記事公開日:2025年4月29日
「珈琲貴族先生によるオリジナルキャラ完全ピックアップ画集」が遂に発売された。
そう、たった一人だけという贅沢さ。
今回は先生が一番最初に生み出した、最初の看板娘である”青山 澄香”ちゃんにスポットを当てた大ボリューム画集をレビューする。
2009年から2021年までのイラストを集めたこれは、驚異の300ページを誇る大変ビッグな内容を誇る本だ。しかも彼女だけという。
ようこそ、美少女のフェチワールドへ。
珈琲貴族先生の画集4つめ
本書のタイトルである「Blue Mountain」は、ジャマイカの山で生産されている高級コーヒー豆の品種でものすごく有名なもの。
もともと初の看板娘な青山さんも、名前の元ネタはここからとられており、まさに彼女だけを凝縮したという内容にはぴったりだ。

さてこの本は、珈琲貴族先生の真骨頂である「制服×美少女」の魅力を存分に堪能できる一冊になってる。
彼女の様々な表情や姿を通し魅力を引き出し、JKたるもの欠かせない制服の描写においては、シワの一本一本、生地の質感等が丁寧。
まさに制服フェチに突き刺さるのが持ち味。
特筆すべきは、赤いリボンと白いシャツのコントラストが生み出す清楚さと、それでいて時折見せる少女の大胆な表情の対比。
この”清潔感と健全な色気”のバランスを取りつつ、できる限り青山さんを辱める可愛く仕上げる先生。ファンはいつも楽しみ。
「究極の”青山さん”体験がここに…!!」というキャッチコピーのように、我らはこの少女に対する深い愛着を覚えずにはいられないだろう。
色んな意味で美味しい。
表紙はもちろん青山さん
本書の表紙は、当然青山さんだけの独壇場。水色のシンプルな背景に、夏の制服姿であるショートカットな青山さんが爽やか。
帯にも書いてるあるように、かなり分厚い画集だからかなり重たい本。それだけに、入るイラスト数も相当な量なのは見て取れる。
裏側は両手でスカートの端をたくし上げる彼女で、チラリと下に見える魅惑の太ももがすでにツヤツヤで触りたくなる。
もはやこの程度慣れきったのか。
裏の帯には、これまたツッコミどころ満載な本書の説明書きも入っており、元来からのファンの想像を掻き立ててくるね。
青山さんづくし
本画集の内容は、主役を張る青山さんオンリー。爽やかで清涼感のあるイラストや、肉感重視の健全なえっち絵もたっぷり。
白いYシャツと紺色のスカートという普通の制服に包まれる、うら若き乙女の肌が持つ透明感を一層引き立てる書き味はさすが先生。
第一に注目すべきは、やっぱり制服を着た青山さんの細かい描写。これがないと、JK大好き絵師は名乗れ無いのではと思うほど。
プリーツスカートのひだの動き、シャツの襟元のわずかな開き具合、リボンの結び目の緩急など、制服に対する極限的なこだわりが隅々まで。
腰のあたりで少しめくれるスカート、ちょっと大きめのシャツがつくる微妙なシワ、スカートからチラ見えする下着など、制服好きには刺さる。
制服と双璧を為す先生の特徴といえば、リアルだと絶滅した体操着のブルマ。と、更に派生したトンデモ衣装を着させられる彼女とか。
ストレートだけど、健全な範囲にとどまるえっちさを誇る系衣装で、一部あるいは全体的にピッチリした質感を目で味わえるタイプ。
服を着つつも、女子高生である青山さんのボディラインを余す所なく表現する方法として取られているので、非常に嬉しいことこの上ない。
乳尻太ももには勝てなかったよ…。
また、「Memography 2009-2021」という副題が示す通り、12年間にわたる珈琲貴族先生の絵柄の変遷も楽しめる点は見逃せない。
初期の作品から2021年ごろまでのものが収録されており、この時間軸の間にタッチの変化や色使いの進化を一冊で堪能できる。
それでいて一貫して変わらない、先生のこだわりがあまりにも良い意味で強すぎるテイストは、やっぱこれだよねっていう感じ。

青山さんの魅力を引き出すパターンは非常に多く、少し俯き加減に微笑む姿、ちょっと困ったような表情、真っ直ぐに見つめる瞳など様々。
一人のキャラクターがこれほど多彩な表情を見せることで、吾輩はは彼女に対して、いつも先生の突飛な発送による被害に遭って頑張れと思う。
制服をきっちり着こなす正統派、少しだけシャツがはみ出た崩れた着こなし、リボンの結び方のわずかな違いなどなど枚挙にいとまがない。
一口に制服や衣装と言っても、着るキャラの個性あるいは風景によって異なる魅力を放つ様子が、非常に丁寧に描かれているのはあっぱれ。。
12年間の愛情を青山さんに
この「Blue Mountain」は、ただの画集ではなく先生が12年間かけて追求してきた「制服美学×看板娘第一号」の集大成と言える作品。
何度も言うけど制服や体操着フェチにとっては、その繊細な描写と独特の世界観が心の琴線に触れる至高の一冊。だから魅了され続ける。
活発な黒髪短髪美少女の決定版だ。

表紙にある「珈琲貴族が魅せる——究極の”青山さん”体験」通り、本書を通じて読者は青山澄香という一人の少女に深く心を寄せていく。
彼女の様々な表情や仕草に心奪われることは間違いなく、彼女の頑張りによって”見せる・隠す”の絶妙なバランス感覚は、大変な目の保養。
先生によってガッチリと、我々ファンのフェチ心を掴んで離さない本作。美少女イラストや制服の描写が好きな人に、永く愛蔵される一冊だ。
今回はここまで。一つのシリーズを画集化するのはよくあるけど、オリキャラのみで出すなんてのは、そうそう聞いたことない話。
とか思ったら、次回作は同じコンセプトでキャラを変えた、看板娘第二号の白峰さんオンリー画集が出来上がっちゃった。
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