「ようやくPCを組み終わったぞ!」
「さーてこの後の流れがどうなるかわからぬ…。」
無事組みあがった初心者さん、おめでとう。
一からつなぎ合わせるのは本当に大変だったよね。
吾輩も初めての自作PC、相応に時間がかかったよ。
PCが出来上がったら、当然起動するか確認したい。
起動確認し終わったら、そのあとどうするかの流れを説明するよ。
愛着のわくPC、大事に使ってあげておくれ!
組み立て終了後は起動確認とOSインストール
PCは組んだだけだとただのオブジェ。
使うために組み上げたのだから、やはりちゃんと起動すれば御の字。
自分で理想の形に仕上げた、ここだけの1台でのPCライフ。
それを楽しむために一生懸命作るのよね。
そして出来上がったときの感動は中々強い!
ただプロが責任もって組んだわけじゃなく、あくまで自分は素人。
出来上がっても無事に起動するかどうかはまた別の話。
すんなりいけばいいんだけど、簡単には上手くいかないほうが多いよな。
起動さえしてしまえば、あとはOSをインストールする。
ここまで終わると、普通のPCと同じく利用ができるように進化するよ。
今回はそのあたりの流れをざっとやっていこう。
とにかく最低限起動出来ればどうとでもなる。
完成したんだけどやっぱり問題が発生
ひとまず吾輩も自作PC、よーやく組み立て完了したんだよ。
ケース内に使うパーツも全て収めたし、ふたもちゃんと閉まった。
あとは電源ユニットのスイッチをONにして、パーツに電力を流すだけ。
ちゃんと組み立てができていれば、マザボのシステム画面(UEFI)が出るはず。
まぁBIOSでもどっちでもいいんだけど。
さっそく確認しよう。
まず必要なのが以下のもの。
・画面を映すディスプレイ(テレビでも可)と映像出力ケーブル
・キーボードとマウス
・コンセント
はじめに電源ユニットのスイッチを切り替えよう。
わかりづらいが、-と書かれたほうを指で押し込んでおいてね。
そしてPC本体とコンセントをつなぐと、マザボだけぼんやり光る。
起動前だが、ボードに通電はしているみたいだ。
LEDが仕込まれたマザボはこういう時わかりやすい。
ここで緊張の時。
PCケースの電源ボタンを押し、ケース内のファンが回れば大丈夫だが…。
…。
…。
おかしい、ボタンを押してもパーツが一切動かない!
はい、残念ながら起動失敗です。
嘘やん。
こうなったときがとんでもなく面倒くさい。
一応パーツを買ったとき、お店で起動確認はしてもらっている。
だから初期不良ってことは無いから、間違いなく組み立てミスがあるんだろうな。
マジで一回お手上げ状態だわ。
その後何度か試したけど、やっぱり起動せず。
マザボは通電してるが、起動用の電力まで供給できていない模様。
とすると、ケーブルの接続が間違っているか差し込みが甘いか…。
いったん最小構成で起動確認
お店での確認をしてるので、組み立て中に省いたことがある。
最小構成での起動ができるかどうか?だ。
これをやらなかったのがここで裏目に出てしまった。
しょうがないので、一回組み込んだパーツをばらすほかなし。
ばらした後に必ず必要になるのが以下。
・メモリやクーラーをつけた後のマザボ本体
・GPU(CPU内臓のグラフィックが無いとき)
・スイッチケーブル
この上3つをケースから外し、全然関係ないところで再接続。
箱の上にマザボを置き、もう一度一部の配線を施す。
CPUに内蔵グラフィック機能がない場合、GPUは使う必要があるよ。
吾輩のRyzen 3700Xは無いタイプなので、きっちりGPUもマザボに付ける。
とりあえず電源ユニットから、いくつかのケーブルをパーツにつなぎなおし。
マザボに電力供給用の24ピン。
CPUへの電力供給用の6ピン。
GPUへの電力供給用に8ピン+6ピン。
もちろんユニットとコンセントをつなぐのも忘れずに。
起動画面を確認したいので、GPUもマザボへぶっさす。
映像出力ケーブルは、必ずGPUとディスプレイ同士の端子をつなげること。
じゃないと仮に起動しても、画面が一切出てこないよ。
マザボのI/Oパネルにある端子じゃないからな!
