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電動昇降デスクは便利だが後悔も多く割と盲点があるアイテム

記事公開日:2021年10月10日
最終更新日:2025年12月2日

 

「電動昇降デスクで健康的なデスクワークを夢見る」。このアイテム使う前は、なんとも言えない魅力を放つデスクワーカー向け製品。

立って作業をすると、座りっぱなしよりも健康にいいっていう話をよく聞くし、実際やってみるとそういわれるのもなんとなくわかる実感がわくのはあるある。


だが思った。あこがれだけで電動昇降デスクを買うと、使ってみた後にわかる後悔ポイントが地味に多い。確かにすごいアイテムなのは確かだし、魅力に映るのも頷けるかな。

結論を言うと、机の高さをいじれるようにしてあるのって意外とそうでもないんだよね。特に電動は、便利な反面デメリットも強烈。

本当に使うかい?

 

電動昇降デスクは後悔が結構ある

電動昇降デスクは確かに「ボタン一つで高さが変わる」という、デスクワーカーにとっては夢のような機能を持ってる。

朝は座り姿勢でパソコンをカタカタ打ち、少し時間が経って気分が上がってきたら姿勢を変えて立つ。眠気防止にもつながるし、疲れたら座って休むこともできる。

たった一つの机の高さを変えるだけで、直立と座りを適宜切り替えられるのは便利。電動であれば、ボタン長押しやワンクリックで気軽に変えるのも超絶簡単だ。

 

だが一方で、それなりのデメリットも備える机のカテゴリなんだよね。色々あるけどよく言われるのは高価格、組み立ての面倒さ、モーターの音やガタつき、耐荷重問題、配線の取り回し等々。

これから電動昇降デスクを導入し、しばらく使ってみた後の感想を偽りなく書いていくけど、正直電動じゃなくても良かったかな。

様々な要素が積み重なって、手放しで「買って良かった」とは言えない。。吾輩的には便利だけど、理想を全て叶えてくれるデスクワーカー垂涎のアイテムとは言いたくない。

意外と高さを変えない。

 

便利は便利なんだけどさぁ

電動昇降デスクは、実にいろんな厄介を持ってくるアイテム。それぞれ気になった点を紹介するけど、この製品がというより電動昇降デスク全体に言えることを。

まずコスト面は無視できない。電動機構(モーター)を積む分、手動調整あるいは無調整の机より当然割高になるよね。そもそも平気で数万円代後半がスタートが多いし。

当然電動と言うことで、故障や修理の可能性(モーターとかコントローラ故障)もあるから、長期利用だと更に余計なコストがかかりやすいかもしれないんだよ。

 

次に実用面なんだけどこここそ、別に電動じゃなくてよくねポイントになりやすい。結局のところ、高さは固定で運用するというパターンに帰結しがちなんだよね。

最初こそあれこれ頻繁に高さを変えてたけど、次第に座りか直立の高さに設定した後は当分変えてない。っていう人が、ネットでも多かったみたい。吾輩も同じ。

ダッフィー
意味ねえじゃねえか。

 

最後に導入と廃棄時が普通の机よりも、大変さの比が半端じゃないと言うこと。組み立てもしなきゃいけないし、パーツ自体はめちゃくちゃ重たいのがネックなところ。

吾輩、最初の組み立てが本当につらかったんだけど、いずれ電動昇降デスクを廃棄するタイミングも来る。その時のことなんか考えたくない…。捨てる時マジでどうしよう。

ただでさえ机そのものって、捨てるのがめっちゃ大変なのに深く考えてなかったな…。数年使った後、段々その後悔が重くのしかかり始めてきたのが哀しい現実である。

 

広い机そのものは良かったが

吾輩が購入したのは、有名どころのFlexi Spotではなく”山善”から発売されてた、天板込みの電動昇降デスク。その前までは、適当なこたつ机を使ってたよ。

そのため、フローリングに直であぐらをかきながらPC作業をしていたのだが、座布団を敷いていても固い床に直座りは尻肉にダメージを負わせる。後、ローテーブルゆえに自然と猫背になりやすいのも良くない。

