「痛部屋って、一般人の感覚から見るとひどい部屋にしか見えない」
多くが二次元美少女で部屋を固めているので、そう思われても不思議ではないな。
たとえ同じ趣味を持つものでも、どうしても相いれない価値観ってあるから。
ただ俺は最近思った。
痛部屋主にとって「部屋がひどい」というのは一種の誉め言葉だと。
他人に良い意味でひどいといわれる部屋を作るのが、最終的なゴールじゃない?
それについて思ったことを語ろう。
痛部屋がひどいのは製作者にとっての褒め言葉
痛部屋は確かに興味ない人が見ると、おそらくなんだこれって思うはず。
とても他人には見せられないような、かわいい美少女たちが跋扈するからね。
健全なものもあるけど、やっぱりちょっとえっちいのを飾りたくなるんだよ…。
普段それにまみれた空間を見ることは無いから、理解を示されづらいんだが。
まぁ痛部屋といっても、作る人のコンセプトによって顔をいろいろ変えてくる。
コッテコテの美少女をありったけ並べた、よくイメージされやすいもの。
一方でめっちゃクールなイラストを使い、スタイリッシュに決めたものも。
だから一概に痛部屋が一言でひどい、とは片づけられないとは感じる。
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
だが痛部屋主の大半は大体前者のような美少女だらけになりやすい。
確かにそれ一辺倒だとひどいと思われてもおかしくはない。
でも制作者にとっては逆に称賛に値する言葉になるんだよね。
ここでいう「ひどい」という感想は。
よってこれから痛部屋を作りたい人は、他人からそういわれる部屋を目指そう。
ひどいという言葉は時にプラスの意味になる
一般的に「ひどい」という言葉はその通り、マイナスの意味で使われる。
何を指すかにもよるけど良くないこと扱いになるよね。
ただ日本語って面白いことに、前後の文脈で本来の意味が変わることがよくある。
この「ひどい」というワードも、場合によってはマイナスからプラスに変わったりな。
俺が思うにこれが良い意味で使われるのは、一つの方向に突き抜けたものを見たときだ。
痛部屋に当てはめると、例えばこんな部屋になったときとかじゃない?
・イラストのコンセプトが似たようなものだけ飾る
・工夫を凝らしてグッズを大量に飾る
・敢えて18禁イラストのグッズを使ってしまう
ざっと思いつくだけでもこんな感じかしらね。
特に種類を縛って一本化したグッズだらけの部屋は、すさまじいことになりやすい。
それに対して周りは「ひどい」と思う割合が高くなるかもしれない。
ただその言葉は文字通り、悪い意味で使われるわけではないよね。
言葉を付け足すと「この作りこみようは簡単にできないレベルで(ひどい)」ていう感じ?
少なくとも俺が見たらそう思う。
同胞が目にしたらこう感じやすいし、一般人が見たら反応は2分するかもしれない。
しかしここでいう「ひどい」は、100%マイナスの意味にはならないんだなこれが。
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
痛部屋制作者にとって、リアルの知り合いには見せないけどネットでは見せたい。
せっかく作り上げた部屋、やっぱり誰かの感想を聞きたい気持ちがあるんだよね。
たとえ身近な人に理解されなくとも今はネットがある。
そこに乗せれば誰かは見てくれるし、場合によっちゃ反応が返ってくるかも。
すると他人にちょっと認められたような気がするし、なんかうれしいんだよ(笑)
露骨に否定されたらあれだけど、さっきも言ったように日本語は意味が変化する。
使われる場面によって、その言葉本来の意味から逸脱したものを指し示すのだ。
複雑だけど言葉って変化が激しいよなぁ…。
ひどい痛部屋は相手の感情を揺さぶる証拠
最近常々思うけど、自分の力で人の感情を揺さぶるのってすげえ大変。
俺はブログを始めてから拙いながらも、文章書きになってわかりつつある。
たまたま文章を舞台にしているけど写真でも画像でもなんでもいい。
自分が作ったものを他の人に見せて。すげえという感情を引き起こすこと。
これがなかなか難しいけど、出来たときはその人に認められた気分になる。
好きの反対は嫌いではなく、無関心だという話を聞く。
それと同じで、人間は興味を抱かないとなんの思いも沸かない。
たとえその思いがプラスであろうがマイナスだろうが関係なく。
出来ればプラスがいいんだけどな。
イメージしづらい場合は、You Tubeのコメントや評価を見ればわかりやすい。
その動画がいいか悪いかは、高評価か低評価を手で表すマークがあるよね。
みんなそれで自分の好みに合ったかどうか、判断するじゃない?
高評価はそのまま良いとして、低評価だってそう思ってもらった一因があった。
つまり視聴者は制作者に対して、何らかの感情を揺さぶられたともいえる。
![](https://hiro-hydra.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
さらにコメント欄はもっとわかりやすいよね。
言葉を使ってその評価者がどう思ったかを直接知れるから。
あれも特に悪いコメントは見ていて気分のいいものではないが…。
評価のマークをただつけるより、コメントを書くほうが思いは強いよね。
よりその感情を揺さぶったととらえていい。
良くも悪くも。
それにそもそもすべての人から良いように思われることは無い。
どんな対象物だろうとね。
爆発的な再生数の動画だって、悪い評価は必ず付く。
大事なのはどれだけそれを見せて、他人を揺さぶれるかどうか?だ。
痛部屋に置き換えても根底は変わらん。
ある人が見れば
「なんだこのグッズの配置は…。」
「このイラストでの固め方はセンスがない」
という人もいる。
一方別の人が見ると
「うわ、これ相当な労力かけてんな!」
「この人のグッズの使い方、めっちゃ工夫してるわ!」
と感銘を受けるかもしれない。
それが良い悪い合わさった結果…。
「なんだこの部屋、ひでえ(笑)」
と思われるのならば制作者冥利に尽きるでしょ?
俺はそんな痛部屋を作っていきたいな。
いろんなところからもっと「ひどい」を集めたくなる部屋を作るぞ
それが肌色満載な美少女だっていいじゃない。
見えちゃあかんヤツが見えててもええやん。
大多数の人に理解されなくても別に構わん。
少数といえど同じ同士なら、何かしらの感想を抱いてくれる。
その結果「ひどい」といわれるなら本望じゃない?
ぜひともあなたも、見てくれた人をひどいといわせるような部屋を。
等しく相手の感情を揺さぶってやるのだ。
今回はここまで。
もはや単なる言葉あそびの話になったような気が。
日本語って一語で複数の意味があるから、難しいよな~…。
その分表現の幅が広がるのは強いけどね。
君の部屋、ひどいな~!