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リアルフォースGX1 初音ミクとの豪華コラボモデルレビュー

記事公開日:2021年3月4日
最終更新日:2025年11月4日

 

「東プレ×電子の歌姫が融合した素晴らしきネギ色のキーボード」。としか言えない、美しいエメラルドカラーが特徴的な一品。

リアルフォース GX1の初音ミクコラボモデル。あの高級キーボードの代名詞と言える、リアルフォースからの刺客である。

 

今回は上記のGX1コラボキーボードをレビューするので、リアフォシリーズの使い心地や特徴的な見た目についてたっぷり解説。

始めて”静電容量無接点方式”を使ったんだけど、確かになめらかなフィーリングが指先に伝わるだけあって、これはすごいよね。

ミクさんをすこれ。

 

リアルフォース GX1&初音ミク

キーボードの世界はハマると沼だ。あれはよくあるパソコン付属のキーで満足できなくなると、途端に果てしない世界が広がる魔窟。

一般的な事務用、ノートパソコンに付属する薄いやつとかいろいろあるんだけど、高額なものだってごまんと世の中には存在する。

直接自分の指で触るパソコン周辺機器の一つなので、個人の好みというのがかなり分かれやすく、こだわる人はとことんこだわる。

 

さてそんな高級キーボードだが、この界隈にとっては有名どころがいくつもありその筆頭と言える、リアルフォースという名の製品。

一種の憧れであり使った人は皆口をそろえて絶賛するような、超高級モデルがずらりと並ぶ。その中でも異彩なのが、GX1シリーズ。

元々PCゲーマー向けという触れ込みで発売されたもので、それに適切な機能がいくつかついてる。そのうえ、他所とのコラボが多い。

 

今回はそのコラボモデルの一つである、リアルフォース GX1×初音ミクを手に入れてしばらく使ったので、使用感をレビューするよ。前評判に違わぬ通り、非常に高額かつ多機能で気持ちいいタイピングがしやすい、リアルフォースの神髄を詰め込んだような製品だ。

打ってて楽しい♡

 

ミクさんは外せない

リアフォは元々、とにかくタイピングを大量に行う人や絶対にミスタイプできないという場面でよく使われやすい、まさに事務仕事向けのキーボード製品。だがそんな中でも近年、PCゲーム用キーボードとしての市場が大きくなってきたからかそっちも意識するようなモデルが出始めてきた。

今回のはそのゲーム向けの中でも記事投稿時点で最新、かつ前モデルから細かく改修された要素を持つのがGX1である。

ヴィーゼ
めっちゃ光るよ!

 

しかもこのGX1のデフォルトモデルが発売されてから、何度かタイアップが盛んにおこなわれていてさ。いろんなコンテンツと融合した見た目のモデルも出た。最初はウマ娘だったんだけど、これは吾輩プレイしていないのでスルー。でもその次のコラボは、あなたもご存じVOCALOIDの初音ミクさん。

ということで、一人のミクファン&リアルフォース自体を触ってみたいということで、大枚はたいてきっちり予約して無事に購入。そしてしばらく使うことに。

 

ミクさん特有の青緑色

もう化粧箱の時点でインパクト大。通常販売のGX1は黒のみ(のちに白モデルも追加されたが)だからか、背景は真っ黒のベタ塗り。

そこに絵師さんの”秋赤音”氏が描き下ろした、和風モチーフのオリジナル衣装と、ツインテがすごいことになってるミクさん。

 

箱の裏面は表のイラストの全体像が付いており、さらにその横にはスペック表がずらりと。すぐ後に実物を見せるけど、テンキーレスサイズなのに1.3kgというヘビー級。

またUSB有線接続のみなので、わかりやすくほどにパソコンに備えつけで使うタイプのキーボード。とてもじゃないけど持ち運びは現実的じゃないね…。

 

製品の全体像なんだけど、Enterキーの形を見てわかる通り英語配列をチョイス。これを買ったとき、他のキーボードも英語配列ばっかり選びまくっていたからだ。普通に自分で入力する分には、ぶっちゃけ日本語配列でも全く良かったんだけど。ただ英語配列にしておくと、キーキャップのカスタマイズをしたいときに選択肢が広がるからさ。

つか我輩、Enter押すときにホームポジションをまるで守らない打ち方をしてるから、横長である利点が無いんだよな(笑)

