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読むだけでM&P9が劇的に良く分かるねっとりレビュー

記事公開日:2018年4月7日
最終更新日:2025年2月20日

 

「世界の警察機関に必要とされる、S&W社の集大成」。これは、各国のおまわりさんを想って作られた拳銃である。かつての自社製リボルバー、Military&Policeの名を借りたモデルが、今回登場するM&P9。

本記事では、そんな拳銃を東京マルイがモデルアップしたものをご紹介&レビューする。

様々な配慮が光る銃だ。

 

M&P9はS&W流のポリマー式

アメリカの銃器メーカーの一つである、S&W社はかつてリボルバー式拳銃で米国を席捲していた企業の一つ。1970年代まではかなりシェアを伸ばしていたが、その裏ではオートマチック式拳銃ブームの魔の手が、じわりじわりと迫っていたのだ。

すると次第に市場では苦戦を強いられ、窮地に立たされた。やはり自動式には利便性じゃ、リボルバーはなかなか勝てない。

 

そこで必死の開発の末、2005年に生み出したのは本記事で登場するM&P9という自動拳銃。

当時の時流に合わせて、ポリマーフレームを多用したS&Wのターニングポイントなモデル。エアガン界においては国内だと東京マルイ、海外製でもちらほら見かける製品。

 

我輩がじっくり見ていくのは、入手しやすい東京マルイ製のM&P9 ブラックバージョン。現在3種類バリエーション展開がされているけど、その原点となった一番普通のモデルだ。

ユーザーに合わせた配慮が嬉しい。

 

レビュー開始

まずは外箱から見ていこう。大きく本体がプリントされた写真に、3つの薬きょうが下に並ぶ。左下には目立つように製品名、背景は白と透明感がある茶色を使ったカラーリングだ。なんか甘そうな炭酸飲料の見た目。

 

ふたを開けると、本体の厚み下半分だけ埋まった梱包。付属品はマガジンと内箱入りのBB弾。右に何かのパーツが2つ。このパーツについては、後で説明するので大丈夫。ちなみに写真だと本体にもすマガジンが刺さってる。

けどこれは、単に予備マガジンを装填してるだけなので。もともとは1本のみ。

 

外観の全体だけど、清々しいほどに真っ黒。パッケージだとスライドが灰色に見えたかもだが、実物はブラックだよ。模様は色々あるけど、色使いだけ見ればほぼ単色のみで、いかにも漢の道具といった佇まいだ。

 

残弾を撃ち切ると、スライドがこの位置で止まるホールドオープン。内部のアウターバレルも黒染め。ちなみにこのバレル、よく見るとちょっと斜め上を向いているように見えるよね。これは仕様なので、不具合じゃない。

 

銃には彫られた刻印類がこんなの。左側面にはM&P9のロゴと、STAINLESSの文字入り。ステンレス要素は一体どこに?

右側面には実銃の開発元であるS&W社の文字。後はエアガンとしての証である、東京マルイ製の文字もこぢんまりと入る。オリジナルの刻印部分は小さく目立ちにくいので、外観を損ねることは全く無いかな。

 

スライド後方部には、滑り止めとしての役割を果たす、波模様のセレーション入り。そのすぐ左にはS&W社のマークも完備されてる。中央にある斜め向きのレバーはセーフティで、上にカチッと押し上げるとロックがかかる。レバーそのものは両利き対応。

またハンマーはご覧の通り、内部に隠されたハンマーレスタイプ。スッキリシルエットや、服の引っ掛けを予防するぞ。

 

リアサイトからの覗き具合。奥のフロントサイトはピントが合ってないが、リア同様にホワイトドット入りなので3点仕様。この白丸、他のエアガンに比べても一回り大きく視認性をより向上させてるよ。素晴らしい。

 

次はトリガー。引き金そのものは、2つのパーツで分割された三日月形。周りのガードは楕円形で、よく見かけるごく普通なモノ。

この分割パーツだが、トリガーセーフティの役割を持ってるんだ。上半分だけ引こうとしても、ちゃんと引けない設計。しっかり引き切るには、全体を指できっちり捉えてからじゃないと、発射ができないのだ。

 

