パソコンは頑張ればド初心者でも組み立てられる?
時間はかかるけど、細かい手順を逐一確認すれば大丈夫。
多少手先が不器用でも不可能じゃない。
というか、作業自体は部品をつなぎ合わせるだけ。
字面だけで書くとかな~り単純なのよね。
ただやってみてわかったが、初心者には決して簡単ではないのが。
吾輩もやってみてそこが身に染みたけど、苦労を重ねつつ完成したよ。
今回も初心者による組み立て作業の続きを解説していくぜ。
気長に頑張りましょ!
前回はマザボへの各種部品取り付けまで
軽く前回のおさらいをここで。
始めにマザーボードにつなぎたい各部品を接続。
具体的には以下のパーツをくっつけたよ。
・CPUクーラー
・メモリ
・M.2SSD(使うのであれば)
精密機械が相手である分、ヒヤヒヤしながら作業を敢行中。
何より怖いのはケガして出血、静電気の発生によるパーツの昇天。
垂れないよう、発生しないように細心の注意を払おう。
さて今回からは、PCケースの中にマザボを収めるところから。
ここからたくさんのネジやケーブルと格闘するので…。
なかなか見た目にも難儀しやすくなってくる。
気合を入れていってみようか。
ケースを箱から取り出して各部をチェック
まずは外装となるPCケースを箱から取り出そう。
色々入れる前に、自分が使うケースがどんな形をしてるのか?
特に内部構造は公式HPなどである程度把握しとくと、配線等が楽になるよ。
もしわかんなくなったら、取説を見るかケースの型番をググれば大体大丈夫。
よっぽどニッチなケースじゃない限り、誰かしら使っているだろうから。
吾輩が使うのは別記事で紹介した通り。
ThermaltakeのVersah26 Hatsune MikuEditon。
ベースのVersah26の亜種なので、基本構造は全く同じ。
このケースは使用者も多く、情報が出そろっているので助かるわぁ…。
まずフロントパネルから。
上段5インチベイで、中下段はメッシュ状になってるね。
この裏側にケースファンを装着するのよ。
ベイを外せば一番上の段にもファンが付けられるよ。
バックパネルは、上段右側がファンを取り付けるメッシュ状のとこ。
左側はマザボと合わせる、I/Oパネルの穴。
中段はグラボをつなげるスロット。
下段は電源ユニットを入れる穴だな。
サイドパネルはPC内部が見えるよう、アクリルで作られてるよ。
最初はぺりぺりが貼られているため、曇った状態なんだけどね。
完成したらきちんと剥がしますよ。
ちなみに4隅を手回しネジで固定する仕様だ。
反対のパネルは黒い金属の大きな蓋。
片方に2か所ねじ止めがしてあり、緩めるとぱかっと外れる。
裏配線ができるようになってるぞ。
配線がすべて終わったら、ねじが無いほうの蓋を本体と合わせる。
爪上になってるので、うまく調整してくれ。
後はネジを閉めなおせば固定完了。
ただこのネジの精度がイマイチで、緩めることしかできなかった…。
ケースファンは120mmサイズのものだと、全部で7基分搭載可能。
ただし5インチベイを残す場合、5基までしか入れられないので注意。
後で説明するが、吾輩はこのベイ要らないので外しちゃいました。
マザボをケース内に収める
さてさっそくマザボをケース内に入れていこう。
ただ入れる前に、必ずI/Oパネルを確認してほしい。
マザボによって、元から付いてるか外れた状態化に分かれる。
もし外れてるなら、先にI/Oパネルをケースに取り付けてね。
吾輩のはマザボと一体型だったため、この手順は不要だった。
ケースを横に倒し、マザボが天井を向くようにしておこう。
まずケースの搭載スペースを見ると、黒くて丸いパーツが穴にはまってる。
これスペーサーというのだが、こいつを9か所にはめておきたい。
なぜかすでにはまっているものと、はまってないのがあるのが謎。
理由はわからん。
足りてないスペーサーは、PCケースの付属品としてあるはず。
そいつを指で押し込んでおこう。
