サイト内検索はTOP左上 お問い合わせは右上のメニューからどうぞ 2022年11月より運営主が新しい職場で働き始めるためバタバタしてます

グロック34レビュー でかでか軽量グロックはマルイだけの専売特許!

記事公開日:2018.4.2
最終更新日:2022.11.24

 

「見慣れたグロックに一味違うのが欲しいなぁ」

グロックと言えば、オーストリアで生まれた傑作ハンドガンの一つ。

大きさや細かい仕様で、第〇世代と分かれる息の長いシリーズだ。

 

実銃でも人気があるため、当然ながらエアガンのモデルアップも多い。

今回はマルイがつくったグロック34を見ていくよ。

デカいグロックは軽量ながらも存在感は大きくバツグン。

大きくても邪魔になりにくいって、意外と希少なのかもしれない。

 

グロック34は競技用カスタムという位置づけ

グロックは名前の後に、いろいろ数字が付くことでバリエーションを増やしている。

すべてのベースとなるのはグロック17で、サイズ感は真ん中といえよう。

そこから22なり26とかに変わると、大きさや使う弾の種類が別物になるよ。

他にも末尾にCとか付くと、射撃仕様もチェンジされたりね。

 

それで今回挙げるグロック34は、一言で言えば銃身が長くなったモデル。

よくわからんけど、どうやら競技用カスタムと銘打った結果らしい。

これに限らずなんだけど、競技用になると大きく長くなることが多いのよね。

多分、精密射撃をするためにバレルを長くする必要があるからだと思うけど。

ダッフィー
だいたいゴツくなりがちだな。

 

このグロック34、おそらく同シリーズ内の銃では一番デカい。

そのためグロック同士で比べると、明らかに存在感はマシマシだ。

つまりひたすら大きいグロックが欲しいなら、必然的にこいつになるかな。

 

とはいえ、デカい=重くて扱いづらいというパターンを覆す力を持つ。

大きいのに軽めで使いやすいっていうのは、意外と両立が難しいんだけど…。

このモデルはそこを見事にパスしているので、サバゲーでも十分使いやすい!

存在感を出しつつも、使いやすいグロックを探しているならこれは良いものだ。

 

 

レビュー開始 スラっと細身でちょい大柄

まずはパッケージ。

真っ白な背景に、灰色寄りの黒いグロックが非常に良く映えるね。

数あるマルイのパッケの中でも、シンプルな見た目だが清涼感を感じるよ。

けがれなき白さは、どんなものでも美しさを引き立たせるなぁ…。

ロゴのGの部分がライトによって、白くなりすぎてて草。

 

箱を開けると外見とは打って変わり、黒を基調とした内装になってる。

ごらんのとおり型抜きのスチロールじゃなく、段ボール紙が使われてるね。

固定強度は低そうに見えるが、荒っぽく揺すらなければずれることは無い。

こっちのほうが梱包コストを抑えられるのかな?

 

付属品は小箱に入ったBB弾とマガジン。

写真では本体にもマガジンが刺さっているが、元は1本のみだよ。

過去にサバゲーで使ったことがあるため、予備を買い足してたんだよな。

 

箱から取り出した本体の全体像。

すこし灰色がかった黒いボディで統一されてるよ、

ごく一部のパーツは銀染めされてるが、黒の割合が9割以上。

まさに無骨な拳銃と言った、そんなたたずまいをしている。

 

 

残弾を撃ち尽くすと、写真の位置でスライドが止まる。

いわゆるホールドオープンの状態だね。

きちんとスライドの内側も、本体と同じような黒色で染められてるな。

もちろんバレルも同じ色なので、若干のっぺりした印象を受けるかなぁ?

 

 

おつぎは銃本体の刻印類。

こちらも比較的シンプルにまとめられており、数は多くない。

GLOCKのロゴ、オーストリアなど製造元をしっかり匂わせるつくりだ。

ただし、マルイはライセンス契約をしていないためなんちゃって刻印なのよ。

 

例えばGLOCKのGをよく見ると、Cに見えたりとかそういうこと。

まぁ、コスト削減のためにはある程度しょうがないよね。

それでもがんばって似せようとする、この企業努力は頭が上がらない。

 

 

銃の後ろのほうにあるハンマー。

グロックは全モデル共通で、スライド内部に隠れる仕様となっている。

服を引っかける事故が無くなる代わりに、ハンマーの状態が外からわからない。

そんなに気にするところでもないから、別に大丈夫だけどね。

 

加えて縦線が入った滑り止めが、スライドには設けられてるね。

これがM1911A1系列だと、ちょっと斜めの線になるので差別化されてるな。

あと永遠の謎なのだが、写真下部にあるくぼみはいったい何のためにあるんだ?

