記事公開日:2018.2.14
最終更新日:2025.1.22
「男の各を上げるには、やっぱりコンストリクター」。エアガンのリボルバーと言えば、ピーキーなモノがめちゃくちゃ多い。
特にマニア向けなハンドガンだ。
かなり前に、吾輩は就活終了のご褒美に手に入れた名(迷?)銃があるんだけど、ぜひあなたにも紹介してみたい。
マルシン工業製のコンストリクターだ。ABS樹脂をメインに使った、シルバー塗装のリアルカートリッジ仕様。
撃つより触るのに楽しさを見いだせ。
コンストリクターは上級者過ぎる
ベースとなるモデルは、実銃として名があるコルトアナコンダ。それをマルシンが独自に改造したのが、コンストリクターという銃だ。
コンセプトは競技用カスタムだけど、吾輩的にはどこ競技用としてなのか、ぶっちゃけよくわからないの。角張ったフォルムか?

まぁそれはさておき、マルシンと言えば種類豊富なリボルバー。様々な形のモデルが、公式HPにずらりと並ぶ。
全然再販しないんだけど。
そして全てのモデルが、実銃と同じような装填動作ができるリアルカートリッジ仕様。好きな人にはぶっ刺さりまくり。
そんな中で選んだこのコンストリクター。吾輩は見た目だけで好きになった、トンデモエアガンのひとつなのだ。
初心者には絶対に勧められないけど、ありとあらゆるロマンが溢れた変態性が素晴らしいのよ。
何この銃、触る分にはめっちゃ楽しい!
威圧感がトップクラス
さっそくレビューをしていこう。まずはいつも通り、製品パッケージから細かく見るよ。
と言いたいんだけど、無地の段ボールにシールが貼ってあるだけの、手抜きシンプルな装い。
コストカットなんだろう。
左上に貼られた、モデルを表す白いシール。一応ここを見れば、何の箱かはわかるようになってるね。まぁ別にいいんだけど。
ちなみに同じタイミングで購入した、同社製のアンリミテッドリボルバーも全く同じ仕様だったよ。新品だと、もしかしたら変わってるかも。
購入したのが2016年頃なので、その可能性は十分にありそう。
記事公開日:2019年1月20日最終更新日:2025年2月27日 「アンリミテッドリボルバーがかっこいいのは本当か?」。はい、それは実にその通りである。この銃はクセの強いイケメンなのだ。&nbs[…]
ふたを開けると、クッションとかなにもない段ボールでの型取り。ビニール袋入りの本体に、付属品がちょこっと。
英語でモデル名が印字されているが、特にひねりがない非常にシンプルなもの。
本モデルの全体像は、ぎらつくシルバー&黒のグリップというカラーリング。見た目の特徴と言えば、やっぱりこの角ばった銃身だよね。
いかつい見た目を前面に出しているものの、どことなく整った印象を受ける。まっすぐな直線が多いシルエットは、美しいなぁ。
最初に説明した部分に関わるけど、このモデルはマルシンがベースの実銃を改造して作ったものなので、エアガン独自のカスタム。
雰囲気づくりに、申し訳程度の刻印が入っており、段ボールの中と同様なモデル名のみ。
こっちには、アメリカの銃器メーカーであるコルト社のロゴ。お馬さんのマークが象徴的。
本体の右側面に入っている刻印で、日本のマルシン製ですという意味の文章。まぁ正直言うと、この刻印を入れる意味がない気がするなぁ…。
こっちは無くても良いような。
更に後ろに行くと、小さくSTGAの文字。簡単に言えば、法律に適合した商品を表してるよ。
それにしてもシルバーボディは、反射の映り込みがすさまじい。カメラを構えた吾輩が、ぼやけながらも見えちゃってるじゃん。
ごめんなさいな。

銃身の上下は、金属製のパーツでサンドイッチされてる。規則的なセレーション(溝)が入り、ちょっとしたおしゃれ感を演出。
意外と厚みが無いので、上から覗き込む分にはほっそり見えるよ。ちなみにネジ3本で止められているので、マイナスドライバーで外せる。
コンストリクターのゴツさを演出する大事なパーツだが、実用面においては、完全に邪魔ものとなるのが悲しい…。
金属製のパーツなのでかなりの重量を誇る上に、重心が前寄りなので非常に持ちづらい。
次はハンマー周りだ。グイっとえぐれた形だね。コルト社製のリボルバーは、すべて共通でこの形になってる。
ハンマーを起こすとここまで下がる。ちなみにこのモデル、シングルアクションとダブルアクションに対応済み。
それについては、後で説明しよう。
狙いを定めると、こんなふうに見える。前後のサイトともに、真っ黒のパーツでホワイトドットなどは無し。
気持ち手前のサイトが大きめなので、決して見やすいものじゃないな。
次はトリガーで、よくある形状の三日月形。周囲のガードは楕円形で、ここもごく普通。
本モデルはガス式だが、いわゆる固定スライドガスガンに分類されるんだけどね。
宿命として、トリガーが全体的に重くなりやすい。しかもこの銃は特に酷く、全く笑えないレベルにめちゃくちゃ重いのだ。
さらに個体差だと思うけど、途中で引っかかって引き切れなくなる持病つき。連射とか、とてもじゃないけどまともにできるわけない。
銃の裏側は、仕上げにどこまで手間をかけてるかわかる。さすがに値段が高いだけあって、パーティングラインはしっかり処理済み。
外見の美しさに一役買うね!
グリップ周りに移っていくと、持ち手は黒のプラスチック製。コルト社のメダリオンもある。
そのまま握ると少し滑りやすいが、一応滑り止めの模様があるので心配の必要はなし。
反対もおおむね、似たような感じ。よく見てほしいのだが、グリップの上に何かのツマミがあるのがわかるかな?
これがセーフティレバーで、マルシンが追加した機能の一つなんだ。これをONにすると、トリガーがロックされて引けなくなるよ。
もちろんエアガンのみの機能で、実銃のベースモデルには存在しない。
シングル・ダブルアクション
ハンマーのあたりで軽く触れたことについて、ちょっと補足しよう。射撃方法で、シングルアクションとダブルアクションというものがある。
これは簡単に言うと、2つのパーツを同時に動かすのかそうじゃないかの違いなんだけど。
シングルアクションは、ハンマーを起こしてからトリガーを引く。一つずつパーツを順に操作するため、”単一な動作”というわけ。
連射が難しい代わりに、狙いが付けやすくトリガーも軽くなる。一発一発丁寧に狙う場合は、こっちで撃つのがおすすめ。