そしたらスペーサーの位置に合わさるよう、マザボを上からかぶせてみよう。
ここで注目してもらいたいのは、マザボを見ると9か所ほど穴が開いてるはず。
それを目印に置いてみてくれ。
出来たらさらにマザボの穴にネジをぶち込み、9か所固定するのだ。
どこからやってもいいが、仮締めを対角線上に一週分。
もう一周同じ順番で本締めを行うと、上手くねじ止めしやすいはず。
ちなみに吾輩、最終的になぜか中央のネジが締まらなくなってしまった…。
なので8本分しかねじ止めしてないが、完成後の運用はとりあえず大丈夫っぽい。
フロントパネルカバーを引き剥がす
フロントパネルのカバーをいったん外すよ。
この後の工程で、カバーがあるとパーツが取り付けられないので。
さっきの写真では先に外しちゃってたけど気にしないでくれ。
暗くて見づらいんだけど、カバー裏側を見るとこんな感じ。
何か丸い円柱の樹脂が、ケースに食い込んで固定されてるんだけど。
こいつを何とかしてカバーを外したい。
ここは難所。
吾輩も試行錯誤してかなり時間を割いてしまった。
最初はこの円柱をドライバーで押し出し、外そうと思ったんだけど…。
めちゃくちゃ硬く、差し込む角度が微妙なため力が全然入らない。
全然外せず一度途方に暮れちまったぜ。
結局どうしたかというと、カバーの正面に立って無理やり引きはがした。
カバーとケースの間にちょっと溝があり、そこに爪と指を入れて手前に引く。
相当力を込めてようやく外せたのだが、かなり精神衛生上悪い行いだ。
男性でも結構大変で、女性だとよっぽどじゃない限り一人では外せないよ…。
おまけにカバー上部にケーブルがついており、粗雑に扱うと断線するし。
大胆かつ慎重にやらないといけないので、ケース最初の難関だったわ。
念のため外すときは、カバーの正面に立ち自分の胴体で抑えられるようにしよう。
引きはがすときに急に外れるので、反動ダメージがケーブルに行かないためだ。
自分が転ぶのを防止することもできるし。
無事外れたら、ケーブルもケースから分離させておこう。
しばらくカバーは戻さずこのままで。
5インチベイをとっぱらう
この部分を残したい人はやる必要が無い。
あと最近は5インチベイ自体が無いケースも多いし、やる必要は薄いかも。
ただ吾輩はケースファンを搭載するときに邪魔なので、このベイは取っ払うぞ。
光学ドライブなんか外付けでいいんだよ!
活躍の機会はかなり少ないしな。
ベイ自体も数本ねじ止めされてるだけなので、全部緩めて取っちゃえばおk。
ただ金属製のため、ねじが少なくなったら手でベイを支えて作業してね。
外している作業中、突然落っこちてケガするかもしれないので。
フロントにケースファンを付けよう
次はフロントパネルカバーを戻す前に、ケースファンを取り付けたい。
5インチベイのスペースが空いたので、先にフロント側3基やっちまおう。
ここで取り出すのは、Thermaltake製のミクさんケースファン。
3個入り1パックで、フロントには下段と中段に配置。
上段はケースについてた付属のファンを使うよ。
出来れば3つともミクさんファンにしたいところ。
ただどうしても残りの個数を考えると、一つ足らなくなる。
それは後で説明しよう。
ケースを前面から見たとき、フロント上段は見えないので…。
とりあえずその部分は、光らないケース付属ファンを備え付ける。
ただケース内側を覗くと、一か所だけ違和感バリバリなんだけどね(笑)
ミクさんファン1個パックで販売してくれないかなぁ~。
ケースの内側からファンを付けたいところに持っていく。
後は後ろから四隅をねじ止めすればおk。
ただ注意したいのは、ファンの向きが適切かどうか。
風の流れる方向を考えないと、ケース内の排熱が上手くいかない。
ファンの外周部のどこかに、矢印が書いてあるのでそれを探そう。
その向きに風が流れるので、吹く方向をイメージしながら取り付けてね。
ついでにこのケース、そのままだとフロントパネル下段がファンと干渉する。
