女性の大敵のうちの一つである“ストーカー”。男から執拗に付きまとわれるのは、中々に恐ろしい出来事である。
今回は、なぜ人はストーカー行為に手を染めてしまうモノが表れるのかをちょっと考えて行ってみようと思う。ちょっとね、ふと以前に聞いた同僚の女の子の話を思い出したので。行きましょう。
…、後ろに人の気配がする。
不要な執念深さが、被害を生む
ストーカーとは、皆さんご存じの通り
ターゲットとなった人物を、公私ともに執拗に付け狙う行為のこと。
最初のほうは、せいぜい後をつけるくらいから始まる(これだけでも、結構な怖さだけど)。
しかし、これを放置しておくと実際に相手が行動に結び付ける可能性があるため、全く持って無視が出来ない行為でもある。
ストーカーがエスカレートすると、暴力や最悪の場合殺人まで事件化してしまうこともある。
そういった話を、度々ニュースで聞くでしょ?
加害者側が男性の場合が圧倒的に高く、実に8割にも上る。
だからか、被害を訴えるのは大半が女性である。
だがね、場合によっては女性側がストーカーをする側になるかもしれない。
そう、決して男性・女性と言う区分けで語れる話じゃないな。
この手の話を聞くたびに、Omochiは思っていた。
「好意の裏返しの場合が多いけど、なんでそんなわざわざ危ないと思われる行動をするんだ?」
とね。
それって、悪い意味で執着しすぎになっているからなんだよ!
そうに違いない。
マイナスな理由での執着心は、身を滅ぼす
人間は、気に入ったものにかんしては少なからずご執心になるものでしょ?
それが趣味のモノだったり、好きな人のことだったり、仕事のことだったり(最後のはそれはそれでやばいけどさ)。
その執着心って、人生を楽しんだり自己成長のきっかけにもなるからもちろんあったほうがいい。
ただし、執着する対象への理由としてプラスの理由でないと非常によろしくないが。
このストーカーにおける執着心は、マイナス面の理由のほうが大きい。
これをする理由って
「その人間を手に入れたい」
というものだ。
それが正攻法で行く(面と向かって告白するとか)ならばいいんだけど、捻じ曲がると大変危険なものに変貌する。
こう変化するんだよ。
「手に入れたいけど、真正面から攻めても無理ならひねくれた方法を使うしかない」
といった具合に。
そのひねくれている部分に大きなマイナス要素が含まれている。
例えば、こんな感じ。
・相手が逃げようとすると、強引な手を使ってでも引き寄せたい
・警察に通報されて、不利な状況になるのが嫌で逆上する
・単にかまってもらいたい(所謂かまってちゃん)
と大方こんなんかな。
どうだろう。
これを見て、何かプラスの要素があると感じただろうか?
少なくとも、Omochiは全く感じない。
とてもじゃないが、いい年こいた大人のやることではないよなぁ…。
やるにしても、女の子を不快にさせないようにするのが紳士ってもんだろう…。
みっともないぜ。
被害者の話を聞くと、生々しいなぁ
本記事冒頭で、同僚の女の子がストーカー被害に遭ったって話したじゃん。
本人からちょろっと聞いただけだから、細かいところまではよくわからんのだが…。
去年の話だったかな。
ある仕事の日に、昼飯を食いに行こうとビルの外に出たのよ。
そしたら、その同僚の女の子とばったり会って久々に話をしようとなったわけ。
で、昼飯をつまみながら最近の話をお互いしていたんだけど…。
つい最近、その子は退勤途中にストーカー被害に最近遭っていると話をしてきたのよ。
夕方以降に、どうやら後ろを付きまとわれているような気がすると。
その女の子は、同期の他の女の子に比べてちょっと見た目が派手なのよね。
だから、会社内でも若干だが目立った存在なの。
その目立った部分が、加害者の目に運悪く映ってしまったようだ。
帰りは大体一人になるから、やっぱりわかるんだよね。
後ろから誰かがついてきているあの気配が。
一週間くらい粘着されていたようで、結構怖い思いをしたとかなんとか。
幸い、相手が実力行使に出たことはなくその後はその話を振らなくなったのでなくなったのかなぁ?
デリケートな話なので、こっちから深く突っ込むことはできないが収まってくれていると嬉しいっすわ。
まぁそりゃそうだ。
例え男であるOmochiでも、知らない人間が後ろからずーっとついて来たら気持ち悪いもん。
女性だったら、その恐怖は数十倍増すだろう。
たまたま帰る方向が同じだったとかなら、いくばくかは仕方ないかもしれない。
でも、被害者にとっては実際にそんなことを考えている余裕はないくらい怖いんだよね。
相手からの悪意たっぷりの、執着心をダイレクトに向けられるとこう感じてしまうわけだ。
執着心の使い方が間違っているな
途中でも書いたように、人間の奥底に眠る執着心自体は悪者ではない。
むしろそれが無いと、ある程度の人間らしさって無くなってしまうからね。
しかしこの世で最も恐ろしいのは人間と言われるように、うちに眠るものが複雑すぎる生き物である。
その中で、使い方を間違えるととんでもない悪魔に変貌する可能性があるのも人間だ。
今回では、執着心を悪用するとこんな良くないことが生まれるってのを考えてみたが…。
やはり、間違った使い方は悪いことしか生まない典型例だね。
はたから見れば、単なる不器用という言葉で済ませてもいいんだろうけど…。
身近にいる人間が被害に遭った、もしくは自分が被害に合ったりするとそれだけで済むような話じゃなくなる。
もしあなたが、モノや人に執着するときに周りから何か注意を受けているようであれば…。
本当にやり方が間違っていないかどうか、じっくり自問自答してみてほしい。
分別のある人間ならば、少し考えるだけで大丈夫かそうじゃないかが分かるはず。
今回はここまで。
男だろうが女だろうが、悪意のある執念を自分には向けられたくないはず。
妙な事件に派生しないように、こういった人間の心理を考えてみるのも興味深いよな!
あのひと、前も同じ時間・場所に居るような…。