対してダブルアクションは、トリガーを最初から引くだけ。すると勝手にハンマーも連動して、2つが同時に動く。
つまり一回の動作で、2つの機構が同時に動くからダブルアクションと呼ばれるのだ。シングルとは真逆の性質を持ち、まさに連射重視。

正直言うと、この銃だとシングルアクションでもかなり大変。先にハンマーを起こしても、とにかくトリガーが重くてさ…。
もともとこのモデルに実用性はない。
Xカートリッジはめちゃリアル
リボルバーは通常、シリンダーというパーツに弾を込める。くるくる回る弾倉に、弾丸を一つ一つ装填してから射撃をするのだ。
エアガンの場合、メーカーによってBB弾の込め方が変わってくる。マルシン製だと、最も実銃に近い装填動作ができるのが嬉しい。
写真中央右にある、丸くて短い筒っぽいのがシリンダー。普段は本体に収まってる。
ロックを外すには、パーツ右側にあるキノコみたいな形のレバーをスライド。そのまま、シリンダーを手前に軽く引っ張ると…。
こんなふうに本体から外れてくれるよ。多くのリボルバーでは、この状態になってから弾を初めて装填できる。
実銃の一部モデルは、このシリンダーそのものを交換してリロードするやり方もあるそうだ。
APEXのウイングマンかな?
ロックを外したシリンダーを正面から。等間隔に6発分入る。
射撃後の弾丸を取り出すには、手前に伸びた細長い棒(エジェクターロッド)を少し奥に押し込む。
すると薬きょうが少し浮くので、適当に下へ向けると落っこちてくるよ。
逆にシリンダーの後ろから見ると、弾丸がこう見える。ちなみにさっきのエジェクターロッドは、エアガンだとただの動く飾り。
実銃だと火薬の熱膨張で膨らんだ薬きょうを、叩いて取り出すために使うが、エアガンはガス・手動・電動で動くから関係ない。
空のシリンダー内部は、ちょっとスッカスカに見える。写真のように、隣り合う薬きょう同士は壁で隔てられない。
銃刀法に配慮して、エアガンの場合はわざと完全な壁にしてないのだ。実銃はしっかり仕切られているみたい。
これがコンストリクターに使う、Xカートリッジと呼ばれる薬きょうを模したパーツ。同社の複数モデルと兼用のサイズ。
真鍮とアルミで作られており、本物の弾丸感が凄い。銀色が薬きょうの先っぽにあたり、ここにBB弾を1発詰めるよ。
その状態でシリンダーに込めよう。
ちなみに横着な方法もあって、実は薬きょう入れっぱでもBB弾が詰められる。シリンダーの前面から、直接BB弾をセットできるので。
ギミックと見た目に極振りな性能
さて、実際に触ってみた質感などの総評に移ろう。それぞれ、良いところと悪いところをピックアップして説明するね。
まずはデメリットから。
・刻印がイマイチ
・たった6発しか撃てない
・トリガーが重くて硬すぎる
・リロードがすぐにできない。
・値段が高い
反対にメリットはこのとおり。
・幅の厚みはそうでもないので案外スマート
・実銃にならった装填が非常に楽しい
・所持している人自体の希少性
まとめると、自宅で眺めてカチャカチャ動かすためのモデルといえよう。まさに鑑賞向けだな。
というか実用面に難がありすぎて、サバゲーでの運用は不可能に近い。弾数も少ないし、動作に不安が残りまくるからね。
とにかく、本体の見た目とXカートリッジに価値を見出せるか。そこに目を奪われたら、購入するのは全然ありだと思うよ。
ただ、愛好家の中でもよりマニア向けな製品なので、元々手は出しづらい。
あくまでも観賞用で使ってね。

今回はここまで。マルシンのエアガンは、一度売り切れると再販までがかなり長い。されないケースもあるので、欲しい人は要注意。
もちろん、このコンストリクターも例外じゃないのがね…。