ストレス発散の方法の一つに”大声を出す”っていうのは、よく聞く。それに適任なのが「カラオケルーム」だ。老若男女問わず、歌う曲によってその世代の時代が反映されているので、よく観察してみると意外と興味深かったり…。
ただ昔から思ってたんだけど、”カラオケの部屋代の設定が、何でああいう料金体系なのかなんか納得いかない”と思う部分があってさ。今回はそのことについて、改めて考えてみたいと思うよ。行きましょう。
それぞれにかかるって、なんかおかしくね?
カラオケルームの料金体系って…
あなたは、よくカラオケに行きますか?
Omochiも下手とはいえ、歌うことは割りと好きだから行きたいなぁとは思うよ。
学生時代の頃は、学校の帰りに男友達と行って騒いでたね。
社会人になってからは、さすがに行く頻度が減ったけどたま~に一人で立ち寄るときがある。
当然利用するためには、対価となるお金が要る。
カラオケルームを使うと言うサービスを、享受するわけだから当然だ。
当然なんだけどさ…。
ずーっと前から思っていた。
「複数人で行ったときも、一人で行ったときも部屋代が変わらないのってなんかおかしくね?」
特に自分が大学生以前だったときは、複数人で行くのが当たり前だったからなおさらこの疑問が強く残っていた。
一人のほうが、いっぱい歌えてなおかつ部屋代も変わらないのはなぜなんだろうか…。
調べて考えてみると、ああ納得したわ!
時代のニーズで当然の変化を遂げていた
今から15~20年ほど前は、部屋単位で請求されていたようだ。
だから例えば、一部屋3,000円を5人で規定時間使ったとする。
そうすっと、3,000÷5=600円が1人の負担額になる。
この頃って、複数人で来るお客さんが殆どを占めていたからこういう料金体系だったんだって。
一方現在はというと…。
“ヒトカラ”(一人でカラオケ)が一般的な用語になったように、更に少人数での来店が目立つようになった。
こっちがメインになるお店も出てきているので、昔の値段設定だとかなり負担が重くなる。
さっきの一部屋3,000円を一人で使ったら、まんまの金額が要求される。
これじゃ、メインの客層にとっては不満が出てしまうよね。
だから、部屋あたりではなく人数あたりの料金設定に変えたわけ。
これを摘要すると、部屋ではなく一人当たりいくらで計算される。
例えば、30分50円で2時間使ったとしよう。
50×4=部屋代が200円と計算される。
こうすれば、小さい負担でカラオケを楽しめるって寸法なのよ。
よって、一人当たりの料金設定にした店が増えたわけ。
なるほど、こう言う背景があったのか。
確かに、言われてみると納得した。
これを知る前まで、ずっとおかしいだろと思っていたけど…。
知った後だと、かえって少人数の利用者に優しくなっているってのがよ~くわかった。
一人カラオケが、増えた理由も本音を覗いた結果だったと
じゃあここで、その料金体系を変えた原因である大きな理由。
一人カラオケが増えたところも、見ていこう。
カラオケっていったことある人なら、共感してもらえると思うことがいっぱいある。
複数人で行くと
・みんなとわいわい楽しく騒げる
・知ってる曲をみんなで歌うと、一体感が得られる
といった、一人では味わえない楽しさがある。
しかし、不満なところのほうが多くあるわけで…。
・みんなの前で下手な歌声を晒すのが恥ずかしい
・曲がマイナーすぎると、自分だけ盛り上がっているように見える
・知ってる曲でも、一人で歌いたいときは邪魔される可能性
・そもそも順番が回ってくるまでが長く、思いのほか歌えない
・歌えない割には、割高に感じる料金
と思いつくだけで、こんなことが挙げられる。
殆ど実際にOmochiが思ったことだけどね。
この不満点を解消できるのが、一人で行ったカラオケってこと。
確かに、みんなとわいわいするには不向きだ。
でも昔ほど一人あたりと密な関係を築いていないと言われる時代なので、そこにデメリットを感じない人が増えてきた。
だからか
「やるならやりたい放題やってめいっぱい一人で楽しむほうがよくね?」
となるわけですよ。
んで一人でカラオケに行ってみると…。
・自信の無い曲でも、気兼ねなく歌える
・マイナー曲でも、一人しか居ないから気にする必要が無い
・曲を連続で入れたり、途中で中断しても何も言われない
・個室なので、最悪歌わなくても問題なし(ここは後日改めて細かく話しをしよう)
・時代のニーズに合っているため、一人で行く人が増えて追い風に
・料金体系が、複数人で行くときよりも俄然有利に
・好きな時間に入って、好きな時間に切り上げやすい
と思いつくだけで、結構あるもんだ。
個人的に最強だと感じる理由は、一番上の”自信が無くても、気兼ねなく歌えるところ”。
スポーツジムのレッスンの影響を受けて、聞く曲がOmochiは洋楽が増えてきた。
当然全部英語なので、ぶっちゃけ何度聞いてもメロディーしか分からん。
言語の問題は、こう言うところで厚い壁となって立ちふさがる。
でも好きな曲って、歌えなくても歌いたくなるもんでしょ?
グダグダの英語を友達の前で、さらけ出すのはさすがにちょっと抵抗がある。
そういうときの救世主になるのが、一人カラオケってわけ。
どうせ歌声を聴くのは、歌っている本人しか居ないので全然恥ずかしくない。
歌詞を間違えたり、上手く発音できなくても全く気にならない。
これは洋楽に限らずJ-POPでも、同じことが言える。
無駄に室内を歩き回りながら、歌ったって誰の迷惑にもならんしまさに最強でしょう!
楽しすぎる!
お一人様に優しい世界になった
みんなで行くカラオケに、結構な疑問が膨れ上がった結果お一人様優遇になったってのがよくわかった。
これだったら、カラオケに行った際でも料金に納得できると思いません?
これを見て、カラオケ業界は現在にとりあえずは適応できていると言えよう。
何十年にも残るものって、時代に合わせた変化をしてこないと生き残れないからさ。
上手く変えられたからこそ、形をちょっとだけ変えてなお人々から愛されるわけですわ。
その一端を垣間見れたのが、一回あたりの部屋代→一人当たりの部屋代ってことだね。
最近各所で増えている、お一人様で楽しむ方法。
その人々の嗜好の変化を受けて、どんどん追い風になってくれるとうれしいぜ…。
ああ、なんだかOmochiもカラオケに行きたくなってきたぞ!
もちろん一人でな!
今回はここまで。
気づかぬところで、普段の自分に優しくなっている世の中のシステムを知ることが出来た。
よきかなよきかな…。
一人で利用しに来ました!