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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察㉔ Esoteric Orderその②

  • 2025年10月1日
  • 2025年10月1日
  • ARCAEA

記事公開日:2020年6月14日
最終更新日:2025年10月1日

 

「解けた現実を見たとき、彼女は一体何を思うのか。」これがその世界の理を解き、真実を突き止めようとする探求者の姿である。

さて今回は、サイドストーリーの”Esoteric Order”後半部を追う。自らの意思でカロンを作り出した後のお話になるよ。

 

Arcaeaストーリー Esoteric Order②

前回の物語は、初めてラグランジュがゲーム内というか、Arcaeaの世界での目覚めから少し経った後の話から始まった。

他キャラ同様、以前の記憶や自身の情報が無いままであるがそこにはあまり興味を見せず、今いる世界の果てで続きの世界を作るために動き出す。

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そこで見つけた見たことのある光景を映した記憶の硝片を覗いた後、何か思ったのか自分で”カロン”という使い魔を作り出した。

本記事では、カロンと共に行動を再度起こし始めた後のお話。さて、この先一人の少女と一匹の使い魔にはどんな未来が。

 

AegleSeeker降臨

https://arcaea.lowiro.com/ja

 

ストーリータイルでは、前回に引き続き一本道である。ただし、9-5以降は隠し楽曲ではないものの”Aegleseeker”という曲の解禁が必須。もちろんラグランジュ自身も。

特殊演出付きの曲で高難易度ではあるが、最低難易度区分のPASTで解禁すれば続きは読める。なので話を読むだけなら別に苦労しないから心配しないでね。

 

9-4

ラグランジュは虚無領域をカロンという小さな衛星と共に歩きながら、「この世界を作った神はいるのか」と思いを巡らせる。空間は歪み上下左右が反転し、歩くたびに地形や道が感情のままに変化する。

白い世界で何度も見かけた“アノマリー”──現実を破る渦や奇怪な具現化──がここでは群発しており、意図のある創造ではなく発作的・偶発的に現れるように見えるため、彼女は創造者の存在に疑念を抱く。やがて黒い渦に近づくと、周囲の記憶硝片が吸い込まれ薄れていき、世界の端が近いことを実感する。

勇気を出して渦の中に手を入れると、彼女の身体が銀色の糸状にほどけ始め、造られた「肉塊」であることに確信を得るが、カロンが体当たりして糸を巻き戻し、身体は元に戻る。最後にラグランジュは自分がこの場所の「主人」であると受け入れ、カロンとともに行けるところまで進もうと決意する。

存在の不安と創造の謎を抱えつつも、歩みを続ける覚悟が描かれている。

 

虚無が広がる暗い領域を少女が歩いていく。この世界に堕ちてから以前に居た、白い場所ではアノマリーと呼ばれるものを見てきたが、この虚無ではそれらが群れを成す。

見えた黒い渦は体をバラバラにするが、カロンのおかげで元に戻ったという。ここでラグランジュは、自身が「この世界の創造主」だと確信を得たようだ。

ただそれでも、もともといたはずである別の創造主は謎に包まれており、何とか解明したい気持ちも現れているみたいだね。

ダッフィー
無茶なことしてんな。

 

9-5

ラグランジュは虚無領域の深みで、自分と世界がどこまで壊れているかを突きつけられる。ここでは空間や時間の感覚が消え、声も音も意味をなさない。身体感覚が失われると精神も分裂しそうになり、彼女は「誰がこの場を作ったのか」「なぜ私の過去を奪ったのか」と神(創造者)を問い詰める。

怒りと吐き気、虚無への嫌悪が湧き上がる中で、彼女は自分が硝子のような「造り物」である可能性を突きつけられ、身体がほどける感覚を味わう。しかし、傍らの衛星カロンが支えとなり、ほどけた糸は巻き戻される。

