「寝る時くらい一人でいたいけど、誰かと一緒の部屋にぶち込まれた」
「知らない人と気を遣うのは避けたい」
相部屋になると、自分だけの空間が無くなるから悩みどころになるよね。
つい先日、自分もその洗礼にあってきて大変つらかった。
今思い返すと、せめてこういう行動を取っておけばよかったと思うことを書いてくよ。
誰よりも先に布団に入って、無理やりにでも寝ることをお勧めするぞ。
普通は相部屋なんて嫌だよ、それが当然
普段家で寝る時と言えど、家族で住んでいるなら一緒に寝ることが多いはず。
特に小さい子供がいたり、新婚の家庭なら一つの部屋でよく寝たりするでしょ?
俺も子供の頃は、一つの寝室で家族5人がよく寝てたよ。
こう見れば、就寝時のプライベートはあったものではないがまぁそこは家族だしね。
あとは友達と旅行に行ったとき、やっぱり相部屋になることは多い。
学生のうちなんて、一人一部屋は贅沢だからしょうがない部分もある。
ただし気心の知れた仲なら、大きな問題にはなりにくい。
むしろ意外とガッツリ日ごろのことについて語り合ったりして、却って楽しいと思ったくらい。
ただ問題なのは、そういう親しい間柄でない相手との相部屋になった時だ。
一番安らぎを得なければならない就寝時に、他人へ気を遣う必要が出てくるのは辛い。
あたり前だが誰だってこんな目に遭いたいとは思わない。
しかしどこかのタイミングで嫌がおうにも我慢して過ごさなければならないときは出てくる。
とにかくこういう時はリラックスできたモノがちな傾向がかなり強い。
意地でも先に相手より寝てしまったほうが、まだストレスは少なくて済むよ。
おれはこれに気づかず、盛大にダメージを負ったことがあるから強くそう思う…。
辛い理由は”相手がそこにいる”ことが一番大きい
相部屋になると、さっきも言ったが自分の完全なプライベート空間は無くなる。
仲のいい相手同士ならまだそこまで気にならないけど…。
知らないor特に親しくない人同士だと、そのストレスは半端じゃなくなる。
なぜならそもそも相手がいる時点で、無意識に気を遣ってしまうからだ。
その人の目、表情、出している雰囲気、考えていることがやっぱり自分にも感じ取れちゃうわけね。
そこで不快な思いをさせないように、あれこれこっちも言動や行動に気を付けないといけない。
これは生真面目な人ほど顕著な傾向だが、日常生活のありとあらゆるところで発生するよね。
最もきついのは、相部屋=本来プライベートの時間も相手に気を遣わなければならないということ。
さすがに普段は家に帰った後、最終的には一人になることが多いでしょ?
その時間は誰にも気を遣わず(あるいは気を遣う割合がかなり下がる)、自分のときを過ごせている。
しかしこういう時間も、他に誰かがすぐそばにいるとやっぱりあれこれ無意識に注意をしてしまうもの。
これが積み重なって、結局気疲れする時間が加速度的に増えてしまう。
様々な気遣いが大量に自分を襲いかなりつらいと感じるんだよね。
だから可能な限り、この気を遣う時間を少しでも減らすことが大事。
どっちにしろ相手に改善を求めるのはやりづらいと思うので、自分で取れる防衛策をとるしかない。
とにかく先に寝たもの勝ち
ここ直近数年で、非常に相部屋が辛いと思ったのは2回ほどある。
両方ともたった一日だけの相部屋だったが、想像以上にきつかったのを覚えている。
その時の自分にアドバイスするなら、「とにかく相手より先に寝たほうが得」だということ。
寝てしまえば自分の意識は落ちていくわけだし、周りがどうなっているかはわからなくなる。
意識が消えるということは、自分の思考なども一緒に奥に引っ込むので相手のことを考えるられなくなるよね。
すると当然ながら、相手に気を遣うこと自体がそもそもできなくなるので気疲れは起きない。
加えて早めに寝ることで、自分の体力回復に長時間勤めることが出来るのでとってもおすすめ。
寝られる自信が無い人は、とにかく風呂と食事は速めに済ませていつでも寝れる状態にまでもっていっておこう。
その辺は俺なりのやり方をまとめているので、良ければ参照ください。
ゼミ旅行で相部屋になった一番苦手な男との一夜
自分が大学4年生だった時。
所属していたゼミには、自分含めて11人いたんだよね。
男10の女1という、かなり歪な構成だったがまぁそれはしょうがない。
12月ごろになり、紆余曲折ありながらもゼミ生全員内定は獲得できた。