吾輩も途中で気づいたのだが近くの鉄板を外さないとダメなのよ。
よって3段分全部つけるなら、その辺もいったん確認してみてくれ。
外すなら普通にネジをドライバーでとれば金属が外れるよ。
無事にフロントへのケースファン装着が出来たら、パネルカバーを元に戻す。
先にカバーにくっついたケーブルをケース内に通して、がっちりはめ込もう。
戻すほうが外すときに比べて楽だが、それでもそこそこ大変。
頑張って力を込めるのだ。
電源ユニットをケースに収める
次は電源周り行ってみよう。
購入した電源ユニットを箱から取り出し、本体と付属品を確認。
今回使うのは、SUPER FLOWERの白くてピカピカ光る850Wの電源だ。
白い筐体+フルプラグイン式+ARGB完備という、派手好きな人にはたまらない仕様。
先にケースへ装備する前に、ケーブルの接続をしよう。
フルプラグインなので、必要なケーブルだけくっつければおkスタイル。
使うのはマザボに電力を送る24ピンケーブル。
CPUに電力を送るケーブル。
GPUに電力を送るケーブル。
内蔵HDDとSSDに電力を送るSATAケーブル。
ケースファンコントローラをつなぐ、MOLEX端子付きケーブル。
ユニットのRGBを制御するケーブル。
あとはコンセントとユニットをつなげるケーブルだな。
人によって使うケーブルの量が違うので、全部コネクタを埋める必要が無い。
特にMOLEXは最近そんなに使われない規格らしい。
全く必要ないパターンもあるかもしれん。
吾輩はミクさんファンにがっつり使うので、今回はしっかり使用するで。
ケーブルにはどれ用のモノなのか、パーツ名が書いてある。
あるいはピンの数や端子の形で、どこに使うか判別できるよ。
見慣れない人にとっては、めちゃくちゃわかりづらいけどね…。
必要なケーブルを先にコネクタへセット。
そのあと、ケーブルをケース内に通しながら電源ユニットを入れよう。
ユニットを入れる位置はケースによって異なり、大半は底面。
場合によっちゃ、天井付近にいれることもあるかな。
Versa H26は普通に底面スペースがあったぞ。
ただ厄介なことに、そのままユニットを入れると問題が。
すぐそばの3.5インチシャドウベイにケーブルが干渉しちゃう。
硬めのケーブルってこともあり、かなり入れづらい。
なので今の段階では、シャドウベイも取り外しておくほうがいいかな。
ある程度裏配線が済んだらベイを元に戻せばいい。
そのあと、配線用スリットからケーブルを通しながら各パーツへ接続。
24ピンケーブルはマザボの右側面に端子がある。
CPUケーブルはマザボ左上のピンへ接続。
RGB制御ケーブルは、ARGB対応のピンへ接続。
マザボによってあったりなかったり、複数搭載されてたりするので取説を確認だ。
GPUとSATA、MOLEXは後回しでいい。
こっちは必要なパーツをこの後取り付けるからね。
繋げてないケーブルは、ケース裏で適当に伸ばしておけばおk。
あとはユニットをケースにねじ止めして固定しよう。
ユニット側の穴と、ケースのメッシュ穴を合わせてね。
4隅を対角線上に締めれば完了。
ひとまず今回はここでいったん終了するよ。
ここまででもなかなか大変 でも着実に進んでおります
いよいよ本格的にネジやケーブルが出てきたね。
ネジはなるべく対角線上に、一度仮締め二度目は本締め。
これを心掛けないと、均等に力が加わらず締めづらいよ。
ケーブルは硬いし、ピンへの接続も硬い。
おまけにカチッとした感覚が常にあるわけじゃなく、ちょっとわかりづらい。
この辺から初心者殺し要素が増えてくるよ。
今後はさらに使うパーツが山積みになってね!
比例してケーブルも増えていきます。
さぁ油断せずに、頑張って組み立てようではないか。
今回はここまで。
次回は完成まで持っていきたいな。
あまり長くなるようなら、また途中で区切るぜ。
これピンと端子ちゃんとくっついてるのか?