「パソコンの壁紙を設定したら、思ってたのとなんか違う!」
「横や縦に黒い部分できちゃったんだが、何とかならん?」
お気に入りの画像を壁紙にしても。画面いっぱいじゃないとなんか嫌。
そこで今回は、なぜ壁紙がいっぱいに広がらないかを説明しよう。
使う壁紙の解像度と画面自体の解像度がとても大事。
ここを合わせずにそのまま設定すると、変な風になっちゃうよ。
画面の解像度と壁紙の解像度合ってる?
パソコンってデスクトップ画面を表示すること多いよね。
立ち上げてからしばらくすると、こういう画面にきて操作可能になる。
ここからパソコン内のアプリを開いたり、ネットサーフィンをしたりと。
その度にこの画面に戻るので、見る頻度はやっぱり高い。
とすると、特に自分用のパソコンだと好きなモノに設定したくなる。
誰でも簡単にカスタムできるのは、この画面における背景だ。
いわゆる壁紙の設定をしてお好みの画像を使えばいい。
しかし、適当にネットから画像を手に入れていざ設定した後に…。
「あれ?、何か壁紙が想定通りに設定されてなくね?」
となることがある。
画面端が黒くなったり、一部しか表示されなかったり。
そうなった時、確認したい箇所が2つあるのね。
使っている画面の解像度と画像の解像度、きちんとあってる?
ここがあってないと、きっちり全画面で表示できないんだよ><
解像度=表示できる領域の広さ
なんで壁紙を設定しても場合によっては上手くいかないか。
画面と壁紙用画像の解像度が合っていないのだ。
もっとざっくりいえば、お互いの大きさがそろっていないってこと。
例えば大きな箱にモノをしまうときをイメージしてほしい。
出来れば使う箱限サイズの限界までしまいたいとする。
箱の大きさよりしまうモノが小さくないと、当然そこに入らない。
ただモノのサイズがまちまちだと、箱一杯にはしまいづらい。
とすると、なるべく一つで箱サイズと同じものをしまうのが一番良い。
そうすればピタッと収まる可能性が高いからな。
それと似たような原理で解像度もいえる。
画面の解像度=箱のサイズで、壁紙の解像度=しまうものだと思ってもらえれば。
だから画面いっぱい(箱)に壁紙をしまう(壁紙の設定)をする感じか?
両方大きさを合わせないとぴったりはまらないんだよ。
合わないと思ったら、念のため両方確認してみたほうがいいかな。
画像解像度の違いを検証してみよう
実際に合わなかった時だと大体こうなる。
吾輩のパソコンでサッと確認してみるぞ。
とりあえずCanvaですげえ適当に作った画像を使ってみよう。
デスクトップ背景はあらかじめ、デフォルトに戻しておいた。
そして画面中央に作った画像を2つ用意。
解像度が違うだけで、それ以外は全て同じだ。
こいつを背景に設定してみるぞ。
まず最初に、画像の解像度から確認する。
アイコンにカーソルを重ね、右クリックを押してメニューを出す。
一番下に“プロパティ”があるので、それを選択しよう。
そしたら詳細タブを選び、下のほうにイメージと言う項目が見つかる。
するとその画像の解像度がここに表示されるのだ。
今選んでいるやつは、横1920×縦1080の大きさ、
Full HD相当ね。
因みにもう一方の画像は横2560×1440。
こっちはWQHD相当の大きさだ。
念のため、画像ファイルを開いて表示させてみようか。
試しに画面いっぱいの状態で開いてみると…。
前者がFull HD。
後者はWQHDの解像度。
Full HDだと画像の周囲に黒帯が出来てしまっているな。
これは画面の解像度と会っていないことがわかる。
反面WQHDのほうはぴったり画面いっぱいまで映ってるね。
因みに画面を映すモニターの解像度はWQHDにしてるよ。
もう結果は見えたようなものだが、実際に壁紙として使ってみると?
やっぱりFull HDでは壁紙にしても、四隅に黒い部分が出てしまった。
だからこのままではどう頑張っても画面いっぱいには出来ない。
このちぐはぐ感が凄いな…。
じゃあWQHDサイズのほうを使ってみるとどうだ?
お、全く黒い部分が出てこないね。
しっかり画面いっぱいまで表示されているので、問題なし。
これなら使う画像次第で理想の壁紙に出来るかな!
解像度が足らなくても画面いっぱいに表示は出来るが…
使いたい画像、どうしてもサイズが小さい。
解像度が足りていないものしか見つからなかった…。
そんなときでも、場合によっては一杯に表示出来ることもある。
さっきのFull HD背景にした状態で説明するよ。
背景カスタマイズの画面を開いてみよう。
すると今まで壁紙に使っていた画像がいくつか出てくる。
このメニューの左下に、“画像の配置”というプルダウンが見つかる。
今は中央表示になっているが、御覧のようにいくつか形式が選べるよ。
その中の“画面に合わせて伸縮”を選ぶと、こんな変化が訪れる。
背景を見ると、ちゃんといっぱいまで表示されるようになったね。
大丈夫ならば右下の“変更の保存”をクリックすればおk。
2560×1440の画面に対し、1920×1080の画像でもフルで表示できたな。
使う画像によっては、こういう風に対処もできるときがある。
うちのタートの指摘のように、いつでもこうなるわけではないところが注意。
映す画面の縦横の比が合っていないと、上手く表示されないのだ。
またさっきの画像で、解像度を思い切り替えたのを用意したんだけど…。
その時撮った写真を背景に使ってみることとする。
この画像の解像度、縦1200×横800なのよ。
ちょっと縦長の画像で、今のモニターの解像度よりだいぶ小さい。
PC画面の向きは横長なのに、この画像を背景化したらどうなる?
まぁそりゃあこうなる。
縦と横の比が画面と会っていないと、上下と左右の黒帯の割合が違う。
今は中央に表示しているので、写真自体は普通に映っているが…。
画面幅に合わせて伸縮させると、確かにいっぱい表示は出来る。
ただ明らかに横に画像が伸びて、とてつもなく不格好だよね。
横に太った感じの壁紙になってしまった。
これ、まだ無機質なものを映した写真だからこれで済んでるけど…。
人が映った画像を背景にしたら、それはそれで悲惨な見た目だろう。
だから解像度が足らない画像は、こういう事態になる可能性がある。
なるべく最初からよく使われる解像度の画像使用がお勧め。
余計な設定が殆ど不要だからね。
・1920×1080(Full HD テレビやまあまあ性能のノートパソコン、一般的なPCモニターに多い)
・2560×1440(WQHD 最近のPCモニターで数を増やしてきている解像度
・3840×2160(4K 実用的なレベルで最高クラスの画質 テレビはよくウリにしてるよね)
背景設定前に壁紙とモニターの解像度を確認しよう
壁紙用画像で検索をかければ、大抵はピッタリのサイズが多い。
ただどうしてもそこじゃなくても使いたい画像ってあるよね。
それだと大体、画像の解像度が画面と合わないんだ。
だからそのまま設定すると、さっきみたいに黒くなったり伸びたり…。
おかしいと思ったら、画像と画面の解像度を一度確認してみよう。
設定次第では上手く表示できる可能性もあるので、トライしてみてくれ。
あなたのデスクトップ画面が、好きなもので覆われる理想の形。
じっくり追及してみてはどうよ?
今回はここまで。
因みに低い解像度を大きい画面いっぱいに映すと…。
めっちゃ画像がぼやけることもあるので注意。
画面に合わせて伸縮はそんなに万能じゃないよ。
あれ?、何か壁紙が変な風に。
もしかして…。