記事公開日：2021年5月24日
最終更新日：2025年4月17日
「より黒き衣を纏う対立は、圧倒的な力で破壊し尽くす」。新たな形態を手に入れた、Tempest対立は恐ろしい。
ゲーム中の性能的な意味でも。
今回はArcaeaのストーリー第一部第二章の最終盤、”Black Fate”の最後を見届けていくよ。物語の大きな転になる部分。
奇跡は存在するのだろうか。
Arcaeaストーリー Black Fate③
前回は激化する戦いを2人が繰り広げるが、次第に劣勢となる光ちゃんと優位に立つ対立ちゃんが象徴的な一幕。
光ちゃんは新たな力に目覚めるものの、一枚上手な対立ちゃんに対抗できる状態ではない。
そんな中、対立ちゃんの目に映ったのは、この世界の真実を映し出す異変とも言える硝片の存在が出てくるのだ。
記事公開日：2021年5月21日最終更新日；2025年4月16日 「すべての答えを彼女は知ってしまった」。戦いの中に現れるとある事実を目にし、ストーリーは紡がれる。それを見た対立ちゃんは激しく苦しむ[…]
一瞬苦しみ、複雑な感情に苛まれた彼女だが、何故か心を踊らせるのはどういうこと？
狂った嵐をまとい、再び光ちゃんに襲いかかるTempestは恐ろしい暴風を巻き起こす漆黒の塊ともいえよう。
遊びは終わり。
圧倒的な力を持つ闇
https://arcaea.lowiro.com/ja
マップをたどると、相変わらずの一本道なのでそのまま進める。ここを超えれば、Ver4.0.0に登場した終幕へコマを進める。
その前に立ちはだかるのは、Arcaea史上初のBeyond譜面を搭載したVer3.0,0の大ボス曲ともう一つの隠し楽曲。
「Tempesttissimo＆Archav」の解禁が必須なので、頑張ってアンロックしよう。
やり方は↓の記事にて解説してるけど、全く同じ手順で最低難易度のPASTを使えばストーリーは読めるのでご安心くだされ。
VS-7
二人の拮抗していた争いは、単なる幻想に過ぎなかった。白の少女は光の暴風を引き寄せ、黒い少女は闇で覆い隠される。
対立は背後の硝片で三対の巨大な翼を形成し、自然法則を無視して浮きながら冷徹な瞳で眼の前の敵を見下ろし始めた。
それでも光は「黒い人は全て持っているわけじゃない」と自分に言い聞かせ、まだ生き残れると信じて立ち上がる。
対立の硝片の幕がほつれ始めると、光は見かけ倒しだと安堵する。自身に迫る硝片を機敏に弾き、次第に自信を取り戻す。
しかしそれは罠であり、「遊びは終わり」という無言のメッセージとともに、一つの硝片が光の胸部に狙いをつけ飛んできた。
対立の目を見ると、そこには笑みだけがあり、悲嘆も怒りもなく、それが光にとって最も恐ろしいものだと感じられたのだ。
硝片の群れが竜巻と化し、光を切り刻み世界の闇の記憶を見せつけ、彼女を絶望させる。この世界には光る記憶がない。
硝片は光をスカートから貫くが、彼女は過去の記憶を必死に探り切り抜けるヒントを得ようとするが、浮かぶのは虚無だけ。
かつて自分を救った硝片を胸に押し当て、救いを祈るものの、彼女の心臓を外した別の硝片が体を貫通させた。
光の体は液体のように燃え、激痛と苦痛に襲われ救済の硝片を手から落とすと、死の気配とともに思考がどんどん薄れ始めていく…。
とうとう均衡が崩れ、勝負の行方が決まってしまったシーン。対立ちゃんに嵌められ、大きダメージを負った光ちゃんは倒れる。
新たな能力を目覚めさせた硝片に救いを求めるも、強すぎる絶望からか機能しなくなってしまい、もう瀕死の彼女は痛々しい。
というか、ここであのとき見えた未来の光景（光ちゃんによって殺される対立ちゃん）で、まんま立場が逆転してるね。
実は二人が入れ替わっていたのか？
VS-8
光の古い本能が蠢き始め、何とか引き寄せた十の記憶の硝片で自分を宙空から解放し、大地に身を落下させる。
倒れた彼女は、意外にも自分が笑っていることに気づく。対立の攻撃はひたすら痛めつけることに執着していたようだ。
だからか致命傷にならず、心臓近くに刺さった硝片は焔のごとく明滅するが光自身はどうやらまだ生きてる模様。
弱々しい反撃も即座に跳ね除けられる中、彼女は徐々に恐怖から覚め、現状の事実を冷静に受け入れ始めた。
ここで光は「奇跡が引けず道が完全に塞がれたとき、止まるか進むか？」と思考する。それは降伏ではなく、何かへの覚醒として。
更に地面が揺れた感覚を感じ驚いたが、宙に浮いた対立は気づかない。ならばと光は再び硝片を放つと砕け散った後に、ひびが残る。
その瞬間、周囲の全てが静止した。その光景を見た光は思わず「面白い」と笑みを浮かべる。
自分の墓場になるかもしれない場所にこれほど美しいものがあるという現実離れした事実に、心から笑う彼女がそこにはいた。
動きが戻るとひびが広がり、世界が奇妙な廃墟へと変わる。この終末を前に、感情が抜け落ちたような虚ろな声で「楽しい」と呟いた。
どうも対立ちゃんは、激しい憎悪を抱きながらも光ちゃんにトドメを刺そうとしていなかったらしい。いたぶるのが趣味な女王様。
その証拠に甚大なダメージを負うものの、まだ生きているからこそ諦めずにいられない。その想いが通じたのか、またもや何かが起きる。
空に広がるひびはどんどん広がり、旧バージョンで使われたタイトル画面のあの光景が広がったのだ。なんか懐かしいな。
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ちなみにここ、アニメーションが挿入されるのだが途中から隠し楽曲の「Archav」が流れる。
この曲が示す内容は、まさしく世界の終末や災厄を表すといった感じで、ひび割れた空がそれを物語るという感じ。
Arcaeaという明るくも暗くもある、美しく儚い世界は彼女らの意思を汲み取って壊れ始めるのか？という具合かなぁ。
一言で事足りるこの世界
これでメインストーリー第一部第二章はすべておしまい。壮絶な戦いの末に、敗れ去りそうになる光ちゃん。
対立ちゃんは、何らかの要因によって優位に立ちながらもその生命を完全に消しきれない。
救済に祈るしか無い光ちゃんに世界は応え始め、とんでもない前兆を巻き起こし始める物語。
世界の崩壊は一体どうなるのだ。
今回はここまで。このまま第一部第三章の”Final Verdict”へ進みたいんだけど、まだ吾輩実はそこまで進んでいなくて…。
一旦は本作オリジナルキャラに焦点を当てた、サイドストーリーを改めて確認してからにしようかなと思う。
その間に、解禁作業は地道に進めておく…。