日本の企業って、殆どの会社が始業時間と終業時間って決まっているよね。特に始まりにはやたらと細かいのに、終わりにはすげ~鈍感な風潮は社会人を苦しめる一員となっているのです…。
そんな中で、一種の光明ともいえるのが”フレックスタイム”。これがもっと世の中に普及すれば、柔軟な社会になるのになぁと思う。そんなことについて、今回は語ってみようとおもいまする。行きましょう。
この時間の範囲内なら、いつでも来ていいわけか…。
本当に世の中、中々浸透していかない
フレックスタイム。
簡単に言うと”出勤退勤を画一的にするのではなく、幅を広げましょう”という制度のことだ。
今更説明するまでも無いが、例えば導入前の企業の出勤時間が9:00で退勤が18:00だったとする。
導入後は出勤時間が9:00~10:30の間、退勤時間が18:00~19:30の間になるって感じ。
もちろん出勤が遅ければ、定時も遅くなるしその逆も然り。
このような制度を設けている企業は、世の中に確かに存在する。
しかし、残念ながら殆ど普及していないのが現状。
平成27年度の数字を見ても、全体のうちたった4.5%しか導入していないそうな。
そりゃそうか。
都心へ向かう朝の地獄の満員電車を見ていれば、すぐに分かるでしょう。
このフレックスタイム。
Omochiはぜひとも、日本企業にはたくさん導入してもらいたい。
全員ではないけど、これがあるだけ世の中の労働者は結構な割合でストレスが減るはずだ!
ストレスを減らせるかもしれん施策は、どんどん実行すべき!
社会人は、学生とはまた違った質のストレスを大いに受ける。
テレビでも、ネットでも、人伝いにでもこの手の話ってよく耳に入るでしょ。
日々どうやって襲い掛かるストレスを上手く受け流し、軽減させるかが大事なのよ。
そのうちの一つの制度として、さっき言った”フレックスタイム”がある。
これを上手く使えば、そこで働く従業員たちが今よりもいい気分で仕事に打ち込めるかもしれんのだ。
なぜかって言うと、睡眠時間の調整や満員電車回避みたいなことを自分の意思でできるからなんだよ。
まず会社員で居る以上、基本的に会社の指示には従わなくてはならない。
それは平社員だろうが管理職だろうが、基本は同じ。
どうあがいても、社内規定で決められた出退勤の時間は早々変えようがなく破ることはご法度(特に出勤)とされる。
そこに従業員の意思が介在する余地は、まず全くもって無い。
それに一石を投じることが、フレックスタイムにはできるかもしれないんだよね。
だって考えてみてほしいんだけど…。
まず満員電車は、解消こそされないもののそこそこ軽減はできる可能性がある。
あれが発生する原因って、みんな同じような時間に同じ方向に動くからおきるんだよ。
方向はこの先すぐにどうにもならんけど、時間に関してはフレックスを使えばもっとバラけるよね。
そうすりゃ、少なくともラッシュの時間帯の長さは減るし混雑具合もマシにはなるだろ?
次に出勤時間のほう。
例えば先日のワールドカップ。
日本戦は、日付が変わった直後に深夜にわたって激闘があった。
それを見るために、明日は平日にもかかわらず遅くまで観戦する人々の姿が…。
彼らは、明日の眠気を覚悟しても見たいという気持ちが先行したのだ!
おかげで、翌日のニュースには街頭インタビューで
「今日の仕事中は眠くて仕方なかった」
「フレックスタイムに助けられた」
といった声が寄せられた。
前者は苦痛を、後者は喜びを表した言葉である。
出勤時間にある程度融通が利くと、後者を感じる人が多くなるでしょう。
そうすりゃ、普段の仕事もメリハリがつくとかなんとか…。
後は朝が弱い(Omochiがそう)みたいな人にも、メリットがある。
自分ももし導入されたら、さっさと行ってさっさと仕事して帰ってくるのが理想。
出来なくて仮にたま~に寝過ごしても、大丈夫な可能性は残しておきたいしね!
遅刻すると、はっきり言って面倒だからさ…。
自分の勤めているところは、超絶厳しいわけではないが間に合わせるに越したことはないし。
完全にメリットだらけではない
今までのは、労働者側からみたメリットだったんだけど…。
経営者側からすれば、結構面倒だと思うんだよね。
特に出勤時間については、絶対に難色を示す。
企業が出勤時間を決めてるのってなんでだと思う?
それは簡単なことなの。
社員の管理がしやすくなるからなんだよ。
みんな一律に同じ時間に、出勤するから
「休みじゃないのにあいつはまだ来ないのか」
みたいなやり取りが起きにくくなる。
従業員を一人ひとり細かくチェックすることなんて、よっぽど人数が少なくないと人力では不可能だ。
その懸念を無くすために、出勤時間を決めているわけ。
そうすれば、何か不都合が起きた時も経営者からすれば対処がしやすいからね。
(ずる休みとかそういう奴ね)
あとは、会社全体に適用した制度じゃないと絶対に不公平感が出る。
ある部署では、みんな好きな時間に出勤するけど一方の部署ではそれが認められない。
そんなことになったら、絶対に適用されていないほうが不満を漏らすでしょ。
しかも受け持っている仕事の相性ともあるから、全てに同じように適用させるにはかなり慎重になる必要があるね。
つまらないいざこざは、誰だって起こしたくないはずだし。
その辺りの明確な調整方法が、まだ確立されていないから中々進まないわけだ。
それでも早急にフレックスが浸透してほしい
何もメリットだけじゃないことは、ちょっと考えればすぐにわかる。
全てにおいて、美味い点しかないなんてありえんからな。
しかしそれを差し引いても、メリットのほうが大きいと感じるので
ぜひとも、世の中の企業の大半が”フレックスタイム”を導入してほしい。
得に働く女性の実に7割は、それを切望しているとの話もあるし。
家庭での役割が、いまだに強い女性はそういう働き方を望むのも納得でしょう。
もちろん男だって、そっちの働き方を望む人は一定数居る。
政府が主導となって、ぜひとも前進させてほしい事態だな~。
今回はここまで。
正直働く側からすれば、出勤する時間が決められることに100&納得できない。
だから永遠に、労働者と経営者は衝突し続けるわけだな。
早くこの下らないいざこざが起きる場所から、脱出したいぜ…。
ねえねえ、この時間に決めた意味ってあるの?