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サーマルテイクの初音ミクキーボード 超豪華版

記事公開日:2025年3月26日

 

「電子の歌姫があしらわれたフルサイズキーボードが爆誕!」。思わず声を大きくして、うなりたくなるこの重厚感。それが各所で行われるミクさんとのコラボアイテム。

 

今回はかつてサーマルテイクが発売した、初音ミク×ゲーミングキーボードのモデルをみんなにお見せしたい。細かいところに意匠がちりばめられた、かなり豪華な装いのキーボードはファンにとってニヤニヤできる。

ステキすぎる歌姫を手元に。

 

初音ミクさんとのキーボード

どんな歌も平然と歌い上げる、ネットの歌姫と言えばVOCALOIDの初音ミクさん。その隆盛っぷりは極めて凄い。歌だけじゃなく、いろんなものとのタイアップも数知れず。オタク文化の一大勢力ともいえるよね。

ミクダヨー
呼んだ?
タート
呼んでない…。

 

さてそんなミクさんだが、パソコン用機器にも様々なコラボアイテムが存在している。今回は以前、サーマルテイクが発売していたLEVEL 20 RGB Hatsune Miku Editionというキーボードをご紹介。

発売当時にしっかり予約して買ったので、隅々までレビューしていくよ。残念ながら当時の限定品なので、今は手に入らないの…。

もう何もかもがデカい、デカすぎる!

 

LEVEL 20 RGBキーボード

サーマルテイクは自作PCパーツメーカーの一つで、他にもいろんな周辺機器を売る台湾の企業。あそこは激戦区だよね。

その中にはキーボードもラインナップに加わっており、どれもこれもPCゲーム向けのメカニカル式が多い。無線式もある。

ただ現在確認したところ、どれもこれも日本国内では新品の販売を終了しているみたいだ。多分もう撤退している感じ。

アナゴン
なんか使ってる人少なくない?

 

Amazonを見ると、一応辛うじて残っているみたいだけど、多分在庫限りみたいな感じかな。まぁ今はいろんなゲーム用キーボードが群雄割拠している時代だから、メーカー側としてそんなに重視してないのかも。

どちらかというと、手ごろなPCケースとかのほうがここは強いイメージがあるかな。これらのほうが充実している。

 

そして今回の初音ミクキーボードは、LEVEL 20 RGBシリーズのコラボ品という扱い。当シリーズはかなりバリエーションが多い。

CHERRY MX の各軸はもちろん、他メーカーのRazerとも関りが強いからか、ソフトの互換性を持つキーボードもある。

 

キーボードのご尊顔

これは2020年に、PCショップのTSUKUMOで大々的な初音ミクコラボ製品の発売があったんだよ。その時に購入したやつだね。筐体の形は既存のLEVEL 20 RGBシリーズと同じではあるが、それ以外の見た目が全然違う別物に変更されたモデル。

フルサイズのCHERRY MX 銀軸を搭載しており、見ての通りJIS配列の有線。パームレストが付属してないけど、巨大サイズ。

 

表面には2019年にお披露目され、ニコニコ超会議のクリプトンブースに展示用に使われていた、初音ミクさんの自室イラストの一部。あの時、試作品としてこれを含めていろんなコラボアイテムが置かれていたんだけど、翌年に一般販売されたんだよね。

ちょうどこの時、自作PCに興味を持ち始めていたから、この情報をゲットできたのがある種の幸運だったのかもしれない。

 

右上にはサーマルテイクのロゴ刻印と、Escキーがミクさんの大好きなネギに変えられるという、嬉しいファンサービス。またさっきの写真と合わせて、数字の3と9がマゼンタ。WASDキーはエメラルドブルーを採用。

 

F12キーのそばには、ミクさんの人形みたいなマークの刻印入り。かわいいなぁ。

 

本体右上に各種メディア関係のボタンや、音量調整ダイヤルを配備。ゲーム用キーボードにはよく装備されてるよね。

 

不思議なデザインで、Enterキーと矢印キーの間には、RGBライティングゾーンに加えて謎のスリット。なぜここだけ空いてる?