この状態でユニットのスイッチをONにすると…。
またマザボのLEDだけぼんやり光るので、ここはちゃんと通電はしてるね。
そして電源ONのやり方がこれまた初心者殺し。
この状態だと、PCケースみたいに電源ONのボタンがない。
手を加える場所が同じだが、方法は2つある。
マザボ左下の密集した電源ピン地帯を見てほしい。
この中のPOWERピンなんだけど…。
・スイッチケーブルを挿して起動する
の2択が使える。
ただショートさせるとか、一度もやったことないしぶっ壊れそうで怖い。
ここで活躍するのが、あらかじめ用意したスイッチケーブルだ。
というかこの場面でしか使わないんだけど。
使い方は簡単。
ケーブルのコネクタをマザボのPOWERピンへかぶせる。
反対側には指で押せるスイッチがあるので、それを押すだけ。
ドライバーショートの代わりをしてくれるって寸法。
ってか、パソコンの電源って毎回ショートさせてんのかよ…。
初めて知ったわ。
スイッチケーブルをつないだ後、カチッと指でボタンを押してみる。
上手くいけば、CPUクーラーのファンが回って画面が映るはずだ。
さて、いけるか?
…。
ボタンを押した瞬間、ブオオオオという音とともにファンが回転。
少し待つと、無事にUEFI画面がディスプレイにでてきた!
ちゃんとCPUやメモリも認識されてるのが画面に映ってるな。
ということは、やっぱり初期不良ではなかったということ。
ああああよかったぁ!
できればこの作業、マザボをケースに入れる前に試すのをお勧めする。
本当に組んだ後から、パーツをごっそり外すのはかなりかったるい。
そしてまた元に戻すのも超面倒くさい。
すごく後悔したよ…。
もう一度慎重に組み立て再チャレンジ
とりあえず吾輩が何らかのミスをしていた。
それが分かったので、一回目以上に慎重な配線をしていこう。
端子の接続先は間違ってなかったはず。
とすると、一部端子の向きがダメなままはめてしまったか?
あるいはピンの差し込みが甘かっただけなのか?
おそらく、この2つのどちらかである可能性が非常に高い。
なので細かいところを再確認しながら、また配線を行う。
ピンの向きは間違ってないかとか。
全部のケーブルをちょっと強めに押し込んでおくとか。
そんなこんなあって、もう一度ケースに全部収納したよ。
さて初めに戻り、ケースに入れた状態で起動確認だ。
次こそ成功してくれ…!
コンセントにつないで電源ユニットのスイッチをチェンジ。
またマザボのLEDだけ光るので、恐る恐るケースの電源ボタンを押す。
…。
…!
CPUクーラーのファン、たくさん入れたケースファンが全部回り始めた!
最小構成での起動と同じく、ぶおおおおおという音が鳴る。
そのままUEFIの画面がちゃんとディスプレイに出力。
無事にデスクトップパソコンとして起動できたね!
まばゆいばかりに、いろんなパーツが七色に光りだして(笑)
これで最後の難関は突破できたな。
あとはもう一度電源ボタンを押して、シャットダウンさせよう。
OSのインストール
広いスペースがあるリビングで起動確認をしてたが、場所を変えた。
グッズが密集する吾輩の痛部屋に戻ってまいりました。
まだPCの置き場を確保してなかったので、とりあえず床にドカッと置いとく。
ここから追加で用意したいものが2つ。
・OSインストールメディア(ほとんどWindowsだと思う)
Windows以外のOSなんか使ったことがないため、これでいいのだ。
Win10はUSBメディアなので、光学ドライブ無しでも大丈夫。
ケースのUSB端子にメディアをぶっさし、再度電源ボタンをポチる。
すると32bit版と64bit版どちらをインスコするか、聞いてくる画面に移るよ。
当然64bit版一択である。
いま32bitって、個人で必要なのかなぁ?
写真撮るために画面を眺めてたら、勝手に64bit版がセレクトされた。
選ぶとしばらくのロードを挟んだのち、色々質問してくるよ。
インストールの種類は下段の”カスタム”を選ぶように。
プライバシー設定は、とりあえず全部いいえとか拒否にしておく。
Cortanaも使うつもりは全くない。
途中で、OSのシステムファイルをどこに入れるか聞いてくる。
絶対にSSDへインストールしといてね。
HDDを組み込んでいる場合、選択ミスに要注意。
吾輩のモノだと、1TBが2つあるがどちらもSSD。
6TBのがHDDだ。
ただここで吾輩やらかす。
M.2SSDにシステムをインストールする予定が、思いっきり間違えてた。
2.5インチSSDのほうを選んでしまったのだ。
まぁ起動速度の体感はあんまり変わらんらしいが、前者のほうが爆速なので…。
ミスったなぁ…。
同じ容量同士にすると、判断要素が無くなり超わかりづらい。
やっちまったもんはまぁしょうがねえな。
システムをインスコしたストレージが、いわゆるCドライブ扱いになる。
あとは10分ほどインストール時間を挟み、再起動とか勝手にしてくれる。
完全に終わると、いつものWindows10の画面にやってこれた!