 

キーの素材はPBT樹脂で削れに強い。デフォルトのGX1は摩耗しやすいABS樹脂が使われているのだが、コラボモデル以降はここの素材がマイナーアップデートされている模様。

ただPBTも結局触りまくるとそのうち摩耗してくるので、いつまでもキレイに保ちたい場合は何らかの対策が必要。吾輩は即席のキーボードカバーを使用中だ。

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写真を見ると、キーボードの土台部分からにょきっとキーが突き出てるのが分かるよね。これはいわゆる”フローティング構造”と呼ばれていて、LEDの発光がキレイ+掃除がしやすいという利点があるんだよ。

よくあるキーボードはこのキースペース全体が、ボコっと一段沈んでいるんだ。まぁ掃除するときは、やっぱりキーそのものを外さないとダメなことには変わりないんだけど。

 

横の断面を見ると、左側に向かって高くなってるよね。そしてキーキャップの形がそれぞれの列で微妙に違う。これは高級キーボードによくある構造の一つ。

専門用語だと”シリンドステップスカルプチャ”というが、別に覚えなくて大丈夫。普段入力するときに、自然と手になじむ傾斜が付いてるよってこと。

 

土台前面の端っこに、リアルフォースと初音ミクの公式ロゴがしっかり刻印。目立つわけじゃないけど、こういうのがあるからこそ豪華コラボだと思う。

 

裏面はさすがにミクさんカラーではなく、真っ黒。滑り止めのゴム足・角度を変える足・着脱不可のUSBケーブル・ケーブル通し用のスリットをそれぞれ装備。

この着脱不可のUSBだけちょっと古いかなと思ったんだけど、そもそもこれは据え置きで使う用のキーボード。多分ケーブル接続の耐久性を考慮してこうなんだろうな。ケーブルの先はUSB-Type A端子なので、基本的には接続に困ることが無いはず。まぁいずれ、Type-Aという規格が無くなったらどうすんだってことだけど、変換アダプタでもいいしな。

 

角度調整の足は起こすか寝かすかの2段階。吾輩は木製のリストレストを使っている関係上、この足は寝かせたままで普段使ってるよ。あんまり角度は必要ないかな?

お好みでどうぞ。

 

あとハード面で忘れちゃいけないのがコレ。キースイッチの形だ。GX1シリーズは共通で、キーキャップを外すとこんな風に+の形状になったスイッチが仕込まれてる。

この形だと他所のキーキャップ(主にメカニカル式)と互換性を持つ、CHERRYMX軸と呼ばれるものになってるんだよね。これは他のリアフォシリーズには無い特性。

 

例えばこれ、FILCOのメカニカルキーボードについてたキャップを外したときの写真を見てほしい。ちょっとボケちゃってるけど、なんか+マークが見えるよね?

スイッチの形が同じなので、やろうと思えばこの黒いキーキャップをさっきのGX1に移植できるんだよ。後はキャップのサイズさえそろえば互換性は完璧。つまり、どんな色のモノだろうがスイッチの形&キャップの大きさが合えば、何でも装備できるわけ。こういう利点があるのは、GX1のみの特権。

クタちゃん
それはそれで楽しそうクテャ。

 

まぁ今回のモデルはせっかくの初音ミクさんコラボモデルなので、元のキーキャップも白・黒・マゼンタとすでに多彩。やる必要は正直無いんだけどさ。ただもし、デフォルトのGX1(黒白どちらも)を使っている人だったら、ふと気になったときにキャップのカスタマイズを試してみるのも十分アリかと。

 

ソフトウェアで制御可能

この手のキーボードにはおなじみすぎる、キーボードそのものの機能制御は公式から配布されているソフトウェアから色々調整可能。

 

ソフトをインストールしてキーボードを認識させると、ちゃんと初音ミクコラボモデルだよって言う表示もしっかり現れてくれた。普通にマウスでクリック。

 

自分のヒートマップを覗いてみると、”A、Enter、Back Space”がかなり多く、次いで子音のローマ字入力と続いているね。これは人によって全然違うだろう。

例えばこの製品の想定ターゲットであるはずの、PCゲーマーであれば間違いなく”WASD”が真っ赤になると思う。吾輩は文章入力がメインなのでこうなった。

 