絶望と怒りの果てに、ラグランジュは救済と称されたこの場所が「逃避」でしかないことを見抜き、自分ならもっとましな世界を作れると覚悟する。光を見据え、失った腕や自分自身を取り戻すことを誓い、真実を丸ごと持ち去るのではなく「忘れはしないが運びはしない」と決める。

最後に彼女は、自ら造り直す意志を胸に、虚無から一歩を踏み出そうとする──世界の欠陥を見据え、創造者に代わりより良い秩序を生む決意が固まった。

 

この世界と自分は壊れている。虚無空間に居る彼女は、見えない別の世界の創造主に様々な感情を持って問い詰める。がしかし、わかったことは単なる逃避であること。自分が何者かもわからず消えていくのは絶望であるが、そんな世界なら自分が作り変えてしまえばいいという、壮大な決心が固まった。

そう、彼女こそが今よりずっと良い世界の創造主として顕現するように…。なんとなーく宗教っぽさを感じるのは自分だけだろうか。

クロミちゃん
止めなさいよアンタ…。

 

9-6

Arcaeaは不可能に満ちた世界で、彼女は虚無領域で自分の身体や過去の欠片を取り戻し、衛星カロンと共に戻ってきた。なぜ最果てへ至ったのか、詳細は分からないが、そこで得た確信は明確だ――この世界は脆弱な魂や欠落が織りなす“牢獄”であり、理性的な設計者はいない。

だからこそ無意味に見える混沌や発作的に現れる「アノマリー」が生じるのだと理解する。

彼女は自分がただの被造物かもしれないという不安を経て、それでも主人として行動する決意を固める。カロンを抱き上げ、無言の相棒に問いかけながら二人は再び記憶の群れへと向かう。そこでラグランジュが見つけたのは、時間がねじれた特異な硝片――裂け目の向こうに映る、光と影のふたりの少女とやがて訪れる「終焉」の予兆だった。

滅びへと至る悲劇的な結末を見守りつつも、彼女はどこか笑みを浮かべる。矛盾と痛みを内包した光と闇の舞踏こそが、この世界“Arcaea”の本質であり、ラグランジュはその混沌の只中で歩みをやめない。

 

不可能だらけの世界で、虚無空間に居た彼女は何とか戻ってこれた。結局のところ、ここは様々なマイナス要素が含まれた”牢獄”と言えることが分かった。

自分は”造られた側”の存在とはいえ、世界の主人になり替わろうと画策するのだ。そしてある記憶の硝片を見つけて覗いてみると…。

光と影の少女2人を巡る終焉の予兆。悲劇的なはずなのになぜか彼女は笑い、これこそがArcaea世界の本質だと感じたみたい。

 

なるほど、どうやらラグランジュは光ちゃんと対立ちゃんの死闘について、硝片越しに覗いたんだね。ある意味、観測主となった。

そしてこの状態こそ、全員にとって暗い影を落とし続ける退廃的な世界の純然たる姿であると。うーん、あまり後味は良くないな…。

コール
ほぼ全員、しんどい目に合ってる~…。

 

その光に私は救いを見出すのです

ラグランジュちゃんの望みは叶わず、しかし自分こそが良い世界を作り変えられるという確信を持ち歩みを進めて行く物語。

最後にメインストーリー第一部で繰り広げられる、光ちゃんと対立ちゃんの激闘を見ていた事実が発覚。その場にいなかったけど。

and in that light, I find deliverance.

 

今回はここまで。ラグランジュも決して良い状態で過ごせているとは言えないものの、まだ絶望感はそこまでではない感じ。次のサイドストーリーは、双子の姉妹が主役になる”Binary Enfold”の場面へ移行しようかな。

ちびキャラ(Arcaeaストーリー要約&考察記事誘導用)
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…このほかにもここでは、色んな楽曲パックと共に実装されたストーリーの要約と管理人の考察を投稿してるよ。…気になる物語があったら、まとめリンクから個別の記事に飛んで読んでみて…。

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