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PCメモリ容量の目安 現環境で必要な最適RAMのギガ数を体感で解説

記事公開日:2021年3月30日
最終更新日:2025年5月13日

 

「さて、そろそろパソコンを新調するかぁ〜。」となった時に、最も頭を悩ませるのがスペック選びなのはあるある話。

特にメモリ(RAM)容量は、あらゆるパソコンの動作に影響するほど、CPUと並び重要な要素を占めるシロモノ。

 

「8GBで十分or16GBあれば安心」は、もう過ぎた過去の話。改めて、現時点でのメモリ容量のおすすめをお話していくよ。

以前吾輩は16でOKだと思っていたが、時が経てばその考えも大きく変わり、これだと不安でしょうがないPCライフになっちゃう。

迷ったら32GB以上積もう。

 

PCメモリの目安は32が分かれ目

まぁ結局のところ、使用用途次第でいくらでも言えることが変わっちゃう話ではあるが…。

吾輩が考える結論から言うと、少し手を伸ばして32GB以上を強くおすすめする。ノートPCであれば、絶対ここに予算を割くべし。

今どきデスクトップを選ぶ人の場合なら、メモリの重要性は今更言わなくてもある程度知っている方が多いと思うが。

 

これ、日頃からPCを使う層であればもはや過剰スペックではなく、現実的な選択肢に現在なっているんだよ。

数年前まではメモリは8GBが標準、16GBが上位モデルという位置づけ。しかし、そこから急激に環境は変化するため、んなこと言ってられない。

OSの肥大化なども含めて、パソコンを起動させただけ数GBを消費する。そこから作業をするのに、8GBでは論外極まりない所まで来ちゃった。

メモリは想定よりも盛るのが鉄則。

16GBでは力不足

32GBは、吾輩が思う現代のスタンダード。さて、その具体的な根拠をお話しようかな。

まず1つめは、各ソフトウェアの要求スペックが年々上昇していること。これ事態はアップデートにより、昔もそういう現象は起きてたが…。

やべえのは、昨今流行りのAI機能を搭載したアプリやサービスたち。特にクリエイティブに使うとすると、メモリ消費量は青天井レベル。

Windows標準のCopilotやAdobe製品のAI機能などは、動作時に追加で4〜8GBものメモリを消費することも珍しくなくなっているんだよね。

タート
ここにOSとか追加されるから…。

 

2つめは、複数アプリの同時使用が当たり前になった現代のPCライフも、メモリ容量増加の必要性がどんどん高まる要因だ。無視できない。

仕事であればZoomでのビデオ会議をしつつブラウザで資料を確認し、WordやExcelで議事録を取り、バックグラウンドでメールも確認する。

趣味としてもネットブラウザを開きつつ、PCゲームや動画編集ソフト等も同時に立ち上げなんて日常茶飯事。パンクするこのままじゃ!

そしてアプリが落ちるまでが様式美。

 

使用感あれこれの雑感

ここからは自分の個人的な使用シーンに基づいて、メモリ容量がどのように体感に影響したのか体感をお伝えしよう。

2021年に自作したWindowsデスクトップ&2025年に買ったM4 Mac miniを使ってるんだが、どちらもメモリ量は32GB積んである。

ラガン
まずまず容量は確保してるな!

 

まぁWindowsだろうがMacだろうが、いっぱいアプリを使えばどんどん容量を食うことには変わりがないから共通のお話かな。

どんなシーンであれ、確実にブラウザは必須。それを踏まえたうえで、実際のところどんなもんなのかを見ていくよ。

 

一般用途でも16GBは不安

8GBでも一応、基本的な事務作業は可能だが、2つ以上マルチタスクが重なるともう危険領域。シングルタスクが限界かも。

仕事だろうがプライベートだろうが、Chrome等のブラウザはかならず使う。そして開くタブ数は人によるが、少なくとも10個はほしい。

場合によっては30個とか開く人もいるので、そこまで行くと最低16GBは無いとダメ。

 

ここからさらにWord・Excel・パワポなんか開いてみたら、たとえ16GBでも結構上限まで迫ってくるのでなんとなく動作がもたつく感じが…。

過去、2社目で勤務していた頃に支給されたノートPCがこのメモリ容量だったんだけど、使用量がなんだかんだカッツカツだったんだよね。

単なる事務用途でだよ?

 

創造用途系はうなぎのぼり

作るものによって代わりはするが、一般的なクリエイティブ作業ではメモリの重要性が跳ね上がる。もはや16GBじゃ、土俵にすら立てない。

例えば4K動画編集では32GB以上がないと、Adobe Premiere Proのプレビュー生成やエフェクト適用時に処理待ちが頻発。それだけ食うのだ。

 

我輩であれば、ブログ用の超簡単な写真編集が一つ。そしてもう一つ外せなないのが、生成AIを使ったイラストづくりでメモリをよく使う。

前者は17GBくらい、後者は20GBを超えるので、やはりPC本体に積んである32GBじゃないとまともに太刀打ちができないわけだ。

3年位前まではここまで膨らまなかったが、今は積めるだけ積んどいて良かったと思う。当時の我輩、よく16GBを選ばなかった…。

ダッフィー
ちょっと無理して良かったな。

 

使い方はライト寄りだけど、それでもこの有り様。ガチクリエイターなら、もはや32GBでも足りないかもしれないお話に変わるわ。

凄まじい領域だ。

 

ゲームであっても最低32GB

PCゲームに関しては、タイトルによって要求スペックが大きく変わる。重たくないインディーズゲームなら16GBでもまぁ事足りるとは思う。

ただミドル以上のスペックを使うゲームであれば、やはりメモリは32GB以上が大きな分かれ目。グラボだけが重要、じゃないからね?

間違いなくブラウザを開きっぱなしで、別にゲームアプリを起動するだろう。いちいちゲームやる度に、ネットを閉じるわけがないので。

 

たとえゲーム自体がプレイできても、快適にできないのであれば楽しく遊べない。つまり、味わい尽くすには余裕のあるスペックが大事。

メモリは単純なアプリの動作に影響するから、カクカクの画面でプレイしたくなければとにかく盛る。これは絶対に軽視できないのよね。

まぁGPUのスペックも必要なので、これまた一概には言えないのだが。

 

今は32GBが安心ライン

最後に改めて、現在のパソコンにおいて「32GB以上」のメモリを選択することは、過剰ではなく普通の判断と言える所まで来た。

どうせPCは短くても同じものを3〜5年くらいは使うし、その間にソフトウェアの要求スペックは確実にどんどん上昇するのは明らか。

現時点で必要なくとも、想定外に備えて余裕あるスペックにすれば、買い替えの頻度も減らせて、結果は非常に楽になるはず。

使い捨てる予定じゃなければ盛る。

 

特にここ数年は、AI関連が急速に普及する関係上、後々興味が出るときのために、良い性能のPCにすることは懸命な考えだと思う。

画像、文章、動画編集などのAIアシスト機能は、もっと使いやすくなると同時にPCへの負荷は更に高まる。

そうなっても、しばらくは戦い続けられるだけの余力は、ちゃんと持たせてあげよう。そのほうがなんだかんだ、デバイスに愛着も湧く。

 

今回はここまで。「必要最小限」ではなく「快適に使える十分なスペック」を選ぶ。

これこそ、長期的に見て誰もがコスパ高く使える、一番いい選択だな。