記事公開日:2018年1月18日
最終更新日:2025年5月20日
「リトモス?、なにそれ?」。普段通うジムのレッスンで、そんな名前を見たことがないか。
今、日本全国のスポーツジムで人気を集めているこのプログラム、吾輩は過去数年間受け続けたファンの一人であった。
今回はこれに対して、ちょっと興味が湧きかけている人向けに、リトモスをお話ししよう。
要は様々な音楽に合わせて踊る、楽しさとフィットネス効果を兼ね備えたグループエクササイズプログラムの一つ。
幅広い年齢層に対応した、いくつものダンスジャンルを一度に味わえる欲張りセット。
一緒にダンスしようぜ!
リトモスとはダンス×フィットネス
まず結論から言うと、リトモスはダンスの楽しさとフィットネス効果を絶妙に組み合わせた、定番のダンスエクササイズ。
世界中の様々なスタイルをベースにした振付けを、有名な洋楽に乗せて行うといった内容。まさにワールドワイドなのだ。
原則として、1レッスン約45分or60分の間に、ラテン、ヒップホップ、K-POPなど使ったBGMとともに、たっぷり汗を流す。
これの最大の魅力といえば、未経験者歓迎のフィットネスなので、ダンス経験がなくても気軽に始められるところが嬉しい。
レッスンは基本的な踊りの動きの組み合わせで構成されており、インストラクターの動きを真似するだけで全く問題ない。
最初はわけわかんないと思うけど、回を重ねるごとに自然と覚えられるようなつくりになっているので、そこはご安心を。

それでいて、1回のレッスンで消費するカロリーは約500kcalと高く、ものすごく激しくない有酸素運動としても非常に効果的。
さらに全身の筋肉をバランスよく使うため、知らず知らずのうちに参加するだけで、ある程度は体幹も鍛えられるのがお得。
ダイエットしたい、運動不足を解消したい、そしてただ単に楽しく体を動かしたいというたくさんの要望に応えてくれる。
ダンス楽しいよ!
音楽と己を一体化する解放感
吾輩が思うリトモスの最大の魅力といえば、普段の自分じゃなくなる解放感が味わえるところ。一言で言えば、かっこよくなった気分に。
日常のストレスや悩みから解き放たれ、音楽に身を委ねつつ思いのままに踊る45分間は、男女問わずイケメンダンサーになれる気がする。
ダンスって最初は”周りの目が気になる”というケースが多いけど、いざレッスンが始まれば、そんな思いはキレイサッパリ消えるもの。
また本レッスンはフィットネスなので、上手に踊ることが目的じゃない。参加者みんながそれぞれ踊って楽しむのが第一であること。
そのへんはインストラクターさんもわかっており、「完璧に踊れなくていい、楽しむことが大切!」と常に声をかけてくれるのが安心材料。
この楽しさが自分なりに把握できると、リトモスが好きになり、長く続けられるという結果にも繋がってくるのだ。

やり続ければ最初は覚えられなかった振付も、数回のレッスンで自然と体に入る覚えるスピードがどんどん速くなってくるのも嬉しい。
実際吾輩も、初期の頃に比べると「ここはああいうふうに動かしてたのか!」という、小さな気づきが積み重なってくる。みんなそう。
多彩なダンススタイルが目白押し
このレッスンの醍醐味は、1回の参加で様々なダンススタイルを体験できること。
具体的にどんなジャンルがあるのか、実体験を交えて代表的なものをご紹介。あくまで一部だけだけど、参考にどうぞ。
ラテンダンス
リトモスで最も多く取り入れられているのが、サルサやメレンゲなどのラテン。これはどのトラックでも、必ず1曲は入るほど。
情熱的な音楽に合わせて足から腰までの下半身を大きく動かすのが特徴で、体のひねりを非常に多用するジャンルだね。
イメージはお笑い芸人の「キンタロー」氏が得意とするダンスで、とにかく優雅で柔らかな動作を要求される。

吾輩自身もラテンが一番得意で、それは長男坊さまが過去、ラテンの競技ダンスをやっていた影響があったから。色々教えてもらった。
他のダンスと違い、かかとを踏まずにつま先だけで足を支えることが多いので、人口が多いHIPHOPとは相性最悪なんだけど(笑)
そのため、定番でありつつもほかと比較すると体の使い方がこれだけぜんぜん違う別物なので、美しく動くのはなかなか難しいが…。
とはいえ、リトモスの中で言えば基本的なステップは単純なので、振り付け自体はすぐに慣れる
よく使う「チャチャチャ」のカウントさえわかれば、リズム感を掴むのにそう苦労はしない。
腰回りの強化にはもってこい。
HIPHOP
若い世代に圧倒的な人気を誇るHIPHOPも、毎回きっちりトラックに入る常連組の一つ。力強く動く系ダンスの頂点に立つジャンル。
ガチのダンサーはテレビやYou TubeのMVとかで披露するような、ガッチガチの動きを超素早くキレよく動く、最強のイケメンたち。
リトモスでは複雑なステップではなく、基本的な「ボックス」や「クロス」といった動きがベースなので、、ハードルは高くない。
吾輩はさっきのラテンでも言及したように、HIPHOPは苦手ジャンル。軽く滑らかな動きが好きなので、真逆の性質に慣れちゃってる。
基本は足全体を地面にしっかりつける状態で踊るので、むしろ大多数の参加者はこっちのほうが得意なのかもしれないほど。
多分ここを見てくれてるあなたも、やってみればHIPHOPはイメージしやすい。正統派ダンスで楽しさが見いだせるはずだ。
レゲトン
中南米発祥のレゲトンも人気ジャンルで、やっぱりどのトラックでも必ず入る。ラテンとは違う腰の振り方メインで、お尻や腹筋を多用。
このジャンルといえば、やたらと官能的な腰の動きの振り付けが目立つので、見慣れないと一瞬「ええ…?」と思うかもしれない。
腰を前後に突き出す様は何も言うまい。
とはいえ、やってれば「これも表現の一つ」と慣れてくるからご安心を。周りも全く同じことをしてるので、別に恥ずかしくなくなる。
実は腰を効果的に使うため、ウエストのシェイプアップにはなかなか効果的。
更に姿勢を低くするのが基本姿勢になり腰を落とすので、両足への適度な負荷もしっかりかかる。結構体力使うんだよね。
個人的に好きなジャンルの一つ。

他にもジャズ、アラビアン、ペアダンス、エアロなどもあるので、そのトラックごとに構成が色々入れ替わってくる。
ぜひ好きなジャンルを開拓してみて。
リトモスとは楽しいダンスの集合体
改めて言い直すけど、リトモスは単なるダンスエクササイズに留まらない、心と体の両方を高揚させるレッスンの一つ。
吾輩自身、ダンスが好きになるきっかけとなったプログラムなので、やってみればその楽しさがきっとあなたにも伝わる。
一番ハマっていた時期は、週に最低3回は参加するほど。今はジムを変えちゃったから、なかなか参加できないのが悩み。
そもそもリトモス自体が無い(泣)

だからたまにしかできないけど、やっぱりリトモスをやった後は他のプログラムに比べて楽しさが段違い。やっぱこれよ。
というわけでリトモスに興味があれば、まずは一度体験してみる。臆することはなく、初心者歓迎のレッスンなので大丈夫。
Let’s Dancing!
今回はここまで。小中学生のころは、ダンスを授業でやらされていたのですごく嫌だった…。
今となっては、踊れる機会があれば積極的に行くようになるまでになった。人生わからんね。