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一人に仕事が集中する部署はもはや崩壊の一歩手前

  • 2018年9月27日
  • 2021年8月11日
  • 考察

「この部署、なんで自分ばかり仕事が集中するの!?」

「あの人に頼りっきりだったから仕事回りづらくなったよ…」

職場での仕事配分は、上司にも部下にも一種の悩みの種。

実力に応じたちょうどいい量って、均等にいきわたるものじゃないよね。

 

正直すべてが公平になるってのはあり得ないと思う。

とはいえ、極端に仕事が集中するのは愚の骨頂と言えるかも。

自分あるいは誰かがそうなったと思った時点で、もう十分異常事態だよ。

その直感、見逃さずに何かできることは無いか探してみよう。

放っておくと誰も得せず損しかしない、とっても残念な結果になるので…。

 

一人に仕事が激しく集中するのは延命治療みたいなもの

職場でのお仕事。

どんな形にせよ、みんな日々悪戦苦闘しながら業務をこなしているだろう。

時間・納期・周りとの人間関係などなど、とにかく悩みの種は尽きない。

そして明確な答えが簡単に見つからないから、失敗もいっぱいするんだよね。

新人はもちろん、時には上司だって大きなミスをしちゃうときもある。

我輩は相変わらずポンコツです(笑)

 

どうしてもみんな、何が得意で何が苦手かってのがあるはず。

細かいチェックや商談の話術など、向き不向きによって仕事ぶりが変わるよね。

上手く得意なものにかち合うと、みるみる成果を上げることも十分可能。

積み重なれば、あなたは周りから認められる”仕事ができる人”扱いされるだろう。

そうなると俄然やる気が出て、もっとうまくやろうと追求する好循環が生まれる。

 

ただ、そこで厄介なのは能力が高い人はとにかく仕事が集中しやすいということ。

まぁ確かに、そういう人に任せればスムーズに進行しやすいのはわかる。

でもそれが常態化すると、部署としては完全に病気状態。

非常に危ない綱渡りを連続で行っているともいえるかな。

もし自分・あるいは周りの人がそうなっていたら危険信号だと思っておこう。

いつどこで崩壊するかわからない爆弾部署になっちゃうからね。

 

さて任せきりの人がいなくなった時を考えてみよう!

我輩、職場では別に管理職でもなんでもないし。

ただの一般社員だからそういう目線でしか見れない。

そしてこんなことを考えるのは、ぶっちゃけ自分の仕事じゃないからな。

本来は上司がどうこうすべきだが、せっかくなので色々お話していきたいところ。

 

とりあえず手っ取り早く、仕事を抱えている人が突然いなくなった時を考えてみよう。

一切引継ぎとか無しという仮定で。

想像するのも冷汗をかくが、しばらくの間大混乱になるよね。

まかせっきりだったブラックボックスの仕事が、周りにドカッと降りかかるあの図。

ああ、なんかすでに胃が痛くなってくるよ(笑)

 

まず、その人が普段何をやっていたか周りが一切わからないというと?

残された資料を見ても、瞬時にどうしたらいいか判別ができない。

なので、いろんなところの問い合わせにまるで対応できないよね。

他所から質問されても答えられず、答えを探すまでに時間がかかっちゃう。

これだけでも、部署としては半ば機能不全みたいになってるわな。

 

さらに厄介なのは、なんとかこうだろうと思って進めた仕事が…。

実は大幅に間違っていて、関係各所に大迷惑をかけかねないということ。

しかも上司すら把握していない場合、間違ってることすら内部で気づかないからね。

どれだけ重大な事態になっているかもイマイチ想像つかないし。

アナゴン
上司が対応できない時点で詰みじゃないかこれ?

 

とまぁ、ため込んでいたものが大爆発して大惨事になるのが目に見えてる。

最終的には何とかして埋め合わせるとは思うけど…。

どれだけ長い間、尾を引く問題になるか全くわからない。

部署としてのイメージもかなりダウンは間違いなくなっちゃう。

ただ、部下たちは別に悪いことをしているわけじゃない。

原因は上司の配分ミスと、できる人に甘え続けていたところ。

 

