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仕事が一人に集中する部署の状態は崩壊秒読み寸前の限界サインである

  • 2025年12月15日
  • 2025年12月15日
  • 考察

記事公開日:2018年9月27日
最終更新日:2025年12月15日

 

「この仕事、あの人にしかできない状況ってかなりまずくない?」。この疑問が浮かぶ職場って、危ない状態に置かれてると思う。

吾輩も過去に似たような状況を何度か見たり聞いたりしたことがあるし、一部当事者になったこともあった。

 

今回は「仕事が一人に集中する職場こそ、崩壊秒読みの一歩手前」というお話をしていこう。本当に仕事での属人化って、何にも良いことが無い。

何が言いたいかを先に話すと、一人に依存し始めた部署はその時点で、全てにおける余裕が無くなり、いつ壊れてもおかしくないのだ。恐ろしいことこのうえなし。

部署崩壊の足音が聞こえる…。

 

一人に仕事が集中する職場

どんな会社や職場でも、気づけば起こりうることの一つ。業務の属人化。これはある仕事に対して、一部の人しか対応できなくなることを指す状態だ。

これが一つの仕事に対して、まだ2人対応できる状態であれば健全。がしかし、1人しかできないとなると、崩壊は時間の問題という話に早変わりしちゃう。

一見上手く回っているように見えたとしても、単なる綱渡りをしてるだけなのだ。

 

吾輩が最も怖いと感じる瞬間は、その人しかできない業務があるときに該当者が休んじゃった時。しかも一日ならまだしも、複数日休む事態になるともう考えたくない。

誰かが倒れたらその時点で全滅がほぼ確定するパーティみたいなもので、こんな編成だったらそのゲームは詰みポイントが格段に増える遊べない作品に成り下がるような。

もしかしたらあなたも、「それ自分が働いている職場にも当てはまるわ」と思ったかもしれない。他人の頑張りとかだけでどうにかなるものじゃないのが、本当に困る。

いつ崩れ去るのか怖い。

 

属人化は簡単に起こる

仕事というのは結局のところ、どこでも起きがちなんだけど優秀な人に集中しやすい。そしてその人柄が優しいと、さらにそれが加速するという。

様々な要因が集まりだすと、最終的には何も不平不満を表に出さず、どんな業務でもしっかり納期内にこなしてくれる人に寄ってきちゃうんだよね。だって頼みやすいし。

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もうちょい詳しく理由を話すと、その職場特有の環境問題。人手不足による教育コストの削減はマストな要因。教えるより、すでにできる人に任せたいのが本音。

後任や代理を育てるのも時間がかかるし、そもそもお互い他の業務を抱えすぎてそんな時間が無いことばかり。それが自分らの首を締めかねないのは、重々承知してるが…。

短期的には効率がいいんだけど、いつまで経っても他にできる人が生まれない以上、業務そのものの分散化も狙えないという負のループがしっかり存在しちゃう。

ヴィーゼ
これはまずいよ~!

 

人の気持ち的な問題もあって、まじめな人ほど「自分がやらなきゃ回らない」と思いがち。いや、それは確かに事実であるのは間違いない部分も多分に含まれてるけどさ。

本来ならその辺のマネジメントは、所属上長がしっかり管理すべきなのだが管理職の人たちも忙しすぎて…、なんてこともいっぱい。全ての人は余裕があんまりない。

 

その結果、気づけば属人化がどんどん進み、ある業務に対してはこの一人しか対応できないってパターンがどんどん増える。もうこうなったら後の祭り感がすごいね。

一見仕事が進んでいるように見えて、その実属人化した部分は完全にブラックボックス化。他の人が見ても何してるかよくわからないんだ。終了のお知らせとはこのこと。

 

気づけば自分しかできない

一つ前の会社で、吾輩は何故か何でも屋になっていたことが…。最初は上司から育成の施しを受ける、他にちょっと詳しい領域があるからって程度だけだった。

細かい作業を嫌がらず、元々一番上の上司が作っていた会議用の資料を一部引き受けたりなんてこと。まぁ仕事を任せてもらうというのは、こちらとしてもいろいろ学べる。

と思って、同じ部署の他の上司や先輩が知らないようなことを度々やってたんだよね。

 

もちろん業務量は増えたけど、まだ業務過多でもなかったから大丈夫。今思うと、ここが悪循環の始まりだったような気がする。

色んな仕事を引き継いでからしばらく経った後、だんだん一番上の上司は自分が過去にやっていた業務を忘れ始め、我輩に色々なことを聞いてくることが妙に増えてさ。

同時に他部署の人たちからも、細かい質問が吾輩に直接来るようになり、返答しなきゃいけない数が増えてどんどん仕事を圧迫し始めてきたんだよ。やめてくれ。

 

当時は経理だったので、月次作業の締めを部署全体でやっていたのだが、最後の経営者に見せる会議用の重要な資料および口頭での説明が、何故か平の吾輩がやることに。

資料作りなら下っ端がやるのはわかるけど、役員や他部署に対する説明などは本来上司の役割では?、という疑問がすごい勢いで湧いてきちゃってさ。

それよりも個人的に片づけなきゃいけない業務が他にもあったのに、平社員が出席しないような会議にも出るようにと言われ続けて大変だった。その間上司はただ話を聞くだけ。

居る意味ないやん。

タート
それはそう…かも?

 

最初こそ信頼して任せてくれると思っていたが、次第に「上司がめんどくさくなっただけじゃ」と感じ始める。もちろん、その役回りは先輩や他の上司ができない。

更に吾輩がもともと抱えていた業務は減らず、新たに全部追加された形。終わんね…。

 

もっとしんどかったのは、締め作業の最後辺りになってきたときに、吾輩がどうしても休まざるを得ない状況になったとき。周りから「お前この日居ないの?」と言う視線。

それを押しのけて休んだとしても、誰かがやってくれることも無く、結局朝から急いで資料作りを超スピードで終わらせる始末。助けてくれと言いたいが、できない現実。

いつしかそれが当たり前になり、新しく転職してきた先輩が入ってくるまでその状況が続いたという…。マジで一番上の上司には「あのさぁ…。」と言いたくなったよ。

 

業務量に差があるのはマズイ

「なんでこの人ばっかり、あるいは自分だけ業務量がこんなに多いんだよ…」。最初の疑問に戻ると、答えはほぼ職場環境や人の状態にあるものである。

こんな風に、一人にしかできない業務の種類や量が増えるほど、誰にとってもマイナスじゃないし簡単に崩壊する未来が嫌でも見えやすくなるのが現実なのが哀しい。

頑張ってどうにかなるならないのが難しい。

属人化は本当に良くない。

 

今回はここまで。とはいえ、新卒で働いてた職場はその対策がある程度できてたんだよな。その最たる例は、ある一定の時間間隔ごとによる業務のローテーション化。

それをしておけば、どの業務でも一度経験がある状態になるので、誰かが休んでも対応できる。あの時の上司はちゃんと考えてくれててよかった。そんな風に本当に思わされた。

なのに、転職先の職場では全くそれが出来ていなかったため、上記の苦労をわざわざ背負うハメになったのはあんまり納得いってないんだけど…。

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