の期限があるということ。
全てが終わってないのにこれを過ぎると、非常にまずいことになります。
これから通う方に向けて言いたいけど、絶対にすぐ終わらせるように動こう。
我輩はアウト寸前までやらかしたとき、目の前が絶望に染まったよ…。
そうなりたくなければ、教習完了をとにかく優先させよう。
教習所の期限がギリギリ=死の宣告
車の免許は18歳になる二か月前から取れる。
多くの場合、大学受験を終えた高校生たちが取りに動くことが大半かな。
あるいは、大学生や社会人でも時間が空いていれば突っ込んだり。
運転する予定がなくとも、とりあえず取りたい場合もあるよね。
何十コマの学科や実技を受け、途中の試験をパスする。
教習所での卒業試験を終えられると、免許センターでの本試験が受験可能だ。
まぁ厳密に言えば、教習所に通わずとも取得できなくもないが。
そこでの筆記試験を無事にクリアすると、電光掲示板に現れる自分の番号。
数時間待って、晴れて免許を獲得できるのだ。
これで車を自分の手で運転できるようになる。
ただ、どれもこれもその時の状況で受けられる期限が存在するのよ。
ほとんどの人に関係するのは、教習開始から卒業試験にたどり着くまで。
9ヶ月の期間を設けられるのだが、一度サボり始めるとあっという間に過ぎちゃう。
とにかく教習が始まったら、卒業試験を終えるまで一気に突っ走るべし。
気づいたときに挽回不能なところまで来ちゃったら、目の前が真っ暗になるよ…?
一度のサボりが地獄を生む
教習所の授業は、座学と実際の運転に分かれる。
自分でスケジュールを決め、どんどんコマを埋めて受講する。
いわゆる大学の授業と同じ形式で、座学はほぼ制限がない。
ただ、実際の運転は車の台数の関係もあり自由度が少し低め。
座学ほどいつでもサクッと受けられるわけじゃない。
更に教官と車内で2人きりなので、人によってはかなりキツイのよね。
ここで運転楽しい派か、運転が苦行派に分かれるけど後者の場合は怖い。
我輩もそうだったが、一気にめんどくさくなってサボりがちになっちゃう。
こうなったら、どんどん教習所に行く足が遠のき長い間放置。
そろそろヤバいなと思ったころには、どれだけ急いでも期限に間に合わない。
なんてことが普通に起きるんだよ。
入校にかかった費用、受けた授業の時間は全て無に帰す恐ろしい事態に。
そうやって泣きを見る生徒は、全国各地の教習所で後を絶たないのだ。
間に合わないなんてことになったら、すべてが後の祭り。
深い後悔に苛まれながら、もう一度お金を払ってやりなおすか。
それとも諦めてそのまま退所するかの、非常に酷な2択を迫られる。
自分で蒔いた種だから、どうしようもなさが余計に拍車がかるなぁ。
呼び出しを受けた瞬間の悪いドキドキ感
我輩が教習所に行き始めたのは、大学2年生になった直後。
一年大学生をやって、なんとなくスタイルに慣れて余裕が出てきたころ。
そういや、身分証って学生証以外に無いなと思い免許を取りに行ったのよ。
全く運転したいとは思っていないが、あると便利なのでね。
27万円もの大金を親に払ってもらい、高校時代の友達と近所の教習所へ。
初めのうちはガンガン進めて、一度目の試験をパスするまでは順調だったよ。
問題は二度目の試験を受けるまでの間にあった、実技のお時間なのだ。
早い話が、実際の道路に出て運転してみましょうっていうことなんだけど。
ここで受け持ってもらった教官のおっさんと、死ぬほど相性が悪くてつらかった。
とにかく失敗をなじられまくって、それが新たな失敗を生み…。
50分の教習の間、ずっとこれをやられ続けたのだ。
意地の悪いブラック企業の上司か貴様は。
しかも質の悪いことに、嫌な教官とマッチングする回数がやたらと多かったのだ。
今思えば、普通に他の人を指名すればよかったんだけど。
そこから行く気が一気に無くなり、実に半年近く空けてしまった。
さすがにヤバいかも…と思い、何とか足を運び続きを行いましたよええ。
残りが全部実技なのだが、ブランクを空けてしまったことによる弊害が出てきた。
どうしよう、運転する感覚がイマイチ思い出せない。
このせいで、実技講習を受けてもハンコが貰えないことも増えてきちゃった。
受けても受けても全然前に進まず、だいぶイライラしてたっけな…。
更に悪いことに、復帰タイミングは教習所が混みあい始めてね。
そもそも実技が受けられないなんてこともあってさ。
どんどんどんどん、ずるずると予定が後ろ倒しになってしまう。
ある日、実技講習の当日キャンセルを待っていたらこんな放送があった。
「〇〇さん、〇〇さん、…………お話がありますのでカウンター前にお越しください」
我輩も呼ばれたので、何やらと思い呼び出された場所に向かったのよ。
そしたらその教習所内にいる、超ベテラン教官から言われました。
「君たち、もう講習期限近いけど大丈夫なの?」
このままだと、今までかけたものが全て水の泡となる。
特に入学金を親に出してもらった手前、絶対にそれはできない。
やばいやばいどうしようどうしよう!!!
とめどない冷汗と嫌なドキドキ感が、一気に吾輩を包んできたよ。
まだ何とか間に合うので、とにかくすべての予定を無視してでも講習を終わらせる。
この一点に集中し、ごり押し気味でもさっさと進める。
もうこれだけしか考えてなかったし、半端じゃなく焦ってたよ。
どれだけ実技のキャンセル待ちをしても、背に腹は全く変えられない…。
結局、期限まで残り一週間の状態で卒業試験までこぎつけられた。
一応そこまでたどり着けば、最初の9ヶ月と言う縛りは無くなるから。
そっちも無事にパスし、残りは免許センターでの筆記試験のみ。
ちなみに、この筆記も卒験から1年以内にクリアしないとOUT。
なので、もう速攻受けに行き一発で終わらせてきたよ。
ふ、優秀な吾輩にかかればこんなんちょろいぜ。
何とか無事に終わらせたものの、呼び出されたときは生きた心地がしなかった。
ただでさえ遅れ気味のスケジュールだから、そうなったときは大体後の祭り。
我輩はまだ何とかなったが、大惨事一歩手前だったのは否定できぬ。
そんな思い、果たしてしたいか?
マジで教習所は期限ぎりぎりで絶対動くな
教習所は一度足が遠のくと、非常に復帰するのが大変。
相当なエネルギーを使わないと、運転する気力って全く起きないから。
更にそういう時に限って、実技のお時間は空いてないことが多い。
つまり、通う期間が長くなればなるほどどんどん不利になる。
期限の宣告を食らってしまうと、絶望的な状況があなたを覆いつくすよ。
だから一度始めたら、免許を取るまでさっさと済ませることをお勧めしよう。
他でもない、サボった結果一番自分の首が閉まる典型例。
これを自力で挽回するのがとにかく大変だ。
結局苦労するのは、サボってしまったあなたになってしまう。
それだけは、それだけはマジで避けてほしい!
吾輩の二の舞にはならないでくれ!
無事に免許、GETしようぜ。
今回はここまで。
自分で蒔いた種だけど、教習所には全く良い思い出が無い。
今でも教習所のシャトルバスを見ると、あの時の苦い記憶が脳裏によぎる…。
マジで、これこのままだと終わらない…?(暗黒)