歪みはいつか表になって現れる 厄介なタネを抱えて

我輩、就職して現在の部署に入ってから色々大変だったよ。

ひたすら毎日わからないことだらけで、毎日周りに聞きまくってたし。

ただ幸いにも、上司は誰かに集中するのを避けるためにちゃんと対策してた。

半年~1年ごとくらいで、部署内の担当をきちんと変えてくれてたんだよね。

そのおかげで、吾輩はどの人に質問してもちゃんと教えてもらえてた。

なので吾輩は、直接自分自身でこういう目に遭ったことはまだない。

 

しかし吾輩の同期で、ある女の子がいてね。

その子は最初から、会社で言う製品を作る中核の部署に配属されたの。

実際高学歴だし、いろんな知識を持っていたのが買われたのだろう。

配属してから、相当な量の仕事をこなしまくる日々だったらしい。

我輩らが勤続2年目を迎えた年は、さらにその子の激務っぷりが加速。

先輩社員が受け持っていた仕事すら、だいぶ彼女に回っていたのだった。

ちょこちょこお昼とかに話していたが、やっぱりやつれっぷりがすごかったね。

 

何とか体調不良にはならずに済んだようだが、残業時間がかなりヤバかった模様。

1年間で、労使協定を結んだ限界ライン一歩手前だったらしいのよ。

この間、その子は上司に何度も仕事の再配分をお願いしていたのだが。

結局改善されず、さすがに我慢の限界が来ちゃったみたいで。

彼女は職場を去って、全く新しい新天地に旅立ってしまった。

 

我輩その部署の近くに座っていたので、彼女がいなくなってからの混迷っぷりは間近で見てた。

取引先に連絡が付かないだの、逆に問い合わせが来ても担当不在ですぐ返せないだの。

彼女が残したデータをひっくり返しても、いまいち把握しきれないレベルのモノが出てきたり。

当然見ても誰もわからないので、その解明に無駄な時間がかかるという。

製品を作る部署だったので、作業スケジュールにも長い間滞りがあったしな。

実に半年近くもカオスっぷりが止まらない、そんな部署に変わり果てたのだった。

ベテランならともかく、勤続2年の社員にやらせる量じゃないと。

いやどっちにしろダメなんだけどさ。

ヴィーゼ
決してあの子が報告を怠っていたとかではないからね。上司が聞いてなかっただけ。

 

またもう一つ身近で似たようなことがって。

吾輩のお兄様も、勤め先で上の状況と近いことがあったとよく愚痴られてたな。

あやつは学歴の割には頭が回り、切れ者でもあるので仕事はできるタイプなの。

ただそれが周りに過剰なまでに映ったからか、やはり仕事が大量に舞い込んでてさ。

毎日毎日相当イラつきながら、夜遅くまで仕事をしていたと。

 

結局こっちのケースも、お兄様が転職をして元の職場を去ることになってね。

そのあと、かかわっていたプロジェクトが全て無に帰したと聞いてるよ。

お兄様曰く「上司はざまぁみろ」だが、残された部下を考えたらやるせなかったみたい。

うん、原因を作った人間以外が誰もかれも嬉しくない結果になっちゃった。

ダッフィー
残った人はノイローゼの心配がすごいぜ…。

 

なんかそう考えると、仕事で頑張れること自体は素晴らしいことだと思う。

でも必要以上に頑張ると、余計なものに巻き込まれるんだなと思ったよ。

だからよく聞く話だけど、仕事はほどほどくらいがちょうどいいっていう意見。

これは激しく同意したくなるよね。

まぁ我輩、そもそも仕事ができるタイプでもなんでもないんだけど…。

 

一人に仕事の依存度が高いのは致命的 せめて敏感になろう

悲しいことに、こうなってしまったら覆すのは難しい。

特に我輩ら一般社員は、裁量を持っているケースがほとんどない。

こっちから何かアクションを起こしても、効果がある対策はほぼ存在しない。

もし何かやるにしても、上司に掛け合ってみるくらいしか方法はないのね。

それももみ消されちゃう、なんてことのほうが普通。

 

一人に仕事が集中すると、全くよろしくない結末が待っている。

自分がなってもほかの人がなっても苦しいから、せめて敏感に気配を感じ取る。

それくらいしかできることが無い、労働者の悲しみったらないね~。

フリーで仕事を回しているならともかく、会社だと往々にあるからね。

ふとした時に、職場をゆったり観察してみるのもいいかもしれん。

 

今回はここまで。

有能な人には有能なだけに、理解されづらい悩みの一つだな。

え、吾輩は無能寄りな人間なので大丈夫です。

 

ちょっとちょっと、こんなにいっぱい頼まれてもできないよ…。