 

テンキーの3と9ももちろん、ミクさんのイメージカラーであるエメラルドブルーにチェンジ。爽やかすぎる色だ…。

 

側面は全てライティングゾーンになっており、ゴリゴリに光る仕様。当然色の指定は、場所ごとに可能でお好みに合わせられる。

キー下は浮いてるように見える、フローティング構造になっているのでお掃除がラクチン。コレ標準でめっちゃありがたい。

ただし本体から伸びるケーブルは取り外し不可のものなので、サイズも相まって完全に据え置き用でしか使えないかな…。ちょっと同化して見づらいけど、USBパススルー用のType A端子と3.5mmのイヤホンジャックも完備しているので、まぁ豪華ですね。

 

ケーブルは編み込み式で高級感があるけど、太くて硬いため、取り回しは結構悪め。配線マネジメントがちょっと大変。

 

この通り、キースイッチはCHERRY MX 銀軸を搭載。当時のゲーム向けキーボードは、この銀軸がやたらと多かったな。

普通の入力作業には正直向かない…。

 

裏面は表と違って、普通に艶消しの黒いプレート。特にケーブルガイドになるスリットが無い。下のスリットは関係ないやつ。

 

高さが無し・中段・上段の3段階に変更できるゴム足を装備。ちゃんとゴム部分に、エメラルドブルーを使ってるのは好ポイント。

 

中々使いどころが難しい

とりあえず一旦ちょっとだけ使ってみたんだけど、製品の出来具合はとても素晴らしいコラボアイテムと言うべき。細かいデザインやキーキャップの色、フローティング構造などは非常にレベルが高く、見ていてうっとり。

ただサイズやスイッチの関係があって、吾輩の使用用途にはちょっと向かない部分が多いキーボードだったな。

 

まず現代でのゲーム用として考えれば、さすがに銀軸というだけでは大きなアピールポイントにはならない。ソフトウェアで制御できるが、基本的にキーボードの光り方のみでキーの指定とか不可能。

もちろんラピッドトリガー技術が世に出回る前の製品なので、それには当然だけど未対応。これだと少々厳しいかも。

ダッフィー
後付け機能はしょうがねえよな。

 

あとはメディアキーの存在もあり、普通のフルサイズキーボードよりもさらにデカいから、机の占有率が高い。狭い机だとどっしり構えるのが難しいので、これも細かい運用にはちょっと向いてない原因になっちゃう。

あとはシルバー軸が、個人的な好みで言えばあまり好きになれないのも、微妙ポイントではある。誤入力多発しまくり。入力判定が浅めのキーボードが苦手なので、入力時に予期せぬタイミングで反応しちゃうのが困る。

ヴィーゼ
結構ピーキーなのか?

 

正直なところ、見た目のデザインは最強クラスに素晴らしいが、使いやすいキーボードってわけじゃないという感じ。バチバチに使うより、キャンバスに立てかけて観賞用にしたいアイテムの側面が印象強い。

マジで見た目はほれぼれするほど、ミクさん愛にあふれているし大きいから所有の満足感はホント凄いんだよ。

 

ミクさんを愛でるキーボード

発売時期を考えると、今のゲーム用キーボードの基準としては向かない要素が結構あるアイテムの一つ。とはいえ、これはこれでPCデスクをミクさん尽くしにしたいというファンには、とても良いものだとは吾輩は思うよ。

全部が全部、機能性だけで何もかもを満足させるほどに追い求めるか、と言われればそうじゃないしなぁ。

ミクさんを手元で可愛がってあげよう。

ミクダヨー
頭を撫でて良いぞ。
ジェラトーニ
よーし(ニヤニヤ)

 

今回はここまで。まさしくミクさんに溺れたい人のための、巨大キーボードとでもいうべきか。扱いはちょっと難しいけど、デスクを彩る大きな要因になってくれるのは確実だろう。めっちゃ光るから存在感も強い(笑)