記事公開日:2018年4月2日
最終更新日:2025年2月19日
「シンプルなのに、どんどんグロック欲が溜まっていく」。このシリーズとしては、銃器愛好家として知らないものはいないのがグロック。
本記事では、東京マルイが通常サイズよりも一回り大きい、グロック34をリリースしたのでレビューしていくよ。
大きくて軽い不思議な感触を味わえ。
グロック34は最大サイズ
1980年代に、オーストリアの銃器メーカーであるグロック社が開発した。メーカー名をそのまま使う、グロックシリーズは名銃として有名だ。
初期は銃とは関係ないものを作っていたため、発想が非常に柔軟な開発陣。そこを強みにした、樹脂多用スタイルはかなり特殊。
発売当時は色々揶揄されたようだが、今では名前がパッと思い浮かびやすいハンドガンの1シリーズだよね。
そんなグロックは実銃同様に、エアガン界でもその姿をよく見かけるモデル。国内・海外製問わず、たくさんのメーカーが製品化する銃だ。
もちろん国内大手の東京マルイも例に漏れず、今まで色んなラインナップのグロックを出してきた。今回はグロック34を紹介するよ。
世代で言えば第3世代にあたり、本モデルはグロックの中でも最もサイズが大きい。
大型拳銃好きにはもってこい。
レビュー開始
まずはパッケージだけど、本体は黒に近いグレーなのに箱は真っ白。背景がまったくなく、左下に文字がたくさん並ぶ見た目。
中々シンプル。
フタを開けると、中の梱包イメージは打って変わって真っ黒。厚さ半分だけ、型抜きの紙に固定された本体や付属品たち。
古いモデルだと発泡スチロールタイプなんだけど、どこからかこんな仕様に変化したみたいだ。新しいものはだいたいこっちかな。
本体の全体像は、やはり黒ベースの色味が全体を覆う感じ。実際はかなり黒が強めの灰色、といったほうが近いかも。
一番のベースになるのはグロック17だが、コイツは34。何が違うのかと言うと、競技目的に合わせてスライドが少し伸びているのだ。
厳密に言えば、ベースの17→銃身ロング化の17L→見た目はほぼそのままのマイナーチェンジである34、と言った具合かな。
弾が無くなるとこの位置でスライドが止まる、ホールドオープン。最近の主流である、スライド全体が動く仕様だね。
それにしても、中々大きい。
スライド本体やその近辺には、いろいろな刻印が彫られている。そんなに目立つような刻印じゃないと思う。
ただマルイのグロックは、オーストリアのグロック社と正式提携を結んでおらずリアルな刻印が使えない。そのため雰囲気だけ似せたものに。
つっても大半の人は、実銃の刻印を見たことがないだろうからそんなに気にならないはず。

あと一枚目の左下を見ると、1スロットだけ空いたアンダーレイルが標準装備。第3世代から追加されたものなので、そこはしっかり完備済み。
ライトなどの装備をどうぞ。
スライド後方は滑り止めのセレーション入りで、ハンマーは内部に収められたハンマーレスタイプ。スマートな見た目。
写真下の窪みはよくわからないんだけど、おそらく左手でスライドを引く時に、右手の親指と中指で挟むためのものだろうか。
グリップ握ったままでも引けるのは内緒。
リアサイトからの光景。前方のフロントサイトは何も飾りがない、普通のもの。だがリアサイトは非常に珍しい、U字型のホワイトラインが入る。
大半はボディカラーと違うドット入りというパターンが多いので、これは初めて見たかも。何も無いよりは、幾ばくか狙いやすい。
トリガー部。これまたあまり見かけない、三日月型のツメ+中央の出っ張りパーツ。というより、縦3列構成になってるんだよねコレ。
真ん中のの出っ張った部分は、トリガーセーフティとなっており全てをしっかり指で弾かないと発射できないという仕様だ。
トリガーガードは四角い形状。
またこの銃、トリガーの仕様がちょっと変わり種でさ。ハンマーレスな代わりに、トリガーの位置でハンマーが起きてるかどうかがわかる。
写真では残弾なしで射撃できない(寝てる状態)、リロード後に再度スライドを引くと射撃可能で、トリガーはもっと前へ(起きてる状態)。

トリガーを引いた感触は、しっかりカチッとしたものが伝わる。引きやすく軽い、良好なフィーリングだ。
銃の裏側に出やすいパーティングラインは、残念だけど仕上げが甘い。かなりガッツリ線が残ってしまう、惜しい見た目。
あと銀色のシリアルナンバー入りプレートは、これもセーフティの役割を持つ。本モデル唯一のシルバーなワンポイント。
グリップは黒いプラスチック製。第2世代から継承された、ランダムのチェッカリング入り。またフィンガーチャネルは第3世代から。
厚みは標準的なので、様々な配慮も相まって握った感触はわりとしっくりくる。女性でも難なく握り込めるだろう。
長さもちょうど良い。
最後はマガジンで、本体色と同じく真っ黒で無骨な色合い。マルイ製の別バリエーショングロックとも、全て互換性を持つ。
サイズは17、18C、34、22であればちょうどピッタリ。他の型番だと少し飛び出たりするかもだが、問題なく使い回せるよ。
総評 扱いやすさに定評あり
それでは最後のまとめに移っていくよ。まず、悪いところと良いところを列挙しよう。
・パーティングラインはがっつり未処理
・第3世代間同士での比較だと進化が少ない
・大柄な割には軽い
・グリップの握りやすさは十分
・リアサイトのU字ホワイトが珍しい
・マガジンがマルイ製グロックと互換あり
・1スロットのみだが20mmアンダーレイル装備
まず外観のおもちゃっぽさについては、考えようによってはリアルにも変換できる。だって実銃が樹脂多用のブツだから、似てるっちゃ似てる。
パーティングラインに関しては、残念だと言わざるを得ないけど、まぁ裏側は見る機会が少ないし…。そこまで大きな欠点が無いのはさすが。

利点はまず全体的に、扱いやすさに重点が置かれているのが強い。大きいのに軽くて握りやすく、射撃は安定しやすい。
またオプション品の装備やマガジンの使い回しも可能で、細かいところに手が届く。これは明確なメリットだろう。
更にグロック34という大きめのサイズは、現状だと海外製含めてマルイしか作っていないので狙いがピンポイント。

第3世代準拠のグロックなので、最新とは細部が異なりはするけど使いやすさは問題なし。サイズにこだわるなら、34は良い相棒になる。
逆に世代にこだわる人は、最新の17を購入すべきかな。ともかくやたらとバリエーションが多いので、買う時はよく確認してくれ。
今回はここまで。グロックはサイズ、世代、使用弾薬で型番が別れるけど、全部2桁なんだよね。シンプルだけど却って分かりづらいのが…。