社会人として働く皆様、日々のお仕事大変お疲れ様です。激務な人もそうじゃない人も、働くって疲れやストレスが蓄積される。これを日々癒すために、様々なストレス軽減の方法を持ってらっしゃるでしょう。
そんな中、いくらストレスや疲れを癒そうとしても上手くいかずに体を壊す人も世の中にはたくさん居る。残念なことにそういった話を聞くことは意外と多く、日本の労働環境の闇の一端を表しているよね。今回は「体を壊したら、当然だけど元も子も無いな」って言うお話をしていきます。行きましょう。
黒いなぁ…この世の中は…。
体が資本
この言葉、知っているか耳にしたことがある方も多いだろう。
簡単に言うと、資本(お金など)を作るためには体がきちんと備わっていないとダメだ。
だから体=資本と言う図式が成り立って、言葉にするとこうなると認識している。
日本の職場で、この言葉がよく気にかけられるのはこう言う意図を含んでいるからだろう。
「会社の資本を作るのは、社員が体を動かして初めて出来るもの。それが出来なくならないように、体調は常に健康に保て。」
と言ったところだろうか。
表向きはね。
しかし裏向き(かなり悪意にとらえてみる)としてはこんな感じになるだろう。
「資本を作れない=体を壊して動けない社員は要らないから、そうならないように努力をしろ。」
つまり動けなくなったらいくら戦力だった人物であろうが、会社からしてみれば邪魔な存在に成り果てるわけだ。
だから雇われている人間にとって、動かすべき体が仕えなくなったらもうその時点でアウトってわけ。
いや、まぁその会社が持つ本音自体は100%理解できないわけじゃないけどさ…。
冷淡だなぁ~…。
体が壊れたら、生活自体に大きな支障をきたす
ここで言う体が壊れるって、単なる風邪とかの体調不良じゃない。
主に精神面の負荷がかかりすぎて、体調にまで影響を及ぼして崩れた状態のことを指す。
単純に労働時間が長すぎて睡眠すら満足に取れないとか、過剰なストレスを受けて心がつぶれて体も道連れのように崩れたりとかそういったこと。
そうなると、会社ではもちろん自分のホームグラウンドである住まいでもまともに生活するのは困難になってしまう。
当たり前だ。
精神がやられた状態で、体調を崩すようになれば既に両方にダメージが起きているからね。
そんな状態ではまさしく、鬱のような無気力に襲われるだろうし何もする気が起きないでしょう。
体だって、自分の石で言うことが聞かないから生活に大きな支障が出るのは想像に難くない。
精神面を含めて体を壊すと、このように自分の全てにおいて大きな悪影響が残ってしまうわけ。
そんな状態で、会社で働けると思うか?
まず無理でしょう。
本人の気力が残っていないので、居るだけ無駄だし周りの人もそのフォローに追われるかもしれない。
経営者から見れば、そんな社員は何の役にも立たないように見える。
社員は動かさないと、会社として活動なんか出来ないから動けない人間には容赦が無い。
当たり前のことではあるんだけど、こう書くとなんだかやるせない気分になってくる。
まだOmochi自身はそのようになってはいない…はず。
自分では、毎日グダグダ文句を言って発狂しそうになってもなんだかんだ会社に居る。
(いずれこのまま会社員で居ると、そうなるかもしれんが今はまだ大丈夫…。)
動けなくなる恐ろしさって想像を絶する
実はね、Omochiの友達のお母さんが仕事が原因で体調を崩してしまったの。
それが分かったのが、3~4年くらい前なんだけど。
子育てと仕事に追われて、とても忙しい毎日を送っていた方でね。
そんな生活を数十年にも送ってきたそうな。
それに加えて、そのお母さんは頭もキレるし勤め先では頼りにされていたんだよね。
だから友達の話によると、立場的に責任があまり無いはずなのに相当な仕事量が舞い込んでいたみたいで…。
順調にストレスが積もり積もっていたらしい。
そんな中、どうも母親の体調がおかしいと思った友達は病院に連れて行ったんだって。
そしたら、難病指定されている病にかかってしまったようで…。
そのまま退職せざるを得なくなってしまったの。
その後の生活も、その難病のせいでかなり苦労しているみたい。
自宅の一区画ぐらいしか、体が言うことを効かないので移動が出来なかったりつらい思いを毎日していると相談されたの。
その話を聞いたのが、まだOmochiは就職する前だったからにわかには信じられなかった。
それが働き始めた後に、この話を思い返してみると
「ああ、そうなってしまいそうな人って結構身近に居るもんだな…。」
と痛感した。
やっぱり、入社した時点で元々居た人が既に休職しているなどの話や一部の部署で過重労働が発生しているとか聞いたらね…。
そりゃあ、おかしくなるのも無理はねーでしょと思うわけだわ。
最終的に一番かわいいのは自分です
そうそう、おかしくなってしまった後にはもう遅いってのはよくわかった。
だから体が動かない社員は、大体退職せざるを得なくなる。
経営者だって、もっとも大事にしているのは最終的に自分の利益。
それは人間の本質に眠る、思いと全く変わらない。
最後の見出しの言葉なんて、使われるときは悪い意味で使われることが多い。
でも自分の体と照らし合わせているときは、みんな自己防衛本能に基づいてこう思うわけだ。
だから自分の体がもっとも大事なんだよ。
出来ればもっと、他の逃げ道があればそっちに行く事だって可能だったんだよね。
職場でストレスを過重に抱える前に、必ずどこか他の居場所を探しておかないといかに危ないかがよくわかった。
身近な他人に起きることは、自分に起きたっておかしくは無い。
収入なり、スキルなり今の物だけに依存する考えはこのように身を滅ぼす可能性があるのが明確になった。
だから、体調を崩さないのが一番だが崩す前に予防線をいっぱい張っておこう。
それがもしものときにあなたの身を守るかもしれないから。
今回はここまで。
仕事のために生きているわけではない。
そんなもののために、自分を壊されるのはまっぴらです。
早く帰らしてください。