そこでプチ卒業旅行ということで、一泊二日の金沢へ旅行しに行ったのだ。
参加メンバーは男10人と教授の計11名。
ホテルでは男2人ずつ、先生は個室という至極真っ当な構成。
ただ出発前のくじ引きで、個人的にちょっと苦手な男と相部屋になっちゃったんだよね。
まぁゆうても3年間同じゼミの仲間だったし、そこまで大きくは気にしてなかったけど。
若干嫌な予感もしつつ、部屋に入ったのだがその時は別の仲間に誘われてほいほいついていったのよ。
んで戻ってきたら、すでに相部屋の相手は就寝中だった。
気を遣わなくてよかったが、少々いびきがうるせえな程度。
厄介だったものの、先に寝ておけばよかったか…と軽く思うくらいだった。
まだ相手が見知っている上に、ほぼ同じ年代だったからそこまで気負う必要もなかったのが幸い。
(この旅行中に全く関係ないことで一波乱起こしたが、それは別の話で)
問題はもう一つのほうだ。
研修という名の地獄の親睦旅行
本当にしんどかったのはこっちだ。
就職して半年強ほど経った頃、新人だった俺たちに人事部からこんなことを言われた。
「こういう一泊とまりこみの研修があるから、新人で参加できる人は参加するように」
簡単にいうと、いくつかの団体から参加者を募り色々説明や座学を受ける研修みたいなもの。
研修の内容自体は基本的に受け身でいいので、退屈だったが気は楽だった。
が、とてつもなくしんどかったのが夜だ。
俺は元々人見知りも強い上に、飲み会が死ぬほど嫌いなタイプなのね。
会社で知っている人同士でさえ辛いのに、更に社外の知らない人はもっとキツイ。
しかも自分の団体以外の参加者を見ると、殆どオジサンだらけ。
ぶっちゃけ話が全く合わないので、知らないおじさんたちと会話するのも非常に苦痛だった。
研修予定にも懇親会と書かれていたので覚悟はしていたが、予想通りきつかった。
けど真の地獄はここじゃない。
実はホテルの部屋割りがこれまた難儀なもので、それぞれ違う団体参加者との相部屋だったのよ。
たしか同室だったのが、40代中盤の男性と50代中盤の男性で自分含めて3人。
まず部屋に入って荷物を降ろすところで、簡単な挨拶をして懇親会の時間まで部屋で過ごしたが…。
半端じゃなく気を遣う上に、話したい内容も全く無く気まずい状況がずっと続いてた。
まさに針のむしろに正座をしている気分だった。
そしてさっきの懇親会がは二次会の最後まで付き合わされたので、俺は一番最後に命からがら部屋に戻った。
もうこの時点でかなり精神が摩耗していたぞ。
12時を過ぎており、当然同室のおじさん2人はすでに夢の世界へ入っていたが…。
尋常じゃない大きさのいびきを2人とも掻いており、死ぬほどうるさかった。
マジでそばで寝れる状態の音量じゃない凄まじいいびきがすぐそこで聞こえる。
こんな状態でも何とか寝ようと頑張ったが、全く寝れるわけがない。
しょうがないから掛布団だけ持って扉を挟んだ洗面所のスペースで寝ようとしたくらい。
しかしそれでも扉を貫通したいびきのうるささと、つめたい床の硬さでやっぱり寝られず。
ここから体感に時間くらい寝付けず、尋常じゃなく嫌な思いをしたのはよく覚えている。
もちろんおじさん2人に悪気があるわけではない。
だがそれが俺のイライラを発散させる先を見失わせており、本当に泣き寝入り状態だったな…。
今思うとここでこそ先に寝ておけばよかったと思う。
こっちが先に寝ちゃえば、仮にいびきをかかれていたとしてもぶっちゃけ分からないし。
気を遣うのはもはやしょうがないにしても、まさか寝るときにまでダメージを受けるとは思ってなかったもので…。
二度とこんな経験ごめんだわ。
気を遣う時間を減らすために、とにかく先に寝てしまえ!
今思い返しても、あの二つ目の事例は本当に辛かった。
たった一拍と言えど、ここまで自分の心が黒く染まるくらい苛立ちが溜まるとは思わなかったね…。
やっぱ気が許せない人間同士の相部屋は、お互いにとってつらいのは明白。
それは変えようのない事実だ。
でも自分だけで避けることは出来ないときもある。
とにかく相部屋になってしまった場合は、相手より先に寝てしまうことをお勧めしたい。
余計な気力の消耗と、体力の回復を一分でも多くしたほうがあなたの体にとってためになる!
今回はここまで。
結局のところ困った時は寝てしまえば大体何とかなるような気がする。
疲れた体を癒すため、余計な気苦労を背負わないためにもさっさと寝たほうがイイな!
どっちが先に寝られるか、チキンレースの開幕だ!