まったくわからん。

 

 

この銃で狙いを付けようとすると、こんな見た目になるよ。

あまり見ることが無い、U字型の白いパーツになってるね。

大概はホワイトドットだと思うので、これは珍しいかも。

パッと見て本体とは違う明るい色が入るので、狙いは気持ち付けやすいかな。

 

 

トリガー部分はこんな感じ。

形状は一般的なツメだが、中央が若干盛り上がってるね。

この部分がセーフティの役割を果たしているが、あんまり意味ないような…。

実銃の世界だと、これのおかげでシンプルで堅牢な動作性を確保しているとか。

エアガンにはそこまでの大きな影響はなさそう。

 

またこの銃、トリガーの仕様がちょっと変わり種でさ。

ハンマーが見えない分、トリガーの位置で射撃したかどうかがわかるんだよ。

射撃中は写真のところで止まるが、弾を撃ちきるともっと前で止まるのね。

んでまたスライドを引き直して射撃すると、また最初に戻るという。

文字での説明が伝わりにくいかもだが。

 

ちなみに引いた感触はしっかりクリック感があり、なかなか良い感じ。

ガスブロなので指の力もたいして必要なく、連射は普通にしやすいぜ。

そしてトリガーガードの右側には、マグキャッチボタンを搭載。

きちんと押して戻る感触があり、無難な仕上がりと言えよう。

 

 

銃の裏側に出やすいパーティングライン。

残念ながら割とがっつり残っており、ここの仕上げ処理は甘いなぁ…。

惜しい。

 

それと、中央に銀色のシリアルナンバー入りプレートが見えるよね。

これもセーフティの役割を果たしているよ。

グロックの中でも唯一のシルバーカラーなので、一種のアクセントになるな。

 

20mmレイルが一本だけついてるので、ライトとかは素で装着可能。

少しだけだがアクセサリの拡張度があるねぇ。

 

 

グリップ部分の全体像。

平面はランダム模様、側面は細かいブロック状の滑り止めつき。

また、グリップ前方には指を収めやすいフィンガーチャネル入り。

 

触った感じはプラスチックではあるが、安っぽさは思いのほか無いよ。

そこまで太いわけでもなく、日本人の手のサイズにはいい塩梅ですな。

握りやすさはちゃんと確保されてるぜ。

 

 

最後はマガジン。

マルイ製グロックシリーズ共通のマガジンだ。

なので、別のグロックに差し替えて使うことができる。

他社製のものに互換性があるかは不明だが、使えることもあるらしい。

 

こちらも本体と同じく、ごく一部のパーツ以外は真っ黒。

無骨な印象はマガジンだって変わらない。

 

 

総評 ちょっと大きいグロックはここだけのもの

ほんじゃあまとめに入るよ。

まずはざっくり、良いところと悪いところを確認だ。

最初は悪い部分から。

・ぱっと見はおもちゃっぽい感じが強く見えがち
・パーティングラインはがっつり未処理
・グロック17(ベースモデル)からの進化が少ない
次は良いねぇと思うところ。
・大きいサイズのグロックでエアガン化されてるのがこれだけ
・細すぎず太すぎないちょうどいいグリップの厚み
・リアサイトのU字ホワイトが珍しい
・マガジンがグロックシリーズ同士で使いまわせる
・少しだが20mmレイル標準装備

 

外観について思うのは、パーティングライン以外はマルイが悪いわけじゃない。

そもそも実銃からおもちゃっぽいとの声があり、それに準拠した感じなんだよ。

だからある意味リアルっちゃあリアルだな(笑)

 

それとグロックって、世代というくくりで細かい仕様が変わってくる。

現在だと第5世代が最新だが、マルイのグロックは多くが第3世代なんだよね。

マニアだとそこに古さを感じるかもだが、にわかな吾輩は特に気にならん。

ラガン
サバゲー用途ならほとんど関係ないぞ!

 

またサイズのバリエーションだが、これまた驚くことがあってさ。

調べた限り、グロック34と同じサイズのガスガンって他にないのよ。

つまりこれは、今のところマルイだけしか取り扱っていないということだ。

今後どうなるかはわからないけど、こう考えると希少性は高いかな~。

 

あとこれまで大きいと何度か言った通り、確かにグロックの中では最大ではある。

ただ他の銃と比較すると、特別これがデカいというわけじゃない。

大柄だけど、実は全長がM9A3とほぼ同じだったり。

なので装備した時に、大きくて邪魔っていう印象が実はないのがミソ。

実際のサバゲーで使ったことあるけど、デザートイーグルのほうが酷かった。

クタちゃん
全体的にスマートな見た目ってのも影響あるクテャな。

 

最終的には、グロックらしく手堅い仕上がりの一丁だったなって感じ。

普通サイズのグロックに飽きたら、ちょっぴり大きいこれを使うと新鮮だ。

ま、大きいはロマンよね(笑)

(エアガンレビューまとめページはこちら)