これで使用する準備はすべて完了。
のこりはGPUやマザボのドライバ設定。
あと前のパソコンで使ってたソフトウェアの再インストールだけだな。
ここまでくれば消化試合だ。
各種ドライバ等の設定
いじっておきたいのはこの3つ。
マザボとGPUとメモリ速度の設定だな。
順番に行こう。
マザボは各メーカーの製品紹介サイトに飛ぶとわかる。
大体ページを探すと、いろんなソフトのドライバページがあるはず。
必要なものを探しインストールすればおk。
ここもちもろぐさんの解説ページを見て、ぶち込むものを絞ったよ。
・チップセット(電源プランとか、細かい機能を使うためのもの)
・LAN(マザボに有線LANを刺した時に使えるようにしておく)
マザボのexe.ファイルがダウンロード出来たら、それを起動してインスコ。
画面の指示に従って進めていけば大丈夫。
特に何かいじったりはしてないよ。
GPUはNVIDIAのページからドライバをインスコできる。
プルダウンメニューをクリックし、自分の使うGPUグレードを選択。
唯一迷ったのがダウンロードタイプ。
調べてみるとどっちでもいいらしいが、よくわからん。
とりあえずGame Readyドライバーにしといた。
右クリックでNVIDIAコントロールパネルが開けるんだけど…。
いくつか機能が追加されたらしい。
とりあえずこのままでいいや。
最後はメモリのクロックスピードを上げたりしてみる。
吾輩のG skill Trident Z Royalちゃんは、最大で3600Mhzまで対応。
ただマザボに刺しただけだと、定格2666Mhzで動作するっぽい。
なので、いったん再起動をかけてUEFIに移動しよう。
起動中にキーボードのF5連打。
すると最小構成で起動した画面が出てくる。
この中で、「Advanced Mode」っていうメニューを探してくれ。
見つけたらクリック。
すると別の画面が出てくるな。
さらに画面上部のメニューバーにある「AI Tweaker」を選択。
その下位メニューに「Memory Frequency」があるのでクリック。
あとはメモリのクロック数をいじれるので、お好きなものを。
ただメモリ周波数は、ただ高くすればいいわけでもない模様。
高すぎると却って動作が不安定になりやすいみたい。
なので、とりあえず3000mhz代の中にとどめておこう。
我輩は3,600mhzまで定格のオーバークロックしてみます。
設定を変更したらUEFI画面を終了する。
後は勝手に通常起動されるので、これで準備は万端。
もしきちんと変更されてるか確認するなら、CPU-Zというソフトを使おう。
このソフトで各パーツがどんな動きをしてるか調べられる。
メモリの欄を見ると、設定した値の半分になっていれば大丈夫だ。
これで完全に使用準備がすべて終わったな~。
作って大満足 初心者が組み立てた自作PC
起動トラブルこそあったものの、何とか自力で解決できた。
先人の知恵によって、各種設定もしっかり済んだし。
あとはもうあなたの思うがまま、自作PCを使ってやってほしい。
動画・イラスト編集、ゲームプレイ、動画視聴などなんでもどうぞ。
吾輩のミクさん仕様PCも、置き場を作ってあげたよ。
ここには前のDELLノートPCを置いてたが、役割が交代。
ノートの彼は勇退してもらい、でっかいデスクトップちゃんに頑張ってもらおう。
新人の彼女?は部屋の隅で、主人の荒っぽい使い方に健気な対応を。
今後数年間はがっつり働いてもらうぜ!
よろしくな、派手に光るミクさんPC!
今回はここまで。
やってみて思ったけど、パーツ選定が一番楽しかったなぁ!
実際の組み立てはとにかく大変だったイメージしかない…。
けど苦労して組んだものは、かなり達成感があるよ(笑)
おにゅーのパソコン、パワフルで大満足!