 

横幅も狭かったので、意を決して机本体の更新。大枚はたいて購入したのが、下の写真に写る大量の机パーツたち。組み立て式かつ、一つ一つのパーツがアホみたいに重いため、1F→3Fに運ぶだけでも地獄。あの時の配達員さん、本当にごめんなさいだわ。

 

入れようと思った部屋のスペースを極限まで使うようにしたので、確かに大きく机サイズは広がった。後はPCや電動昇降デスクそのもののケーブル類を固める。

 

一応、吊り下げ式ケーブルトレーを併用して、ACアダプタやコンセント類・余ったケーブル長などは全部ここに集約。こういうのはあるとものすごい便利だよ。

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一旦完成した、電動昇降デスク導入当時の机はこんな感じ。あの時はPC周辺機器と共に、美少女グッズで固めていたのが懐かしい。

現在はおっぱいマウスパッドのみ残して、美少女グッズは全撤去。代わりにミニPC(Mac mini)を置き、パソコンは二台体制で運用中。

 

いつしか高いままで固定

で、肝心の使用状況はと言うと、前述した通り最初は頻繁に高さを変えてたんだよ。というかなんとなく、高さそのものを変えること自体が楽しくてしょうがなかった。

でもその後、結局はずっと天板の位置が高い状態のままにしててさ。座りっぱなしが良くないなら、立ちっぱなしスタイルにしようとしてそのまんまで使うようにしちゃって。

ブログを書くときはもちろん、イラスト作成やPCゲームをするときもほぼ立ちっぱ。慣れるまでは長時間の立ち姿勢が少々しんどかったが、今はそうでもない。

 

慣れてしまえば、平気で3時間くらいはイケちゃう。ずっと直立不動にしているわけじゃなく、立ちながらも机に寄りかかったり、足を交差したりして姿勢を少しずつ変える。

するともっと耐えられるので、机の高さを低くする必要性がすごく薄くなったんだよね。どうしても疲れたならば、椅子に座って作業を少し中断すればいいだけの話だし。

まぁ立ちっぱなしも決して体に良くないらしいので、どっちもバランスよくやるのが大事なんだけど、電動でワンクリックですら高さを変えるのが結構めんどくさい。

と思っちゃう。

ヴィーゼ
一回ボタンを押すだけなのに…。

 

高さを頻繁に変えないのであれば、電動である意味は全く無い。堅牢だけど稼働パーツが多く、故障リスクがそれなりにある超重たい机ってだけの存在になっちゃう。

だったら後のことも考えて、最初から背が高いスタンディングデスクか、手動で高さを変えられるタイプにしておいた方が良かったかもしれない…。と、今ではそう思うかな。

とんでもない後悔というわけでもないけど、少なからずの後悔ポイントはやっぱ残る。なので、電動昇降デスクそのものは、万人におススメできるアイテムというわけじゃない…。

 

電動昇降デスクは後悔が多い

まとめると電動昇降デスクは“あると便利”だが、“必須でもないし思ったほど完璧ではない”。ということはぜひ知っておいてほしい。特に運用中になると、意外と昇降機能は使わなくなる。

だからこそ購入前チェックは必須で、「自分が本当に頻繁に昇降するか?、組み立てや廃棄時のことは考えたか?、コストはどれほどかかるか?」を熟考するのはマジで大事。

とてもじゃないけど、一時の興味本位で手に入れるようなものじゃない。あこがれだけで買うと、思ってた使い方を気づけば全然してないなという吾輩みたいになりかねない。

本当に電動である必要性は?

 

今回はここまで。そう、モノ自体は確かに良いんだよ、電動昇降デスクって。やっぱりボタン一つでパッと変えられるのは、明確な強さを持つ机だとは思う。

まぁ結局それも、使わなければ単なる宝の持ち腐れにしかならないから、微妙さが際立つ。少なくとも、あんまり個人の自宅には必要ないかもしんないね。

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