ただその代わりに、引いた感触が少々犠牲になっちゃってるのが残念ポイント。別に引き金が硬いわけじゃないんだけど…。カチッじゃなくてグ、グニャンとした曖昧な感触が指に伝わり、モヤっとしてスッキリしない。

正直トリガーセーフティは要らなかった…。

 

銃裏側のパーティングラインチェック。まぁ見ての通り、かなりがっつり線が残ってしまっているのでモロ未処理。あんまり見ない箇所とはいえ、外観上の明確なマイナスポイント。色濃いから、これは隠しようがない。

あと写真上部に見えるのは、20mmのアンダーレイルが3スロット分ある。お好きなオプションをどうぞ。多少なら位置調整も可能。

 

次はグリップで左右がランダムのチェッカリング、中央は曲がりくねった川のごとく、滑らかな表面のプラスチック。柄がかなり珍しい形。その理由はグリップの外側にある。箱の中にあった、2つのパーツを覚えてる?

あれはグリップの太さを合わせるための替えパーツで、パームスウェルという。今付いてるのはMで、付属してるのがSとL。

 

交換自体は非常に簡単かつ工具不要なので、かなり気軽にできるのが強み。まぁ一度変えたら、そうそういじらないと思うけど。まずマガジンを外し、グリップ底部に注目すると、なんか突き出た黒いパーツがあるよね。これが固定用のピンだ。

 

ピンを90°ほど反時計回りに回してから手前にひっぱると、写真の通りに引っこ抜ける。

 

そしたらパームスウェルを剥がしてあげる。軽い力で外せるので、女性でも全く問題なし。ふにゃふにゃしてる。残りは自分に合ったサイズをはめなおして、逆の工程でロックをかけて上げれば完成だ。簡単!

 

左からS・M・Lの順に並べてみた。Lのみ、上に伸びた突起が追加されてるね。SとMは若干横幅が違うくらいの、微弱な差に留まる。

 

銃に装着した状態で、全部を比較↓

S=最も小さく、なんとなく一番硬さを感じる
M=若干上が膨らみ、厚さが増した
L=デカく厚いが、日本人でも問題ない大きさ

 

女性ならM以下。男性ならM以上が適任だと思う。とはいえ、Lでもさほどデカくないから大丈夫。お好みでどうぞ。最初からグリップの太さ・厚みを、こっちで楽々変更できるのはかなりありがたい配慮だね。

 

最後はマガジン。黒一色で、弾数を表すインジケーターの刻印を備える。もちろん、マルイ製M&P9の全シリーズと互換性あり。

 

使いやすい軽量タイプの拳銃

そしたら、最後のまとめとして色々振り返るか。良いところと悪いところは、下の通り。

・トリガーの感触が気に入らない
・スライドの噛み合わせが悪い?
・しっかり残るパーティングライン
・20mmレイル標準装備で拡張性あり
・見た目よりも軽く感じるので疲れにくい
・ホワイトドットがデカいので狙いやすい
・グリップの厚みを任意で調整できる

 

悪いところは数的に多いわけじゃないが、一つ一つが地味に大きいマイナスポイント。引き金はさっき話した通りの、微妙な感触。

スライドは途中で言及しなかったんだけど、実は手で引き切った後に戻りにくい欠点を抱えているんのが地味に困りもの。最初は個体差化と思ってたんだが、どうやら他の人も同様の症状を抱えているみたい。ネットで検索すると、関連語が普通に出てきたから。

ラガン
ということは不具合に近い仕様か?

 

利点は使い手に配慮した、細やかな気遣いが随所に現れているのが嬉しいところ。持ち上げると想像してたよりも軽いし。やはりこの銃最大のセールスポイントは、3つの大きさで用意されたパームスウェルだろう。自分の適切サイズがわかるよ。

本モデルは完全にサバゲー向きの性能なので、見た目が好きなら手に入れて外でガンガン使うのが一番性に合ってるかな。

初心者向けの銃なのは間違いない。

 

今回はここまで。特に警察組織への強い憧れがある方なら、本モデルは実銃の開発背景も含めてうってつけと言っていい。ポリス装備のお供として、サバゲーで使ってみるのも楽しそうだ。本体が黒いから、見た目的な相性は実にピッタリだろう。

どっかの女子高生も乱発してたし。