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店員さんが喜ぶ「ありがとう」のひとこと 接客業経験者が語る実際の本音

記事公開日:2018年4月4日
最終更新日:2025年5月30日

 

あなたは普段お店を利用した時に、店員さんへ”ありがとう”と言う派の人間だろうか?

「客なんだから言わなくてもええやろ。むこうも別に慣れているだろうし、わざわざ言わなくても…」なんてのも一理ある。

 

吾輩、大学生時代にバイトとして約4年間、接客業をしたことがあるんだけど…。

基本的にはお礼を言うようにしている。実際言われて嬉しいのは事実だったから。

人としての礼儀ゆえ。

 

店員にはありがとうを言う

これはあくまで吾輩がやっていることだが、本記事の結論をお話すると、店員さんに対してお礼の意思表示は必ずなにか行う。

まぁありがとうございますと言ったり、言わなくても最低限会釈だけは欠かさない。その時次第ではあるんだけどね。

別に他の人にそうしろと強要するつもりはないし、言う言わないはその人の自由なので、どちらでも別に構わないとは思う。

 

ただこれは単なる礼儀やマナーの問題じゃなく、過去に接客業で働いた経験があるからこそ分かることがある。

お客さんからの何気なく言われた感謝の言葉は、一見どうでもいいように思えて意外とグッサリと心に刺さるんだよ。

特に細かいことを気にしちゃう性格であれば、良いことも悪いことも必要以上にズンっと大げさにのしかかるもの。

 

もちろん、サービスを受ける側として対価を支払っているのは事実だ。

しかし一瞬とはいえお互いのコミュニケーションにおいて、相手への敬意と感謝を示すことは決して損にはならない。

むしろ、その一言が相手の一日を明るくし、より良いサービスを生み出すきっかけになるかもしれない可能性を秘めてるんじゃないかな。

実は嬉しい。

 

お礼はシンプルな喜び

店員にお礼を言うべき理由は、主に3つある。

1つ目は接客業って、直にお客さんと接するでしょ?。いわゆる感情労働と呼ばれる仕事の代表格として扱われるんだよね。

毎回、常に笑顔で丁寧な対応をするのは、思ったよりも精神的に負担の大きい仕事内容なのよ。学生が気軽にできるのはあるが。

そこで度々お客さんから、「ありがとう」と声をかけてもらえる。地味ながらも、次も頑張れる心の燃料になる側面が強い。

 

2つ目は、感謝の言葉によって店員はやる気が出る。そこでもっと喜んでもらおうと、自主的にサービス向上を目指したくなるんだ。

誰しも他人から認められ、感謝されると、もっと頑張りたくなるのが人間。プラスの感情は、良い結果や行動を生むきっかけになる。

 

3つ目は、結局のところお互いに気持ちよく過ごせる環境づくりになる。それはお店自体の良好な雰囲気づくりにも影響するし。

感謝の気持ちを伝える側も、相手の笑顔を見ることで”良いことしたな”と思ってもらえれば、お互いWin-Winで嬉しいのだ。

 

じんわり来る「ありがとう」

吾輩、大学生時代に初めてアルバイトをしたんだけど、最初の2年はドラッグストア店員、もう2年はプールの監視員をしてた。

後者は接客業?と思われるかもだが、プール入場や子どもの水絵教室受付も兼ねてたので、それぞれ客層は違うけど接客はしてたよ。

わかりやすいのは、ドラッグストア店員時代だったときのほうだけどね。

 

あの時は、買い物にくるお客さんの年齢層が、時間帯で変わりこそするものの色んな人がたくさん来店してた。

体感としては、2割良い人・7割普通の人・1割モンスタークレーマーという感じだったかなぁ…。

多くの人は、会計が終わったらそのまま立ち去るので、何も言われなくとも別にどうとは思ってなかった。それが日常だったから。

タート
さすがに全て見てるわけじゃ。

 

ただ、店員の我輩らに対して丁寧に「ありがとう」と言ってくれる、お年寄りの方やママさん等が割といたのも事実。

重たい水とかを外の駐車場まで運んであげたり等のサービスをしてたけど、やっぱり感謝されるとこちらはすごく気持ちいい。

色々ありすぎるしんどい接客業も、こういう出来事がちょこちょこあったからこそなんだかんだ2年続いたのも事実だった。

辞めた理由は仕事内容というより、あの頃から目上の身内(店長)と折が合わないことがメイン…。

ダッフィー
コイツこのときからかよ。

 

続く2つ目のプールの監視員も、室内かつ公営プールだったので全体的に子どもたち(親子連れ)がすごく多かった。

特に主の層であった小学生の男の子たちは、年相応に荒っぽいところもあったけど礼儀はしっかりしていた印象もあってさ。

監視員のお兄さんであった当時の我輩らに、勢いよく「ありがとうございまーす!!」という大きな声もたくさん聞いてきた。

その度に、楽しく無事に元気よく泳げたんだなぁ。また来てね、という気持ちが芽生える。

 

こんなことを経験したので、社会人以降になった現在でも、店員さんには基本お礼を示す。

あまりにも忙しそうだったらそのまま去るけど、そうじゃなければ一言は言うかなぁ。

だって言われたことがある我が身としては、伝えたほうが絶対に良いかなと思うから。

これは基本、言ったもん勝ちじゃない?

 

店員には感謝の気持ちを忘れずに

本来、店員とお客さん同士は対等の関係。

お客さんがモノを買わないと店員には給料が入らないので、そちらが優位に立っていると思われがちだがぜんぜん違う。

逆に言えば、店員がいないとお客さんは正常に買い物ができないとも言えるので、お互い必須の存在というのが正しい。

だからこそ、それぞれ本当は感謝の意を持って接するのが筋。だから吾輩は感謝を伝える。

いつもありがとう。

 

 

最終的に、言う言わないはその人の自由。どちらが正解と言うつもりもないし、考え方は人それぞれだからそこはいい。

まぁ吾輩としては、言う必要がないと思う人は、そもそも接客業を一度もしたこと無いんじゃないかとは感じるが…。

 

今回はここまで。何気ない日常のシーンでも、小さなありがとうの一言って、色々円滑にことを進めるうえではとっても大事。

これから年齢をもっと重ねても、そこだけは忘れないようにして生きていきたい。