あと特筆すべきはAPC機能で、これはここまでキーを押したら入力されたと判断する深さを調整できるところ。めっちゃ浅くしたり、逆に深くするのも自由自在。

吾輩は文字入力メインということで、キーを押した感覚がそれなりに無いと違和感を覚えるため、まずまずの深さにしてる。浅すぎるとミスタイプが増えちゃってね…。

たしかデフォルトだと緑の1.5mmだったと思うんだけど、その時は入力基準が過敏すぎて誤入力を多発しちゃって…。後に全部一括で、2.2mmに統一して使いやすくした。

アナゴン
浅い高速入力は合わない。

 

これと関係があるのはハード面における、キー荷重。多くは大体30g~60gの間で作られており、このコラボモデルは45gのみ。ちなみにデフォルトのGX1は、30gと45gがある。

この数字が大きいほど指先の力強さが必要で、逆に小さいとものすごく軽い力で打てる。ここは完全に人の好みで、一般的な安い事務用キーボードだと55gくらいだったか?

 

まぁ他にもキルスイッチ(いわゆる”ラピッドトリガー”)、LEDイルミネーション、キーマップ変更、マクロなどもこのソフトで全て制御可能。お好きなように色々いじってみよう。

吾輩は何度も言うようにブログでの文字入力がメインなので、あんまりこの辺の機能を使うことは無いかな…。基本はほとんどそのままで十分だった。

 

打ち心地は如何に

超高級キーボードにおける、打鍵感を話しておこう。個人的には確かにものすごく使いやすいし、スパスパいうタイピング音もうるさすぎることなく気持ちよいもの。

静電容量無接点はカチカチではなく、よくスコスコという擬音が使われがちだが確かにそう聞こえるかもって感じ。まずまず静音性はあるとは思うかなぁ。打ってて楽しい感は確かにある。

なんというか指の圧力を和らげてくれるクッション性と、だがそれだけにとどまらない小気味いい反発力を同時に備えているってところ。あと土台への底打ち音というものは全く感じないのがすごい。

 

 

ただ指の感性が死んでいるのか、巷でよく言われるこれを使ったらもう他の様式(メンブレン、パンタグラフ、メカニカル)には戻れないというのは誇張なような気がするか?

疲れにくさという点も、別に使っているメカニカルとそう大きく変わりはしないし…。もしかしたら10時間くらいぶっ続けで入力していたら、その差が分かるかもしれないかなと思う程度。いくら吾輩がこのブログで記事を書き続けたとしても、せいぜい一日にMAXで4~5時間程度が実際の入力時間と言ったところ。それで今まで指先で疲労を感じたことなんて、正直無いし。

タート
凄い良いキーボードだけどね。

 

だからそもそもリアフォシリーズそのものに対してになっちゃうけど、お値段以上の感動を感じるかと言われれば吾輩はそこまででもないかな。素晴らしい製品だがコスパとかを考えると微妙。特に今回のはコラボモデルなので、別途デザイン代が入って更に値段が上がってるからね。ノーマルの黒でもぶっちゃけちょい高すぎるような…。

そんな頭と感性が終わっている吾輩のような人間は、そもそも高級キーボードを使う資格が無いのかもしれない。

 

とはいえ、値段相応の満足度がしっかり保証されていることは明白だ。珍しいエメラルドブルーの土台に加え、ミクさんを象徴する”01″の印字。差し色として入る、鮮やかなマゼンタのキーキャップはすごく映える。これはこれで購入してよかったと思うよ。

ちょっとね、この機会にずっと気になっていた静電容量無接点式を試してみたかった。というのが一番の大義名分なんだけどね(笑)

 

ミクさん尽くしのGX1

こんな感じで、しばらく使ってみてのレビューをお届けしたけどあなたの参考になれば嬉しいかな。基本的なスペックは原初のブラックモデルと99%同じなので、使用感とかはそのまま当てはまる。ぜひ購入検討時には買うかどうかの材料にしてほしい。

ミクさん色がたまらんのだ。

ミクダヨー
当然だろ。
ダッフィー
誰だ呼んだの。

 

今回はここまで。そういえば、ずっと前にも同じく初音ミクコラボモデルの別キーボードをレビューしてたな。良かったらそっちも読んでみてほしい。あれもデザインそのものは本当に凝った作りをしているから、やっぱりミクさんの力は歌だけじゃなくいろんなところに影響があるんだわなコレが。

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